2016/10/13.Thu

今宵の月 (朽木盆)

十三夜、今宵薄曇り。夜半ぐらいにでもちょっとお月見をしたいけれど。
カーテンを開け、お供えをする。

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早生のみかんはちょっと違うかなぁ・・・と思いつつ、
6寸ほどの小さな朽木に、栗と一緒に。
(お花は先日衝動買いした岩シャジンを・・・。)
ほんとうのところ、とても調子が悪くって、
今宵後の月であることさえ忘れていたのだ。
でも、お供えやらお飾りやら、決まりごとをしていたら
いくばくか気持ちも落ち着くように思う。
気候に左右されない人がうらやましいと言えばうらやましいけれど、
多様であることは悪いことではない。
こんなに気候に振り回されても、春はお花見を、
秋はお月見をする、そういう風土で良かったと思う。

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朽木のおは十三夜に似合うかな、と久しぶりに取り出した。
(自分の技術的問題かもしれないが、
漆器というのはあまりいい感じに撮れない。
実物のしっとりと癒されるような風合いが出ない気がする。)

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どうにかお飾りもできるぐらいには片付いたので、
久しぶりにお香でも焚いてみようかと思う。

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2016/06/19.Sun

他力のこころ (蒔絵宝尽文小槌形香入)

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可愛らしい木のものをのんちゃんが見つけた。
どうやらお宝尽くしの図のようである。
上のポッチが抜けるようになっていて、そこからお香を入れるのだ、
とは聞いたのだけれど、詰まっているのか中をのぞいても何も見えない。

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(長径8.5cm)

裏には小判や紅サンゴなどがざっくざく♪
おぉ、これは打ち出の小槌であるぞ、とほくそ笑んでしたら、
「これを振ったらざっくざくの小判がおたから(ふるもの)にじゃんじゃん変わる、
恐ろしい小槌ぢゃないのか~」と、のんちゃん。
ひょー、ふるものの神さま恐るべし!!
でもそうだったとしても、この蒔絵の可愛さにはやられてしまうだろうなー、きっと。
(という時点でもう、ふるものの神さまの仕業である。)

梅雨に入り、体調が低め安定したと思った三毛庵であったが、
先週は低めすぎてそのまま休眠するかと思われた。。
もうじき夏至、夏場は機嫌よく過ごしたいなー。
(太平洋高気圧万歳である。)
思えば去年の今ごろ、昭和のおうちとお別れする決断を
迫られたりして、それはそれは激動の一年であった。
再発のリスクがZEROとはいえない自分のメンタル状態で、
これだけのことができたのはずいぶん自信に繋がった。
というのはどういうことかと言えば、昔の自分であれば
いろんな取り越し苦労で押しつぶされたのではないかと思うからだ。
復職してから、1週間以上先のことを考えない「努力」を
してきて、それはなかなか難しかったけれど、
今ではずいぶんそれに助けられるようになったのだ。
といっても、行き当たりばったりになったという訳でもなく、
なんというか、その日その日出せる力を
素直に出せるようになったという気がする。

それから、この一年にはそれでも持ちこたえられるか分からないと、
精神的に追い込まれたことが2度ほどあった。
乗り切ったのは周囲の人のお蔭もあるし、
自分ではない力があったのだと思う。
自分ができる努力というのは怠ってはいけないけれど、
他力本願の心構えというのは大切なことである。

さて、もうじき今年も半ばであるが、
今年は仕事ですこしの変化が起こるようである。
その日その日を気負いなく過ごせるといいのだけれど、、
日々小さな小槌を振り、できたことを積み上げてゆくものである。

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2016/06/12.Sun

風雅なくらし (螺鈿蒔絵小箱)

仮住まいを猛烈に散らかす三毛庵である。
仮住まいである、という意識が、本格的に片付ける気持ちを起こさせない上、
好きなものに囲まれたい、という欲求で、
あちこちに絵を並べたり、買ってきたふるものを置いたりしている。
(・・・なんか、こんど引っ越す時が非常に心配です。。)

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古色をまとった愛らしい小箱である。
まだ、煙草が紳士淑女の嗜みであった頃の煙草入れであろうか。
やぶこうじ(昔のおうちにも生えていたな。)に金銀の松葉。

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こんなふうに机の上に鎮座するよう誂えられたのだろうか。
テーブルに時折情緒なく散らばる、飲みかけの薬とかの
お見苦しいヤツらを入れておけば、、とか思ったのであるが、
自分の暮らしぶりがお見苦しいことなど、その時はすっかり忘れている。
数か月前の大片付け大会の反動のせいなのか、
「花を入れるための器」のような、「素敵な暮らし」をコーディネート
してくれそうなものをついつい買ってしまうのだが、
そのエネルギーの半分は、ほんとうは片付けることに回すべきなのだ。

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こんなに愛らしいのに、なんか主が三毛庵ではものも浮かばれないような。。
いやいや、今度お引越ししたら素晴らしい定位置を確保しまする、きっと!!
(心配なのはステキな暮らしへの妄想力が激しすぎて、
引き算ができないところなのであるのだが。)

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(箱の長径13.5cm)

三毛庵的には、引越した暁にはおうちにふるものたちを住まわせて、
いかにも昔から住まってましたふうな、風雅なくらしを目論むのである。
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2015/10/29.Thu

旅する骨董 (豊楽焼盃ふたつ)

旅先で骨董を見るのは楽しい。
もともと好きなものをふだんと違う風景の中で見るというのは新鮮だし、
ご当地ならではのものがあったり、
逆にご当地ではないのでお買い得なものがあったり
(このあいだの三田の徳利はそういうものであった)、
品揃えにもなんとなく土地柄のようなものがあったりして、
詰まらない箱モノ見学などするよりはよほどその土地を味わえる。
なので、いつも浮かれて骨董屋を覗いているのであるが、
先日は浮かれ過ぎてへんなものに引っかかった。
今になると地元なら買っていないようなもので、
どうしていいと思ったのかなと首をかしげてみたりするのであるが、
まぁそういうこともある。
カンジンなのは二度はやらないということだ。たぶんね。。
(失敗は問題ではないが、そこから学ばないのは問題なのだ。)

さて、またも勝手にひとのものを拝借してネタにする。
のんちゃんが東の京に行ったときに手に入れたものだ。

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豊楽さんの盃である。
やきものなのにオモテが漆塗りなのが特徴で、内側は織部風が多い。
漆が塗られていることで、しっとりと上品な味わいがあって佳いものである。
名古屋のご当地焼なので、かの地で見つけたのであれば
風情もあろうがお値段も高かろう。
こういうものが東京の市に並んでいたりすると、あれっと思うのである。
「骨董」とか「酒器」という分野でみると、愉しみの多いものだと思うのだけれど
「骨董」に過ぎるのか?東京では控えめなお値段設定であったと記憶する。
スタイリッシュな骨董たちに紛れて目立たないのはラッキーに思えた。

こちらは、玩具尽くしの黒漆。

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内側は豊楽焼の定番、織部釉が掛かっている。

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茶色いほうの蒔絵は葦雁文様。

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内側には可愛い八重桜で、春秋になっている。

東京なら隅田川焼などに憧れるところであるが、
こんな拾いものをするのも旅の思い出なのである。
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2015/09/27.Sun

名月に (溜塗小折敷)

名月は鱗雲に時々見え隠れしながら、中秋の空を過っていく。

お昼ご飯、熱々のカレーうどんをすすりながら、
お月見団子を買おうということになったのだが、急なことで思うような先がなく・・・。
近所で買ったのにはひと箱で三つ入っていた。

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ということで、お供えにひとつ、
残りをのんちゃんと、三田青磁の残念ものの吹き寄せに盛って。

小さな折敷、市で残りものを漁って連れ帰る。
多少傷みがあるからかなぁ、塗りのものはこういうのはダメなのかな。
でもちょこっとお菓子やお酒を載せて遊ぶには十二分に愉しい♪

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ま、見るからにお値段の張るようなものでもないのであるが、
文人趣味というのか、素人芸風なのが、気軽なお茶やお酒に合う気がする。
(西日で撮ったら赤くなってしまったけれど、お色味は最初のものが近いかな。)

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小さい方(ふたつは重ねられる)。
なんとなく、そう悪くないと思っているのだが、撮影がテキトーすぎて、
そういうところがこれでは伝わってこない。。

折敷でも、根来などといえば、最早贅沢でしかないのであるので、
秋にはこのようなものなど実は風雅であったりするのである、きっと(笑)。

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並べて撮っていてやっと気づいた三毛庵、、
これって二枚でひとつの画だったのね♪
大きい方:一辺18cm、小さい方:一辺17cmのちびっこさん。
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