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2018/11/15.Thu

散り紅葉 (古伊万里染付豆角皿)

近ごろ人生のスピードに追い付けない三毛庵である。
だいたい、春と秋はそれぞれ3か月体調管理のやりくりが大変なので、
つまりは人生の半分を有意義には過ごせない。
とはいえ、その中でも脳ミソも活動停止する日というのは知れているので、
やりたいことは膨大になり、できることが限られるという状態になる。
若いころよりやりたいことが明確であるのに、体はついてゆかなくなるなんて、
老いてゆくというのはいいんだか悪いんだかわかんないなー。

という訳で、久しぶりにうっかり早く目覚めてしまったので、ブログを更新することに。。
(実はひと月も前に撮った画像であるのだが・・・。)

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旅先で、古伊万里と言えそうな豆皿を買う。
(古伊万里豆皿の定義はむつかしいが、私の中ではそれぞれ、
江戸中期まで、3寸未満・・・である。諸説あるので知らんけど。)

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(一辺7cm強)

たぶん紅葉系の落ち葉じゃないかとおもうけど、ちょぼちょぼと散らされている。
図柄といい、生掛けなのかな、ちょっと石っぽい上がりといい、
人工物というよりは、自然の端っこをちょっといただいて作ったような風情にときめくのだ。

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こんなごりっとした高台とか、いいなぁ♪
ありがたいことに近ごろ古伊万里も少しお安くなったので、旅の土産に何気に買えたりもする。

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いつも、こんな風にしげしげと眺め、こういうぬらっとした釉薬の感じなどにぐっとくる。
(まぁ、なんか・・・世の人には理解しがたい習性である。)

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今年作った梅干しを載せてみる。
自分で作った梅干しを佳いお皿に載せて食するシアワセ。
世界的に和食ブームとやらで、テレビではグルメ番組があふれているけど、
うちも含めて家庭で作るフツーのご飯、っていうのがいまや一番の贅沢である。

しばらくあんまり更新できていなかったけど、その間にぬか床も復活させた。
ぬか床があると、安いけどちょっと多いなぁ・・・みたいな野菜を買いやすくなるし、
入れておけば漬物が出来上がって買う手間が省けるし、
うちのライフスタイルにおいては手間というよりむしろ合理的なのである。
植物性のペットっていうんですかね、ゴキゲンになったりふてくされたりもするのが
なかなか面白いし。
(秋に作り始めて、すごくおいしくなったなーと思った後に機嫌を損ねられました。。
足し糠がいるなぁ、とは思っていたのに調達できなかったもので。)

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いただいた新米とぬか漬けと梅干し、このような画像も撮ってあったのに(笑)。
ごはんLOVEな三毛庵は、ようやく平和の圧力鍋も手に入れて、
玄米も美味しくいただく体制を整えたりもしたのである。
世間には、白い炭水化物はあかんとか、グルテンフリーとか、あまたの情報が溢れるが、
一般の人が「選んで」食べられるというのは恵まれていることである。
(体質やアレルギーの問題を抱えた人にとっては深刻なことだが。)
白くない炭水化物を食べるのはいろんな意味で合理的で、三毛庵も取り入れたりしているけど、
白くても白くなくても、「美味しい」ということは重要である。

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これまたひと月も経った画像で恐縮であるが、
今年小さい苗を買った木槿「白祇園守」は夏に3輪咲いた。
それから枝を伸ばしてこのように秋にも咲いた。
この成長スピードが木槿を庭に植えるのを躊躇させるのであるが、
こんな佳い花が生けられる花の少ない夏に次々咲く魅力には抗えないのである。
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2018/07/22.Sun

夏祭りのころ (伊万里染付芙蓉手小鉢)

暑中お見舞い申し上げます。
火を使うのも暑い日々が続く。(三毛庵宅はガスなので。)

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ごはんのおともがあるとらくちん。
さらにお気に入りの小鉢があると、手抜きを感じさせないグレード感!

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直径が10cmほどと、ほんとうに小鉢なのだけれど、
半球体の轆轤も染付もきりっと気持ちよく上がり、ほれぼれする器なのだ。
ふたつしかなく、一つには古い少しのニューがあったので、
ほかのものを買うついでで、知り合いの業者さんがとても気安く分けてくれた。

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市では価格交渉もひとつの愉しみだし、このように思いがけず気安く譲ってもらったりすることもある。
その場のやりとりという愉しい思い出が、その「もの」に自分だけの付加価値として上乗せされる。
ネットオークションで相場より安く見つけるのも、愉しみ方のひとつだけれど、
対面販売では「もの」だけでなく、「ものを介した会話」もついてくるのが嬉しいのである。

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あのときの豪雨の最中、木槿『白祇園守』が咲いた。
木槿は大きくなるので遠慮していたけれど、夏の茶花にあれば嬉しい、
という妄想が頭から離れず、いろいろ悩んで白の品種からこれを選んだ。
近所にはなかったので取り寄せたところ、びっくりするほど小さい苗で、
それでも今年3輪咲いた。
あとの2輪が祇園祭の最中に咲いたが、留守にしていて見ることができなかった。
これから大阪では天神祭り、京都では後祭り、と夏祭りが続く。
夏暑いのも、雨が降るのも必要なことだけれど、どうかそれが「恵み」であって欲しい。
昔も今も天災は祈るほかないけれど、人災が起こらぬようにしなかればならない。

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ベリー類は庭にあると可愛いし、ちょっとしたおやつになる。
花も実も可愛いんだけど、葉っぱも綺麗で紅葉もするから、愉しみが大きい。

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オクラの花。一日花だけど、夏らしい佳い花である。
葉っぱもね、色とか形がいいし、今のところあまり虫も来ないので、
葉っぱの色と形だけでなんとかしている夏の三毛庵庭にはちょうどよい。
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ものたち | Comments(0)
2018/02/25.Sun

春を告げるお皿 (古伊万里染付椿桜草文皿)

久しぶりに羽を伸ばしてちょい旅へ。
寒さの緩んだこの週末、旅先でいただいたごはんにも
春のものが顔を出し始め、あぁ季節は移り変わっているんだなぁ、
とお腹の底から実感したのであった(笑)。

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素晴らしいアコウをいただいた。
旅先で記念に手に入れた古伊万里に盛る。
芙蓉手っぽい染付なのであるが・・・よく見ると、、

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お花がめちゃ可愛いではないか!

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まずは椿っていうのがもう、春の始まるこの季節に泣ける。

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しかもこちらは桜草?わぁーほんとに春のお皿なんだ。

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小ぶりの六寸に染付のお色が清々しく、
何か美味しい春のお品を盛りたし、そう思っていたら桜色のアコウ!

なんちゃってな三毛庵の食卓では
なかなか使いこなせる古伊万里がみつからないのだけれど、
このお皿なら大丈夫。
きっと美味しい春を届けてくれる。

アコウのつづき
立派なアコウの柵の残りは昆布締めにしてみた♪
明日美味しくいただく目論見である。
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2018/01/27.Sat

雪の陰影 (くらわんか網手文膾皿)

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こんな淡い冷たいような温いような染付の色、
あぁこれって雪の陰影を見ているようだな、
冷え込んだ雪の朝、窓の外を眺めながらそう思う。

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淡くさらさらと力の抜けた、あっさりとした絵付けはくらわんかの魅力だ。
これは網手の文様も淀みがなく、いっそう魅力を増している。
とはいえ、くらわんかは評価も定まったものであるので、
市での戯れに求める、という訳にはいかないものである。
この日も、いいなとは思いながら、気まぐれに買えるお値段なら・・と尋ねてみた。
気まぐれなふるもののかみさまは、気まぐれをお好みであった。
しぶちんな三毛庵に文句を言わせない、こころ優しいお値段を
ご提示してくださったのだ。

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浮かれて雪の残るお外で撮ってみた、意味のないショット(笑)。
いちまいきりだったけど、こういうものは揃いじゃなくても愉しいしね。

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藪柑子も雪を被っている。

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大寒を過ぎ、去年植えたガランサス(スノードロップ)が咲いていた。

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ガーデンシクラメンも寒さに負けず咲いている。
最強寒波到来だけど、立春に向け日差しはだんだんと強まっている。
庭では草も小鳥も春にならんとする。

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Kさんに譲っていただいた小鳥の塗りのおはほどよいサイズ感。
いただきものの小さなチーズケーキに苺を盛って、おうちデザートセットに。
ホテルでいただくデザートより、ずっとシアワセ♪
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2017/11/05.Sun

末裔考 (織部法螺貝文行燈皿)

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あまりに小綺麗なせいか、目を留める人はいないようであった。
という訳で、気安く分けていただいたのであるが、
どうもいろいろと気になっていたのである。
時代の若いヤツってこんなに丁寧な絵付けじゃないものだけどなー、
というのが最初に引っかかったところで、しかも法螺貝という珍しい文様である。
法螺貝文は石の珍品にあるもので、ならば行燈にあってもおかしくはない。
だけど、そのような珍しい文様が幕末明治にはあるものであろうか?
(珍品風の贋作にしては嘘がないと思うし・・・。)
気になりポイントはほかにもたくさんあった。
・織部釉の発色がよく、また刷毛塗りでない。
・灰釉ではなく長石釉、、だと思う(たぶん)。
・印花は美濃の伝統的手法であり、しかも織部伝統の幾何学文である。
・絵付けが生きていて、法螺貝に付いた紐の描きっぷりがよい。

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うーん、これって結構時代が上がるんじゃないかな?行燈って殆ど知らんけど。
行燈はほぼほぼ瀬戸の産らしいのだけれども、
これって様式は完全に美濃の織部だよなぁ、、それに・・・。

何よりも気になったのが、法螺貝が普通の鉄釉色と
もうひとつ、オレンジがかった薄い茶色で描かれていて、これ記憶にある。。
こういう色って弥七田織部の特徴ではないかしらん。

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そう思って色々調べていたら、前に弥七田にそっくり、と言っていた皿@
本当に江戸前期の織部、弥七田であるらしいことが分かってちょっと笑った。
(三毛庵のことであるのでそう言われて買ったりなんかしていないですからね。)
さすが三毛庵、バッタもんふうの織部に強い!(笑)

そういえば、この法螺貝の尻尾のところ、小さく掻き落としされていて、
これも織部にはよくある手法である。

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まぁ見てくれはただの行灯皿なんだけれど、だけど面白いなぁ・・・って思う。
だって、弥七田の末裔は終いはこういうものを作ったんだなぁ、って思えるもの。
そんなこと言ったら学者の方には鼻で笑われるかもしれないけれど。。
でも三毛庵はこのお皿を保護してよかったな、って思うよ。
このお皿とこれを作った人のこと、すこし分かってあげられてよかったなと思うよ。

織部といえば秦秀雄さん旧蔵で今はおそらく勝見充男さん所蔵の
蕨文?織部大皿、ああいうのを趣味が良いって言うんだろうなぁ、って思う。
このような愛嬌のあるやつは、まぁ趣味が良いとは言わんやろけど、
でも三毛庵には向きであるかなと思ふ。

そういえば、あまり行灯皿の知識がないので色々調べていて、
こちらの本に、双子のお皿が載っているのに気付いた。

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色味や手法(釉薬の色や掻き落とし)までそっくりで、同じ人の手になると思う。
サイズもほぼ同じなのだけれど、残念なのはこの図録には時代考証がないところ。
高台を見て江戸後期かな~って最初は思っていたんだけれど、
絵付けの丁寧さや手法を考えると中期まで遡ってもいいんじゃないかとも思う。

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相変わらず妄想の激しい三毛庵であるので、お詳しい方いらっしゃいましたら
誤りを正してくださいね~♪
ふふ、でも知らないものを買うのって楽しいなぁ!

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連休は久しぶりに遠出をして、高山の朝市をぶらぶらした。
朝市といえばお決まりの漬物を買ったり、りんご(なつかしい紅玉)を買ったり。
ついつい椿まで買ってしまった、銀葉椿とある。
椿は時々衝動的に欲しくなるのであるが、何といっても木であるので、
自制していたのに、旅というのもあって浮かれてしまった。
シルバーリーフで細葉っていうところについつい・・・。

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小さい苗だけど、つぼみもついていて楽しみである。
調べてみると矮性らしいので巨大化は免れそうだし、
一重の開き気味のノーマルな花の画像を見る限り、割と好みな気がする。
(衝動買いしてお好みでない花が咲いたらしょんぼりですからね。)
それに寒咲っぽいので花のない時期にうれしい♪
あー楽しみだなぁ。。

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今日は近所で集まって柿を採った。
干し柿にするのにみんなで分ける。
三毛庵はあまり柿を食べないので、実家にどっさり送って、
残りをちょっとだけ吊るしてみたけど、上手くできるとよいです。
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