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2019/02/28.Thu

二月というのに (刷毛目風粉引の徳利)

平成の仕舞いの二月というのに、ずーっと体調がザンネンなままで、
明日はもう三月だ。
冬型の気圧配置でいて、日差しのほうはどんどん強くなる二月は、いつもは元気なのだ。
関西では庭仕事が一年で一番たっぷりあって、三毛庵サイコーに希望に溢れる月なのである。
正確に言うと、今年も気分的にはサイコーに元気なので、よれよれになりながら庭仕事はしている。
ただ、ほんと体がついていかない、哀しい事態。。
あぁ、明日からまた激動の三月かと思うとため息ものである。
概ねは気象病なのであろうが。

こんなに気象病がもてはやされるのは、人間の活動に起因するせい?なのであろうか。
そう思うと、不満を垂れることもできない動物や、移動することも出来ない植物はとんだ災難である。
昨年の台風など、人様は家の中に避難するのであるが、彼らはどうしてすごしたのであろう。
(台風の後、見かけなかったカマキリの卵を、冬になってヤマボウシの枝の高いところに発見した。)

まとまった雨が降った今朝、待ちに待った水仙「フェブラリーゴールド」が咲き始めた。
うちでは春一番に咲く水仙である。(日本水仙は寒咲なので冬の花。)
古くて丈夫な品種で、きっとガーデナーはみんな好きになる花だ。
週末にゆっくり眺めたい♪

二月の椿は「月光」である。
寒い時期なので一輪一輪じっくり咲くのであるが、日差しの強い二月らしく
その割には次々と咲くのが眺めて楽しい。
三月から咲く椿はだいたいせっかちで、惜しむ間もなく花を落とすが。

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二月のはじめにみそっかすな枝に咲いたのをいただいた。
なので徳利の口に無理やり載っけた。
徳利は人は「刷毛目」だというのであるが、高台内にも白泥がかかっているので
思うにこれはじつは「粉引」なのである、、ほんとかなー。
何しろダンボからの発掘品ですからね。(なので銘を「すて」という。)
すこしカセはあるのだけれど、月光の紅い色がよく映えて、ありがたや♪
ほんとうはちゃんと徳利も撮りたかったけれど、何しろ「逃げる二月」に間に合わず。。
また今度ゆっくり撮ろう。

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月光(卜伴)

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桃色卜伴。
一番綺麗な時に余りに庭仕事が忙しくて撮ってあげられなかった。
咲き切ると、紅い卜伴のほうが可愛らしい感じ、桃色のほうは少し立派な?風情。
咲き始めのころのお菓子のような可愛らしい姿を撮ってあげたいものである。

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3年目の有楽は小さい木でも沢山咲いている。
これも一番綺麗な色の時に撮ってあげられず、すこし色が薄れているかな。
三毛庵何につけあまりピンク色というのを多用しないのであるが、
有楽のピンク色、最愛。

今年はプリムラLOVEな年で、ホームセンターのまだ十分楽しめる処分苗や、
定価の高級苗、それからネットでも少しだけ取り寄せた。
ぎゅうぎゅうに密植するので、知らぬ間に虫に食われて滅亡するのもあるのだが、
園芸種でも八重咲のものなど、意外や夏越しをしてくれたりするのが楽しみである。

去年のガーデンプリムラが蕾を伸ばし始めた。

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今年の処分苗はじゃんじゃん咲いている。

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去年のガーデンシクラメンが上手く年を越した(白い花が丈夫なのかな?)横に、
処分品のプリムラを植える。まだ蕾があるし、葉っぱも可愛いからな。

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これは定価で少しお高かったけれども、でも立派な株で、
まだ冬枯れの寂しい庭で存在感を放っている。
こんなの夏越ししたらいいんだけどなー。

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同じシリーズのシルバーのほうは、斑入りのヤブコウジの横に植えた。

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福寿草も咲いた。
当然のごとく、お正月向けの処分品で、売っているときからかなり根を切られており、
寒地では知らないけれども、暖地で地植えはなかなか活着が難しい。
山野草鉢で育てるべきなのかな、、
でも実家の大きな紅葉の下に生えていたのを忘れられず、ヤマボウシの根元に植えた。
(週末ガーデナーでは小さな鉢植えはなかなか管理が難しいのだ。)

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という訳で、お花ばっかりのブログな二月が終わる。
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2016/05/22.Sun

人が見たら (李朝堅手塩笥)

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ずーっとこんなふうににらめっこしてた。

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まいったなぁ・・・というかんじ。

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ニューもありまするが、景色だと信じることに。

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この面は、口をつけるのにうってつけ。

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どこからみても、どうしてか好もしい。

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高台はアバウト(笑)。

不思議と、塩笥になるとは思い浮かばなかった。
ただ、庭の花なんか入れたら泣けてくるな、、そう思った。
ほんの寄り道で見つけたので、慌てて連れ帰ったのだけれど、
両掌で抱えると、奥ゆかしい見込みが見えて、あ・・塩笥、と気づいた。
浮かれて綺麗に洗い(釉薬が切れているのは指跡でカセではない)、
取り急ぎ何か飲まん、とインスタントのもずくスープを投入。
皆さま、もずくは塩笥で飲んではいけません!全く飲みにくい!!
でも、もずくがあかんだけであって、スープはそこそこ飲みやすく、
飲み干すには若干上向きになるものの、小さな塩笥と言っていいだろう。
それから、紅茶を入れたり、いろんなものを飲んでいるが、
両手はもちろん、片手でも持てる、賢いお茶碗である。
塩笥なるもの、冬のものなのであろうが、三毛庵は大きな氷をごろんと入れ、
アイスのお茶を飲んだりする。掌がひんやりとして実に美味しい。

三毛庵昔大それたことに、唐津の塩笥を手に入れた。
冷え寂びた様なそれは、シロートの三毛庵にはほんとに唐津か
さっぱり分からないような(実は今でも分かっちゃいない)、
李朝的なヤツなのであるが、今思えばこれはあれに似ている。。
いや、あれがこれに似ているのか・・・。
きっとこういうものが、唐津を生んだのだろうな、、と思ってみる。
いままで李朝でのっぴきならない気分になったことはあまりないのであるが
(というのも、そういう李朝は手近にはないせいだろう)、
これには三毛庵、とても満ち足りた心地がするのである。
不思議と、例えば伝世の味がついてればいいのにな、とか、
もっと素晴らしい高台ならいいのにな、とか、そういう理不尽な要求を
これに対して思うこともない。
ただ在るだけで仕合せな心地がするのである。
これはちょっと、、「人が見たら蛙になれ」と念じてしまうやもしれぬ。


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2015/01/22.Thu

猫殿の・・・(高麗青磁狂言袴風碗)

三毛庵和物好きである。
というか、気づけば和物がわらわらと集まってくるのであるが。
もちろん日本国に住んでいれば当然のことであろうけれど、
和物の少し幼く、自然に親しい姿にこころ惹かれる。

そんな三毛庵のこころ惹かれた高麗もの(李朝初期というべきか)、
やっぱりおっとり幼くて、気づけば「保護」をしていたのであった。
こんもりと、両掌でそぉっと包み込みたくなるお姿。。

20141019 011
(長径10cm/李朝初期頃のあがりの悪い高麗青磁・・・たぶん(笑))

名付ければ、狂言袴風猫飯碗・・・とでも言おうか。
丸っこく安定した姿に、思わずこれに鼻を突っ込んで
かつぶしのかかったおまんまにありつく猫の姿が浮かんでしまう♪

勿論猫殿に譲るわけにはいかないので、さっそくこれで
葛湯なんぞをいただいて、ゴキゲンなる三毛庵であった。
あんまりうれしくはないトリアシがあって、直しを入れるか否か、
なかなか悩ましいのであるけれども、このままカップスープもOKである。

三毛庵的妄想では、これがちっちゃな茶箱に組まれて、
猫殿の茶事にしずしずと登場するのであるが・・・。
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2011/11/18.Fri

高台と育成 (李朝三島盃)

blog 7802

念願叶って堅手様をお迎えしたのであったが、そういう時、
労せずして縁続きのものがころっとやってくるのも不思議なものである。
李朝については、半ば諦め気味に多くは望まなかったのであるけれど、
ほぼ完品の、やっぱりぎりぎり?直径10cmの「盃」らしきものが、
「ウォン安」の名のもとに並んでいたのである。

それにしても・・・猫のやつが引っ掻いたみたいなプアーな高台なのである。
「うーん、日本人たる者、高台には一見識あらねばならぬが、これは・・・。」
とはいえ、あっけらかんとしたこのカチカチの高台が嫌かというと、
それがそうでもないのがひねくれたところで、「誰もがうなる立派な高台よか
軽くて湿っぽくなくて、普段付き合いには丁度いっか♪」などと
都合のよい解釈をしてみたりするのである。
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2011/11/17.Thu

李朝なら (李朝堅手盃)

blog 7792

李朝なら堅手、どういう訳かずっとそうだった。
本を眺めるのが好きな私は、骨董の本の頁をめくっては、「この中でどれか
ひとつもらえるなら、どれがいいかなぁ」などと勝手に妄想したものだ。
そういうとき、李朝は何故か堅手なのであった。

とはいえ、堅手なら何でも・・・という訳にはいかない。
説明困難なのがもどかしいのであるが、「憧れの堅手」なるイメージが
頭の片隅に、しかし歴然とあるのであった。
けれどそういうイメージ通りのものは、テキトーにうろついたところで、
決して見つかる筈もないのである。
念じていれば引き寄せることのままあるこの世界、「きっと堅手」「いつか堅手」
とイメージアップだけは怠らなかったねちこい私でなのあった。

そんなある日、「先手必勝」なるネット上に、なんと私のイメージ通りの
堅手様が、まだ誰にもツバをつけられずにいらっしゃるではないか。
李朝は堅手」というのが、多少偏った好みであると自覚していなかった私は、
「売れてないのは何か問題でもあるのか?」といぶかりつつも、
ともかくもと手に入れたのであった。
(きっとこの人は堅手が好きなんだろうな、と思っていた勝見充男さんが、
『骨董屋の盃手帖』で「堅手好き」と明言するより前のことであったので、
当時やっぱり堅手はいくらかマニアックな部類であったのかもしれない。)
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