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2020/01/16.Thu

小さき椿、小さきお皿 (御深井豆角皿)

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銀葉椿が開花。
飛騨高山の朝市で買い、大きめの鉢に植えたせいか一年休んだけれど、
今年はいくつか花芽が付いた。
メタリックシルバーでぎざぎざの縁が覆輪の小さな葉っぱは、
茶花というよりガーデンプランツとして優秀であるが、
それほどの整形花でもない(特に初花は)花は、茶花的な魅力がある。
それはやっぱり、ふっくらと美味しそうな黄身餡みたいな蕊と
小さめで甘いピンク色の花びらのバランスにあるように思う。
でも、均整がとれているものを美しいと感じるのはわかりやすいけれど、
一見不完全なものに魅力を感じるというのはどのようなこころの動きなのであろう。
移ろいゆく四季のなかでの暮らしが関係するのかもしれないなどと思うけれど、
では、他国の美意識というものがどのように成り立っているか、そういえば考えてはみなかった。

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開き始めのころ、、蕾がほころぶのはよいものだ。
花が咲くと、それだけで一日満ち足りた気持ちになるなぁ。

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お正月に六花亭の紅白餅をいただく。

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お皿は瀬戸系の豆皿
御深井といっていいのかもしれないけれど黄瀬戸のような卯の斑が珍しい。
一枚一枚垂らし方が違っているのが愉しく、昔の人は小洒落たものを作るなぁ、と感心する。

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ちびっこなのに眺めて見飽きない。

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裏は四つ足がついていて抜かりなく、小さくともホンモノなのである。

(↓庭の記録)
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2019/12/10.Tue

干柿の収穫 (瀬戸飴釉鯉形皿)

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干し柿ができた♪
実家に送った残りかすでつくったけれど、そんなに悪くないゾ。

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お菓子と一緒に、3時のお茶うけにひとつだけスライスしていただく。
渋柿がこんなにおいしくなるってすごいなー(しかも何の丹精もしていない柿。)
は読谷村?、古物というより中古品?でも、佳いお

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柿のお瀬戸の飴釉の鯉ちゃん♪
三毛庵初見であるが、でっかくて堂々としてキュートだわー。
実は縁があちこち共直しの満身創痍であるが、ごっつくてええ感じ。
きっとみんな傷でも勿体ないって可愛がってきたのだと思う。

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もうちょっとアップ。
(載せているのはシュトーレン。去年は絵瀬戸の角皿に乗せた@けど、瀬戸とは相性良しだね。)

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尾っぽもぷりっとして佳いね~。
今どきは、なんといいますか写真に写る通りの形を写したりしているものが多いけど、
こういう鯉を見た人の主観?のままに作られたもののほうが、何か真実がある気がする。
(土をこねて作られる安定した形なだけかもしれんけど。)
まぁ、でも古来よりKAWAIIは日本の専売特許だな~。

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清澄野紺菊はまだ細々と咲いていて、寂しい初冬の庭に似合う。

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今頃ようやっと紅葉を始めた楓と合わせた。
もうちょっと厳しく枝を整理して、ミニマムな花にできないものかとも思うけど、
そのような厳しさがどうも得意ではなく、咲いている花は極力残してしまうのね。。
花に正解もないだろうけど、個人的な花をいいことに、野放しのお花です。。
それでも名残の乱れた庭を思い出して、眺めてちょびっと和んだりする。
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ものたち | Comments(0)
2019/05/29.Wed

花と出会い (万古焼掛花)

あんなに咲いた薔薇も、花がら摘みをしたり、切り戻したり。。
気がつけばお庭はまた緑色に染まっている。
いつの間にか主役は紫陽花に遷っていて、山アジサイ『白扇』や
柏葉アジサイのグリーンだった花はもう白く大きくなっている。

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渋い土のお色だったから、この季節の白いお花を頂いてくる。

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まだ咲き始めのホタルブクロを切るなど、三毛庵出血大サービスである。
いつもいうことだが、切るのは惜しく、勇気がいるのだ。
でも、入れ方がちょっとぐらいポンコツでも、そういう花はいつまでも見入ってしまう。

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花を切る決心をしたのは、ご縁があってSさんからにゃんこのばんこがやってきたから。
こちら@となんと、お揃いなのです♪
なんと出所は別々らしく、びっくり。
ちょっと欲どしくはないか?と一瞬躊躇ったが、のんちゃんがお揃いで
コレクションにしたら?と仰るので、ご縁と思い、ありがたく頂戴することに。

このごろずっと、お花のことばかり書いているから、
まるでふるものも花入を探しているみたいだけれど、決してそんなことはない。
ないけど、あ、、これ使ってみたいな、そう思うものがあるんだなー、そういう時って。
それは、このような珍品であったり、安物のビンであったり、いろいろだけれど、
何であれ、使ってみたいものが目の前に現れて、ドキッとする。
あんまりむつかしく考えないでいるほうが、なんだか出会いが愉しいのだ。

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二重咲のホタルブクロなど茶花といえるのかしらんけど、
清楚な『白扇』との組み合わせは、茶花然とし過ぎず佳い感じ。
ちょこっと毛羽だっているのもなんとも愛嬌がある。
ぎゅうぎゅうの庭でもへこたれずに咲くので、洋モノのカンパニュラよりありがたいかも。

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朝、勝手口を出ると、クリュタイムネストラが金色の蕊を見せて咲いている。
オーガストルッセルが伸びやかに咲くので、すこし空間を埋めてくれれば、
と、本当は来年に、と思っていたものを取り寄せたのだ。
思った通り、上手くスキマに調和した。
そして思った通り、大好きになった。
コーネリアよりもすこし大人しく、照葉の色合いも紅い新梢も可愛い花にお似合い。
お世話が楽しい三毛庵であるので花がら摘みもするのだけれど、
クリュタイムネストラは潔く散るので、ちょっとの間放任しても汚くならないおりこうさんである。

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盛期のオーガストルッセル、来期はもっとよくコラボしてくれるかな。
このふたつ、きっとお似合いの出会いのはずだ。
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2019/05/16.Thu

ドルシュキー夫人 (小鹿田焼大徳利)

奄美地方が梅雨に入り、天気図にも梅雨前線が張り出し始める。
昨日は今年はじめて庭で蚊取り線香を炊く。
季節がまたひとつ進むのかな、少し調子を崩した、、(分かりやすいな)。

どちらが先かと言えば、おそらく薔薇を植えたのが少し早かったのだろう。
大ぶりのこの瓶(徳利?)が届いたとき、こうしたいなと、自然に浮かんだ。

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大ぶりでゆったりと開き、真白なフラウ・カール・ドルシュキー。
こぼれるほど薔薇が咲きほこらなくてもいいのだけど、
家に帰ればあの薔薇が咲いている、そう思えるような薔薇だと思った。

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大苗を植えたのが少し遅いぐらいだったので、
今年はそれなりに咲いてくれれば十分だったが、
思ったよりもずっと佳い花が、けっこうたくさん咲いてくれて、
下のほうで咲いた端っこを頂戴することができた。

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大正はあるであろう、古い小鹿田焼もドルシュキーのように大らかで、
だからこういう風に入れたいと自然に思ったのだろう。
フラウ・カール・ドルシュキーは20世紀初め、1901年の作出だから、
この二つには、何か、同じ時代の香りがあるのかもしれない。
懐古とか、そういうことではなくて、こういう花ややきものが生まれる、
そのような文化について、今よりずっと、眩しい時代があったのだと思い至るのである。

それにしても、、佳い小鹿田が手に入って嬉しかったが、
年に一度、こうしてドルシュキーを入れられる、
それだけでも十二分に倖せな三毛庵である。

そして庭部。

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見ると幸せな気持ちになれる、ミセス・ジョン・レイン。
エントランス用なので、棘が少ない・繰り返し咲・香りがよい・きっと誰もが好き、
そういう合理的な理由を第一に選んだ品種。
でも、そんな腹黒い意図なんか気づかれないほど、ビューティフル!

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見たらこっちまで薔薇色に染まりそう♪
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2019/03/21.Thu

春雨 (桑酒イッチン徳利とラムネ瓶)

春分、張り切っていると時々雨の予報、しかも一時突風が吹き
春の嵐になるかもしれない、と。
2本咲いていた貝母が傷むのが忍びなく、1本だけを切ることにした。
(結果的に雨は降ったものの突風はなかったのであったが。)
来年も咲きますように、とできるだけ葉っぱを残して切ったが、
あんな細い葉っぱでも残したぶんだけ意義があるのであろうか。。

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くるんくるんと葉っぱの先でクロモジに絡まっていたので、
ちょっとの風ぐらい、だいじょうぶなのだろうけど。

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平素は見えない花の文様も激写してみた♪

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徳利は丹波のイッチン描きで「丹州名産 桑酒」とある。
もっと古いタイプを見たことがある。
これはおっとりした可愛らしさがあって、結構気に入っている。

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丁子屋という屋号があって、宝尽くしの丁子文がついている。

こういうのに入れると茶花っぽいけど、これにも入れてみたかった、、

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昔のガラスのラムネ瓶。
ちょっとお花もいれてみたかったのねー。
ラムネ瓶特有の形や古いガラスの色味がお花に似合いそうだなって。
満足に浸る♪

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いろいろの水仙が咲き始める。

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原種水仙キクラミネウス、実はすっごくちびっこ。

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ホームセンターも春らしくなってきて冬もの処分ということで
椿のチビ苗が半額に。
みるとまだ蕾いっぱいの黒侘助が!
黒侘助というのは見ての通りワビスケではなくヤブである。
永楽という名があるそうで、そっちのほうがいいような。
どうやら春咲なので売れ残りとはいえ蕾がいっぱいなようである。
・・・だからって買わなくても、、って思うけれど、シックな黒赤の厚い花弁や
紅く染まった蕊の先の黄色い花粉など見るとなかなかで、
これもご縁と連れて帰る(ご縁の多い人(笑))

そろそろ冬の庭仕事も終了で、雨が上がった庭をぼーっと眺める。
おつとめ品も積もれば山となり、なかなかの花盛りだ。
突然、時の流れが急にゆっくりになり、もうずっと忘れていた子供のころの記憶が蘇る。
父母の庭で時を忘れていたころも、こんな匂いがした気がした。
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