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2020/07/05.Sun

古のこころ (プレスガラス小鉢)

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いただきもののデザートを夜おやつに。
こんなときに、小ざっぱりした無色のプレスなんか、飾らなくていい。

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すこしごりっとしたようなところが、今では得がたいものである。

ふるいものを買うことでいくらか賢くなったといえるのは、
何にいくら払うかは自分が決めることができるし、
ものの値段は売り手と買い手の間で成り立つのだ、という、
人の歴史においては当たり前であったけれど、現代においては
ちょこっと忘れ去られていたことが、よくわかったことだろうか。
定価があるというのはとても安定する、よいシステムだけれど、
お金を払うことに無責任になる側面があると思う。

1円でも安く買おうという日ごろの努力をバカにはできないけれど、
世の中というのは、自分が何に対価を払うかということが
積み重なってできてゆくものである。
無くなっては困る近所のスーパーではちゃんと買い物をする、
そういうのが選挙の一票と同じにだいじなのである。
今回コロナになって、重要なこととそうでないこと、
そういうのが一層鮮明になったようにも思う。
日本なぞ、もう少し自国で作って自国で消費したらよいのにな、
って個人的には思っているけれど。

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庭が茫々になり、ヤマユリは咲いたというのに、雨に打たれて
地べただったり、お庭の外を向いたりである。
先日の大風で乱れつつも、『祇園守』が咲く。
花の少なくなる季節にありがたいし、やはり佳い品種だと思う。
ホームセンターで珍しい色味の八重の槿を見て、わぁ・・って思うけど、
狭い庭で、と思うと日本の伝統、ミニマリズムは重要だ。
『祇園守』は、これがあれば安心の境地なのである。

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実は先日からの花を入れ替えただけのまかない仕様である。
次は一重切にてさくっと入れたいな。
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ものたち | Comments(0)
2020/06/30.Tue

桜桃 (プレスガラス魚々子文小鉢)

近ごろ、仕事を終えて、ご飯も食べるともう眠たくて、ごろごろしている。
なので朝早めに目が覚めると、とても、おトクな気がする。
明け方は、ふるものたちもしんとして、ずっと前からそこにいたように静か。
いつか滅びゆくものたちのなかに、これまた滅びゆく自分がいるのであるが、
あまりに静かで、ふと、時間などないような感覚に襲われる。

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さくらんぼの季節である。
これは近隣ではほぼ採れないので、年に一度のお取り寄せの贅沢である。
今ごろのは山形であるが、7月の後半ごろには北海道のものもお楽しみで、
余市辺りに行く折には、ニッカの余市工場とさくらんぼが定番コースであった。
まだマッサンの放映前で、余市工場は閑散としていて、リタハウスで紅茶を飲めたほどである。
そこで口にした原酒があまりに美味しく、酒飲みでもないのに
原酒の仕込みに一口拠出して、十年後にできたお酒を受け取るという、
十年浪漫倶楽部に入ったほどである。
今は原酒不足でこのような企画はないらしいけど、
また日本人主体の消費に落ち着けば、そういうこともあるかもしれない。

さくらんぼを入れたガラスのボウルは、おこらくちょい古程度のものであるが、
旅のお土産にのんちゃんが連れ帰ったもの。
魚々子のプレスといった感じだが、形も意外やこんもりして、
がらくたなりにちょっとうれしい感じがするものだ。
冷抹茶などいけるかも、と本気で思ったりしてね。

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美味しいケーキもいただいたので、こちらはほんとの切子のお皿に。
これは以前@も載せているが、ほんとにもう、期待を裏切らないものである。

あー今日はいやしさ満載だな。
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ものたち | Comments(0)
2020/06/28.Sun

rainy day

昨日は知人と久しぶりに会話を楽しんだせいか、疲れてぐっすり眠り、朝は早くに目覚めた。
梅雨らしく雨が降っていて、今日は慌てて洗濯も不要、のんびりしようかな、などと思う。
氏神さまに半年の厄を落としにお参りしようかな。
コロナ禍の中、気づけば半年が過ぎたけれど、自分なりに過ごせたであろうか。

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ステンドグラスのランプは、それほど古いものではないが、
色とりどりのダイヤ形のデザインが気に入って持ち帰ったもの。
雨降りのせいか、カーテンを開けても室内はさほど明るくもなく、
かと言って朝早くから電気を煌々とつけるのもなんだか興覚めで、
そんなときにこういう明かりを愉しんだりする。
(横の怪しいガラストレイにはメダカの卵が入っている。)

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お気に入りのイジュも満開を過ぎ、庭はいよいよ鬱蒼としてきて、
もうあんまり切るものもないのだけど、
お気に入りのススキ「パープルフォール」が穂を上げ始めて、夏草の季節。
このころからお月見の季節まで、ずっときれいな穂の風情を楽しめる。

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のんちゃんお目覚めにつき、いただいた神戸の美味しいパンを朝食に。
こういうとき、やっぱり瀬戸の土ものなど、ほっこりする。
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ものたち | Comments(0)
2020/05/16.Sat

初花と初物 (ウィスキーの空き瓶やら)

結構真面目に自粛しているというか、まぁお庭もトップシーズンであるので
家でよろしくやっているのであるが、気晴らし程度にホームセンターへは行ったりする。
お庭のほうも、もう補植程度しか植えるものもないのであるが、
それでもしっかりしたよい苗が、お手頃で売られていたりするのを見ると浮かれてしまう。
薔薇はそれなりに育つので、できるだけ厳選して買うよう心がけるのだが、
新苗など、育てたくなってしまうのだなー。
それほど目新しくはない苗の中に、イブ・ピアジェがあったのでついつい。。
香りもよく、芍薬咲きの日持ちの良いバラなので、切り花でも人気があったように思う。

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新苗は本当は摘蕾しながら育てるのが後々の成長によいのだけれど、
買ったときにもう大きくなったつぼみが二つあったので、咲かせてすぐに切ることにした。
花瓶にしているのはおそらくウィスキーか何かの瓶だけれど、角張ってプレス文様もいいので、
ちょっと花を挿すのにいい感じ。

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切る前、、まだ小さい樹に大きな花が、、。次の芽の位置を見定めて短めにカット。

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順に咲いたので、先に咲いたほうの花はグレイッシュに退色してそれもまたよし。
うちの薔薇ははらはら散るものが多いので、たまにこういう花もちの良いのも悪くない。
花もちがいいとか悪いとか、どちらが長所とは言い難いもので、
品種の用途や風情によっては潔く散ってゆくのがありがたいこともあり、
要するに、いかに見た目や個性、用途などがトータルで見てよい組み合わせになっているのが
よい品種といえるように思われる。
歴史のある品種は、やはりそういうところがこなれているものが多い。
とはいえ、どこに美点を感じるか、というのは個人的な感性の問題であるけれど。

さて、連休含め、ことしは気温が穏やかで薔薇は結構きれいに咲いている。
写真はいっぱい撮ったけれど、ずっとこころから余力がなくあっという間に二週間。。
うちの薔薇的にはそろそろ後半戦の薔薇が咲き始めた。

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一番最後にピークを迎えるファイルヘンブラウ(ブルーランブラー)が咲き始める。
とにかく咲いてからのスミレ色への退色とライトグリーンの柔らかそうな葉っぱが似合う。
冬には意外と赤い実も楽しめるしね。
まだ十分には育っていない、オーガストルッセルが所々に反八重の花を覗かせているのにどきんとする。
オーガストルッセルはダイナミックに咲くわけではないけれど、地味ながらに印象的な風景にしてくれる。
柔らかい葉っぱがよくハキリバチに丸く切り取られたりするのもご愛敬。

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春に実家に筍を送ると、今頃の季節に脂ののった時鮭が届く。
(昆布森漁港の定置網、まちがいなしのやつ)
ここの魚屋さんは冷凍せず上手にチルドで送ってくれるので、
着いてすぐの鮭は脂がのってジューシーでほろほろ崩れそうに美味しい。
すじこもちょこっと入っていたので、アテ風に供する。
まぁ、そとで食べる御馳走はいいに決まっているのであるが、
このただ焼いただけの鮭の激うまぶり、これが真の贅沢というものだ。
御馳走様でした♪
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2020/04/03.Fri

「美意識」を鍛えろ! (こびとのお皿)

自分のなかで、うつくしいと感じる絵、佳い絵とはどのようなものであるかを
暫く考えていて、なので時折ヒントになりそうな本を手に取ってみる。

この度は、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?-経営におけるアートとサイエンス-』
(山口周著、光文社新書)なるものを読んでみた。2年ほど前の出版だ。
実をいうとまぁ、ついにビジネスにアートを持ち込んだか、というゴシップ記事でも
読むような、ひやかしであったのであるが、なかなか分かりやすく面白く、ためになる本だった。
ビジネス書ではなく、生き方の書といえばよいであろうか。(と三毛庵は思うのであるが。。)
個人的にはお子さんをもつ親御さんに読んでいただければな、と思う。
と書くと、まるで子供に芸術の英才教育をしろ、と言っていると勘違いされても困るのだが、
ユダヤ人虐殺をただ命令に従って実行しただけだと言ったアイヒマンに関して、
「悪とはシステムを無批判に受け入れること」という、哲学者ハンナ・アーレントの言葉が紹介されていた。
そして、「悪」とは陳腐なもの」なのだそうである、戦慄。。
そのような「悪」に陥らないためには、自分の軸をしっかり持つことが重要で、
「美意識」を鍛えるということは、その一つの面である、というようなことである。

疫病が蔓延し、次には経済の崩壊、あるいは紛争へと進みかねない時代の中、
美意識などに関わっていられるか、という状況にも見えるが、
金次第の時代ももう終わりで、信じられる確固としたものだけが自分を支えてゆくことになる
というのがほんとうなのかもしれない。

それで、私にとっての絵は・・・というと、暗い足元を照らしてくれる、小さな灯りであると思ふ。
佳い絵は、佳い本を読むのと同じく、私にとってのせんせいなのである。

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戦前と思しき、こびとのお皿、どこぞのキャラクターのパクリであろうか(笑)。

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パクリは「悪」であろうか?今の時代に照らし合わせれば、そうなのかもしれないが。。
でもこの姿にはオリジナリティーがあるように思う。
「美」というのは、「正義」というのともちょっと違うと思う、説明はむつかしいが、、
「正義」を振りかざした「悪」なんて、陳腐なほどにたくさんあるしね。

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四月の水仙はやっぱり『タリア』。
美しいということに説明は要らぬ由。
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絵のこと | Comments(0)
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