2018/02/03.Sat

鬼は外 (紙刷印判波千鳥文小皿)

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お疲れの身、プリンをいただく。ゆるゆる。。

毎日まぁなんというか、嫌になることが多く、人様の言動に嫌になったり、
自分のことが嫌になったりなのである。
人様の言動は腹は立つけれど、自分の力でどうなるものでもないので、
言ってみればお天気のようなもの、、静かにやり過ごすだけである。
自分のことが嫌になるのが宜しくない。
意に添わず、自分に嘘をつくと、だんだんとすり減ってくる。
そういうときに、真面目な絵を眺めたり、小さなお皿を眺めたりすると、
こころがおかしいと言うような暮らし方はしたくないと思う。
比べようもないけれど、洲之内徹が戦時中「ポワソニエール」の複製を眺めて
やりきれない諜報活動の日々を持ちこたえたのと同じように、
うつくしいものはひとのたましいを支えてくれる。
うつくしいものをうつくしいと思える日々が続くこと、うつくしいと思える自分であることを
ひそかに祈るのである。
節分の今宵、じぶんの鬼を外に追い出そう。

明日は立春。
寒さは厳しくとも、春なのである。

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プリンのお皿は先日見つけて小躍りした紙刷り印判である。
これはナイスだ♪
雑器なので釉剥ぎがあったりするが、素朴で和む。
普通、印判は全面に印刷がされているものだが、余白を多くとっているのも粋だ。
ありそうでなかなかない、デザインセンスである。

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釉剥ぎのぐるりに捺された印判は、なんと波千鳥ではないか♪
この波千鳥は、冬の冷たい波の間に間に飛ぶ千鳥というより、
強くなった日差しで煌めく波間を飛ぶ千鳥と思いたい。
うーん、オトク感満載。

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高台も小っちゃくてかわゆいであるぞ(使いやすいかは別問題だが)。

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という訳で、ツボなあまりセット買いです(笑)。
並べると、ごつごつした質感もよい感じ♪
あー誰か、このありそうでない魅惑の印判をほめてあげてくださいな。
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2018/01/06.Sat

刷り込みのことなど (九谷焼青手芭蕉文豆皿)

小寒を過ぎ、時雨模様の一日、お庭が寂しいのでホームセンターに行く。
帰って小腹が空いたのでよつ葉のパンケーキを焼く。
パンケーキ・・・今はホットケーキとは言わないのかな?

子供のころ、まだ地方都市も十分に栄えていた時代、
デパートの上にある食堂でホットケーキを食べるのが贅沢だった。
当時はデパートに行くとなると、服装もきちんとして行ったものだ。
(今ではすっかりユルい三毛庵であるが。。)
まだ学校に上がる前のことであったので、美味しいホットケーキも
全部食べ切ることはできなかった。
すると母が残りを包んで持って帰ってくれたものだ。
持ち帰ったホットケーキを家で食べたという記憶がないのは、
デパートでの特別なおやつの記憶があまりに鮮烈だったからか、
あるいは残り物は母が食べてくれていたからか、どちらだろう。
今でもつい食べ残すことのないように、といやしく食べる三毛庵である。

ホットケーキにはもうひとつ思い出がある。
学生時代、三毛庵は妹と自炊をしていたのだけれど、
当時ふたりの贅沢なおやつといえば、ロッテのチョコパイか
ホテルニューオオタニのミックス粉を焼いたホットケーキであった。
ロッテのチョコパイは、じゃんけんで負けたほうが自転車でコンビニへ買いに行き、
勝ったほうがお茶を淹れる、という決まりだったように思う。
ホテルニューオオタニのミックス粉というのは確か今もあるはずだ。
永谷園が出していて、お茶漬けとホットケーキの関連性は疑うが、
とにかく当時のほかのミックス粉に比べて高級なぶん、美味しかったのである。

パンケーキ時代の幕開けは、ハワイである。
オアフ島のワイキキ辺りのホテルから、のんちゃんと友人と、
あれはレンタカーを借りに行く途中であったのだろうか、
とても美味しそうなパンケーキのお店をみつけ、朝からおやつにいただいた記憶がある。

あの時以来、いまだにパンケーキとホットケーキの違いが判らぬ三毛庵であるが、
粉を膨らませただけのものが今も「特別なおやつ」として君臨している。

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骨董を始めたころ、手始めに買ってみたのは九谷焼だったような気がする。
なぜかはあまり覚えていないが、市で手軽に手にすることができたし、
親も九谷焼を好んでいたような記憶があり、何か親しみがあったのかもしれない。
でもまぁ三つ子の魂というのか、今も九谷焼は好きなのである。
三毛庵はいやしいので、例えば渋い土ものもよいなぁ、と思ったりもするけれど、
キラキラ✨の九谷焼なんかも美味しくいただくのである。

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長径が7.5cmと豆皿サイズなので、
のんちゃんにそんなん何に使うん?と聞かれた。
「いや、ホットケーキのときのバター入れとかね。」などと考えてみたが、
いいのである、使えなくとも。小っちゃくて可愛いんだから♪

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ちびっこの割には芭蕉の葉脈とか背景のぽつぽつとかが
生き生きと描けていて、そう悪いものじゃないと思うのだけれど。

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明治頃、と言われそんなに時代があるのかは多少疑問の余地があるが、
フリモノがあって電気窯ではなさそうである。
まぁでも、時代というのはあんまり関係ないかな。
気に入って、そのお値段が自分の価値観に合えば買うというだけのことだ。

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よつ葉のパンケーキ♪

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お庭に植えたガーデンシクラメン。
ピンク色でシルバーリーフなので銅葉の西洋岩南天のそばに。。

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小さなプランターに入ったお買い得なビオラセット。
のんちゃんが中で一番こじゃれたお色のをゲット。
(骨董をやっていると、こういうとき目ざとくなる。)

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お買い得になっていたシクラメンから、のんちゃんがよい性質のんを選ぶ。
三毛庵の家は平素結構お寒いのでシクラメンは冬の定番品。

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実は三毛庵、もう一鉢買ってしまった。
のんちゃんが「こっちならそのお値段で2つ買えるよ」と、
先ほどのお買い得品を示したのであるが、
それを聞いた三毛庵、「そっか、2つ買っちゃえばいいんだぁ♪」
三毛庵も結局のところシクラメンは赤や白の古典的なのが好きである。
このようなピンクのフリフリなどは滅多に買わないぐらいだ。
でもこの株、お値段の割にすごく出来が良かったのん。
何しろ育種家の孫なもので、優秀な個体には目がないのである。

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シクラメンの花は、炎のように反り返るさまが美しいのであるが、
この品種は蕾が膨らんで、反り返る前の壺形がチャーミングである。
最近、「盛って」いるのも素直に愉しめるようになったのは、トシのせいか?

考えてみればシクラメンも子供のころの刷り込みだよなぁ。
いいトシになっても活きる刷り込みは親に感謝しなければ。。


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ものたち | Comments(0)
2017/11/07.Tue

門出に (蒔絵桔梗に薄文・松に千鳥文菓子皿)

週末は、栗きんとんをお買い上げ♪
なぜって塗りの菓子皿がやってきたから!

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旅に出る・・・お土産はふるもの!半端のお皿が4枚。

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松に千鳥が3枚、

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桔梗に薄が1枚。

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塗りはもう透けてくるほど古びて質素ななりだけど、
金銀に青貝、昔の栄華が偲ばれる。
もしかすると野弁当のお皿だったのかな?

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申し訳ないよな値札であったのに、
「高山の和紙やで」そういって綺麗な和紙に包んでくれた。
お皿の門出を祝ってくれた。

さて、気づけば初冬である。
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ものたち | Comments(2)
2017/11/01.Wed

冴える月のころ (備前刀豆型掛花)

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今年は遅い十三夜であるが、何しろ台風だらけの十月であったので、
後の月が十一月であったのはよかったのかもしれない。
今年植えた薄が穂を出して、やつれた庭になっているのがなんとなく気に入っている。
せっかくなので、穂を一本お供えに。

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ノコンギクは「夕映」という色の濃い選抜種。
去年小さな苗を植えたものだが、今年は切れるぐらいには殖えて嬉しい。

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掛花はおそらく江戸から明治ぐらいの備前。刀豆か何かのようである。
ほんとうは蔓がさやの上から続いて垂れているはずなのだけれど、
残念もので、中ほどまでは欠落している。
まぁあるには越したことはないけれど、花を生ける分にはさほど気にならないし、
秋のやつれた花に似合いそうだったので連れ帰ったもの。

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まぁなんか、ぼろいものを買ってしまう三毛庵である。
これはちょっと、素人直しが痛々しい。。
でもなんだか捨て置けない気になって連れ帰ってしまうのであるが、
自力で金直しをするお暇のない三毛庵であるので、外に出したりすると
本体の三倍ぐらいとかかかったりして、切ない。
だけど、欠けてもまだ「ゴミ」ではなく「もの」だと思う。

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こういうものを買うことって、一般には無駄なのかもしれないけれど、
あとで活きてくることがあるものだ。
一方で、佳いものだけれどまぁ高く買ったなぁ、なんてこともあるのだが、
そういうこともあとで活きてくることがある。(下衆な例では掘り出しとか。)
買ってそれだけならどちらも無駄遣いかもしれない。
でも買う「経験」をしっかり積むことって、
自分がどれだけの奥行きを持てるかということに繋がる、、気がする。

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尾久さん監修の本がでていたので買ってみる。
昨今の骨董の流行(骨董にも流行がある)も加味して、
なかなかよい入門本、趣味がよく育ちそうである。
個人的にはもっと尾久さん色オンリーだとさらに興味深いのだが
(個人のコレクションを見るのは、面白いですからね。)
入門編があんまりマニアックというわけにはいかないしなー。
昨日たまたま調べたいことがあって秦秀雄さんの本を漁っていた。
秦さんって今見ても斬新だなー、あの眼には到底追いつけないと思う。
あんな風になりたいとは思うけれど、三毛庵好みは
もうちょっと笑っちゃう感じであるところが残念である。
でもまぁ、背伸びしても仕方ないしね。
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ものたち | Comments(0)
2017/10/15.Sun

秋の色 (珉平色絵小段重)

寒くなる寒くなるといいながら、この辺りはそうでもなかったのだけれど、
昼頃から冷たい雨に変わってきてひんやりとしてくる。
10月も半ばになってようやく衣替えをする。
衣替えをするほど服を持っているわけでもないのだが、
なぜか箪笥の中にお皿が入っていたりするものだから、
肝心の服を入れる場所がなく、半分をベッドの下に入れ、
衣替えするのである。。

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珉平(淡陶っていうのかな)のちび段重ふたつ。
大きいほうは春に花見団子のお色にひと目ぼれしたもの。
ほどなくして東京の市でがらくたの山の中から、ちびっこのほうを見つけた。
がらくたであるので、お土産気分で手に入り、すっかり浮かれた三毛庵である。
小さいほうは、対照的に秋のお色である、どんぐりなぞ入れてみたいものだ。
まぁその程度の使いみちしか浮かばないが、
たまにお干菓子など摘まむときに、ここに入れてもいいやもしれぬ。

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お庭もすっかり秋のお色、ミスカンサス(ススキ)「パープルフォール」が
穂を揺らしている。
暖地でも寒くなったら名前の通り、紅葉するのであろうか。
街灯の光が差すので開花するか心配だったアメジストセージ
(サルビア・レウカンサ)もちゃんと咲いてくれた(処分苗)。

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大きくなりすぎて、通路に枝垂れてのんちゃんの顰蹙を買っている
ホトトギス。

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三毛庵的には秋の庭は多少荒れているぐらいがいいのだが、
やはりコントロールされていないと庭とは呼べないのであろうか。

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何しろ、横着してる間にマユハケオモトの鉢が雑草に占拠され、
せっかくの可愛い花が台無しなのである。。

この秋雨が済んだら、庭仕事のシーズン。
一年で大きくなったススキは株分けが必要だし、
競うようにはびこっている姫ツルソバと蛇苺も間引かねばなるまい。
何しろ植え過ぎなお庭である。。
といいつつ、今日はホームセンターの処分品のホスタを手に入れた。
今から地上部がなくなるものを、、とは思うが
秋は活着がいいし、来春芽出しから眺められる。
開花株にはない愉しみである。
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