2017/02/26.Sun

市にも春 (源内焼陰刻豆皿とジョウロ)

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市をぶらぶらして中村軒に寄り、麦代餅を買う。

もうすぐ雛祭りであるので、市には雛道具がたくさん並んでいた。
ちびこいもん好きの三毛庵もあれこれと物色する。

甘さ控えめの麦代餅にも、ちびこいのんがあって、
本日はそのミニ麦代餅のほうにした。
ミニだから載るかなぁ・・・と豆皿に載せたら溢れた!!
麦代餅にはきな粉が掛かっているので、大きいお皿に盛るのが正解のようである。。

まぁでも、この楕円のお皿を使ってみたかったのねぇ。
楕円のお皿といえば珉平焼のが有名であるが、
和菓子を載せるといたく可愛らしく、勝手がよいものである。
さて、このお皿は珉平ではなく、源内焼であるところがウリである。
珉平のバタ臭さ(って昭和の死語なんですね、姪にどーゆー意味?
って聞かれた!)もよいけれど、源内焼の土っぽさも捨てがたいなぁ。。

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同じお店で分けてもらったのだけれど、文様が違っていて
黄色いほうは桐文?(桐文の桐って岩桐草みたいだな。)

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緑色のほうは龍文。
なかなか和菓子が映える、うれしいものである。

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庭ではひそやかに春が始まっている。
仮住まい中は鉢で持ち越したヘレボラス(クリスマスローズ)を
地に下ろしたのだが、そろそろ開花である。
忘れずにやってくる春に感謝、である。

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とくにお洒落なお庭を目指しているわけでもないのであるが、
ぶらぶらしていたら素敵なジョウロを発見!!
古物で水を遣るのはテンション上がるなぁ♪とすでにあたまは妄想でいっぱい。
この日はのんちゃん曰く、鉢カバーになる?香炉とか、
明らかに小さな鉢を載せるのにうってつけの鉄の金具とか、
どういう訳かガーデングッズな日なのであった。
いいなぁ春って、ほんと。

<お庭の備忘録↓>
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2017/02/24.Fri

春はあけぼの (万古焼色絵貝文皿)

ひと雨毎に春がやってくる。
何かが始まる前の2月、僅か28日しかない贈りもののような季節である。
なんだか早くに目が覚めて了う。
春の気配で何とはなしに体調が不安定になり始めているのかもしれない。
いや、数日はしゃぎすぎて疲れているのかな。
窓辺に置いた、ムスカリの鉢植えからほんのりとよい香りがする。
あんまりムスカリの香りを気にしたことなかったな。

先日、不思議なお皿を手に入れて、ずっとああでもない、こうでもないと思案している。
見かけない西洋のファイアンスなのであるが、
見かけないのは自分がそんなに洋ものを見ないせいだろうか?
いろいろの入手の状況からして、他愛のないものであろうことは明白なのであるが、
何なのかが、さっぱりなのである。
いや、三毛庵の妄想によると、どこの国のどういう様式のものかはなんとなく
あたりがつくのであるが、時代がさっぱりわからない。
正確には、まぁそれほど古くもないものというのが妥当なんだろうけれど、
思いのほかこころを動かされたので、どうも腑に落ちないのである。
で、なんだかずっとこころがそわそわして、春の陽気も手伝って不安定なのである。

骨董をやっていて愉しいのは、何かを見て「きれいだなぁ」と思うこころの不思議である。
ましてや、それが何かを知らずにいるときほど、
「きれいだ」とこころを動かされることに驚くのである。
いったい、自分は何に驚いているのだろう?「きれい」とはどういうことなのだろう?
三毛庵は、そういうことを概念として捉えることがあまり得意とは言えないので、
例えばこのファイアンスがどういうものかを知ることで、
何かその答えに近づけるような気がして、一生懸命調べたりするのである。
例えばの話、それが江戸前期の古伊万里である、と分かったところで
こころを動かされた理由にはならない。
ならないけれども、当時の職人のことや時代のこと、
そのようなきれいなものが生まれる背景を想うことで、ほんの少しだけ
お皿の声を聴くことができるような気がするのである。

あぁ、日本のおうちにきて戸惑っているこのお皿は、
まるで迷子になって古より届いた便りのようで、
封を開いた三毛庵は、ラテン語でも見るようにフシギな面持ちなのである。

さて、そんな話とはまったく関係はないのだけれど
先日お菓子をいただいた。春を先取りしたお菓子である。

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春になったら使おう、と思っていたお皿に盛る。

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他愛のない万古のお皿であるが、貝文が何だか嬉しい。
今や貝類は身近な食材とは言い難いものであるが、
春は貝である♪

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(一辺:10.7cm)

見ているだけで、ソワソワするなぁ!

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庭のガランサス(スノードロップ)。
同じ球根草でも、日本水仙は三毛庵の中では冬の花であるが、
ガランサスは早春の花のイメージ。
一番小さい春である。
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2016/12/06.Tue

梨鉢様 (鹿背山焼銅版手鉢)

このところ、骨董市に行けないほどのお疲れです。
というか、社会人を全うできるかちょっと案じる。。

そんな訳で、週末は真っ当なご飯を食べることに専心するのみである。。
この時期、苺が出回るまでのデザートといえば毎年新興梨で、
結構大きいヤツをのんちゃんと半分こする。
なので器もそこそこデカいものが必要で、に入れたりするのである。

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全くもってナゾの図柄の印判であるが、知ってる人は知っている、
鹿背山焼の銅版印刷である、、、と思われる。

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思われる、というのもいい加減だが、普通の印判として手に入れたのだ。
今はそんなんでもないのかもしれないけれど、
鹿背山の銅版ってそれなりのブランドではなかろうか。。

どういうところがいいのかなぁ、少しばかり上品な銅版ってところかな?
とか思いつつ、大きさが新興梨にちょうどいいのでデザート用に使ってみた。

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さて、梨が美味しいのである、このでいただくと!
京で生まれた鹿背山焼、銅版って最先端の高級品だったのだろう。
素地も釉薬もはんなりと上品で、淡いお色の剥いた梨を盛っても
なんていうことはないようで、映えるのである。
これはもう主観の問題なので、人様に同意を求めたりはしないが、
少なくとも三毛庵宅では「梨」様なのである。
三毛庵も最初、よく言えば上品、別の見方をすればあんまり個性もないなぁ、
なんて思っていたくせに、
今や毎年この季節になるとうやうやしく取り出すなのである。

いつものごとく、前撮りせずに梨は食べちゃったので、
この仕合せを皆様にお伝えすることができないのが残念であるが、
人様には分からなくっても、自分の中で噛みしめる仕合せって悪くない。
というか、そういうものだよね、仕合せってきっと。

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近所のスーパーで買えて、飲み口や甘さ加減がお気に召した甘酒、
(国盛、とある。)
ちょっぴり贅沢をして、秋田産のアカシア蜂蜜も手に入れる。
お疲れの三毛庵のお助けアイテムたちである。
(嗚呼、本日も脱力なブログである。。)

<庭の記録↓>
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2015/11/16.Mon

差し色 (珉平焼?色絵印刻牡丹文小皿)

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日曜日、篠山で栗おはぎときんとんを買う。
今年のは、そろそろ終いだという。
そういえば、前回買ったときは「初物だよ。」って言ってたっけ。
夏の後ろをそっと歩いてきたと思っていた秋も、いつの間にか終いなのだ。

ほんとうはその日のうちに、というきんとんを今日の分に取っておいた。
栗のお菓子は珈琲にも合う、お友達にいただいたスペシャリティ・コーヒーで。

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これはたぶん上手の珉平。
珈琲のお供に、バタ臭いのがよろしい。
雑多な日々、名残りの秋にほんのり色を差す。
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2015/10/29.Thu

旅する骨董 (豊楽焼盃ふたつ)

旅先で骨董を見るのは楽しい。
もともと好きなものをふだんと違う風景の中で見るというのは新鮮だし、
ご当地ならではのものがあったり、
逆にご当地ではないのでお買い得なものがあったり
(このあいだの三田の徳利はそういうものであった)、
品揃えにもなんとなく土地柄のようなものがあったりして、
詰まらない箱モノ見学などするよりはよほどその土地を味わえる。
なので、いつも浮かれて骨董屋を覗いているのであるが、
先日は浮かれ過ぎてへんなものに引っかかった。
今になると地元なら買っていないようなもので、
どうしていいと思ったのかなと首をかしげてみたりするのであるが、
まぁそういうこともある。
カンジンなのは二度はやらないということだ。たぶんね。。
(失敗は問題ではないが、そこから学ばないのは問題なのだ。)

さて、またも勝手にひとのものを拝借してネタにする。
のんちゃんが東の京に行ったときに手に入れたものだ。

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豊楽さんの盃である。
やきものなのにオモテが漆塗りなのが特徴で、内側は織部風が多い。
漆が塗られていることで、しっとりと上品な味わいがあって佳いものである。
名古屋のご当地焼なので、かの地で見つけたのであれば
風情もあろうがお値段も高かろう。
こういうものが東京の市に並んでいたりすると、あれっと思うのである。
「骨董」とか「酒器」という分野でみると、愉しみの多いものだと思うのだけれど
「骨董」に過ぎるのか?東京では控えめなお値段設定であったと記憶する。
スタイリッシュな骨董たちに紛れて目立たないのはラッキーに思えた。

こちらは、玩具尽くしの黒漆。

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内側は豊楽焼の定番、織部釉が掛かっている。

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茶色いほうの蒔絵は葦雁文様。

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内側には可愛い八重桜で、春秋になっている。

東京なら隅田川焼などに憧れるところであるが、
こんな拾いものをするのも旅の思い出なのである。
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