FC2ブログ
2018/05/26.Sat

植木の市 (再興九谷青手掛花入れ)

IMG_3490.jpg

この季節のモミジはほんとうに瑞々しい。
挿しておいても長持ちするから、ずぼらな三毛庵にはありがたいのである。
置いてある鞘状のやきものは花入れになるんだけれど、
イロハモミジはいまいち合わなかったので、飾りに置いた。

IMG_3551.jpg

今日思い立って、こっちはどうかな?とコハウチワカエデを挿した。
うん、これは可愛い。
花入れは基本的には地味なものがよいと思うけど、
こんな色絵なら、葉っぱだけを挿せばいい気がする。

IMG_3553.jpg

決まり過ぎてなくてイイ感じ♪

IMG_3554.jpg

こんな不思議なもの。。
よい箱に「九谷青?屋造きせる筒?」みたいなことが書いてある。
粟生屋源右衛門だと聞いたけれど、普通の粟生屋のような
楽焼っぽいのではなく、磁器質のもの。
素地は若杉とかなのかなぁ?
へんてこなものだけど、時代はあると思うんだな。
ちゃんと掛けるためのひもを通せるようになっているスグレモノである。
大切に育てているコハウチワカエデの晴れ舞台。

裏に砂利敷きの西向きのスペースがあって、防草シート貼っているのに
油断すると雑草が伸びていて、のんちゃんが気にしていた。
それならいっそ木でも植えて、雑草のはびこるスペースを
減らしちゃえばいいんじゃないかと思い、あれこれ思案していた三毛庵である。
いっそオカメ桜でも植えようかと思ったけれど、桜は虫の温床だからなぁ。。

先日ホームセンターに行くと植木市がきていて、
おぉ、この手があったか、ジューンベリー!!
桜のころに花が咲いて、6月に食べられる赤い実がなり、
秋には紅葉もする。そんなに手もかからない。
若干かわいそうだがなんとか西日も耐えられるとのことである。
ジューンベリーの大きい木はあまり見たことがなく、
もっと大味?って思っていたけれど、あんがい繊細な姿で葉っぱも可愛い。
裏庭なら鳥が来ても厄介なことにはならないしね。

ということで、早速植えました~。種があるけどお味も美味しい♪
IMG_3523.jpg

とにかく秋までせっせと水遣りしなければ。

一昨年植えた庭木がなんとか無事に二年目の春を迎えたのに
気を良くしている三毛庵、実はそのときほかにも気になるものがあったのん。
それはですね、、シロモジ!
家にはクロモジがあり、シロモジの存在も知ってはいたのだが、
実物をみたことがなかったの。
シロモジの株立ち、めちゃこじゃれているではないですか。
ということで、本日植木市の最終日、行ってきましたよ~。

IMG_3542.jpg

葉っぱが繊細で、カエルの手のような、アヒルの水かきのような形なのだ。

IMG_3541.jpg

若芽は赤みがかっている。

IMG_3543.jpg

上向きにつく、小さい実が地味ながら存在感たっぷり。
一本でも結実するって言ってたけれど。。
春先に黄色い可愛い花が咲き、秋には黄葉もするという楽しみの多い木である。
虫は少なそうだけれど、ハキリバチがガンガン葉っぱを切り取ってしまうのがちょっと笑える。
クロモジはしっとりと和庭に合う風情だけれど、
シロモジは和でも洋でも面白く使えるんじゃないかな~。
ということで、今年も水遣り頑張る三毛庵である。

<今日のお庭↓>
>>続きを読む
スポンサーサイト
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2018/04/16.Mon

えほんのはな (九谷色絵花文小皿)

IMG_3410.jpg

市内で市があったので、ぶらっと覗きに行く。
骨董というより、レトロの市。
なので、骨董っぽいものはほとんどないのだけれど、、、。

IMG_3408.jpg

こんな可笑しなお皿をお土産にお持ち帰り。
うーん、ユルい。
でもなんだか、絵本の世界にでも紛れ込んだみたいで、
春にのほほんと眺めるのは悪くない気分。
「一体どうしたらこんなものが出来たんだろ。」とまじまじと眺めていたら、
後ろから知らないおぢさんが、「古九谷だったらいいんだけどなあ。」と、
ナゾの発言をされるのであった。
いや、誰もそんなこと思わないと思うケド・・・。

IMG_3412.jpg

こんなカンジと、

IMG_3413.jpg

こんなカンジ。なかなかの絵ごころのような。。
ちょっと洋風で、クッキーなんかのほうが似合うかもなぁ♪

IMG_3414.jpg

でも裏を返すと意外とまとも。
簡略化されているとはいえ明治期以降の普通の九谷のようである。
(古九谷以外は人にあらず、みたいな人は関心はなかろうが。)
ごくごくお安かったこともあり、なかなか気に入ってるんだけどなぁ♪

IMG_3407.jpg

土曜日は北陸方面にお出かけをし、少し遅くなったので
晩ご飯に焼き鯖寿司を買ってきた。
なので、久しぶりに晩酌♪山代温泉の湯玉子もつけて。

おまけ↓先週は筍を買いに。。

IMG_3399.jpg

IMG_3405.jpg

去年山椒のチビ苗を植えて、運良く根付いたので
今年は自家製の木の芽を筍ご飯に添えた!!
山椒を自給するという野望が叶った三毛庵である。
今年も揚羽にやられないように気をつけよう。
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2018/01/06.Sat

刷り込みのことなど (九谷焼青手芭蕉文豆皿)

小寒を過ぎ、時雨模様の一日、お庭が寂しいのでホームセンターに行く。
帰って小腹が空いたのでよつ葉のパンケーキを焼く。
パンケーキ・・・今はホットケーキとは言わないのかな?

子供のころ、まだ地方都市も十分に栄えていた時代、
デパートの上にある食堂でホットケーキを食べるのが贅沢だった。
当時はデパートに行くとなると、服装もきちんとして行ったものだ。
(今ではすっかりユルい三毛庵であるが。。)
まだ学校に上がる前のことであったので、美味しいホットケーキも
全部食べ切ることはできなかった。
すると母が残りを包んで持って帰ってくれたものだ。
持ち帰ったホットケーキを家で食べたという記憶がないのは、
デパートでの特別なおやつの記憶があまりに鮮烈だったからか、
あるいは残り物は母が食べてくれていたからか、どちらだろう。
今でもつい食べ残すことのないように、といやしく食べる三毛庵である。

ホットケーキにはもうひとつ思い出がある。
学生時代、三毛庵は妹と自炊をしていたのだけれど、
当時ふたりの贅沢なおやつといえば、ロッテのチョコパイか
ホテルニューオオタニのミックス粉を焼いたホットケーキであった。
ロッテのチョコパイは、じゃんけんで負けたほうが自転車でコンビニへ買いに行き、
勝ったほうがお茶を淹れる、という決まりだったように思う。
ホテルニューオオタニのミックス粉というのは確か今もあるはずだ。
永谷園が出していて、お茶漬けとホットケーキの関連性は疑うが、
とにかく当時のほかのミックス粉に比べて高級なぶん、美味しかったのである。

パンケーキ時代の幕開けは、ハワイである。
オアフ島のワイキキ辺りのホテルから、のんちゃんと友人と、
あれはレンタカーを借りに行く途中であったのだろうか、
とても美味しそうなパンケーキのお店をみつけ、朝からおやつにいただいた記憶がある。

あの時以来、いまだにパンケーキとホットケーキの違いが判らぬ三毛庵であるが、
粉を膨らませただけのものが今も「特別なおやつ」として君臨している。

IMG_3166.jpg

骨董を始めたころ、手始めに買ってみたのは九谷焼だったような気がする。
なぜかはあまり覚えていないが、市で手軽に手にすることができたし、
親も九谷焼を好んでいたような記憶があり、何か親しみがあったのかもしれない。
でもまぁ三つ子の魂というのか、今も九谷焼は好きなのである。
三毛庵はいやしいので、例えば渋い土ものもよいなぁ、と思ったりもするけれど、
キラキラ✨の九谷焼なんかも美味しくいただくのである。

IMG_3165.jpg

長径が7.5cmと豆皿サイズなので、
のんちゃんにそんなん何に使うん?と聞かれた。
「いや、ホットケーキのときのバター入れとかね。」などと考えてみたが、
いいのである、使えなくとも。小っちゃくて可愛いんだから♪

IMG_3164.jpg

ちびっこの割には芭蕉の葉脈とか背景のぽつぽつとかが
生き生きと描けていて、そう悪いものじゃないと思うのだけれど。

IMG_3167.jpg

明治頃、と言われそんなに時代があるのかは多少疑問の余地があるが、
フリモノがあって電気窯ではなさそうである。
まぁでも、時代というのはあんまり関係ないかな。
気に入って、そのお値段が自分の価値観に合えば買うというだけのことだ。

IMG_3228.jpg
よつ葉のパンケーキ♪

IMG_3219.jpg
お庭に植えたガーデンシクラメン。
ピンク色でシルバーリーフなので銅葉の西洋岩南天のそばに。。

IMG_3216.jpg
小さなプランターに入ったお買い得なビオラセット。
のんちゃんが中で一番こじゃれたお色のをゲット。
(骨董をやっていると、こういうとき目ざとくなる。)

IMG_3227.jpg

お買い得になっていたシクラメンから、のんちゃんがよい性質のんを選ぶ。
三毛庵の家は平素結構お寒いのでシクラメンは冬の定番品。

IMG_3224.jpg

実は三毛庵、もう一鉢買ってしまった。
のんちゃんが「こっちならそのお値段で2つ買えるよ」と、
先ほどのお買い得品を示したのであるが、
それを聞いた三毛庵、「そっか、2つ買っちゃえばいいんだぁ♪」
三毛庵も結局のところシクラメンは赤や白の古典的なのが好きである。
このようなピンクのフリフリなどは滅多に買わないぐらいだ。
でもこの株、お値段の割にすごく出来が良かったのん。
何しろ育種家の孫なもので、優秀な個体には目がないのである。

IMG_3225.jpg

シクラメンの花は、炎のように反り返るさまが美しいのであるが、
この品種は蕾が膨らんで、反り返る前の壺形がチャーミングである。
最近、「盛って」いるのも素直に愉しめるようになったのは、トシのせいか?

考えてみればシクラメンも子供のころの刷り込みだよなぁ。
いいトシになっても活きる刷り込みは親に感謝しなければ。。


>>続きを読む
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2017/11/26.Sun

パンケーキを焼く也 (古九谷写蔦文小皿)

久しぶりに25日が土曜日だったので天神さんに行きたかったけれど、
目は覚めたものの軽い頭痛と疲れがあって行くのを諦めた。
平素このようなことで諦める三毛庵ではないのだが、
今週のへこたれ具合は凄まじく、ものへの愛情も感じられないほどであったので、
むしろ「行けなくて残念だな。」と思えるようになったのは復調の兆しかと思う。
体の痛みに始まって、頑張ろうと思うのに頑張れないエンスト状態になった。
こういうときどうしても、自分の頑張りが足りないのだと思いがちで益々消耗するのだが、
色々経験した今は、メンタルの低下も症状なのだと冷静にはなれる。
それでも自分が仕事などで人に迷惑をかけている、という状況は堪えるし、
一番きついのは自分を愛せていないということである。。
好きなおでおやつを食べて満ち足りる、そういう自分を喜ばせてあげることって
たいせつなことなのに、それができない・感じられないのは不幸である。

ものへの執着?も薄れ、、という頃にはさすがに危機感が募り、
何か打開策はないものかと色々調べてみた。
色々あっても、意欲も失っている状態では自力で何かをするのは不可能に等しい。
で、結果・・・とにかく電車にだけはなんとか乗り、とある整体に行ってみたのである。
整体といってもポキポキするようなものとは全然違うのだけれど、
ともかくも帰りはしゃんとして帰り、元気とまではゆかずとも、
ちょっとぐらい本でも眺めようかな、というような意欲というか、
自分への関心が戻ってきて、ひとまず危機的状況を脱した次第である。
自分の自律神経の脆弱性については長らく諦め気味であったけれど、
ダメもとでも暫く治療を受けてみようかな、と考えているところである。

まぁ、このような病人話はあまり書いても仕様がないのであるが、
つまりは、自分を愛せてないと流石にブログも書けんなーということなのであった。
ということで、ちょびっと復活した今、さっそく「もの」ネタをば、、

IMG_3022.jpg

月初に遠出したときに見つけたおのために買った、生落雁。
(本格的に寝込む前に撮った画像です。。)

IMG_3021.jpg

は二枚だけだったので、のんちゃんとのおやつに丁度いいかな、
と思ったのん。
五寸弱あって、デザインもシュークリームみたいな洋菓子にも合いそうだしね♪
問題はお値段が二枚買ってもいいぐらいかというところだけれど、
セット価格にしてもらって、ゴキゲンでいただくことができた次第。

IMG_3047.jpg

問題は・・・これが何なのかというところである。
聞くと古九谷写しだよ、とのことで、
確かに素地も白くすっきり精錬され、釉薬も殆ど色味を感じないものであり、
それはそうだなと思った。
とはいえ、、青い釉薬が素晴らしく鮮やかで、それに少し使っている紫の釉薬も
茶色にはなっていない(紫はよく茶色がかる)のがとても気になった。
写しといっても今出来ではない様子なのだが、
ここまで写せる人がいるならば、なかなかの名工ではないかしらん、と三毛庵思う。
そう思うと写しでもこんなよいもの買えるならラッキーだし、
使って楽しめるお値段だし、いろいろ妄想できるしなーということで浮かれたのであった♪

IMG_3041.jpg

さて、車の中で取り出して眺めていて思ったのは、
この素地もなかなかよいものだな、、というところ。
持ってみると分かるのだけど、結構薄く挽かれて手に吸い付く感じ、
三毛庵の経験するところ、高級品の感触(笑)なのだよなぁ。。
裏(無地)を撮り忘れたけど、普通の大聖寺とも違うような気もする。
明治から昭和にかけての九谷焼には、上質な素地のものが
あったりするけど、果たしてそういうもののひとつであろうか?
その上、この蔦の蔓の赤絵に、薄汚れた色の花・・・おそらく元は銀彩で、
その辺りが本歌と矛盾しないところもなかなかだなと思う。
というか、これが高級店に置かれてたら、三毛庵本歌と思ってしまいそうだ。
だってなー、素直に見てきれいやん♪

IMG_3046.jpg

うっとりするよな釉薬のお色♪

IMG_3043.jpg

これが21世紀のチャイナだったらそれはそれでびっくりであるが、
(まぁ、入手状況からしてそれでも文句は言えないが、)
いややっぱり、素地を作った人、それから絵付けをした人エライって思うな~。

というわけで素敵な菓子を手に入れてしめしめな三毛庵なのであった。
(三毛庵の妄想にピリオドを打てる情報ございましたらよろしくお願いいたします。)

朝は三毛庵、のんちゃんにコンビニのサンドイッチを買ってきてもらったが、
整体の甲斐あって負のオーラが消えたのをのんちゃんは素早く察知、
三時のおやつに「パンケーキが食べたい」とのたまわるのであった。
いやいやパンケーキはおこちゃまでも焼けまするぞ。

IMG_3064.jpg

粟田焼の面影残るよな昔の京焼、お気に入りのスリップウェアで
よつ葉のパンケーキミックスを焼き、久々満ち足りた気分になる。

(以下は庭の記録↓)
>>続きを読む
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2017/07/23.Sun

惡の華 (九谷赤絵金彩色絵植物文盃)

夜中というのに目が覚めてしまった。
もう少し眠れそうな気がするのに眠れない。
まぁ、日曜だし昼寝すればいいか、とのんびり構えることにする。
明け方になれば、庭でぼーっとしたりできるんだけどな。

IMG_2769.jpg

昨夜、ちょびっとお酒を呑む。。
フシギな金襴手の盃を買った。
外側の金彩は色々の植物で埋め尽くされている。

IMG_2766.jpg

千成瓢箪と瓜?であろうか。
伝統的図柄であるが、なんだかエキゾチックな描きっぷりである。

IMG_2767.jpg

これは何かな?朝鮮アサガオみたいなやつ。
こんな調子でぐるりと柘榴や牡丹、枇杷などがみっちり描き込まれている。
これ、結構フンパツしたのん。
見込みを覗いているうちに、無性に欲しくなっちゃったんだなぁ。。

IMG_2762.jpg

こんなおかしなことになっていたのん。
なんかもう、『惡の華』のオンパレードって感じなのであるからして。
外側の植物は、ほぼほぼ日本で見られそうな実在のものであったけれど、
これは何なんだ???
左のほうには何かぱかっと口を開けて笑っている様な植物とかいて、
怪しさ満載である。
これで呑んだら酔えそう、というよりも毒を盛られそうである(笑)。
(でも、実際のところ、お酒を入れると怪しいお花がゆらゆらして、
毒と言われても飲んでしまいそうに引き込まれる。)
強いて言うなら、西洋更紗を写したらこうなるような気もするが、
一体、どうしてこんなことになっちゃったんだろう?

IMG_2765.jpg

内側も瓔珞っぽい金彩で彩られてはいるのであるが、、
ヘンな南蛮人みたいなやつとか、西洋っぽいお魚とかがぶら下がっている。
すごく上手い絵付けだし、ちゃんと九谷の五彩だというのに・・・クレイジー!

IMG_2770.jpg

そんな訳で、、
あまりにマニアックで通り過ぎることができなかったのん。

(↓昨日の庭仕事の記録)
>>続きを読む
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(2)
 | HOME | Next »