2017/08/16.Wed

納涼額縁 (ちょい古の額縁とアルフォンス・イノウエ『見えない力』)

気付けばもう2週間ほど経っていて、何をしていたかといえば、
まぁちょっとお疲れ休みであったような。。
というか、いつもなら太平洋高気圧万歳な8月が、
これまでのところ台風5号と12号で散々なのである。
自分が気象病であると理解したのはいつであったか、、
春秋にはいつも体調を崩すことには早々に気づいていたものの、
それが世で気象病と呼ばれていることに気づいたのは比較的最近である。
気圧変動に弱く、いつも低い血圧がさらに下がって大変に辛い。
うっかりすると自分でも怠けている様な気持ちになるので、余計に辛い。
台風の場合、勿論接近時もしんどいけれども、何よりも
発生前後とか、あるいは通過して離れていくときなどがいちばん堪える。
5号はとにかく発生からずーっと辛く、ようやく過ぎ去って楽になったはずが
やけにしんどく、どうしてかなと思っていたら12号が発生した。。
そんな訳で、背中痛がひどくて寝ていられなくなり、久々の更新なのであった。
・・・しょぼい愚痴ばっかりでスイマセン。

そんな三毛庵も、ほちぼち市へも繰り出している。
近ごろは、お手頃なもので遊ぶのが楽しいので、いわゆる「骨董」なるものには
なかなか手が届かない。古道具でちょっと遊べそうなものとかそんなもん。
どこかのデッドストックらしき額縁が売られていた。
定価で買うよりはお安いが、うれしくなるほどお買い得でもない。
とはいえ、多少古びがついてアジといえなくもなく、
額縁屋へ行く手間も省けるから買って損でもないか、と合理的に考える。

取り敢えず帰って、丁度シートで置いてあった銅版画を入れてみる、
おぉぴったし!!

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多少ダメージがあるのが、ちょっと時代を経た絵に見えてよろしい。
縁の飾りがなんだかホネっぽくで骸骨の絵が最初から入っていたようで満足♪

IMG_2800.jpg
(アルフォンス・イノウエ『見えない力』)

額と版画の取り合わせが気に入って、お盆にちょうどよいか!?と
まさかのに玄関に飾っていたら、やってきた友人が肝を冷やしていた。
みんな最後はホネになっちゃうんだけれどね!
終戦の日も過ぎて、京都では五山の送り火である。
いつの間にか夜には虫の声もするようになり、庭の草木も疲れたように生い茂っている。
だんだんと季節も滅びゆくようである。

ひと月あまりで、引越して一年になる。
一年前、最初に飾った絵を取り出して、飾ってみた。
永くて短いような一年であった。
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ものたち | Comments(0)
2017/08/02.Wed

無名ということ (時代不明のマヨリカのお皿)

東京ステーションギャラリーで開かれている不染鉄の展覧会はなかなか好評のようだ。
故郷の東京ではほとんど忘れられた存在であったので、再評価が進むことを願う。
不染鉄のような画家を知るにつけ、(世間的な)大家になるためには
実力も必要だが、画壇に属することが前提であるということをつくづく思う。
言い方は悪いけれども、有名になれば売り絵を描くだけでも安泰なのだ。
画家に政治的なものは本来必要ないようにも思うけれど、
忘れられてしまえばどんなに佳い作品でも後世に残るとは限らない。
なので個人が有名無名に関わらず佳いと思うものを大切にするということが、
いつか後の世の人たちへの贈り物になるのだなぁ、と思う。
(まぁ、三毛庵などは佳いと思えても「有名」では手が届かない、という事情であるが。。)

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休日のお昼の定番、袋ソースをかけるだけパスタ。
でも、お気に入りのお皿で食べればご馳走なのである。

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(23.3cm)

不思議な黒いお皿は西洋のものであるが、何かは不明である。
というのも、売られていたパリの骨董屋も分からない、との由。
そのような場合、バッタもん、と考えるのが筋であるのかもしれないが、
気に入ってしまったのである。
なのでずーっと使ってみていいか悪いか考えるのであるが、
パスタが美味しいので自分の中ではお気に入りに分類されている。。

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色々研究の結果、様式的にはイタリアのマジョリカ(マヨリカ)であると思う。
でも時代はと言われると???である。
余りにもコンディションが綺麗すぎるし、高台径も大きいので、
まぁバッタでなければ近年のレプリカか?って思うのであるが。。
でもレプリカとしても上手な絵なんだよなぁ、、
縮こまらず伸び伸びと迷いのない線で、図柄の配置も現代であれば
理路整然とするものであるが、自由にいっぱいに描かれていて、
どういうものであれ、三毛庵はこれを描いた人をいたく尊敬してしまう。
それに黒地は珍しいけれど釉薬の色は古典的だし、
虹彩も出ていて、そういうところは時代感があるのがまた解せない。
小鹿?の図柄もつまりはジビエで、唐草のような装飾を含め
ルネッサンスな気分である。
なのでやっぱり、これ描いた人尊敬するなぁ、、と思うのである。

という訳で、青い色が気に入ってこれを買ったのだけれども・・・

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(19.8cm)

残っていたほかのものも買い足した!
これは一回り小さいお魚と貝の図。
(これもちゃんと食べ物の絵柄である。)

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ほら、こんなにアップにしても線が硬くない。

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(23.3cm)

こちらは青い小鹿のお皿と同じ大きさの鴨と兎の図(やっぱりジビエ)。
のんちゃんのパスタ用である。

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兎も鴨もクラシカルである♪

IMG_2788.jpg

高台はこんな感じ、全く新しくはないけれど。。
まぁ、気に入ったのだったら何か分からなくてもいいのかもしれないけど、
でもやっぱり氏素性が分かればなぁ・・・。

このような、一見ムダな個人の購買行為の積み重ねが
不染鉄のように忘れられかけた存在の再評価に繋がることもあるのだと
言い聞かせてみたりはするのであるが、
とはいえ世に流通していないものをいいと思うのって勇気が要るな(笑)。


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おまけ、おやつに久しぶりになが餅!アイス珈琲で。
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ものたち | Comments(0)
2017/07/29.Sat

子供の領分 (昭和の犬のぬいぐるみ)

おもちゃ系のふるものを買うとき、いつも不思議だなぁ・・と思う。
なんとなく好きな時代感というものがあるのだ。
まぁそれは人それぞれの好みなのであろうけれど。。
自分の子供時代のものなどは懐かしいなと思うから分かるような気がする、、
でも三毛庵の場合は、もっと昔のんがどうやらお好みのようだ。
何故って言われても、相性のようなものだろう。
(好きということには理由は要らないのだ。)

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センス良しな紺色の耳と尾っぽのわんこである。

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子供騙しぢゃない感じ、
こんな配色のぬいぐるみをもらったらうれしいだろうな。
おろそかでないというのは子供には分かるものである。

もっとも、子供の頃の三毛庵はたまに子供だましな服など羨ましかった。
三毛庵の親は子供にもきちんとした紺色のワンピースなど着せたりしたのだ。
(それが今の三毛庵の好みによい方向で反映されていることを願うものである。。)

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体躯もなかなか繊細な描写。

IMG_2775.jpg

反対側・・・はちょっと目が緩んでいて、捺すと戻るのだが、
これってボンドなんかで止めていいものだろうか、などと思う。

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(体高:約21cm)

目が合って、連れ帰ってと言われ。。
嗚呼、また目のあるものが仲間に増えたのであった。
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