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2019/04/17.Wed

鶉の春、蘭州暮色 (九谷庄三手色絵皿)

先日、高校時代の友人がやってきて、全力で関西の桜巡りをして帰った。
友人も、明日があるとは思わないことだ、と言っていた。
(そして、で、どうする?100まで生きたら?!とお互い笑った。)
三毛庵は今年の桜は何かのついでばかりだ。
だけどお庭でぼーっと芽吹いた草木をみるだけで、じゅうぶん泣けてくるのだ。
草も木も、ネットの画像よりもずっと確かなもののはずなのに、儚さに泣けてくる・・・
4月の庭はそれは美しいけれど、もう2月の庭など夢の彼方ではないか。
(私はデスクトップに勝手に送り付けられる風景の無神経さが大嫌い。)

そんなわけで、このところ、ブログに辿り着く前に爆睡し、
朝は明るくなれば庭に出る、全力の日々。

お皿漁りも、したくてしようがない、というようなビョーキはいまやないが、
それだけに、何気に目に入るものに泣けてしまうのが困りもの。
のんちゃんが、誰かが好きそうなのがここにあるで、とこれを差し出す。

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庄三手の少々笑っちゃいたくなるようなお皿である。
お茶目だが、工房作といえそうなほどに時代はあろう。

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なんかねぇ、これ描いた人の世界観に泣けてしまいそうだよ。
鶉かな?水仙咲くこの世の春を謳歌している。
(ネットの桜画像よりも鶉の春のほうが、ずっとリアルに感じる三毛庵。)

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なんだろうなー、お皿というのも西行の桜みたいなものなんだ、きっと。。

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裏も見てあげてくだされ、大絶賛!!

4月の庭のスピードにはもうついてゆけないくせに、花を買う。

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『蘭州暮色』、ゆめまぼろしのような透き通るお色にうっとり。
この姿を体現したような香りも麗しく、さらに欲張りな三毛庵のために蕾が4つ。
中国寒牡丹だそうで、つまりは二期咲もするというオトク感あふれるお品である。
寒牡丹というのは春は早咲きらしく、それは暖地では好ましい性質に思える。
いつも普通の牡丹の咲くころは暑すぎて、咲いた花が気の毒なのだ。
ということで、この有用性についてしばし検証したく思う。

庭記つづき↓
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2018/11/26.Mon

花の全て (九谷庄三錦絵徳利)

野紺菊「夕映」がいつの間にか終わってしまい、
台風のせいで紅葉も綺麗とはいいがたく、もう庭には佳い花がない。
椿が咲き始めればよいのだけれど、まだ切れるほど育ってはいないし。

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花を飾っていた棚が寂しくなったので、旅先から連れ帰った徳利を置く。
特別に凝った手ではないので何となく眺めていたけど、ああこれ好きだな、って思ったもの。
九谷庄三であるが、本庄三なのか弟子筋なのかはちょっと自信はない。
プロじゃないのでえらそーには言えないが、写し物ではないだろう。

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この徳利の佳さは花が好きな人なら分かるかなぁ、って思うのだけれど。
ここには菊の全てが描かれている。
季節になって咲いた花、こと錦綾なす秋の花を見る、
儚くも鮮烈な一瞬を留めんとする、そういう筆に泣けて了うのである。
九谷庄三が黒を使ったはじめであるが、縁取りとか葉っぱの色とか、
この黒がなかったら、こんなにきゅんとはしないだろう。
こういう菊を描く人を三毛庵は信用する。

もうなんか、切なく去りゆく平成の秋なのであった。
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2018/05/26.Sat

植木の市 (再興九谷青手掛花入れ)

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この季節のモミジはほんとうに瑞々しい。
挿しておいても長持ちするから、ずぼらな三毛庵にはありがたいのである。
置いてある鞘状のやきものは花入れになるんだけれど、
イロハモミジはいまいち合わなかったので、飾りに置いた。

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今日思い立って、こっちはどうかな?とコハウチワカエデを挿した。
うん、これは可愛い。
花入れは基本的には地味なものがよいと思うけど、
こんな色絵なら、葉っぱだけを挿せばいい気がする。

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決まり過ぎてなくてイイ感じ♪

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こんな不思議なもの。。
よい箱に「九谷青?屋造きせる筒?」みたいなことが書いてある。
粟生屋源右衛門だと聞いたけれど、普通の粟生屋のような
楽焼っぽいのではなく、磁器質のもの。
素地は若杉とかなのかなぁ?
へんてこなものだけど、時代はあると思うんだな。
ちゃんと掛けるためのひもを通せるようになっているスグレモノである。
大切に育てているコハウチワカエデの晴れ舞台。

裏に砂利敷きの西向きのスペースがあって、防草シート貼っているのに
油断すると雑草が伸びていて、のんちゃんが気にしていた。
それならいっそ木でも植えて、雑草のはびこるスペースを
減らしちゃえばいいんじゃないかと思い、あれこれ思案していた三毛庵である。
いっそオカメ桜でも植えようかと思ったけれど、桜は虫の温床だからなぁ。。

先日ホームセンターに行くと植木市がきていて、
おぉ、この手があったか、ジューンベリー!!
桜のころに花が咲いて、6月に食べられる赤い実がなり、
秋には紅葉もする。そんなに手もかからない。
若干かわいそうだがなんとか西日も耐えられるとのことである。
ジューンベリーの大きい木はあまり見たことがなく、
もっと大味?って思っていたけれど、あんがい繊細な姿で葉っぱも可愛い。
裏庭なら鳥が来ても厄介なことにはならないしね。

ということで、早速植えました~。種があるけどお味も美味しい♪
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とにかく秋までせっせと水遣りしなければ。

一昨年植えた庭木がなんとか無事に二年目の春を迎えたのに
気を良くしている三毛庵、実はそのときほかにも気になるものがあったのん。
それはですね、、シロモジ!
家にはクロモジがあり、シロモジの存在も知ってはいたのだが、
実物をみたことがなかったの。
シロモジの株立ち、めちゃこじゃれているではないですか。
ということで、本日植木市の最終日、行ってきましたよ~。

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葉っぱが繊細で、カエルの手のような、アヒルの水かきのような形なのだ。

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若芽は赤みがかっている。

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上向きにつく、小さい実が地味ながら存在感たっぷり。
一本でも結実するって言ってたけれど。。
春先に黄色い可愛い花が咲き、秋には黄葉もするという楽しみの多い木である。
虫は少なそうだけれど、ハキリバチがガンガン葉っぱを切り取ってしまうのがちょっと笑える。
クロモジはしっとりと和庭に合う風情だけれど、
シロモジは和でも洋でも面白く使えるんじゃないかな~。
ということで、今年も水遣り頑張る三毛庵である。

<今日のお庭↓>
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2018/04/16.Mon

えほんのはな (九谷色絵花文小皿)

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市内で市があったので、ぶらっと覗きに行く。
骨董というより、レトロの市。
なので、骨董っぽいものはほとんどないのだけれど、、、。

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こんな可笑しなお皿をお土産にお持ち帰り。
うーん、ユルい。
でもなんだか、絵本の世界にでも紛れ込んだみたいで、
春にのほほんと眺めるのは悪くない気分。
「一体どうしたらこんなものが出来たんだろ。」とまじまじと眺めていたら、
後ろから知らないおぢさんが、「古九谷だったらいいんだけどなあ。」と、
ナゾの発言をされるのであった。
いや、誰もそんなこと思わないと思うケド・・・。

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こんなカンジと、

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こんなカンジ。なかなかの絵ごころのような。。
ちょっと洋風で、クッキーなんかのほうが似合うかもなぁ♪

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でも裏を返すと意外とまとも。
簡略化されているとはいえ明治期以降の普通の九谷のようである。
(古九谷以外は人にあらず、みたいな人は関心はなかろうが。)
ごくごくお安かったこともあり、なかなか気に入ってるんだけどなぁ♪

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土曜日は北陸方面にお出かけをし、少し遅くなったので
晩ご飯に焼き鯖寿司を買ってきた。
なので、久しぶりに晩酌♪山代温泉の湯玉子もつけて。

おまけ↓先週は筍を買いに。。

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去年山椒のチビ苗を植えて、運良く根付いたので
今年は自家製の木の芽を筍ご飯に添えた!!
山椒を自給するという野望が叶った三毛庵である。
今年も揚羽にやられないように気をつけよう。
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2018/01/06.Sat

刷り込みのことなど (九谷焼青手芭蕉文豆皿)

小寒を過ぎ、時雨模様の一日、お庭が寂しいのでホームセンターに行く。
帰って小腹が空いたのでよつ葉のパンケーキを焼く。
パンケーキ・・・今はホットケーキとは言わないのかな?

子供のころ、まだ地方都市も十分に栄えていた時代、
デパートの上にある食堂でホットケーキを食べるのが贅沢だった。
当時はデパートに行くとなると、服装もきちんとして行ったものだ。
(今ではすっかりユルい三毛庵であるが。。)
まだ学校に上がる前のことであったので、美味しいホットケーキも
全部食べ切ることはできなかった。
すると母が残りを包んで持って帰ってくれたものだ。
持ち帰ったホットケーキを家で食べたという記憶がないのは、
デパートでの特別なおやつの記憶があまりに鮮烈だったからか、
あるいは残り物は母が食べてくれていたからか、どちらだろう。
今でもつい食べ残すことのないように、といやしく食べる三毛庵である。

ホットケーキにはもうひとつ思い出がある。
学生時代、三毛庵は妹と自炊をしていたのだけれど、
当時ふたりの贅沢なおやつといえば、ロッテのチョコパイか
ホテルニューオオタニのミックス粉を焼いたホットケーキであった。
ロッテのチョコパイは、じゃんけんで負けたほうが自転車でコンビニへ買いに行き、
勝ったほうがお茶を淹れる、という決まりだったように思う。
ホテルニューオオタニのミックス粉というのは確か今もあるはずだ。
永谷園が出していて、お茶漬けとホットケーキの関連性は疑うが、
とにかく当時のほかのミックス粉に比べて高級なぶん、美味しかったのである。

パンケーキ時代の幕開けは、ハワイである。
オアフ島のワイキキ辺りのホテルから、のんちゃんと友人と、
あれはレンタカーを借りに行く途中であったのだろうか、
とても美味しそうなパンケーキのお店をみつけ、朝からおやつにいただいた記憶がある。

あの時以来、いまだにパンケーキとホットケーキの違いが判らぬ三毛庵であるが、
粉を膨らませただけのものが今も「特別なおやつ」として君臨している。

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骨董を始めたころ、手始めに買ってみたのは九谷焼だったような気がする。
なぜかはあまり覚えていないが、市で手軽に手にすることができたし、
親も九谷焼を好んでいたような記憶があり、何か親しみがあったのかもしれない。
でもまぁ三つ子の魂というのか、今も九谷焼は好きなのである。
三毛庵はいやしいので、例えば渋い土ものもよいなぁ、と思ったりもするけれど、
キラキラ✨の九谷焼なんかも美味しくいただくのである。

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長径が7.5cmと豆皿サイズなので、
のんちゃんにそんなん何に使うん?と聞かれた。
「いや、ホットケーキのときのバター入れとかね。」などと考えてみたが、
いいのである、使えなくとも。小っちゃくて可愛いんだから♪

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ちびっこの割には芭蕉の葉脈とか背景のぽつぽつとかが
生き生きと描けていて、そう悪いものじゃないと思うのだけれど。

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明治頃、と言われそんなに時代があるのかは多少疑問の余地があるが、
フリモノがあって電気窯ではなさそうである。
まぁでも、時代というのはあんまり関係ないかな。
気に入って、そのお値段が自分の価値観に合えば買うというだけのことだ。

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よつ葉のパンケーキ♪

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お庭に植えたガーデンシクラメン。
ピンク色でシルバーリーフなので銅葉の西洋岩南天のそばに。。

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小さなプランターに入ったお買い得なビオラセット。
のんちゃんが中で一番こじゃれたお色のをゲット。
(骨董をやっていると、こういうとき目ざとくなる。)

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お買い得になっていたシクラメンから、のんちゃんがよい性質のんを選ぶ。
三毛庵の家は平素結構お寒いのでシクラメンは冬の定番品。

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実は三毛庵、もう一鉢買ってしまった。
のんちゃんが「こっちならそのお値段で2つ買えるよ」と、
先ほどのお買い得品を示したのであるが、
それを聞いた三毛庵、「そっか、2つ買っちゃえばいいんだぁ♪」
三毛庵も結局のところシクラメンは赤や白の古典的なのが好きである。
このようなピンクのフリフリなどは滅多に買わないぐらいだ。
でもこの株、お値段の割にすごく出来が良かったのん。
何しろ育種家の孫なもので、優秀な個体には目がないのである。

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シクラメンの花は、炎のように反り返るさまが美しいのであるが、
この品種は蕾が膨らんで、反り返る前の壺形がチャーミングである。
最近、「盛って」いるのも素直に愉しめるようになったのは、トシのせいか?

考えてみればシクラメンも子供のころの刷り込みだよなぁ。
いいトシになっても活きる刷り込みは親に感謝しなければ。。


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