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2019/05/16.Thu

ドルシュキー夫人 (小鹿田焼大徳利)

奄美地方が梅雨に入り、天気図にも梅雨前線が張り出し始める。
昨日は今年はじめて庭で蚊取り線香を炊く。
季節がまたひとつ進むのかな、少し調子を崩した、、(分かりやすいな)。

どちらが先かと言えば、おそらく薔薇を植えたのが少し早かったのだろう。
大ぶりのこの瓶(徳利?)が届いたとき、こうしたいなと、自然に浮かんだ。

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大ぶりでゆったりと開き、真白なフラウ・カール・ドルシュキー。
こぼれるほど薔薇が咲きほこらなくてもいいのだけど、
家に帰ればあの薔薇が咲いている、そう思えるような薔薇だと思った。

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大苗を植えたのが少し遅いぐらいだったので、
今年はそれなりに咲いてくれれば十分だったが、
思ったよりもずっと佳い花が、けっこうたくさん咲いてくれて、
下のほうで咲いた端っこを頂戴することができた。

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大正はあるであろう、古い小鹿田焼もドルシュキーのように大らかで、
だからこういう風に入れたいと自然に思ったのだろう。
フラウ・カール・ドルシュキーは20世紀初め、1901年の作出だから、
この二つには、何か、同じ時代の香りがあるのかもしれない。
懐古とか、そういうことではなくて、こういう花ややきものが生まれる、
そのような文化について、今よりずっと、眩しい時代があったのだと思い至るのである。

それにしても、、佳い小鹿田が手に入って嬉しかったが、
年に一度、こうしてドルシュキーを入れられる、
それだけでも十二分に倖せな三毛庵である。

そして庭部。

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見ると幸せな気持ちになれる、ミセス・ジョン・レイン。
エントランス用なので、棘が少ない・繰り返し咲・香りがよい・きっと誰もが好き、
そういう合理的な理由を第一に選んだ品種。
でも、そんな腹黒い意図なんか気づかれないほど、ビューティフル!

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見たらこっちまで薔薇色に染まりそう♪
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2019/05/06.Mon

庭のご褒美 (古道具の小さな椅子)

連休後半はお天気も良く、気温が上がり、夏日になった。
庭の手入れをしながら、暑くなると木陰に逃げては涼む。
ふと、小さな椅子があればちょっと連れてきてここで一息つけるなぁ、
って思ったのん。
涼みながら、見える範囲でどこか改良するところがないかなど、
次の構想を練るのであるが、ぼーっと突っ立って考えるのはなんか寂しい。。
田舎のお年寄りが道端に椅子を出して腰掛けるように、
三毛庵も木陰で椅子に座りたいぞ。

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そうすると、あるんだな、何故か。。(笑)。
狭い通路でも置ける小ぶりのヤツ♪
背もたれを掴んで連れてくれば、どこでも休憩スペースに。
今年はずっと庭をお手入れし続けたので、
ふるものの神さまとお庭の神さまがご褒美にくださったに違いない!!

特に凝ったものではないけれど、小ぶりだけどしっかりして、
庭に合う黒と茶の色合いで、いい具合に二脚あったりして、
こんな都合の良い話があるんだなー(笑)。

という訳で、今日は作業場と化していたテラスを整理し、
庭椅子をスタンバイさせたのであった。

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ロサ・バンクシアエ・ノルマリスがだいぶ咲いてきた。
南面の塀伝いに植えているので、三毛庵から見ると北向きの日陰になるが、
一応こちらに向けても咲いてくれる。
日陰に合うライトグリーンの葉っぱ。

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大鉢植えのガリカローズ「シャルル・ド・ミル」はたわわに咲き始める。
冬にそこそこ剪定しても容易に咲くが、3年目になって凄く良くなった気がする。

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返り咲き性のあるモスローズ「サレ」も開花。
こちらは葉っぱが少し明るい色で、それがピンク色によく合っている。

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今年フェンス沿いに植えたブールソール、「アマディス」。
大半フェンスの外を向いていたのだが、ようやく振り向いてくれた!
四季咲き性を追い求めなければ、庭で面白い薔薇ってたくさんある。
花もすぐに散ってしまうのであるが、庭ではいつまでも咲いているのが
よいかというと、一概にはそうもいえず、
葉っぱや枝ぶりなどが面白いと植わっているだけで十分で、
なので季節に花が咲いて、季節が過ぎれば散ってゆけばよいのである。

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ハイブリッド・ルゴサの「シュネーコッペ(スノーペイブメント)」も開花。
淡いライラック、という不思議な色と育てやすいルゴサ、というのが最大の魅力。
遅くに植えたせいか、芽出しも遅くて気を揉んだけれど、
意外に開花は早かった。繰り返し咲するそうなので、それもちょっと楽しみ。
(やっぱり沢山咲くのは魅力なんだ!)
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ものたち | Comments(0)
2019/03/27.Wed

庭記 (ステンドグラスのばらのランプ)

日曜、昨年からどうしようかと迷っていた(というより買いたくてしょうがなかった)
イジュの木を植えた。
イジュは沖縄・奄美に自生する椿科の常緑高木で、
かの地では梅雨になる頃、白い花を咲かせる。姫椿ともいう。

超密植ガーデンなので、常緑高木など植えるスキなどあろうはずもないように思うのだが、なぜか収まる。
ただ、ブルーベリーは日陰度が増して、もしかすると今後移植が必要になるかもしれぬ。
植木屋さんから「常緑をひとつ植えるといいよー。」と言われ、玄関にはソヨゴがあるものの、
庭側に確かに西日除けに1本植えてもいいかもなー、と思い始めていろいろの常緑を見た。
その中で、おおらかで椿科で(夏椿のような椿科がどうも気になる三毛庵)、
そして初夏に白い花が咲くという、これまた三毛庵のツボを持つイジュに白羽の矢が刺さる。
うちの木はみんな株立ちで、今度のイジュだけ単木なのだが、ゆったりしていて心癒される。
植木屋さんが、きっちり根鉢分しかないスキマに神業で植えてくださったが、
北西の冷たい風に吹かれて枝葉が揺れる様に、なぜかオクマで吹かれた
南風を思い出すのであった。
イジュを植えた西側は低いフェンスしかないので、
少しばかり殺風景であったのだが、ちょうどよいアイストップができ、
三毛庵としてはいたく満足している。
あとは密植ゆえにうちのお庭に合うサイズで育ってくれて(何しろ常緑高木!)、
可愛い花も咲かせてくれればいうことなし!である。

イジュはそのうち撮ろうと思うが、
この冬熱中したのは薔薇苗の仕込みである。

庭を作ったとき、平素は水遣りが精いっぱいと分かっていたので、
それほど手を掛けずともよく、でも季節のある庭を、と知恵を絞った。
自分の自由になるスペースがもっと少なかった昔は、薔薇も四季咲きがよかった。
きっといつでも咲いていないと寂しかったのだろう。
でも四季咲きを常に綺麗に咲かせるには相応のお世話が必要である。
一から庭を作ることになり、まず決めたのは樹木・・・雑木である。
雑木をベースに季節のある庭、と思うといつでも花盛りである必要もなく、
初夏の一季だけ華やかで、あとは草っぽくて秋には少しの紅葉があれば
じゅうぶんと思えたのだ。
という訳ではじめに植えたばらはすべて原種系やオールドローズの一季咲であった。
植えてみると開花後、多少の病害虫は大きな問題ではなく、
むしろ秋冬には黄葉やローズヒップも見ることができ、好もしかった。
枝葉も個性的で、花以外の魅力が大きいのである。
2年目の去年はそれほどのお世話なしでもたくさんの花が咲いた。

今年に入り、ちょっとパブリックな場所に、このようなオールドローズがよいかも、
そう思ったのがきっかけで、ついでに自分の庭にもいっぱい追加をしたのである。
といっても、もうそこそこに空き地はないはずであるが、
まだ「縦」は使えるもんね、とばかりにつるとして使えるものを植えた。
薔薇ってその場所に適性のある、育てやすい品種を選べば、けっこう勝手に育つのだ。
根っこなど、自分で空いているところに伸びて張ってゆくし。
という訳で、今夏はトゲトゲの森化しそうだが、いたく楽しみである。

せっかくなので本日のふるものも薔薇にしよ。
以前見つけたこちら@が気に入って、ときどき市で見たりはしていたのだが、

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これは好みも折り合いもよくのんちゃんと連れ帰ったもの。
薔薇なんだけど、日本のものだからなのか、おっとり優しい感じ。

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台座にも可愛い薔薇。

すごい自分だけの満足なのだけど、薔薇が芽吹きだしてめちゃ可愛い。

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自称「ブラッシュ・ノワゼット」(好きな品種ではあったが、実は札違いできたものなので、、)

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モスローズの「サレ(サレット)」

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意外に展開の早い「シャルル・ド・ミル」

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同じく展開の早いミニの「スィートシャリオット(チャリオット)」

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今年の新顔「群舞」

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2019/03/21.Thu

春雨 (桑酒イッチン徳利とラムネ瓶)

春分、張り切っていると時々雨の予報、しかも一時突風が吹き
春の嵐になるかもしれない、と。
2本咲いていた貝母が傷むのが忍びなく、1本だけを切ることにした。
(結果的に雨は降ったものの突風はなかったのであったが。)
来年も咲きますように、とできるだけ葉っぱを残して切ったが、
あんな細い葉っぱでも残したぶんだけ意義があるのであろうか。。

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くるんくるんと葉っぱの先でクロモジに絡まっていたので、
ちょっとの風ぐらい、だいじょうぶなのだろうけど。

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平素は見えない花の文様も激写してみた♪

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徳利は丹波のイッチン描きで「丹州名産 桑酒」とある。
もっと古いタイプを見たことがある。
これはおっとりした可愛らしさがあって、結構気に入っている。

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丁子屋という屋号があって、宝尽くしの丁子文がついている。

こういうのに入れると茶花っぽいけど、これにも入れてみたかった、、

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昔のガラスのラムネ瓶。
ちょっとお花もいれてみたかったのねー。
ラムネ瓶特有の形や古いガラスの色味がお花に似合いそうだなって。
満足に浸る♪

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いろいろの水仙が咲き始める。

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原種水仙キクラミネウス、実はすっごくちびっこ。

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ホームセンターも春らしくなってきて冬もの処分ということで
椿のチビ苗が半額に。
みるとまだ蕾いっぱいの黒侘助が!
黒侘助というのは見ての通りワビスケではなくヤブである。
永楽という名があるそうで、そっちのほうがいいような。
どうやら春咲なので売れ残りとはいえ蕾がいっぱいなようである。
・・・だからって買わなくても、、って思うけれど、シックな黒赤の厚い花弁や
紅く染まった蕊の先の黄色い花粉など見るとなかなかで、
これもご縁と連れて帰る(ご縁の多い人(笑))

そろそろ冬の庭仕事も終了で、雨が上がった庭をぼーっと眺める。
おつとめ品も積もれば山となり、なかなかの花盛りだ。
突然、時の流れが急にゆっくりになり、もうずっと忘れていた子供のころの記憶が蘇る。
父母の庭で時を忘れていたころも、こんな匂いがした気がした。
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2019/03/19.Tue

神在の椿とアオダモの春(椿手花入)

体調管理の苦手な春なので、いっぱい寝たいなーとか思うのに、
朝早く目が覚めてしまった日は、そわそわしてやっぱり起きてしまう。
春分間近、ようやく6時には庭をうろうろできる明るさになったのだ。

まだまだちびっこの出雲大社赤ヤブであるが、小さめのヤブツバキ系の花を
たくさんつけてくれた。さえずる小鳥のように可愛いヤブツバキ。
もう3月のせいか、落花も盛んなのにまだまだ賑やか。
ということで、ほんのちょびっとだけ切らせていただいた。

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いつも通りみみっちく切るので、枝が短すぎるし向きもへんてこだ。
だけど花そのものがあまりに可愛くて自分の中ではへっちゃらだ。

花入はおそらくいくらかは昔の作家もの椿手。
箱なしだからか笑っちゃうようなお値段だったけど、これ凄く上手い。
なかなかそんじゃそこらの花は入れられないような作為があって、
そういうのは三毛庵ごときは持てあますほうが多いのだけど、
簡単には入れられないくせに、ちょっと恐れ入ってしまう。
ヘラ遣いや釉薬の掛け方、計算ずくなのに、花を殺さない感じ。
数か月彷徨って、ようやくこの椿を入れた。
入れてみると、小鳥のように可愛いと思った椿は
やっぱり神在の椿だと思った。

最初の冬に植えた黄水仙、ダブルカンパニール。
黄水仙は早咲が多いけど、うちではフェブラリーゴールドの次が
これかティタ・ティタだ。

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八重咲なのに野趣を感じるところ、きっと花の姿や咲き始めのグリーンっぽい色かな、
葉っぱが細めでそんなに場所を取らないところ、
そして何より、暖地で放ったらかしで元気に育つところが大好き!

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蕾もイカしてる。
ダブルではリップ・ヴァン・ウィンクルが好きなのだけど、暖地では気難しくて、
今年もチャレンジ中。
(アーヴィングのリップヴァンウィンクルのことなのかなー、この名前)

で、ときどきダブルじゃない花が咲いていて、球根が太らないといけないのか?
って思っていたけど、先祖返りなのかもしれぬ。
それも俯いて可愛らしいので、もしかして球根太ればダブルになるかも、
としつこく念じてカットしてみた。

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ちょうどお雛様のお花に。

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今年は少し休んだ桃色卜伴。

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先日取り寄せた、原種スイセン ロミエウクシィ。
ペチコートみたいなひらひら。とてもよい香り。
ネットだったけど素敵な生産者さんで、がんばって育てねば!と思う。
なんとか夏越しして来年も可愛く咲いてほしいなー。

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屋久島アセビ。
アセビはずっと植えるつもりでいて、なんとなく方針を決めかねていた。
白にするかピンクにするか、そして下垂するかしないか。
悩んだ末、白で下垂しない屋久島を。

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で、注文の後、ホームセンターでピンクで下垂する「スプリング・ベル」が3割引!
悩んだ時間は何だったかはしらねども、完璧な組み合わせだな(笑)。
スプリング・ベルは琉球アセビの交配らしい。

うちのアオダモの株立ちは個体的には2体らしく、
片方は芽が動くのも早く、花も比較的咲く。
毎年は咲かない説があるが、少なくとも片方は毎年咲く。
植えてから苦労なく活着したアオダモであるが、気づくと今年は花芽がいっぱい♪
それもけっこう下のほうにもついていて、いままで撮れなかった写真が撮れそうなのだ。

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ほら!
ちょっと芽が動いてきた?と思って見上げると、上のほうの芽が開いてきている。
アオダモっていつも固そうな芽だな、って思っているとあっという間に
ブロッコリーみたいな花芽が出てきて、春になる。
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