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2019/06/08.Sat

水色の季節 (薄瑠璃六角水滴)

昨日の画像に写りこんでいたのを見て、ここに上げていなかったのを思い出す。
薄瑠璃の水滴。

IMG_4776.jpg
(一番長いところ:5㎝)

書をたしなむわけでもないので、水滴は手に入れても眺めるのみである。
お皿や花瓶は辛うじて使うこともあるので言い訳しながら買うのであるが、
結局のところ、好きだったら買うだけのことなのだ。

文房具というもの、道具には違いないが、手元で愛でることから
持ち主のこころのあり様を表すアイテムである。
この水滴ももっとお洒落な人に貰われればよかったのかもしれない、
三毛庵のところでは花瓶の横でちょこんと鎮座するのみだ。
何処のものかは分からない、ちょい古の伊万里系とかそういうものだろうか?
(まぁ専門外の三毛庵がお気軽に入手したものなので・・・
裏を撮り忘れたけれど、無釉でベタ底の一般的なかたち。)

でも小さくて薄瑠璃で、可愛い箱なんかに入れてあげたら佳い感じになるんだけれどな、きっと。
三毛庵宅に来たかったから、この水滴はお買い得になって並んでいたに違いない!(笑)

IMG_4775.jpg

こんなふうに・・ちょろっと釉薬の掛け残しがあったり、、

IMG_4777.jpg

垂れっとしているところがあったり、、
薄瑠璃らしい表情が豊かで、眺めてほっこりする。

IMG_4774.jpg

華やかな薔薇の季節が過ぎて、雨に濡れる水色の季節。
家の中で、掌にそっと薄瑠璃さんを載せて眺めるのである。

(庭部↓)
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ものたち | Comments(0)
2019/03/04.Mon

桃の節句に (京焼釉裏紅の唐子文徳利・和硝子雛徳利・流し雛・一刀彫雛)

今年は桃の節句が日曜日だった♪
(もうずっと・・・ン十年、祝日になるのを待ってるんだけどなー、女子としては!)
ということで、自分で自分をお祝いするのである。

いつものスーパーで、桃の枝を買おうかな、って思ったけれど、
なかなか水揚げのよい枝には出会えないし、一緒に入っている洋花も
色合いはきれいだけど、なんかちがうなーってものが多く、躊躇った。
・・・というか、同じ値段なら「根」のある花を買おうとうする三毛庵である。
いっそ桃の枝を挿し木しようかとも思ったけれど、
無加温では旧暦のころに咲くことを思い出し、「ないな。」

ということで、諦めて野菜売り場へ進んだところ・・・
なんと、おつとめ品売り場に、昨日買った菜花よりもずっと活きのいい菜花が!!

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ということで、野菜にしては咲き進んだ菜の花を2本、お雛様に進呈。
(水切りしたら、すっかり生き返ったよ!)
やっぱり桃色が欲しいなーと思い、庭で元気に咲いていたおつとめ品のプリムラをカット。
(これも洋花だけど、庭の花はあんまり余所余所しくないから気にならない。)

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「桃色」というのは桃の花の色のことなので、こんな色だと思うんだけど・・。
ちなみに「ピンク色」っていうのは「撫子(pink)」なのだそうだけど。。

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うちには桃の節句に似合いそうな、上品な花入というものがなく、
思いついたのは少しだけ昔の京焼徳利
骨董というほどには古くないと思われ、時代にしてはお高かったので躊躇ったけど、
しっとりとした品の佳さについ連れ帰ってしまったもの。
唐子文もすごく上手で、こんなの描ける人がいるんだなーって思った。
染付の色が上品なのだけど、同じぐらいの濃淡で紅い色も挿してあって、
たぶんこれは釉裏紅(辰砂)じゃないかなぁ、って、、
上手に焼くの難しそうだなーとか勝手に思っているんだけど。

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昨日のお雛様スペースはこのような感じ。

IMG_4044.jpg

この流し雛はおそらく鳥取の民芸品で、今も売られているようで古いものではない。
市をぶらぶらして見つけた戦利品で、売れ残る前にお迎えし、旧暦まで飾るつもり。
簡素だけど、なかなか美しいもので、今もこういうものがあるのかと思うとちょっと嬉しい。
鳥取は用瀬が流し雛の里であり、大好きな梨を買いに行く際に時折通るので、これもご縁である、きっと!

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いつも飾っている一刀彫のチビ五人囃子のお仲間にチビお雛様が増えました!!
(確か信州のちょびっと高地で、エセ高山病になってゲロゲロになった後、
松本で息を吹き返したときに、手に入れた、、、気付け薬!?)

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晩ご飯も、自分でご馳走を作る。。
お昼の焼きそばで紅ショウガを食い尽くした後のちらし寿司、
一晩、飼ってから成仏いただいた蛤に三つ葉、
咲いた花を飾った残りの菜花の辛し和え、
ヒレカツに春キャベツ千切り、
塩を切らして失敗しかけた白菜漬け(ちなみに人生初作成。)

いや、ここで言いたかったのは、お寿司を盛った漆器が
喜多方の給食漆器(国産漆も使用)っていうやつということ。
先日秋田で買って、やっとデビュー。(ばたばたして使いたくないからね。)
吸い物椀は浄法寺で、これも国産漆使用。
きっとどれも100%ではないけれど、贅沢な夕餉である。
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ものたち | Comments(0)
2019/01/25.Fri

藪柑子の冠を (戦前ぐらいの記念のコップ)

目が覚めていてもなかなか起きることができない残念な日々が続いていたけれど、
今朝はどうやら起きて、出かける前に洗濯したり、できないでいた細々したことをしたり、、。
ふるいもののこと、庭のこと、ちょっとした暮らしのことなど、
たくさん書きたいことがあるんだけどなー、いつもそこまで辿り着けない。

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冬になると、ジャングルと化していたお庭は嘘のように空っぽになる。
木も枝ぶりやら冬芽やらを見せてくれて、この季節だけは三毛庵も庭の王として彼らを支配する。
領地を歩くと、ヤブコウジが青々と蹲っている。小さな常世。
庭の木のどれかに住み着いていいと言われたら、小さくなってヤブコウジの下なんかいいかもな。
(ヤブコウジはお正月が明けて処分品になったもの、リース仕立てのお正月飾りを
フンパツしたのをばらしたものといろいろだ。)
斑入りのとかも素敵だけど、緑のもよくって、一株は寒さに色づいていた。
こういうそこはかとない紅葉もいいと思うんだけどな。
この株はよく茂って、実もついたので優秀かも♪

家でも見たいなーって思ってちょびっと頂いてくる。
けちい三毛庵は最後に挿して増殖を目論むのであるぞ。

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このコップを見つけたとき、何かに使いたいなーって思ったのだけど、
このヤブコウジに感動的に似合って満足。
近ごろ誰にも理解されそうにないのに、個人的にはやけにきゅんとする
このようなマリアージュを発見することが多く(笑)、ぼーっと眺め入ったりする。

このコップ、「タケル商会?ヤマトタケルを祀ったのか?」って思ったんだけど、
調べてみると小樽商業高校の同窓会?が「ソンショウカイ」なのだそうで。
(秘密結社めいた?かっちょいいマークは樽商の校章のようです。)

小樽商業は大正初め、100年以上の歴史のある名門校で、
このコップは統制陶器ちっくなので戦前ぐらい、、25周年とかそのぐらい?
卒業記念とかなのかな?
小林多喜二が卒業生なんだ。
去年、統合になっているようで、卒業生は寂しいことと思う。
コップもさみしいだろうから、常緑のヤブコウジの冠はしばらくそのままで。

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ほら、こんな綺麗なもの、滅多にないと思うんだけどな。

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椿「月照」が咲いた。
去年もそんなこと言った気がするけど、この椿の端正さは冬が似合うな、春の椿じゃない。
凍れる月。

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冬のがらんどうのお庭が好きで、これはいただいたドウダンツツジ。
ちいさな木の枝ぶりもやっぱり木で、当たり前だけど、、
ホームセンターで今年はこの気分、って買った(たまには定価で!)ビオラと
ガーデンシクラメンがすごく似合って(これもすっごい主観だけど)、
大切なドウダンツツジの冬景色を益々惚れ惚れと眺めてしまう。
下手に配色とか考えるより、素直にいいと思ったものを並べるのが佳し。
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ものたち | Comments(0)
2018/11/16.Fri

しんみりする頃 (竹籠花入)

日の暮れは早くなり、夜の明けるのもすっかり遅くなった。
もう立冬も過ぎたのだ。
あるときふと、オリオン座を空に見て、冬が来るのを知る。

庭ではヤマボウシが色づいている。
台風ですっかり傷んだカエデもいくらか黄葉するだろうか。
今年植えた、ジューンベリーとシロモジもなんとか夏を越した。

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日が長いあいだは、好き勝手に伸びて、あまり風情のないノコンギクであるが、
晩秋に残照の中で咲いているのを見ると寂しくなる。
これは「夕映え」という選抜種で、ほんとうに名の通りだと思ふ。

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もう、籠の季節は終わりだろうけど、きっとこれに入れようと。

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今年は何故か花入れに縁があるのです。
お庭がようやくお庭らしくなったからかな、花入れを呼ぶのかも。
このような瀟洒な籠は、三毛庵にはすこし格が高すぎる気がしたけれど、
夕映えを入れたら、もの哀しく人恋しくなった。
自分で入れた花にそう思うのっておかしいと思うけど。

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カニ解禁とのことで、三毛庵も初物。
近所のスーパーに少し並んで、味はまぁ普通なんだけど、
並んでいるのを見て、買おうかどうしようか思案するのも季節の愉しみである。
お皿はアマ手の伊万里で、言ってみればみそっかすであるが、
これは佳い山水だと思うのん。
こんな季節だと、これまたしんみりしちゃうよなー。
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ものたち | Comments(2)
2018/10/04.Thu

たわしって (白磁のスプーン)

台風25号で撃沈していた。。まぁだいたい、フィリピン沖辺りはいけない。
ヒトのホメオスタシスとやらは、三毛庵には備わっていないのであろうか。
今回は久しぶりに鬱の荒野を彷徨ったしな。

寝込んでいない時はいろいろ画策しているので
なかなかブログにまでたどり着けない日々である。
書き留めておきたいことは沢山あるのであるが、
「動ける日」はこと春秋には貴重なので全力投球するのである。
今日はビミョーに動けない日(←とどめに腰をいわした)なので、
ブログでも、、と思ったら、お庭以外の画像がない。。
ということで、前回台風24号で放置していた画像でお茶を濁すことに。

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ナルシスウイスキーという、ナゾの販促コップにちょいちょい使うものを入れている。
普段遣いの小さな竹の茶合に、たぶん焼き鳥がついていた竹串。
これは何で要るのかというと、ホームベーカリーの羽根の辺りのパンくずを取るのである。
最近ここに小さな白磁の匙を追加した。

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調味料はあまり真面目には計らないほうで、お塩など指でつまむことが多いので
計量スプーンはあまり使わない。
たまにしか使わないお砂糖はやきものの壺にいれているのだけど、
金属のスプーンでカチャカチャするのはちょっとしっくりこない感じでいたところ、
これを見つけたのである。

ずんぐりとして、きっと最後のお砂糖を掬うのは難しいんだろうけど、
意外とね、使っていて気持ちよい。
朝の食パンを焼くとき、お砂糖はだいたい3杯、お塩は1杯のアバウトな使い心地。
それから、お鍋からちょっとお味見、のぶんを掬っても、白磁は美味しそうなのである。
こんなん、個人的な部分だから誰かに勧めるようなものでもないけれど、
佳い道具は、日々の仕事を「自分だけのトクベツな時間」に変えてくれる。

いろんな理由でずーっとだいたい在るものを使ってきた三毛庵であるが、
近ごろふと高級な棕櫚束子を買ってみたのである。
亀の子束子の「棕櫚たわし 極〆」、激しく衝撃的であった。
母に買ってもらった気づけば年代物のまな板を洗ってみたところ、
まな板が浮世の垢を落として、小ざっぱりとしたのである!
道具の神さま、ものの神さまありがとうございます、こころからそう思いましたです。
ものより情報の重んじられる時代であるが、三毛庵「もの」の確かさにはうっとりするよ。

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九月の終わりに、うさぎシステム@が完成!!

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仕込んでおいたお花が咲いた♪黄色のゼフィランサス。
あっという間に萎んで今はもう、小さな種になっちゃったけど。

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