2017/07/20.Thu

盛り盛りごはん (印判染付牡丹獅子文皿)

そこそこに忙しいひとりの日は、フライパン片手にお手軽メシである。
豚こま肉(切らずに済む)といろいろの野菜をじゃじゃっと炒めるだけ。
ニラとキムチでキムチ炒めとか、茄子・トマト・ピーマンの夏野菜炒めとか、
まぁ、そんなもん。
さて本日、冷蔵庫を覗くと茄子しかない!!
塩胡椒では寂しい気分だったので、トマト代わりにケチャップ炒めにすることに。

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このようなビミョーなお色味のおかずでも、このおはあんしんなのである。
(もちろんトマトやピーマンがあればもっと鮮やかに映るのであるが。。)
テキトー感溢れるおかずを、ほどよく盛り上げる、食欲そそる印判様である。

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(径21.5cm)

ツウな食卓ならば瑠璃釉の古伊万里などがよろしかろうが、
なんちゃってメシをもりもり食する三毛庵には、
大っきい獅子が3匹盛られたこのおの安心感がよろしい。
ニギヤカだけれど獅子のダミで全体がコバルト色、
なんでも美味しそうに見えることまちがいなし!

ストイックに引き算された配色というのは、どうやら三毛庵にはむつかしく、
いつもちょこちょこ「盛って」しまうのであるが、
それは性分なのか、それとも関西圏にいるせいなのか。
(関東は粋を愛する江戸文化であるが、ここらは桃山だと常々思うのである。)
でもなんか、ちょいちょい足し算しつつ危ういバランスで調和する、
そういう迷宮のような暮らしぶりにときめくのも、
ふるもの好きの特権だと思ふのであるが。。


ちなみに、、団子っパナ3兄弟はちょっとずつお顔が違うのであった。
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2017/07/02.Sun

文月 (古伊万里染付梅雪輪文小皿とちょこっと不染鉄展覧会)

結局のところ、六月中風邪ばかり引いて過ごしたのであった。
たったの風邪であっても、健康の有難みを知ることである。

七月に入り、梅雨の中休みで気温がぐんぐん上がる。
夏が来て、そして一年は折り返しに入る。

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考えると、甘手のものをちょいちょい手にする三毛庵である。
先入観を抜きにしてみると、甘手のものの土っぽい垢抜けなさは、
器として使ってみたいように思うのだ。
まぁ、完品と甘手が同じ値段だったら甘手を買う人はいないだろうが、
気安いというのも甘手の魅力なのである。

完品の磁器では一寸余所余所しいかな、というような
おやつのお餅も、甘手のお皿の上では寛いで見える。
(お気に入りの芥子餅を載せてみる。)

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梅と雪輪と柴束の文様。
暑かったので、雪輪でひんやり♪

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たぶん、こんな感じで三毛庵の眼はアマ手のお皿をぢっと見るのである。
まぁ、人に甘手を買え、などと強要はしないが、
完品でも欲しくないものがあるのと同じように、甘手でも欲しいものがあったりするのだ。
ぶらっとして、連れ帰るのによろしいしね。

先月のおやつの記録。

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三毛庵は涼し気な葛桜。

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のんちゃんは紫蘇餅と、葉っぱのお菓子をいただく。

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食い意地が張りすぎたので、水無月は半分こにした。
和菓子に珈琲っていいんだよなぁ、これが。
水無月食べて、残り半年の健康をお祈りするのであった。

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文月、風蘭「猩々」が咲く。

(↓続きはこちら)
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2017/06/21.Wed

葵のなぞと (伊万里染付騎馬武者文小皿)

早くに目が覚めると雨で、水遣りいらんな、、と思った。
部屋の整頓なんかをしていたけれど、一時間早く仕事にいくことに。。
朝は作業が捗るし、今日中に終えたい仕事もあったのでちょうどいいかなと♪
(一年で一番昼が長い日は仕事をするのである。)
という訳で、思惑通りに本日の仕事を終えてちょっと一息なのである。
今月はもうずーっと風邪で、何をする気にもなれなかったので、
ちょっとの時間とちょっとの元気は、たいへんにありがたいものである。
お庭は新しいので、自分が好きなものしか植わっていないのであるが、
冬にホームセンターで売れ残りを見かけて、常緑のものが欲しくて買ったのがこちら。

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フリルのツワブキで、冬には黄色い菊のような花も咲いていた。
地味なものであるが、日ごろ何気に目に入る中、結構お気に入りである。
フリルが装飾的だけれど、周りから浮いた感じもなく、
大きすぎず、ギボウシのように冬落葉しない上に虫にもあまり好まれない♪
とにかく手がかからないのに艶やかでいつでも綺麗!おりこう~。

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このでっかいブロンズフェンネル氏もなかなかいい仕事ぶりでお気に入り。
(画像は見上げて撮るほかないので、なんだかなーであるが。)
何しろちまちまなお庭であるので、高さを演出してくれるものは貴重な存在なのである。
のんちゃんが、少し大くなるものも、、と推奨してくれたけど、ほんとそうだな。

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フシギな図柄の小皿があった。
騎馬武者っていうのかな、江戸後期伊万里だけど、
このお方はお江戸の人ではないよなー、もっと昔のお人だ。

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(長径10.5cm)

【2017/06/22追記】
鍵コメさまより貴重な情報をいただきました。
葵と騎馬武者は京都上賀茂神社の競べ馬の神事ではないか、とのことです。
そっかー!「葵」は「葵祭」のあの葵だったのね!!(気付けよ三毛庵(笑)。)
あわてて検索すると、なるほど~♪
(ちなみに鍵コメさまの仰るとおり、下賀茂神社には流鏑馬神事があって
なかなか紛らわしいのであるが、この絵は弓ではなく刀のように
見えるので、やはり上賀茂神社が正解でせうか。)
おぉ、なかなか由緒正しきお皿なんだ♪
でもそうすると、これは伊万里ではなく江戸後期以降の京焼の可能性も?
ますますわかんなくなってきたなぁ~。

鍵コメ様、貴重なご指摘、ほんとうにありがとうございました。
拙ブログにお付き合いくださいまして、嬉しい限りです。
また、毎度の妄想にて皆さまに誤った情報を流布いたしまして申し訳ございません!!
とはいえ、恥も顧みず書いてみるものだな~、と思いましたです。
このように自分で探せなかった(←ほんとに考える力が足りない!)情報に
辿り着くことができましたので。
ということで、「山吹」バージョンを探す、という野望は潰えたものの、
風雅なお皿にますます目がハートになるのでした。

【追記終わり、↓は当初の妄想原文です。。】


誰か名のあるお方なのだろうと検索するとすぐに分かった。
この方は、おそらく木曽義仲殿である。キーワードは「騎馬武者 葵」。
そっかー平家物語かぁ・・・風流♪
葵とは葵御前を暗示しているようである・・・ん?巴御前じゃなかったっけ?
浅学の三毛庵はそう思ったのであるが、
木曽義仲は強い女子がお好きだったそうで、中でも巴御前、葵御前、山吹御前は
有名らしく。
んー、ぢゃあ、このお皿も「巴」バージョンとか「山吹」バージョンとか
あるんかな~。(すぐに思考がお皿のほうへ移ってゆく三毛庵。)

でもなんだな、ネットでの検索は至って便利でありがたいけれど、
自力で八方手を尽くして調べる能力はどんどん落ちていく気がする。
きっと木曽義仲の時代のお人から比べると、思考能力というか
知恵のようなものは格段に低いんだろうな。
あの、パソコンの画面に勝手に展開される綺麗な?景色の画像なんぞ、
正直言って三毛庵は気色悪い。
だって、勝手に色々見せられても素直に綺麗!って思えないやん。(ひねくれもん。)
そーゆーの、お仕着せ、っていうんぢゃないのか?
それに比べると、お江戸のお皿の謎かけは奥床しいなー。
うん、こっちのほうが愉しいであるぞ。

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2017/06/01.Thu

蕾、時々雨 (馬の玩具文・波千鳥文印判皿)

突風が吹き、雷とともに雨が降り出した。
昨夜も雨が降り、日中は気持ちよく晴れていたが、今宵も雨である。
そろそろ梅雨入りだろうか。
ずっと庭も乾いていて、一年目の木を心配して水やりしていたので、恵みの雨。
木もひと息つくし、私もひと息つく。

仕事やら雑事やら、何とはなしに気忙しい。
気忙しい合間にも、植えた草木の心配をしたり、
絵やふるものとの暮らしについて考えたりと、ぼんやりする間はない。
まぁ人から見れば、ふるものを見てぼんやりしているようであろうけど。。

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印判皿など見ても、綺麗だな、可愛いな、と考えるのであるからして、
考えることは尽きないのである。正直テレビを見る暇もないほどだ。
まぁそれが、何かに役に立つのかと言われると答えに詰まるが、
役に立つことだけが尊いと思うのはけちぃような気がする。
それでも、、きれいなものについて考えることは、
やっぱりどこかで人のためになることのように思うのであるが。

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スカシユリを2本植えた。
いつものホームセンターでのまたもや処分品、まだ蕾のものがあった。
欲を言えば、球根を植えて芽が出、やがて蕾を見るのが楽しいけれど、
ポットのまま咲こうとするユリは憐れであった。
できるだけ、最初から植わっていたかのように、来年も育つように植え付ける。
だんだんと色づいて膨らむ蕾を見ると、お手軽乍ら夢も膨らむのである。
そういえば、この前処分球根を植えたヤマユリも芽を出した。
本当ならとうに背が高くなっている筈で、このまま育ってくれるのかは謎であるが、
それでも芽が出ただけでも嬉しいのである。

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昨夜の雨で少々傷んだけれど、去年お庭を作り始めて
すぐに見つけた処分品(笑)、プリンセス・ケイトが咲き始めた。
薄っすらパールピンクがかった様な、さすが「プリンセス」なクレマチスである。
夏に向けて植えたのは、ヒオウギ、ユウスゲ、夕顔、モミジアオイ(白)、
昔は四季咲きなどを尊んだが、今は夏から秋はぼちぼち花を見れれば十分かと。
モチロン?定価品、三毛庵処分品ばかりを買っているわけではない。
いや、正確にはついでに処分品も買ったのであるが。。
アメリカ藤である。
勝手口の門扉の横が殺風景で、なにか細身の植物を置けないかと
常々思っていたのであるが、アメリカ藤は蔓を細身に仕立てられて、
大きくはならないのでコンテナでもOKなのだそうである(ほんとかな?)。
しかも二季咲するというなかなか欲どしい品種である。
花は来年、という処分品を取り寄せたところ、花がらがあったので
来年咲くのを楽しみに植えた。
すると今朝見ると、なんと二季目の蕾が上がっているではないか!!
おぉ、オトク感満載♪
薔薇の季節が済んだらあとはぼちぼち花を見れれば、などと澄ましていた
三毛庵であるが、「夏にも咲く藤」に興奮冷めやらぬのであった。

だってねぇ、蕾には夢が膨らむのであるからして。
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2017/05/14.Sun

いちばん遅い桜の便り (伊万里染付桜文猪口)

沖縄を梅雨入りにした前線が来て、雨がたっぷり降り、夏椿が開花。
ヤマボウシの枝にも白い花が浮かぶ。
この季節に咲く木の花は、「白」の印象。
夏椿もヤマボウシも芽出しは地味で、早春はクロモジやアオダモ、
コハウチワカエデを堪能していたけれど、
ここにきて、あぁ、この花を待っていたんだよなぁ、としみじみ眺める。
移植のために少し枝を落としたので、今年はそんなに咲かない、
そう言われていたけれど、自分のヤマボウシが咲いた嬉しさは格別である。

庭をぼーっと眺めながら、「あの辺りに夏、ヤマユリが咲いたら綺麗だろうな、
来年は植えてみようかな。」などと妄想していたけれど、
今日ホームセンターに行くと球根が処分品になっていた。
流石に暑くなってからの処分品というのは根付くのがむつかしく、
あまり買うことはないのだけれど、1年待つよりちょっと試してみようかな、
と根が乾いていないものを選んで連れ帰る。育ってくれるかなぁ。。
(寸分のスキマも逃さず花を仕込む三毛庵である。)

北海道から親戚が来て、向うはようやく桜が咲き始めた、という。
日本で咲く終いの桜。
といっても山桜や千島桜などである。ソメイヨシノは育たない。

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連休に猪口を買った。
すこしずんぐりとしていて、これにアイスクリームでも盛ったら
美味しそうだな、と思ったのである、、アイス食いでもないくせに。

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オカメ桜のような、可愛らしい桜である。
切れ込みのある五弁の花びら、丸弁の五弁で表す梅と並んでときめく意匠。

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そこここが慎まやかな猪口。

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この源氏香の見込も、ちょんちょん、と描いて佳い。

庭では待ちに待った、「ベイシーズ・パープル・ローズ」が開花。

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これも魅惑の五弁である。
ハイブリッド・ルゴサ(ハマナス系)で、蕾や葉っぱ、
それに小豆色の枝など、花が咲いていなくても美しく、
庭にあるとうれしくなる薔薇である。(実や紅葉も期待できる!!)
日本人好みのクラシカルでミニマムな美しさに溢れているが、
意外と言っては失礼だけれど、アメリカ人の作出で、1968年と
50年ほどの昔であるので、オールドローズという訳ではない。
そういえば香りのミニバラ、スィートチャリオットもアメリカの作出、
もしかしてアメリカって素晴らしい薔薇の宝庫なのであろうか♪

(↓庭の記録)
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