2017/03/12.Sun

しろい日 (白磁十二支雛道具)

春らしい一日となった本日は、休養も兼ねて庭仕事やら片付けやら。
お庭は造成のせいで可哀想なくらい痩せた土ながら、
いよいよ球根草も蕾を上げ始めて楽しみなことである。
(その球根も、遅くに処分価格のものを植えたりしたのであるが。)

夕方、一息ついていたら立派ないちごと一緒に素敵なものがやってきた!

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梅の古木の剪定枝である♪ほわっとよい香りが漂う。

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こちらはやっと開花した、我が家の梅。
移植を繰り返したおかげで、苗木とはいえ2粒しか花がつかなかった。。

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さてさて、チョコレートのお箱。

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じゃじゃーん、開けるとびっくり♪
美味しそうな砂糖菓子・・・ではなく、

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(兎の体長3.8cm)

白磁のちびっこの十二支なのである。(これも雛道具だそうな。)
チョコのお箱は先月のんちゃんに進呈したもので、
三毛庵は四角いお箱、もしくは丸い缶カンなどのものを選択するのである。
なぜって、食べ終わった後に豆皿なんかが入りますからね。
この度も、箱だけ返却いただいて、何を入れようかなーって思っていたところ、
この十二支殿がぴったりだったのん♪
お箱も中身も真っ白、ホワイトデーにこんなんもらったら実に嬉しいであろうな。
(ちなみにのんちゃんからは古物にてホワイトデーのお返しを頂戴した(笑))

薔薇100本・・・とかではなく、梅のひと枝っていうのも、
三毛庵的にはくらっときそうであるが。。

(お庭の記録↓)
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2017/02/04.Sat

春を告げる音 (古伊万里白磁中皿)

仕事の帰りに寄ったお総菜コーナーはごった返していた。
家族の少ない昨今、巻寿司は買って食べるものなのであろう。
うーん、というか三毛庵幼少の頃は、節分と言えば豆撒きであって、
巻寿司というのはなかったな。

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丸かぶりをするというのもどうも胡散臭いので、
買った巻寿司はさっさと切って食卓へ。(なんか積み方が怪しい。)
いつもなら賑やかしい器の並ぶ食卓であるが、
節会であるのでたまの白磁で清々しく整えた。

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(径18.5cmと20.2cmのサイズ違い)

昔に買った古伊万里である。
江戸後期ということで買っているので、「古」は言い過ぎか?
でも、なんとなくもうちょっと時代が上がるんじゃないかなぁ、
って思ったりもしている。
だからどうだってことはないけれど。

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こういう高台なので、後期って言われるのだろうケド、
よくみると普通の眼鏡高台とは異なっている。
いろいろなものがあるものである。

白磁というもの、伊万里だ李朝だデルフトだ、ともてはやされるが
そのせいか実はあんまりときめいた経験がない。
ときめく前に既視感があるっていうのかなー。
いや、ときめくほど素晴らしいものには手が届かないという
負け惜しみかもしれない。
かりっとよく焼けた瀬戸の雑器にたまに嬉しくなるのが関の山である。
あんまりストイックなのもきっと柄じゃないのだろう。。

でも、このおにはなんだかしんみりしてしまったのだなぁ、、
白磁はもう、これで十二分に満足なのかもしれない。

書いている間に柱時計がボンボン鳴り、立春となる。
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2016/05/28.Sat

頃合い (白磁金彩松文盃)

日ごろ寝る前、ほんのひとくち呑むだけの三毛庵にとって、
さらりと飲める硝子の盃など実に美味しくいただけるものである。
硝子の盃やすっきりした磁器の盃で飲むお酒が水っぽいかというと
そうでもなく、却ってお酒そのものと向き合えていいように思うこともある。
呑兵衛だったら、そうはゆかないのかもしれないが。。

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(径5cm)

よく吟味された白磁とふっくらした金彩に目が留まる。
実に品佳くお酒をいただけそうななりである。
白磁にありがちな冷たさもなく、装飾も華美でなく、
硝子の盃のようにお酒そのものを楽しめそうなつくりである。

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よく見ると、金彩というよりは蒔絵である。
どういうつくりかは分からないが、松葉に薄っすら緑が載っている。

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千鳥の粒々がずいぶん異なる(笑)。
これでちょこっと呑んでみたいなぁ、と例によって妄想すると、
ちょっと小さいんちゃう?とのんちゃん。
確かに口径はすこし小さいが、深さもあるのでいけるのではなかろうか。

盃のサイズ感は、酒量によりけりである。
三毛庵的にはわずか50cc、1~3杯で飲めれば合格である。
(酒豪の方は50ccを3回に分けてたらやってられないであろうが・・・。)
帰って計ってみる、3回でちょうど50cc、ジャストサイズ♪
しめしめ計画通りであるぞ~と浮かれる三毛庵。

さぞかし美味しいと思うんだけどなぁ、、ということで、
乞うご期待!の今宵なのである。

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後姿も蒔いてます♪
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2016/03/21.Mon

市の効能 (古伊万里白磁菊型豆皿)

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いつもにも増して血圧が上がってこないこの連休、、
いろんな悪あがきをする。
見た目的にも効き目がありそうな、三毛庵製の梅干を摂取。
売られているものよりしっかり塩分があるので、
手っ取り早く血圧を上げてくれそうである。
(そういえば、牧野邦夫も朝梅干を食べていたと昨日の本にあった。)

連休中ずっとへろへろで、今朝ももうゼッタイムリ!!とへたりこんだが、
寝れば血圧が上がる訳でもなく、一日何もしないのは我慢ならなかったので
市へと繰り出した。
その程度か、と思われるであろうが、
せめて好きなものなら気持ちもしゃんとするだろうというところで、
事実市をのぞいているあいだは辛くはなかったので
まぁ、確かにその程度なのかもしれない。
とはいえ、これが仕事だったら座っているのもままならないのも事実である。。

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(径8cm)

菊型の豆皿を分けていただく。
縁の錆釉もみたらしみたいなさっと塗りで美味しそうである。
また増やすのか、とのんちゃんは仰るが、市へ来たら増えるのは当然である。
ちゃんと使うんだから、と主張したく梅干を鎮座させた。
でもね、何かちょこんと盛りたくなるお皿だと思いませぬか?

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二枚だけあったのをそのままいただく。

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横から眺めても別嬪さんである。

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高台もなかなか宜しい。
これだけのことで、低血圧でふてくされている三毛庵が
多少なりとも機嫌よくなるなら、のんちゃんにとってもそう損はないはずである。

とはいえ、朝の骨董散歩で力尽き、昼からはひとりお留守番である。
(三連休を自ら台無しにしているのは全く忌々しい。)
ランチはナポリタン♪

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お子ちゃまのころはピーマンとか人参とか、給食の芯の入った玉ねぎとか、
そういうのんは大嫌いだったので、スパゲッティはミートソース派であったが、
なんとなく赤いお色が血圧を上げてくれそうに思ったのでナポリタンにした。
コンビニ冷食であるが、チンしてお気に入りのお皿に盛ると大変に美味しそうである。
(事実美味しいのだが。)
これだけでも留守番も悪くないかと思えるところがお皿のすごいところである。

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おまけ、、
のんちゃんからプレゼントを頂戴する。
(時計も皿に同じくそんなに数の要るものとは思えないのだが(笑))
ジャンク品の山から稼働するものを掘り出してくれた。
セイコーのようであるが、デコっぽいデザインからして
昨日のものたちよりもう少し古そうである。
華奢なものなのでなかなか綺麗に撮れないが、
こんなんつけて「祖母から譲り受けたものですのん。」
なとどちょっと言ってみたかったりして。
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2016/02/14.Sun

モランディ展から (白磁ミニチュア人形)

会期も終わりのモランディ展へ行く。
片付けが済むまでは、と楽しみにはしていたけれど、
想像以上に素晴らしかった、、というか持って帰りたくなった。
なかに大阪の方の個人蔵というものもあり、心底うらやましく(笑)。
これから東京ステーションギャラリーと岩手県立に巡回するそうで、
なるほど、絵好きの行く美術館だなと、ナットクした。
私はモランディを意識したのは長谷川潾二郎からという、
ちょっとおかしな順序を辿っている。
それはともかくとして、 モランディは描写する
静物の形が素晴らしいので、図録だけでも見る価値はあるかもしれない。
でも、絵というのは現物を観ないとはじまらない。
モランディの土壁のような絵の具の色とマチエール、
それがものとしてそこにあることを幸福だと思えるのは、
実物を見るからである。
親しい人に贈るためにしか描かなかったという花の絵など、
あれを贈られたら天にも昇る心地だろうな。

モランディのものの形と光からなにかを捉えようという静かな情熱、
ああ、そうだなぁ、って思う。
骨董も同じようなことで、ものの形から、なにか揺るぎないものを
捉えようとああでもない、こうでもない、と
取っ替え引っ替え買っているようなものである。
ものが好きな人がモランディを好むのは、モランディの絵が
「もの」として素晴らしいだけでなく、また、形の描写が素晴らしいだけでなく、
その、ものを見ることで知ろうとする情熱に共感するのではなかろうか。
(少なくとも私は。。)
でも、今自分がもがいていることなど、
モランディがとうの昔にしたことなのだ。
骨董界にもニューウェーブなどあったりするけれど、
モランディを見ていると、それが新しいとは言えなく思えてくる。
実際、なかには判を押した様なニューウェーブなどもあったりして、
昔の古伊万里ブームみたいで、なんだかちょっと薄気味悪いときもある。
私自身、自分のスタイルを貫くのも右往左往なので、
骨董ってそういう一筋縄ではいかない世界なのだろう。

さて、モランディに行って私が一番どきっとしたのは、
先日での旅先での買い物のことである。
地元のものが欲しかった私は苦心惨憺、地味な徳利を購入。
ホテルのサイドデスクにちょこんと置いて、
なんとも音楽的であるなあ、などとぼんやり思った。
そうして、アンティークショップで見つけた白磁のミニチュア人形を並べて、あ、と思った。
照明に照らされて、お人形の白磁は徳利のグレイッシュな肌に呼応した。

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どういえばいいのか分からないけれど、そのときちらっと
徳利や白磁のお人形の秘密が見えた気がしたのだ。
あぁ、こういう秘密に近づきたくて、自分はもののかたちをああでもない、
こうでもない、と取っ替え引っ替えしているのではないのだろうか。
そんなふうに不思議に思ったそのあとに、
モランディを見たのは偶然だったのだろうか。
白磁の小さなお人形はドイツあたりのものらしいのだが、
何というのが正解かはよくわからない。
手足が一体化した白磁から、フローズンシャーロットと呼ばれる部類かも
しれないけれど、そういうものは大体においてバス用に服を着ておらず、
このお洋服を着たものもそう呼ぶべきかは謎だ。
ペニードールという呼称のものもある様である。
いずれにしても、気軽ながらくたである。

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スカーフの色に差した赤が徳利のグレイに映えている。
そんなのを眺めながら、モランディを観て、
あぁ、あのとき不思議な心地がした、そのようなことを
彼も描く都度経験したのだろうかとおもうのである。

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