2017/05/21.Sun

小さい花の家 (小さな花籠)

和室に織部床風のニッチを作ってもらい、
軸もお花も掛けられるように、引っ込められる無双釘を取り付けてもらった。
建て替えに当たって、ちょっとだけ欲を出したのは、
絵を気軽に掛けられて、小さい花も飾れる家にしたい、ということであった。

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三毛庵はけちぃので、ざっくりとお花を切ることができない。
というか、ちょっとずつあれこれお花を育てるので、
ざっくり切ると翌年の分がなくなってしまうからなのだけれど。。
なので、惜しんで切った花を生かせる場所が欲しかったのである。

そんな訳で、花を入れるものも小さいとありがたい。
気温もぐんぐん上昇した今日、これからの季節にぴったりの小籠を見つけた♪
冬越しして咲き始めた河原撫子の花のサイズ感から分かるように、
10cm × 11.5cm、小さな花を挿すのにちょうどよい。

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(落としが無くって、例によってのんちゃんのショットグラスを拝借!)

こんなに枯れて、繊細な細工で、三毛庵好みのちびっこで、と
3拍子そろったお利口さんなのに、さらにゴキゲンなことには
夢のオカイドク価格(笑)で譲っていただいたのである!!
庭のお花が切れるぐらい咲いてきて、ふるものの神さまが
ちょっとサービスしたろか、などと思いついてくれたのであろうか。
こんな素敵な籠に入れるのであるならば、
ド素人の花でも、切って了ったお花にも申し訳が立つというものだ。

さて本日のふるものの神さまはこれだけではなかった!
あれ?このコップ・・・と目を留めたこちら、

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(高さ9cm弱)

純度の高いお色味なので見逃しかけたけれど、これって古くない???
手に取ると丁寧な造り乍ら微妙にたわんで、吹きガラスのようである。
質感も心地よく、水の塊りのような澄んだお色は期待大!である。

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(うーん、三毛庵の腕ではこの品佳い硝子のお色が出ない。。)

家に帰ってそっとブラックライトを当ててみると、実によく反応!!
おー大正ぐらいあるのかな~。
なかなか端正でこういうのは却って古かったりするものだ。
まぁだからってどうということはないのですけれどね、
でもでも、なんとふるものの神さまはこれにも夢のオカイドク価格なる
値札を貼っておいてくれたのである♪
(ひっそり昭和のガラスの中に潜ませてあったけれど!)
神さま、ありがとうございまする。
(とつぶやく横で、のんちゃんがもう一個ないのかな、と
一緒に使えないのをザンネンそうにしていた。)

結局本日の三毛庵は、この二つを思いがけず手に入れたのをいいことに、
余ったお小遣いをほかのふるい硝子に投入してしまったのである。
まぁ、天下の回り物は余った時にどこかに回す勇気も必要なのだ、きっと(笑)。

本日のベイシーズ・パープル・ローズ、いっぱい咲いた♪

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こういうルゴサ(ハマナス)系の風景が綺麗だな、と
思えるお年頃になったのねー。

暮れ方、あまりに好天が続くので水遣りをしていると、
「わ、黒い花♪」

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(あり得ない位置に咲いていたので、上手く撮れなかった。。)

もちろん、自分が植えた花である、クレマチスの「ロマンチカ」。
光線の加減によって、「黒い」と感じる魅力の多い花である。
もう少し咲いて、平開する。
丈夫なのもよくって、マニントン・モーヴ・ランブラーとのコラボを期待し植えた。
モーヴ色に黒、ってなんかよさげだな、という安易な発想である。
いずれも今年、地べたで咲いているのだが、
来年フェンスいっぱいに咲く姿を妄想し、実に満足するのである。

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ものたち | Comments(0)
2016/10/19.Wed

地面に床面に (吹きガラス脚付コップ)

土曜日に庭木を植える。
アオダモ、コハウチワカエデ、夏椿、ヤマボウシ、、
アオハダ植えたいな~と思っていたが、暖地では成績が悪いとのことで
代わりにクロモジを植えた。
割合成長の遅い樹種で株立ちのものを中心に。
それからマホニア・コンフーサも。
「清流」という品種が気になっていたけれど、用事があって行った
ホームセンターに普通のコンフーサがあったので連れ帰ってしまった。

日曜日はお買い物。
インテリアに関しては、カーテン以外新調していない。
だけど、これだけは手に入れるゾ、と意気込んでいたのが絨毯なのである。
ごろ寝ができるほどの大きさの、上質なウールのもの。
地べたリアンな三毛庵家であるので、そういう贅沢ならしてもいいかなーと思っていた。
ついに、お買い物のときがやってきたのである。

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けもののように艶やかな毛並みのラグを手に入れた!
オールド・ギャッベ♪小さな王様の気分になれる魔法の絨毯♪♪
ごろ寝をしたり、裸足で歩いたりして感触を確かめる。
(この日のために、場所を開けるべくダンボの山を整理してきたのである。)
お疲れで帰っても、おうちでギャッベが待っている。
あんがいないかなという、ほどよい大きさの吹きガラスのワイングラス、
炭酸を入れてギャッベのお伴に。。ううむ、贅沢だ。

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ホームセンターでは、大きい株のホトトギスが売られていた。
これは是非に植木のお伴に。。大株なら少しぐらい切り花にも?
それから、処分品なんかもちょこちょこと手に入れる。
テキセンシス系のクレマチス「プリンセス・ケイト」、
処分品にしてはお高いのね~と思っていたら、新しい人気品種らしい。
常山アジサイというのも、、中国原産の植物で
アジアイに似ているけれど、常緑で実もなるものらしい。
常緑だったら根締めにいいかなぁ、意外や潜在能力お高めな様子。

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仮暮らしにも連れて行ったマユハケオモトが花を咲かせた。
冬の寒波で葉が傷んだけれど、新しいのんも出てきたし、、。

ちょっとずつ、暮らしが組み立てられてゆく。
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ものたち | Comments(2)
2016/08/24.Wed

熱帯夜が明け (プレスガラスティーカップ)

今年は晩夏になっての暑さが厳しい。台風もわんさかおるし。。
そのせいか、お盆を過ぎてからの熱帯夜がなかなかに堪えるのである。
あまり冷やすのは好きではないが一晩エアコンつけっ放し、
それでも寝汗をかくのか、朝方のどが渇いて目が覚めてしまう。

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硝子でカップ、というとついついうれしくなって連れ帰ってしまうのだが、
何に使おうかな~と思ったりしていた。(お酒はなんか違う気がする。)
普通のソーダ硝子の耐熱温度差は80℃らしいので、
常温下で熱湯ではないお茶を淹れるならば大丈夫かなとも思うけれど、
ふるいものはやっぱりこわい。

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で、近ごろの熱帯夜が明けた朝、これで冷茶をいただくことを思いついた。
(朝方から何やってんだ、って感じだが、平素泥臭く仕事に埋没しているので、
朝方は是非にも優雅に茶を喫するのである。)

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香り立つジャスミンティーの冷茶を注いで、これで飲むと
喉の渇きもこころの渇きもスーッと引いてゆく。
すきな茶器で一杯のお茶を飲むだけの自分の時間があれば、
そこそこの満足を得る三毛庵である。

それにしても、朝に飲むお茶をいろいろと試しているのだが、
すーっと体に滲みわたっていく気がするものとそうでもないのがある気がする。
寝汗をかいた後だから、ミネラルの量が違ったりするのを感じるのかもしれない。
そこそこのお値段のお茶でも、なんかちょっと違うな~っていうのも中にはある。
でも、当たりのお茶を飲むとからだの細胞が覚醒するような心地。
その昔、栄西上人や明恵上人が中国からの伝来のお茶をお寺の修行の場に持ち込んだ頃、
当時のお茶は、きっとこういうものであったのだろうなー、などと早朝思う三毛庵である。

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ものたち | Comments(0)
2016/07/28.Thu

半人前の夜 (吹きガラスカットコップ)

梅雨が明けたのに何やら天候不順で、難儀している三毛庵。
2,3日体調がよくないのに、今晩は寝付けない。
こういうときは、仕方ない。明日が思いやられるけれど。。

日本人はね、働ける事情の人は働くのんがいいと思うのです。
(もちろん、一般には報酬のない、家事や介護も含めて仕事です。)
だって思うもの、資源の限られた日本では、勤勉なことが資源だと。
(欧米と比べる人の気が知れない。)
贅沢のために働く必要はないけれど、仕事も生活の一部だもの。
だけど、世間でいうように時間単位での効率を上げようと躍起になると、
焦って消耗して、メンタルに影響を及ぼす人も多い。
時間効率はたしかに大切かもしれないけれど、
トシを取ると得手不得手も個性と思えてくるし、出来る管理者って
そういう個性を上手に組み合わせて配置して結果を出していると思う。
努力は必要だと思うけれど、自分の個性を否定するのはよくないと思う。
かくいう三毛庵、管理はキライだし、計画立てるのもニガテだし、
時々ダウンするし、事務処理能力も低い、まぁ社会生活不適合者である。
なので、そういう自分を否定していたころは、心身とても辛かった。
今はもう、そういうダメな自分でいいやと思っているので、少なくとも
こころは健やかである。
ダメな自分を認めてからは、そういうところを人に助けてもらうことも
できるし、得意なところでお返しできればいいや、と思うので、
あんまり卑屈にもならないし、そうするとそれでいい、と認めてくれる人もでてくる。
世間にはパワハラおやじみたいのんもいるから、そううまくいかないことも
多々あるかもしれないが、淡々と自分のできることをすることが重要なのである。
(という訳で、人並みには働けない自分へのエールでした!)

薄く面取りに吹いたガラスコップ
こういう、昭和の初めころかな、きゃしゃなコップにすっとカットしているもの、
今では結構な技術だと思うし、余情があって好きなのだけれど、
例えば氷コップやそば猪口みたいにコレクターズアイテムではないので、
お手軽でついつい連れ帰る。

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画像がしょぼくてスイマセン!

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こういう儚いカットの文様って、きっと永遠にメジャーになることは
ないのだろうけれど、私が私が、みたいなヘンな自己アピールのないところが好きだ。

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このあいだお友達との待ち合わせで見つけた本。
ガラスはこんなふうに撮るのがきれいなんだろうな。。)
ガラスのいろんな系統のものをいっぱいカラーで紹介していて、
ガラスに興味を持ち始めた人には愉しいかと思う。
(『美しい和のガラス』誠文堂新光社)

さて、眠くなってきましたので、ぼちぼち寝ますか。
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ものたち | Comments(0)
2016/05/15.Sun

エアコンの温度 (ダンス文ガラスコップ)

快晴につき、布団をどっさりと干し、洗濯機にじゃんじゃん働いてもらい、
ゆったりブログなど書く日曜日の午前である。

昨日土曜日は通院の日であったのでお出かけし、
絵を見たいものだなぁ、と思って午後は画廊に寄る。
などというとなんだかかっちょいい感じであるが、
絵好きな人たちの吹き溜まりのような画廊なので、
ぺいぺいの三毛庵はいつもネズミみたいにこそこそっと行くのである。
美術館でも行けば、千円ほどの出費で絵が見れるのであるが、
そんな立派なものを見たいわけでもなく、
それに買えるかもしれない絵を見るのと、
ただ指をくわえているほかない絵を見るのは別のことなのだ。
そのくせ、欲しいものがあったら困るなぁ、、などとと思いながら
出かけるのであるが。

さて、山のように立て掛けてある絵の中から(そういう怪しいところです)、
あれこれ引っ張り出していると、えっ、何?と一気に血の引くような・・・。
何か見てはいけないものを見てしまった感じ。
そして、あぁこれとは一緒に暮らさない訳にはいかない、
という切羽詰まった感情。
この「切羽詰まった」感は、やきもののときとは何故かすこし違う。
特に三毛庵、デッサン・スケッチの類いを好むのであるが、
どうしてこんな、ぺらぺらの紙切れいちまいに、と自分でも困惑する。

そういえば昔、長谷川利行のことなどこれっぽっちも知らなかった頃、
本で向田邦子さんの利行を見て、あぁこの画家も、
向田さんもたいへんだ、って思った記憶がある。
どうも、、絵というのはにっちもさっちもゆかないもののようである。
(買ったのは、当然利行ではございません、、当たり前か(笑)。
でもクンクンすると利行と同じ匂いを発しています。)

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さて、気温はぐんぐん上がり、ガラスコップの楽しい季節である。
まだ、ガマンして引っ越しダンボの封印は解いていないのに、
結局堪え切れずにコップを連れ帰る。(ダンボ開けたほうがマシである。)
こちらはのんちゃんが購入。
今とそれほど違わないガラス質、デコっぽいダンス?の文様からして、
戦前ぐらいのものであろうか?

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このマーク、三毛庵は既視感を覚えるのであるが、何であろう。

Kちゃんは、三毛庵がふるもの好きなのはよく知っているが、
ふと思いついたのか、「骨董好きなんですか?」とのんちゃんに聞いた。
確かにふたりで骨董好きっていうのも不思議っちゃあ不思議だ。
(当初はのんちゃん三毛庵の骨董宣言をいかがわしく思ったようだし。)
何て言うのか?と三毛庵も興味津々耳をそばだてていると、
「炭酸飲むんでも、百均のコップより、もうちょっとだけ出せば
こんなんが買えて、こっちで飲むほうがずっと美味しい。」とのたまわった。
おぉっ、百均大魔王からそのようなお言葉を頂戴するとは!!
(注:のんちゃんは百均へは行きますが食器は買いません。)
でもよかったなぁ、と思う。
このあたりの価値観が余りにズレていると、エアコンに期待する温度が
違いすぎる場合のように、暮らすうえで支障をきたすかもしれないものね。
(ちなみに、連れ帰ったボロ紙のような絵も転がして眺めていると、
のんちゃんはちゃんと飾る場所を作ってくれるのである。)

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実家に帰っていたとき、本屋をうろうろした。
(暇つぶしというような、本屋通いをした日々を思い出すというような。)
あ、いつの間にかこんな本出てたんだ、と牧山桂子さんの本を買う。
これを見て料理しようとか殊勝なことは思わず、
単に美味しそうなご飯の図が好きなだけの三毛庵なのだが、
(同様に、これを見て白洲正子さんと同じ食器が欲しいというふうにも思わない)
牧山桂子さんの文章は、平易でユーモラスで、芯があって好きなのだ。
中で「うつわについて」で和食が無形文化遺産となったことに触れ、
食器もその一部として高く評価されていると信じます、とあった。
おぉ、桂子さんもそう仰っているではないか!!
日々ごはんをいただく器をもっと大事するのが文化ってもんだ~、
と大きく頷く三毛庵(+のんちゃん)であった。
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