2018/01/27.Sat

雪の陰影 (くらわんか網手文膾皿)

IMG_3269.jpg

こんな淡い冷たいような温いような染付の色、
あぁこれって雪の陰影を見ているようだな、
冷え込んだ雪の朝、窓の外を眺めながらそう思う。

IMG_3268.jpg

淡くさらさらと力の抜けた、あっさりとした絵付けはくらわんかの魅力だ。
これは網手の文様も淀みがなく、いっそう魅力を増している。
とはいえ、くらわんかは評価も定まったものであるので、
市での戯れに求める、という訳にはいかないものである。
この日も、いいなとは思いながら、気まぐれに買えるお値段なら・・と尋ねてみた。
気まぐれなふるもののかみさまは、気まぐれをお好みであった。
しぶちんな三毛庵に文句を言わせない、こころ優しいお値段を
ご提示してくださったのだ。

IMG_3282.jpg

浮かれて雪の残るお外で撮ってみた、意味のないショット(笑)。
いちまいきりだったけど、こういうものは揃いじゃなくても愉しいしね。

IMG_3283.jpg

藪柑子も雪を被っている。

IMG_3262.jpg

大寒を過ぎ、去年植えたガランサス(スノードロップ)が咲いていた。

IMG_3263.jpg

ガーデンシクラメンも寒さに負けず咲いている。
最強寒波到来だけど、立春に向け日差しはだんだんと強まっている。
庭では草も小鳥も春にならんとする。

IMG_3261.jpg

Kさんに譲っていただいた小鳥の塗りのおはほどよいサイズ感。
いただきものの小さなチーズケーキに苺を盛って、おうちデザートセットに。
ホテルでいただくデザートより、ずっとシアワセ♪
スポンサーサイト
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2017/11/26.Sun

パンケーキを焼く也 (古九谷写蔦文小皿)

久しぶりに25日が土曜日だったので天神さんに行きたかったけれど、
目は覚めたものの軽い頭痛と疲れがあって行くのを諦めた。
平素このようなことで諦める三毛庵ではないのだが、
今週のへこたれ具合は凄まじく、ものへの愛情も感じられないほどであったので、
むしろ「行けなくて残念だな。」と思えるようになったのは復調の兆しかと思う。
体の痛みに始まって、頑張ろうと思うのに頑張れないエンスト状態になった。
こういうときどうしても、自分の頑張りが足りないのだと思いがちで益々消耗するのだが、
色々経験した今は、メンタルの低下も症状なのだと冷静にはなれる。
それでも自分が仕事などで人に迷惑をかけている、という状況は堪えるし、
一番きついのは自分を愛せていないということである。。
好きなおでおやつを食べて満ち足りる、そういう自分を喜ばせてあげることって
たいせつなことなのに、それができない・感じられないのは不幸である。

ものへの執着?も薄れ、、という頃にはさすがに危機感が募り、
何か打開策はないものかと色々調べてみた。
色々あっても、意欲も失っている状態では自力で何かをするのは不可能に等しい。
で、結果・・・とにかく電車にだけはなんとか乗り、とある整体に行ってみたのである。
整体といってもポキポキするようなものとは全然違うのだけれど、
ともかくも帰りはしゃんとして帰り、元気とまではゆかずとも、
ちょっとぐらい本でも眺めようかな、というような意欲というか、
自分への関心が戻ってきて、ひとまず危機的状況を脱した次第である。
自分の自律神経の脆弱性については長らく諦め気味であったけれど、
ダメもとでも暫く治療を受けてみようかな、と考えているところである。

まぁ、このような病人話はあまり書いても仕様がないのであるが、
つまりは、自分を愛せてないと流石にブログも書けんなーということなのであった。
ということで、ちょびっと復活した今、さっそく「もの」ネタをば、、

IMG_3022.jpg

月初に遠出したときに見つけたおのために買った、生落雁。
(本格的に寝込む前に撮った画像です。。)

IMG_3021.jpg

は二枚だけだったので、のんちゃんとのおやつに丁度いいかな、
と思ったのん。
五寸弱あって、デザインもシュークリームみたいな洋菓子にも合いそうだしね♪
問題はお値段が二枚買ってもいいぐらいかというところだけれど、
セット価格にしてもらって、ゴキゲンでいただくことができた次第。

IMG_3047.jpg

問題は・・・これが何なのかというところである。
聞くと古九谷写しだよ、とのことで、
確かに素地も白くすっきり精錬され、釉薬も殆ど色味を感じないものであり、
それはそうだなと思った。
とはいえ、、青い釉薬が素晴らしく鮮やかで、それに少し使っている紫の釉薬も
茶色にはなっていない(紫はよく茶色がかる)のがとても気になった。
写しといっても今出来ではない様子なのだが、
ここまで写せる人がいるならば、なかなかの名工ではないかしらん、と三毛庵思う。
そう思うと写しでもこんなよいもの買えるならラッキーだし、
使って楽しめるお値段だし、いろいろ妄想できるしなーということで浮かれたのであった♪

IMG_3041.jpg

さて、車の中で取り出して眺めていて思ったのは、
この素地もなかなかよいものだな、、というところ。
持ってみると分かるのだけど、結構薄く挽かれて手に吸い付く感じ、
三毛庵の経験するところ、高級品の感触(笑)なのだよなぁ。。
裏(無地)を撮り忘れたけど、普通の大聖寺とも違うような気もする。
明治から昭和にかけての九谷焼には、上質な素地のものが
あったりするけど、果たしてそういうもののひとつであろうか?
その上、この蔦の蔓の赤絵に、薄汚れた色の花・・・おそらく元は銀彩で、
その辺りが本歌と矛盾しないところもなかなかだなと思う。
というか、これが高級店に置かれてたら、三毛庵本歌と思ってしまいそうだ。
だってなー、素直に見てきれいやん♪

IMG_3046.jpg

うっとりするよな釉薬のお色♪

IMG_3043.jpg

これが21世紀のチャイナだったらそれはそれでびっくりであるが、
(まぁ、入手状況からしてそれでも文句は言えないが、)
いややっぱり、素地を作った人、それから絵付けをした人エライって思うな~。

というわけで素敵な菓子を手に入れてしめしめな三毛庵なのであった。
(三毛庵の妄想にピリオドを打てる情報ございましたらよろしくお願いいたします。)

朝は三毛庵、のんちゃんにコンビニのサンドイッチを買ってきてもらったが、
整体の甲斐あって負のオーラが消えたのをのんちゃんは素早く察知、
三時のおやつに「パンケーキが食べたい」とのたまわるのであった。
いやいやパンケーキはおこちゃまでも焼けまするぞ。

IMG_3064.jpg

粟田焼の面影残るよな昔の京焼、お気に入りのスリップウェアで
よつ葉のパンケーキミックスを焼き、久々満ち足りた気分になる。

(以下は庭の記録↓)
>>続きを読む
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2017/11/12.Sun

腕を上げる (米色青磁皿)

このところやけにブログを書くのであるが、
お暇というわけではなく、できることがこれぐらいなのである。
(本当はおの研究をしたり、絵を掛替えたり、庭仕事したり、
することはゴマンとあるのだ!)
背中中が痛くて起きるのにひと苦労し、ご飯作ったりと
ちょっと動くともう偏頭痛の気配である。。面倒くさいヤツである。
とはいえ、ごはんもおやつも美味しくいただけているのだから、
まぁそれで十分と言えなくもない。
そんなザンネンな三毛庵を見て、
のんちゃんは晩飯は簡単なものでよいという。
まあいつも簡単なものですけどね、生姜焼きにいたしました。
生姜をチューブのにしようかと思ったものの、
弱っている時こそ美味しいのん、とそこだけは頑張って摩り下ろした。
(我ながら思う、いやしいのは大事だ、と。)

先日、小鹿田のお@を見つけたとき、もう一つ見つけたのん。

IMG_3015.jpg

これって米色青磁という類かなぁ、、中国のものかな?
(画像ではそれらしい色が出ないのであるが、青磁のお色ではなく朽葉色。)

IMG_3014.jpg

薄っすら櫛目が入っていて、姿もよく、結構古いものじゃなかろうかと思う。

IMG_3013.jpg

裏はこんな感じ。

IMG_3012.jpg
(18.1cm)

中国のものだとして、彼の地のは大抵格調が高すぎて
三毛庵ごときには使いこなせないものであるが、
これはすぐに使ってみたくなったのねー。
きっとおかずを美味しくしてくれる!そう確信する三毛庵であった。

IMG_3011.jpg

じゃじゃーん、いつものおかず、ピーマンのおかか醤油がランクアップ~♪
(なぜか益々色味がでない画像である。。)
まぁいつもこんなもんです、三毛庵のおかず。
本当にお料理上手な人って、想像を超える味付けができるけど、
三毛庵のはフツーにピーマンとおかかと醤油のお味です。
でも、賢いおに盛ると、料亭に行かなくてもこれで十分おいしいと思えるよな~。

ランチを食べる分でちょこっとおを買うのも料理の腕が上がりますぞ、、たぶんね。
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2017/11/08.Wed

美味しいお皿 (小鹿田焼打刷毛目皿)

IMG_2991.jpg

旅から戻って日曜日、しばらくぶりに市に繰り出す。
ダンボ漁りでおを救出♪
古いものではないけれど、素晴らしい打刷毛目の小鹿田のお
中古品も骨董予備軍ですからね!

IMG_2992.jpg

眺めているだけでお腹が減ってくるおである。
見た途端、これにコロッケを盛って食べよう!って思ったの。

IMG_2979.jpg

こういうときは素早い三毛庵、引っ越し前後しばらく作らなかった
コロッケを丸め、どぉーんと晩御飯に供したのであった。
(奮発して黒毛和牛の切り落としとキタアカリのコロッケ)

IMG_2993.jpg

旅先で本を持ってくればよかったなーと思っていたら、
リサイクルショップがあって古本も売られていた。
眺めて綺麗な写真入りの本をいっぱい買って新刊1冊分ぐらい。
料理の本は、だいたい一冊の中で2,3品作るようになれば多いほうだけど、
おいしそうな盛り付け写真に弱いんだよなー。
きっとこういうので妄想を膨らませるから、おを見るとおかずが浮かぶんだろうな♪
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2017/11/05.Sun

末裔考 (織部法螺貝文行燈皿)

IMG_2946.jpg
あまりに小綺麗なせいか、目を留める人はいないようであった。
という訳で、気安く分けていただいたのであるが、
どうもいろいろと気になっていたのである。
時代の若いヤツってこんなに丁寧な絵付けじゃないものだけどなー、
というのが最初に引っかかったところで、しかも法螺貝という珍しい文様である。
法螺貝文は石の珍品にあるもので、ならば行燈にあってもおかしくはない。
だけど、そのような珍しい文様が幕末明治にはあるものであろうか?
(珍品風の贋作にしては嘘がないと思うし・・・。)
気になりポイントはほかにもたくさんあった。
・織部釉の発色がよく、また刷毛塗りでない。
・灰釉ではなく長石釉、、だと思う(たぶん)。
・印花は美濃の伝統的手法であり、しかも織部伝統の幾何学文である。
・絵付けが生きていて、法螺貝に付いた紐の描きっぷりがよい。

IMG_2951.jpg

IMG_2949.jpg

うーん、これって結構時代が上がるんじゃないかな?行燈って殆ど知らんけど。
行燈はほぼほぼ瀬戸の産らしいのだけれども、
これって様式は完全に美濃の織部だよなぁ、、それに・・・。

何よりも気になったのが、法螺貝が普通の鉄釉色と
もうひとつ、オレンジがかった薄い茶色で描かれていて、これ記憶にある。。
こういう色って弥七田織部の特徴ではないかしらん。

IMG_2950.jpg

そう思って色々調べていたら、前に弥七田にそっくり、と言っていた皿@
本当に江戸前期の織部、弥七田であるらしいことが分かってちょっと笑った。
(三毛庵のことであるのでそう言われて買ったりなんかしていないですからね。)
さすが三毛庵、バッタもんふうの織部に強い!(笑)

そういえば、この法螺貝の尻尾のところ、小さく掻き落としされていて、
これも織部にはよくある手法である。

IMG_2948.jpg

まぁ見てくれはただの行灯皿なんだけれど、だけど面白いなぁ・・・って思う。
だって、弥七田の末裔は終いはこういうものを作ったんだなぁ、って思えるもの。
そんなこと言ったら学者の方には鼻で笑われるかもしれないけれど。。
でも三毛庵はこのお皿を保護してよかったな、って思うよ。
このお皿とこれを作った人のこと、すこし分かってあげられてよかったなと思うよ。

織部といえば秦秀雄さん旧蔵で今はおそらく勝見充男さん所蔵の
蕨文?織部大皿、ああいうのを趣味が良いって言うんだろうなぁ、って思う。
このような愛嬌のあるやつは、まぁ趣味が良いとは言わんやろけど、
でも三毛庵には向きであるかなと思ふ。

そういえば、あまり行灯皿の知識がないので色々調べていて、
こちらの本に、双子のお皿が載っているのに気付いた。

IMG_2981.jpg

IMG_2982.jpg

色味や手法(釉薬の色や掻き落とし)までそっくりで、同じ人の手になると思う。
サイズもほぼ同じなのだけれど、残念なのはこの図録には時代考証がないところ。
高台を見て江戸後期かな~って最初は思っていたんだけれど、
絵付けの丁寧さや手法を考えると中期まで遡ってもいいんじゃないかとも思う。

IMG_2947.jpg

相変わらず妄想の激しい三毛庵であるので、お詳しい方いらっしゃいましたら
誤りを正してくださいね~♪
ふふ、でも知らないものを買うのって楽しいなぁ!

IMG_2971.jpg

連休は久しぶりに遠出をして、高山の朝市をぶらぶらした。
朝市といえばお決まりの漬物を買ったり、りんご(なつかしい紅玉)を買ったり。
ついつい椿まで買ってしまった、銀葉椿とある。
椿は時々衝動的に欲しくなるのであるが、何といっても木であるので、
自制していたのに、旅というのもあって浮かれてしまった。
シルバーリーフで細葉っていうところについつい・・・。

IMG_2970.jpg

小さい苗だけど、つぼみもついていて楽しみである。
調べてみると矮性らしいので巨大化は免れそうだし、
一重の開き気味のノーマルな花の画像を見る限り、割と好みな気がする。
(衝動買いしてお好みでない花が咲いたらしょんぼりですからね。)
それに寒咲っぽいので花のない時期にうれしい♪
あー楽しみだなぁ。。

IMG_2977.jpg

今日は近所で集まって柿を採った。
干し柿にするのにみんなで分ける。
三毛庵はあまり柿を食べないので、実家にどっさり送って、
残りをちょっとだけ吊るしてみたけど、上手くできるとよいです。
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
 | HOME | Next »