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2018/07/29.Sun

土用干しのち台風 (染付蛸唐草文六角隅入小皿)

西へと逆走する異例の台風、夜中に激しい雨風の音を聞く。
通過した今、風は収まっているが、雨は早朝まで降り続いた。
夜中の風雨はやはり怖い。
豪雨の被災地のほうへ向かう台風が、せめてできるだけ早く、
明るいうちに通過してくれればいいけれど。

連日猛暑、、酷暑?が続いたが、先週末は素晴らしい好天であった。
(素晴らしい、というのは、「梅を干す」という目的から言って、、の話である。)

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今年の梅はどれもふわふわの仕上がりであった♪
完熟の良い梅であったのだろうか。
ひとつ味見してみると、まだ熟成していない出来立ての梅干しは、
フルーツらしい佳い香り、ジューシーな味わいなのであった。

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(干しあがった南高梅、庭のベリーと万願寺を並べて悦に入る)

義父が亡くなって以来、3年以上梅干しづくりをしていなかったな。

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梅を干すスキマに、暑い中市へと繰り出す。
涼しげな染付小皿、縁にたくさんアタリがあるということで、
格安で分けてもらって、ゴキゲン。

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骨董好きは知っているんじゃないかな、と思うのであるが、
「高峰秀子さんの蛸唐草の油壷」というのがあって、
ころんとした油壷に、もう簡略化されてしまった、渦にちょんちょんと線を打っただけのような
いい加減な蛸唐草が描かれて、とても魅力的なものがある。
蛸唐草についてはいいとか悪いとかいろいろ言われるが、
あのように、じぶん好みの蛸唐草をみつけたいと思っていた三毛庵、
これに出会ったときはときめいた。
にょきにょきっと萌え出てぱっと開いたようなユルい蛸唐草に、こころ和むのであった。

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裏にもほのぼのとした蛸の一切れが描かれている。
変な高台で、プロの人に聞くと伊万里ではないが、江戸後期あるだろうという。
ひと昔前は「伊万里である」ということはなかなか重要であったが、
今はどうなのかな?そのもの自体の魅力を重んじる時代になったように思うけれど。

実はこれをみつけたとき、すごく嬉しかったのにはもうひとつ理由があり、、

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こちらのお皿@と同手だと思ったのん。
三毛庵が骨董を始めたころに出会ったお皿で、
珍品の古伊万里という触れ込み、当時は古伊万里全盛だったから結構お高かった。
でもひと目で好きになってしまったので、怖いもの知らずの初心者の三毛庵、
迷わずお買い上げ。
ずいぶん頑張ったなぁ、とは思うけれど、気に入っていれば後悔することはない。

で、これはどこのものなのか、ということなのだが、三毛庵は波佐見あたりかな?と想像する。
こういう感じの染付、こういう感じの高台って波佐見の油壷に似ている、
という、ただそれだけの理由のことで根拠はないけれど。。
どなたかご存じでしたらご教授ください♪

こんなクールな染付、お江戸の人のセンスに脱帽するのであった。
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ものたち | Comments(1)
2018/04/22.Sun

食傷気味の日 (飴釉角小皿)

ずーっと調子がよろしくないせいかもしれないけど、
少し計り懐疑的なこころもちなのである。
何がって、誰が見てもいいものにときめかない、という天邪鬼的心境。。
まぁ疲れてるんだろうな~。
世の中はインスタ映えといって、ビジュアルのよいものがどんどん消費され、
益々「美しい」ということが統計的なものになっていく。
綺麗なものを見ても既視感が先に立ってしまう哀しさ。。
てなわけで、近ごろナゾのものを買って「これって美しいんかなぁ?」などと
考え込んだりしているナゾの三毛庵である。。ま、そんな日もある。

調子が悪いと言っている間に、庭はあっという間に新緑になってしまった。
コハウチワカエデの柔らかい葉っぱや、去年植えたヤマアジサイ、
「白扇」の小さな蕾、眺めていると不思議だなぁ、って思うんよ。
草花の美しさこそ、もうずーっと使い古されたものじゃないか、と。
でも、今日見てもやっぱり昨日見たのとは違うような喜びがある。

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よくありそうな角皿なのだけど、やけにごつごつした飴釉のもの、
うーんやっぱり見かけないかな。

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裏は一層ごつごつして美味しそうです♪
ちっちゃい民芸、って感じで愉しくなって分けてもらった。

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ちょこっとナッツを盛って、ウィスキーのお供に、、っていうのはどうかな。

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まぁなんか、食傷気味の日にはこんな出会いがよろし。
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ものたち | Comments(0)
2018/04/16.Mon

えほんのはな (九谷色絵花文小皿)

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市内で市があったので、ぶらっと覗きに行く。
骨董というより、レトロの市。
なので、骨董っぽいものはほとんどないのだけれど、、、。

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こんな可笑しなお皿をお土産にお持ち帰り。
うーん、ユルい。
でもなんだか、絵本の世界にでも紛れ込んだみたいで、
春にのほほんと眺めるのは悪くない気分。
「一体どうしたらこんなものが出来たんだろ。」とまじまじと眺めていたら、
後ろから知らないおぢさんが、「古九谷だったらいいんだけどなあ。」と、
ナゾの発言をされるのであった。
いや、誰もそんなこと思わないと思うケド・・・。

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こんなカンジと、

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こんなカンジ。なかなかの絵ごころのような。。
ちょっと洋風で、クッキーなんかのほうが似合うかもなぁ♪

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でも裏を返すと意外とまとも。
簡略化されているとはいえ明治期以降の普通の九谷のようである。
(古九谷以外は人にあらず、みたいな人は関心はなかろうが。)
ごくごくお安かったこともあり、なかなか気に入ってるんだけどなぁ♪

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土曜日は北陸方面にお出かけをし、少し遅くなったので
晩ご飯に焼き鯖寿司を買ってきた。
なので、久しぶりに晩酌♪山代温泉の湯玉子もつけて。

おまけ↓先週は筍を買いに。。

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去年山椒のチビ苗を植えて、運良く根付いたので
今年は自家製の木の芽を筍ご飯に添えた!!
山椒を自給するという野望が叶った三毛庵である。
今年も揚羽にやられないように気をつけよう。
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ものたち | Comments(0)
2018/02/03.Sat

鬼は外 (紙刷印判波千鳥文小皿)

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お疲れの身、プリンをいただく。ゆるゆる。。

毎日まぁなんというか、嫌になることが多く、人様の言動に嫌になったり、
自分のことが嫌になったりなのである。
人様の言動は腹は立つけれど、自分の力でどうなるものでもないので、
言ってみればお天気のようなもの、、静かにやり過ごすだけである。
自分のことが嫌になるのが宜しくない。
意に添わず、自分に嘘をつくと、だんだんとすり減ってくる。
そういうときに、真面目な絵を眺めたり、小さなお皿を眺めたりすると、
こころがおかしいと言うような暮らし方はしたくないと思う。
比べようもないけれど、洲之内徹が戦時中「ポワソニエール」の複製を眺めて
やりきれない諜報活動の日々を持ちこたえたのと同じように、
うつくしいものはひとのたましいを支えてくれる。
うつくしいものをうつくしいと思える日々が続くこと、うつくしいと思える自分であることを
ひそかに祈るのである。
節分の今宵、じぶんの鬼を外に追い出そう。

明日は立春。
寒さは厳しくとも、春なのである。

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プリンのお皿は先日見つけて小躍りした紙刷り印判である。
これはナイスだ♪
雑器なので釉剥ぎがあったりするが、素朴で和む。
普通、印判は全面に印刷がされているものだが、余白を多くとっているのも粋だ。
ありそうでなかなかない、デザインセンスである。

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釉剥ぎのぐるりに捺された印判は、なんと波千鳥ではないか♪
この波千鳥は、冬の冷たい波の間に間に飛ぶ千鳥というより、
強くなった日差しで煌めく波間を飛ぶ千鳥と思いたい。
うーん、オトク感満載。

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高台も小っちゃくてかわゆいであるぞ(使いやすいかは別問題だが)。

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という訳で、ツボなあまりセット買いです(笑)。
並べると、ごつごつした質感もよい感じ♪
あー誰か、このありそうでない魅惑の印判をほめてあげてくださいな。
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ものたち | Comments(0)
2017/11/19.Sun

鬱の間に間に (南京赤絵菊文小皿)

寒さのせいか、2週間前に干した柿がいい感じになったので、
小さめのふたつを下ろしてみた。

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あまり柿を食さないと言い乍ら、自分たちで採って干したものは佳いな。
売られている立派なものより、なんだか見ていて惚れ惚れするのであった。
さてさて、早速に試食をば、、(渋かったらびっくりですからね!)

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ひとつを、種を抜いてちょびっとずつの輪切りにした。
大丈夫!ちゃんと甘い♪自然の甘味。
のんちゃんはもうちょっと甘くなるのではとおっしゃるのだが、どうかなー。

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赤絵の小皿は菊の花がほわっとしているのがお気に入りである。
そこそこ古そうだけど何かなー、と思っていたが、
親しい業者さんに聞くと南京赤絵ではないかとのことであった。

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直径が9cmほどで深さもあるので、盃にもできるというのが
ちょこっとおトクな感じである。

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今日も寝逃げするほかないほど気分が凹みっぱなしであったが、
自分で作った干し柿を食べてみて、すこしばかりほっとした一日。
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