2017/01/14.Sat

冬の庭 (九谷色絵雀文鉢)

洗濯をしながら・・・普通ならお掃除でもするものであろうが、
美味しいお茶をいれて朝からブログを書く三毛庵である。

この冬いちばんの寒波到来で、日本海側は大雪の様子であるが、
太平洋側は澄み渡る冬晴れである。
まだまだ「もどき」なお庭であるが、ブログを書き乍ら窓の外を眺めると
白青い幹のアオダモの前、コハウチワカエデの新枝が紅くて綺麗である。
選んだ樹の配置は、庭屋さんにお任せしたのだが、
日当たりの加減や家の窓からの眺めなどを考えて決めてくれた。
樹のことを十二分に知り尽くした、惚れ惚れするプロのお仕事である。

先日、庭を見回っていたところ、義父の遺したしょぼいしだれ梅の短枝に
イナゴが刺さっていてびっくりした。
百舌の早贄である。
今朝も見に行ったがそのままで、百舌は食べにくる様子はない。
葉の落ちる冬は鳥の様子も見やすく、また2月には恋の季節となり
活動も益々活発で、それはひとつの愉しみである。
チビ庭でも小鳥が来てくれるようになるとよいのだけれども。

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(径:約24cm)

菊が描いてあるので季節は秋なのだろうけれども、
こんな冬晴れの日に似つかわしい雀のをのんちゃんが手に入れた。
(近ごろ三毛庵ものんちゃんも、大きいふるものに対する警戒心が薄れていて
困ったことである。先日ものんちゃんが大ものをゲットし、焦る三毛庵である。
決して収納が潤沢になった訳でもないのだが、あれは収納できるのであろうか。。
でも、そういうものをその辺にころがして、眺めるともなく眺めるのはなかなかに愉しい。)

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こんな愛らしく装飾されていると、
昔の人も雀との暮らしを愉しんだのだなぁ・・・と思うのである。

IMG_1752.jpg

人も小鳥もつがいは仲睦ましく・・・というような図柄だ。

IMG_1822.jpg

裏のチビチビ庭(正:植栽枡)にひっそり植えた有楽が開花した。
やっぱり有楽にしてよかったな。
侘助というのも好いし、色が他にない、仄かな青みのピンクというのも好い。
ミニマムに華やかである。

(庭の記録↓)
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2016/11/19.Sat

はちみつ (九谷青手菊文小皿)

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甘酒(酒粕のではなく、米と米麹のん)を飲みながら。。
いつもの気象病だろうと高を括っていたら、今月は大変に体調を崩した。
生き物とは言えぬほど?血圧が低かったようで、冬眠並みのダウン。
もしかして再発をやらかしたのか?と焦ったのだが、
薬を調整してもらったり、いろんな気休めをしたりで
ちょっと復旧したところである。
三毛庵、ごはんもおかずもしっかり食べる人なのだが、燃費が悪いのか
吸収率が低いようで、「とにかくいっぱい栄養を取るように」と言われる。
そういえば、時間がないと間食しないし、お砂糖は好きじゃないので
甘いものが足りないのかな、、とか思う。
とはいえ不味いものはやだなぁ、とはちみつとか甘酒とかを買い込んできた。
はちみつは、鬱からの回復期に猛然と食べたくなった記憶があるので、
きっと滋養があるのだと思う。
トーストにトッピングしたり、ヨーグルトに紅茶にととにかく補給。
あと今期待を寄せているのは高麗人参茶である。
飲みやすい顆粒のタイプがあるのだが、飲んで寝ると血行が良くなる気がする。
サプリだなんだというのはあまり得意ではないのだが、これはなんとなく飲める。

そんなこんなでふるもの買いもそんなにはしていないけれども、
ふと何か見たくなったりして、ごそごそする。
上のはちみつみたいにあわあわした図は九谷をマクロ撮影。
キラキラの九谷って眺めているとき、自分自身はこんなマクロっぽく
まじまじと見つめている様な気がする。

IMG_1639.jpg

菊にしてはポップだが、再興とまではいかなくとも
そこそこには古いような気がする。
でもこのへんになると、どこの窯とかわからないよなぁ。。

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(径9cm)

三寸の可愛い小皿である。

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また、無駄に沢山あるのだけれど、ヨワっているときに
九谷の元気な色絵をぱらぱらと侍らせておくと、ちょっと血行が良くなる気が(笑)

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裏はこんな感じで、明治ぐらいあったりするのかなぁ、とか思う。

<庭の記録>↓
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2016/07/07.Thu

五色の短冊 (九谷初代武腰善平色絵牡丹文香合)

七夕の宵、久しぶりにそそくさと帰宅する。
子供の頃の自分がどんなことを短冊に書いたか
覚えている筈もないが、「可愛げのない子」と親にも
言われた覚えがあるので、きっとザンネンなことを書いていただろう。
大人になってからの欲望のほうがなんだか分かりやすくなった気がする(笑)。

今週は新しい仕事でへろへろ、、ってまだ大したことなど
していないのだが、絶滅危惧種三毛庵は環境の激変に弱いのである。
そんなわけで、自分のために現実逃避の道を用意する。

密かにお気に入りで、暫く独り占めで楽しんでいた。
アップした画像は、へぇこんなんあるんや、とか、
しょーもなー、とか楽しんでいただけると幸いであるが、
「禁無断転載」とか書いてなかったせいか、
たまに自分もしらないところで見かけることがあり、びっくりする。
そんなことはまあないだろうけれど、自分が意図しないような
使われ方をするとやっぱり困るので、
お粗末な画像でも「禁無断転載」と明記すべきであろうか。。
という訳で、個人的に楽しんでいただけると幸いです♪

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話が逸れた、初代武腰善平(たぶん)の香合である。
あるお方にお見せしたかったのと、多少なりとも世で参考になるのでは、
と思いアップした。
こちら@のお仲間を持っているのだが、仮暮らしで出すことができない。
九谷庄三を継いだ明治の名工であるが、
三毛庵ごときではなかなか「庄三洞善平」の銘には出会えない。
明治の名工というと超絶技巧のイメージであるが、
善平はじっくりと描きつつ古典的な情緒が備わっていて、
ましてこのようにちびっこだと愛らしさ満点で、で独り占めしたくなるのである。

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親方の庄三風は彩色豊かな華やかなものだが、
善平は控えめを良しとしたのかなー、と思ってみると
牡丹の葉っぱが五色の短冊(←無理やり)のように塗り分けられ、
淡いけれど意外や九谷伝統の五彩なのである。
そういうことに気づくと、この人って凄いなと改めて感嘆する三毛庵である。
という訳で、自己主張などしそうにない善平翁に代わって
三毛庵が大宣伝するのであった。

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使われていたようで、開けるとお香の匂いがすっとした。
中には季節を変えて、椿が描かれているところが心憎い。

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(径6.5cm)

裏には「庄三洞善平」の銘。
あー早くもうひとつの香合と並べてみたいなぁ♪
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2016/06/28.Tue

自己投資する勇気 (再興九谷青手煎茶碗)

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亀さんの煎茶器離れである。泥臭くあか抜けない感じがウリである。
お酒を注ぐと亀さんが涼しげである。
ぎりぎり再興九谷に入るのでは、と思うけれど窯は定かではない。
(希望的観測は若杉の末裔だったりするのだが。。)

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裏とか、、、

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側面とか、、投げやりのようでいて、土っぽさがお気に入りである。
再興九谷については、全体として評価が上がっていると思うけれど、
中央の権威のせいなのか、いまだ不当な評価を受けていると思う。
(少なくとも全国区では。)
まず、古九谷=伊万里初期赤絵説が悪い。
鍋島などは鍋島藩の庇護の元の文化であり、議論のしようがないけれど、
九谷大鉢の傾いた意匠は、果たして鍋島藩下のものであろうか。
前田家の介入なくしてはあり得ないように、個人的には思うだが。
(素地の移入説とはあるものの。)
加賀の着物などとの関係も踏まえて、どなたか総合芸術の観点で、
九谷の文化の起源を研究してはいただけないだろうか。
このような、古九谷=伊万里説が起因となって、
再興九谷を古九谷の模倣製品ぐらいにしか思われていない方も
いらっしゃるかと思う。
年代的にも江戸後期で、伊万里より若いというだけで
何か価値が低いように思われている。
・・・まぁ、まだその点では、趣味家にはありがたいけれど。

さて、話は変わり、先日申し上げた「分からないケド買ったもの」
のことである。
可愛らしいお軸で、まぁ仕立ての良さとか考えるとそんなものかな、
というフツーのお値段。
問題は、在銘で、それが「絶対あり得ないビッグネームだったこと」である。
「あぁ、無銘だったらよかったのに、、」と恨めしく思った。
その時点で、買ってはいけないパターンであるからして。。
とはいえ仕立ての点であまりにも可愛らしく、
銘を除けば「もの」としての魅力があったのだ。
それとね、画がいいのか悪いのか考え込んでしまったのである。
所謂良く描けた、無難で面白くもないような絵なら即却下なのだけれど、
あまり上手く描こうとはしていない画で、ヘタウマを狙っているとも
判断が難しい、紙一重のものだったことだ。
その場でいけない、と判断できなかったのが何なのか、
この画のどこがいけないのかがその場でわからなかったことが、
三毛庵的には非常に問題だと思ったのである。
それをうやむやにすることは「趣味」の世界では普通にできると
思うけれど、やってしまうと次も同じところでつまずく。
そういうところで停滞するのって、おもしろくないのである。
そんなわけで、この画をダメと思えない自分について、
あれこれ考えているのだが、
こういう画ってやきものの世界ではあるよなぁ・・・と思った。
焼き物の画って、細密でもなく、稚拙でも勢いがある、
ていう魅力を備えたものが多々あるけれど、
このお軸の絵にはそういうところがある気がする。
なので、少なくとも当初は贋物として生まれたものでは
ないのではないかなぁ、、などとも思ってみるのだが。。
妄想は果てしなく続くのである。
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2016/04/28.Thu

はじまる前 (再興九谷青手山水文盃)

連休前、まるで夏休み前のガキんちょのように浮かれる三毛庵である。
はじまる前がいちばん楽しいなー♪
燃費の悪いひとなので、ふだんでも仕事したらせめて5分は
家で絵を眺めたり、お皿をナデナデしないと萎んでしまうからね、
これからしばし、「何かできる」時間があるって思うだけで浮かれるのだ。
別に仕事してる間も「自分なりの時間」で、そこそこ満足はあるけれど、
でもやっぱり、働いた自分へのご褒美は必要だ!!
「自分へのご褒美」って死語っぽい、バブリーな匂いプンプンだが、
別に働いた分注込んで骨董買おうなどとは思っちゃない。
(「結果」としてそのような事態に陥ってることはままあるが。)
絵を眺めても、骨董をいじっても、ブログを書いてもいい時間が、
あるんだなぁ♪という、「可能性」がご褒美なのである。
若いころは、その可能性とやらに振り回されて苦しかったが、
今はもう、「明日はゆっくり絵を眺められる」という可能性だけでわくわくする。
そんなわけで、今日はブログを書くことにしたのである。
(ブログ書いて浮かれるとは、いかにも軽薄な気がしなくもないが、
しようがない、だらだら書くの好きなんだから。。)

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という訳で、浮かれすぎてましなことなど書けそうにないので、
のんちゃん所蔵品でお口直しを・・・。
なかなかアガリもよく、「平べったい形がよい」とはのんちゃんの弁。
遠山やおうち、帆掛け舟に網干・・・
この連休前の浮かれ気分で眺めるとキラキラな絵柄ですのう。。
松山っぽい花群青の使い方がかわゆす♪

IMG_1104.jpg
(径7.2cm)

鬱から回復したころ、旅行して見た日本海のあまりのキラキラにびっくりし、
これまたキラキラな浜辺を描いた古九谷の端皿にくらっとなったことを思い出したが、
このちびっこの九谷も、そういうこころもちがそのまま形となったものである。
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