FC2ブログ
2019/05/11.Sat

妖しの花とばら祭り (色絵くらわんか手花文皿)

IMG_4429.jpg

植物が好きなせいか、こういうのんを見ると、
これって何を描いたのかなー、ってすぐに思うのだけど、なかなかのシュール。。

IMG_4428.jpg

よくぞおに描きましたな!って感じ。
でもこんな、ちょっと棘のあるよなデザイン感覚、イカしてると思うな。
斜に構えて澁澤龍彦読んでみたりな、背伸びしたころに出会ってみたかった。

IMG_4430.jpg

裏はこんな感じ、江戸後期は言っていいのかな~。
でもこれ6寸あって、ありそうで意外にない気がする。
縁に小さな直しがあるので、とってもお買い得だった。
まぁ、直しなんてヤダ、と思えばお買い得じゃないのだろうけど、
普段ちょこっとおかずを盛りたし・・・って手に取ったので、三毛庵的には問題なし。
色絵のおで、ふだんのおかずに合いそうなのんって、
なかなか貴重だと思うんだけどなー。

IMG_4422.jpg

ちょうど美味しい魚醤を手に入れたので、簡単な炒め物を作る。

IMG_4427.jpg

あれっ、盛り過ぎた!!(全くのおしゃれ感ナシ!)
でもグリーンの縁がいい雰囲気にしてくれる。

これにチーズなんぞ盛り合わせて、いい純米酒で一杯、といきたいものだ。

(庭の部・薔薇まみれ編↓)
>>続きを読む
スポンサーサイト
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2019/01/10.Thu

崖っぷち正月と最後に番宣(古伊万里染付花文皿)

もはやこれを言ってもよいのか不明なのであるが、、
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


年末は過去最強ぐらいに年越しの準備が終わらず、
危うくお風呂の中で年を越すところだった。。
そのあと洗濯機を回したので、これは明らかに正月に突入していて、
のんちゃんに「正月に洗濯か。」と指摘されたのであるが、
昨年のマイブーム、お風呂の残り湯で粉せっけんを溶かして洗濯する、
というのがどうしてもやめられないのであった。

年明けて、いつものように親族でおせちを食べたりして楽しく過ごしたのであるが、
年末からずーっと、夜自分の時間にゆっくり年賀状を・・・と思い続けて
毎晩バッテリーがなくなるの繰り返し、という不思議な毎日でお正月が終わった。。
新年早々言い訳から始まるのもなんだかであるが、
年賀状をくださった皆様、ゆっくりちゃんと書こうと思ったのですが、
却ってちゃんと書けなくなってしまい、本当にごめんなさい。

IMG_3897.jpg

ということで、『ザ・崖っぷちの花』を新年に♪
知り合いの骨董屋さんから譲っていただいたのであるが、
みんなで「この崖っぷちの花、なんだろうねー。」と言い合ったのであるが・・・

IMG_3896.jpg

どうせなら「高嶺の花」って言わんかえ!(笑)。
このようなちゃんとした古伊万里はふだん買わないほうなのだけれど、
花の種類には詳しい骨董屋さんの奥さまも三毛庵も、ちょっとこれが何か
わかんなかったのねー。
花だけ見るとジャーマンアイリスみたいな形だけど、葉っぱが明らかに違う、
根元の葉っぱの表現は桜草とかにあるパターンだけど、茎の途中からも変な葉っぱ出てるし。。
今の園芸植物でいうとアルストロメリアとかに似ている気もするけど、
何しろ「江戸中期」ですからね!(まさか平成、メイドインチャイナではあるまい。)
ということで、お江戸の人がどのようなことでこれを描いたのか
気になってしょうがなく、お庭の花のお守りに、と連れ帰ったのであった。

IMG_3898.jpg

この「崖っぷち」の下も、何を描いたのか気になるう~。
今どきの北欧デザインよりさらに洒落ているような。。

IMG_3899.jpg

さて、ふだん新年の抱負とかあまり考えないような気がするのだけど、
今年はありますよ、ふたつ!
とにかく、きれいなもの、よいものをできるだけ見る。
もうひとつは、できるだけフツーに暮らす。

昨年は前半結構忙しかったけど、後半に暮らしを見直したりできて、まあよかったとは思う。
でも体調が結構大変なことになって、見たいと思った展覧会3つとも行けず。。
1つはメジャーなんでまた何かの機会もあろうけど、あとは無理かと思うと切ない。
自分が持っている絵も、出して見ようと思ったのに気持ちに余裕がなく出せないことも多々。
洲之内徹が亡くなる1年前に自分の持っている絵を見て、
この絵を見るのは最後かもしれない、って思ったという話を思い出した。
自分が持っている絵だからいつでも見れる、は間違いだと明確に分かったので、
フツーに暮らして見たいときに見たいものを見る、というようにしたい。
(と言っているこの1月、すでにこの目標の達成はむつかしいのだが。)

ということで、番宣です。
来たる1/19(土)、テレビ東京の『美の巨人たち』で
不染鉄の『山海図絵(伊豆の追憶)』が放映されます~!
めっちゃ楽しみ!テレビなら寝込んでも見れるかなー!!
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2018/08/13.Mon

能茶山考 (染付オモダカ文型打深皿)

IMG_3719.jpg

暑い日はそうめんやらうどんやらで済ませてしまうが、
ちょっとぐらい栄養も・・・と気休めの具材を投入する。
手に入れたばかりのゴキゲンなおに盛れば、至福の「うちお昼」である。

IMG_3725.jpg
(径20.5cm)

7寸あって深さもあって手取りも安心、そして2枚組というのが用途が広がる。
欠点といえば磁貫があるところで、結構焼けてはいるので不安感はないけれど、
あんまり汁がしみ込むようなものは注意が必要かもしれぬ。

IMG_3722.jpg

伸びやかな染付が分かりやすく三毛庵好みであるのだが、
骨董をしている人なら、少々疑問を持たれるのではないかと思う、、
「こんなおあったっけ?」と。
三毛庵もあれ?って思ったのね、古いと思うけどフシギなおだな、って。
なんだか今どきのセンスのよい作家さんが作ったような、「新しさ」がある。
時代の箱には「今里 弐」って書いてあったけど・・・。

IMG_3729.jpg

裏もなかなかキュートだけれど、伊万里にもありそうなのにビミョーに違う。
(ちなみに畳付きが真っ赤に焼けているところもこれの特色のようである。)

IMG_3727.jpg

ハイ、銘があったよ「茶山」って書いてる。
つまりこれは高知の焼き物、「能茶山焼」ということになるではないか!
土佐藩の御用窯であったが、この「角に茶山」は払い下げ後の幕末頃のものらしい。
(緋色が出ているのも能茶山焼の特徴であるらしい。)
でも三毛庵にとって衝撃的だったのは、能茶山焼がこのようなユニークなデザインセンスの
ものを作っていたということだ。
こういうものってネットではさっぱり出てこないのだけれど、周知の事実なのかな?
江戸後期には、伊万里のビジネスモデルに目をつけていろいろな窯が磁器を焼いているけれど、
例えば九谷の若杉窯の染付などを見ても、いままで(中央で?)言われがちだった、
「伊万里の模倣」というのはちょっと違うんじゃないかと思うものがたくさんある。
能茶山焼も御用窯時代は優品を焼いたというけれど、
この秀逸なデザインのおを見た三毛庵は、中央目線で書かれていることって
実はずいぶん違うんじゃないかなぁ、って思った。
江戸時代の文化っていうのは今よりもっと豊かなものだったと思うのだ。

それでね、三毛庵的にびっくりしたのは、、

IMG_3724.jpg

じゃあ、このお皿@あのお皿@も能茶山焼ではないのか、ということである。
銘がなく、でも伊万里ではないと言われ、じゃあどこならこんなセンスのものを作れたのか、
ということがずっとずっと疑問だったのだが、これが答え?(もしかして新発見か!(笑))
見比べると大きいお皿が焼が甘いせいか質感は違うのだけれど、
これって同じ人のセンスを感じたりはしませぬか?(図柄が三方に広がるところとか。)
型打ちを採用しているところ、分厚い高台の造り、緋色も小皿の一部には出ていて、
どうしてもそういう風に思えるのん。
あー久しぶりに妄想を膨らませてゴキゲンな三毛庵。

前回、小皿の窯についての疑問を書いたばかりであったけれど、
あまり余計なことを考えずにいるときって、こういう符号があったりするのが不思議である。
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(2)
2018/03/13.Tue

マニアックと食いしん坊の日々 (『不染鉄之画集』&伊万里染付線描菊文皿)

IMG_3373.jpg

昨日帰ると画集が届いていた。『不染鉄之画集』きゃーかっこいい装丁!!
この本、発売前に重版になったのですよ~。

ごはんを食べて、お腹もこころも落ち着けて頁をめくる。
おーこれはクールだ!不染鉄がどんなにかマニアックで勉強家かが分かる♪
(あたたかでユーモアのセンスあふれる画風で周到に隠されているけどね。)
Eテレの特集を見てこの画集を買った人は、きっと不染鉄の本当の凄さが分かるんじゃないかなー。
うふふ、またまた巷に不染鉄の評判があふれるのを想像して了う。
巻末の座談会もすごく面白い。
不染鉄LOVEのマニアックな専門家の方々の集まりで、
言いたいことをぜーんぶ活字にしちゃってくれているので凄く嬉しい!
三毛庵はドシロートなので、不染鉄の凄さを文字にするのもままならないけど、
これを読んだらそうなのよ!そうなのよ!!とうなづいてしまった。
皆さん!「いい人」に騙されちゃダメですよ~。
不染鉄はそんな薄っぺらじゃないのですよ~(笑)。

IMG_3369.jpg

さて、日曜日はロースト・ビーフを焼き、丹波の山の芋を擂って出汁で溶き、
牛とろ丼をいただいた。ちなみにローストビーフはフライパンでだらだら焼くのである。
フシギな形の後期の伊万里染付のお色が綺麗でご馳走を演出!
こういう、日々の暮らしを底上げしてくれるような、
使いやすくてべっぴんさんな器を探してくるのが上手なKさんに譲っていただいた。

IMG_3374.jpg

それから市でお揃いに使えそうな覗きをみつけ、
この日はこれに牛とろ丼にちょろっと垂らすソースを入れた。
(三毛庵の料理の仕事量は少ないが、その分器が仕事してくれている。)

IMG_3371.jpg

おやつは土曜日のフルーツ餅の残り、この日はメロンとパイナップル。
珉平の千鳥から溢れそうです。。

IMG_3372.jpg

今日は手作りのいかなごのくぎ煮をいただいた♪
こういうとき、絶対いい仕事をしてくれる平清水の片口に。
疲れて帰っても、炊き立てごはんにくぎ煮があったらシアワセ~。
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
絵のこと | Comments(0)
2018/02/25.Sun

春を告げるお皿 (古伊万里染付椿桜草文皿)

久しぶりに羽を伸ばしてちょい旅へ。
寒さの緩んだこの週末、旅先でいただいたごはんにも
春のものが顔を出し始め、あぁ季節は移り変わっているんだなぁ、
とお腹の底から実感したのであった(笑)。

IMG_3325.jpg

素晴らしいアコウをいただいた。
旅先で記念に手に入れた古伊万里に盛る。
芙蓉手っぽい染付なのであるが・・・よく見ると、、

IMG_3327.jpg

お花がめちゃ可愛いではないか!

IMG_3328.jpg

まずは椿っていうのがもう、春の始まるこの季節に泣ける。

IMG_3329.jpg

しかもこちらは桜草?わぁーほんとに春のお皿なんだ。

IMG_3326.jpg

小ぶりの六寸に染付のお色が清々しく、
何か美味しい春のお品を盛りたし、そう思っていたら桜色のアコウ!

なんちゃってな三毛庵の食卓では
なかなか使いこなせる古伊万里がみつからないのだけれど、
このお皿なら大丈夫。
きっと美味しい春を届けてくれる。

アコウのつづき
立派なアコウの柵の残りは昆布締めにしてみた♪
明日美味しくいただく目論見である。
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
 | HOME | Next »