2017/07/23.Sun

惡の華 (九谷赤絵金彩色絵植物文盃)

夜中というのに目が覚めてしまった。
もう少し眠れそうな気がするのに眠れない。
まぁ、日曜だし昼寝すればいいか、とのんびり構えることにする。
明け方になれば、庭でぼーっとしたりできるんだけどな。

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昨夜、ちょびっとお酒を呑む。。
フシギな金襴手の盃を買った。
外側の金彩は色々の植物で埋め尽くされている。

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千成瓢箪と瓜?であろうか。
伝統的図柄であるが、なんだかエキゾチックな描きっぷりである。

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これは何かな?朝鮮アサガオみたいなやつ。
こんな調子でぐるりと柘榴や牡丹、枇杷などがみっちり描き込まれている。
これ、結構フンパツしたのん。
見込みを覗いているうちに、無性に欲しくなっちゃったんだなぁ。。

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こんなおかしなことになっていたのん。
なんかもう、『惡の華』のオンパレードって感じなのであるからして。
外側の植物は、ほぼほぼ日本で見られそうな実在のものであったけれど、
これは何なんだ???
左のほうには何かぱかっと口を開けて笑っている様な植物とかいて、
怪しさ満載である。
これで呑んだら酔えそう、というよりも毒を盛られそうである(笑)。
(でも、実際のところ、お酒を入れると怪しいお花がゆらゆらして、
毒と言われても飲んでしまいそうに引き込まれる。)
強いて言うなら、西洋更紗を写したらこうなるような気もするが、
一体、どうしてこんなことになっちゃったんだろう?

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内側も瓔珞っぽい金彩で彩られてはいるのであるが、、
ヘンな南蛮人みたいなやつとか、西洋っぽいお魚とかがぶら下がっている。
すごく上手い絵付けだし、ちゃんと九谷の五彩だというのに・・・クレイジー!

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そんな訳で、、
あまりにマニアックで通り過ぎることができなかったのん。

(↓昨日の庭仕事の記録)
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2017/07/09.Sun

夏草 (初代八十吉の細々)

過日、花屋さんの前を通ったら七夕の笹が売られていた。
七夕飾りなど、久しくしたことがなかったけれど、
思いついて、飾りつけをした。

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七夕の日は曇りの予報であったけれど、夜にはうっすらと星が出た。
都会の灯りと満月に近い月の光で、星空というにはほど遠かったけれど。。

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庭では夏草が茂る。
昨秋植えた、斑入カリヤスも穂を上げ始める。

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部屋の中も気持ちだけ七夕飾り、、四宝とはいかないけれど、
文房具を並べてみた。

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水滴と永楽写の筆、初代徳田八十吉になる。
絵付の上手いやきものの作家さんというのはたくさんいるのだけれど、
なかで八十吉に惹かれるのは、文人の香りがすることである。
もっと上手い作家さんもいるし、古九谷や吉田屋のような古典もある。
それらと較べることはできないけれど、
八十吉の絵付には、技術的なことではない「何か」があるように思うのだ。
それはどういうことかと言われると、人としての奥行きとでもいうのだろうか。
では、他の人に奥行きはないのかと言われればそうはいえないだろう。
だから個人的に何処か共鳴するものがある、ということなのかもしれない。
(畏れ多いが。。)
三毛庵にとっては、そういうところが他と区別されているのである。

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お菓子も八十吉で畏まっていただく。

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2017/01/14.Sat

冬の庭 (九谷色絵雀文鉢)

洗濯をしながら・・・普通ならお掃除でもするものであろうが、
美味しいお茶をいれて朝からブログを書く三毛庵である。

この冬いちばんの寒波到来で、日本海側は大雪の様子であるが、
太平洋側は澄み渡る冬晴れである。
まだまだ「もどき」なお庭であるが、ブログを書き乍ら窓の外を眺めると
白青い幹のアオダモの前、コハウチワカエデの新枝が紅くて綺麗である。
選んだ樹の配置は、庭屋さんにお任せしたのだが、
日当たりの加減や家の窓からの眺めなどを考えて決めてくれた。
樹のことを十二分に知り尽くした、惚れ惚れするプロのお仕事である。

先日、庭を見回っていたところ、義父の遺したしょぼいしだれ梅の短枝に
イナゴが刺さっていてびっくりした。
百舌の早贄である。
今朝も見に行ったがそのままで、百舌は食べにくる様子はない。
葉の落ちる冬は鳥の様子も見やすく、また2月には恋の季節となり
活動も益々活発で、それはひとつの愉しみである。
チビ庭でも小鳥が来てくれるようになるとよいのだけれども。

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(径:約24cm)

菊が描いてあるので季節は秋なのだろうけれども、
こんな冬晴れの日に似つかわしい雀のをのんちゃんが手に入れた。
(近ごろ三毛庵ものんちゃんも、大きいふるものに対する警戒心が薄れていて
困ったことである。先日ものんちゃんが大ものをゲットし、焦る三毛庵である。
決して収納が潤沢になった訳でもないのだが、あれは収納できるのであろうか。。
でも、そういうものをその辺にころがして、眺めるともなく眺めるのはなかなかに愉しい。)

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こんな愛らしく装飾されていると、
昔の人も雀との暮らしを愉しんだのだなぁ・・・と思うのである。

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人も小鳥もつがいは仲睦ましく・・・というような図柄だ。

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裏のチビチビ庭(正:植栽枡)にひっそり植えた有楽が開花した。
やっぱり有楽にしてよかったな。
侘助というのも好いし、色が他にない、仄かな青みのピンクというのも好い。
ミニマムに華やかである。

(庭の記録↓)
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2016/11/19.Sat

はちみつ (九谷青手菊文小皿)

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甘酒(酒粕のではなく、米と米麹のん)を飲みながら。。
いつもの気象病だろうと高を括っていたら、今月は大変に体調を崩した。
生き物とは言えぬほど?血圧が低かったようで、冬眠並みのダウン。
もしかして再発をやらかしたのか?と焦ったのだが、
薬を調整してもらったり、いろんな気休めをしたりで
ちょっと復旧したところである。
三毛庵、ごはんもおかずもしっかり食べる人なのだが、燃費が悪いのか
吸収率が低いようで、「とにかくいっぱい栄養を取るように」と言われる。
そういえば、時間がないと間食しないし、お砂糖は好きじゃないので
甘いものが足りないのかな、、とか思う。
とはいえ不味いものはやだなぁ、とはちみつとか甘酒とかを買い込んできた。
はちみつは、鬱からの回復期に猛然と食べたくなった記憶があるので、
きっと滋養があるのだと思う。
トーストにトッピングしたり、ヨーグルトに紅茶にととにかく補給。
あと今期待を寄せているのは高麗人参茶である。
飲みやすい顆粒のタイプがあるのだが、飲んで寝ると血行が良くなる気がする。
サプリだなんだというのはあまり得意ではないのだが、これはなんとなく飲める。

そんなこんなでふるもの買いもそんなにはしていないけれども、
ふと何か見たくなったりして、ごそごそする。
上のはちみつみたいにあわあわした図は九谷をマクロ撮影。
キラキラの九谷って眺めているとき、自分自身はこんなマクロっぽく
まじまじと見つめている様な気がする。

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菊にしてはポップだが、再興とまではいかなくとも
そこそこには古いような気がする。
でもこのへんになると、どこの窯とかわからないよなぁ。。

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(径9cm)

三寸の可愛い小皿である。

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また、無駄に沢山あるのだけれど、ヨワっているときに
九谷の元気な色絵をぱらぱらと侍らせておくと、ちょっと血行が良くなる気が(笑)

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裏はこんな感じで、明治ぐらいあったりするのかなぁ、とか思う。

<庭の記録>↓
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2016/07/07.Thu

五色の短冊 (九谷初代武腰善平色絵牡丹文香合)

七夕の宵、久しぶりにそそくさと帰宅する。
子供の頃の自分がどんなことを短冊に書いたか
覚えている筈もないが、「可愛げのない子」と親にも
言われた覚えがあるので、きっとザンネンなことを書いていただろう。
大人になってからの欲望のほうがなんだか分かりやすくなった気がする(笑)。

今週は新しい仕事でへろへろ、、ってまだ大したことなど
していないのだが、絶滅危惧種三毛庵は環境の激変に弱いのである。
そんなわけで、自分のために現実逃避の道を用意する。

密かにお気に入りで、暫く独り占めで楽しんでいた。
アップした画像は、へぇこんなんあるんや、とか、
しょーもなー、とか楽しんでいただけると幸いであるが、
「禁無断転載」とか書いてなかったせいか、
たまに自分もしらないところで見かけることがあり、びっくりする。
そんなことはまあないだろうけれど、自分が意図しないような
使われ方をするとやっぱり困るので、
お粗末な画像でも「禁無断転載」と明記すべきであろうか。。
という訳で、個人的に楽しんでいただけると幸いです♪

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話が逸れた、初代武腰善平(たぶん)の香合である。
あるお方にお見せしたかったのと、多少なりとも世で参考になるのでは、
と思いアップした。
こちら@のお仲間を持っているのだが、仮暮らしで出すことができない。
九谷庄三を継いだ明治の名工であるが、
三毛庵ごときではなかなか「庄三洞善平」の銘には出会えない。
明治の名工というと超絶技巧のイメージであるが、
善平はじっくりと描きつつ古典的な情緒が備わっていて、
ましてこのようにちびっこだと愛らしさ満点で、で独り占めしたくなるのである。

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親方の庄三風は彩色豊かな華やかなものだが、
善平は控えめを良しとしたのかなー、と思ってみると
牡丹の葉っぱが五色の短冊(←無理やり)のように塗り分けられ、
淡いけれど意外や九谷伝統の五彩なのである。
そういうことに気づくと、この人って凄いなと改めて感嘆する三毛庵である。
という訳で、自己主張などしそうにない善平翁に代わって
三毛庵が大宣伝するのであった。

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使われていたようで、開けるとお香の匂いがすっとした。
中には季節を変えて、椿が描かれているところが心憎い。

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(径6.5cm)

裏には「庄三洞善平」の銘。
あー早くもうひとつの香合と並べてみたいなぁ♪
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