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2019/05/11.Sat

妖しの花とばら祭り (色絵くらわんか手花文皿)

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植物が好きなせいか、こういうのんを見ると、
これって何を描いたのかなー、ってすぐに思うのだけど、なかなかのシュール。。

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よくぞおに描きましたな!って感じ。
でもこんな、ちょっと棘のあるよなデザイン感覚、イカしてると思うな。
斜に構えて澁澤龍彦読んでみたりな、背伸びしたころに出会ってみたかった。

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裏はこんな感じ、江戸後期は言っていいのかな~。
でもこれ6寸あって、ありそうで意外にない気がする。
縁に小さな直しがあるので、とってもお買い得だった。
まぁ、直しなんてヤダ、と思えばお買い得じゃないのだろうけど、
普段ちょこっとおかずを盛りたし・・・って手に取ったので、三毛庵的には問題なし。
色絵のおで、ふだんのおかずに合いそうなのんって、
なかなか貴重だと思うんだけどなー。

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ちょうど美味しい魚醤を手に入れたので、簡単な炒め物を作る。

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あれっ、盛り過ぎた!!(全くのおしゃれ感ナシ!)
でもグリーンの縁がいい雰囲気にしてくれる。

これにチーズなんぞ盛り合わせて、いい純米酒で一杯、といきたいものだ。

(庭の部・薔薇まみれ編↓)
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2019/03/10.Sun

雨の日には (和ガラス切子平向付)

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今日は朝から雨ということだったが、なんとかお昼過ぎまでもった。
雨が来るまでせっせと庭仕事。

そんな訳で、当初は家の中の事をいろいろ予定していたのである。

なので午後からは、飲みきれない分で赤ワイン煮を作りつつ、
リンゴのタルトを焼くという。。(なんか自分じゃないみたいだ。)

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そもそも、糖質は「ごはん」派の三毛庵、料理はしても、
おやつはせいぜいホットケーキをミックス粉で焼くぐらいだ。
(何故なら、お菓子をつくると大抵はお砂糖やバターの量の現実を知るから。)
しかし先日、珍しく紅玉りんごがあり、雑誌で見て美味しそうだなーと思った
りんごのお菓子を作ってみようかな、という気になったのだ。

雑誌は「うかたま」で、旅行の折、本屋さんに行きたいな、と思っていたら
古道具屋さんに古本があり、そこで手に入れた。
「うかたま」は好きで、時々ちゃんと新刊も買ったりする。
何で好きかというと、そこに載っている料理の写真が凄く美味しそうだからだ。
というと、作るのね、と思うであろうが、ほぼ作ることはない。
とにかく、美味しそうな料理の写真が好きなのである。
例えば、こんなん、、

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よくある明治の印判?って思うかもしれないけれど、めちゃ料理が美味しそうで、
わぁ♪ってなる。いい器ってこういうんだなー。
道具屋さんにあったこの本、2015 vol.37は、
・冬のごちそう
・ドイツの林檎の焼き菓子
・好きな器、使う器
と、気になるテーマばかり。(表紙を撮ったのに、なぜか何度編集しても逆転してしまい。。)

で、これは「好きな器、使う器」の中のフードスタイリストのほんごうゆきこさんの頁。
実は、「うかたま」で美味しそう!!ってなる料理の写真、
ほんごうゆきこさんがスタイリストをしている頁なことが多い三毛庵である。

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という訳で、たぶん料理ではなく、盛り付けを研究している、はず、である三毛庵。
(ちなみに珍しくレシピを読んで作ったタルトは、人間的なお砂糖の量だった。
まぁ、バターと生クリームはちょっとどうなん、って感じであったが。)

ケーキを載せたガラスのおはただいま絶賛お気に入り中のおである。

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先日の桃の節句の時には、菜の花のお浸しを盛った。

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王道の苺も盛る。

これはですね、ちゃんとハンドカットなのよ~。
あんまり主張することはないのに、「実は凄い」と思う三毛庵である。
これの時代について、うーん、、って悩んだ(というのもフツーに買ったものなので。)が、
今のところ、実は明治あるかなーとか思ったりする。
昭和の切子のイメージではなく、といって大正のガラス質ではなく、
結局のところ、早い目の明治じゃなかろーかとか、勝手に思っている。
すっごく重い、まではいかないけど、たぶん鉛が入っているし。

いや、時代がどうとかいうのが言いたいんじゃないのだけど、
これだけの仕事をして、それでいてさり気なく垢抜けて、使いよくて、、っていうのが、
平成も終わらんとする今、圧倒される思いがするのだ、こういう時代があったんだ、って。

実は2回目作成の今日のタルト(前回生クリームが余ったので。。)、
前回のほうがちょっと美味しかった。
というのは、りんごが今日は紅玉ではなかったのと、ワイン煮に気をとられて
少しタルトの生地が厚かったと思う。
だけどまぁ、このおに盛るだけで、ホテルのデザート並みの風格なのである。

<今日の庭>
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2019/01/10.Thu

崖っぷち正月と最後に番宣(古伊万里染付花文皿)

もはやこれを言ってもよいのか不明なのであるが、、
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


年末は過去最強ぐらいに年越しの準備が終わらず、
危うくお風呂の中で年を越すところだった。。
そのあと洗濯機を回したので、これは明らかに正月に突入していて、
のんちゃんに「正月に洗濯か。」と指摘されたのであるが、
昨年のマイブーム、お風呂の残り湯で粉せっけんを溶かして洗濯する、
というのがどうしてもやめられないのであった。

年明けて、いつものように親族でおせちを食べたりして楽しく過ごしたのであるが、
年末からずーっと、夜自分の時間にゆっくり年賀状を・・・と思い続けて
毎晩バッテリーがなくなるの繰り返し、という不思議な毎日でお正月が終わった。。
新年早々言い訳から始まるのもなんだかであるが、
年賀状をくださった皆様、ゆっくりちゃんと書こうと思ったのですが、
却ってちゃんと書けなくなってしまい、本当にごめんなさい。

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ということで、『ザ・崖っぷちの花』を新年に♪
知り合いの骨董屋さんから譲っていただいたのであるが、
みんなで「この崖っぷちの花、なんだろうねー。」と言い合ったのであるが・・・

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どうせなら「高嶺の花」って言わんかえ!(笑)。
このようなちゃんとした古伊万里はふだん買わないほうなのだけれど、
花の種類には詳しい骨董屋さんの奥さまも三毛庵も、ちょっとこれが何か
わかんなかったのねー。
花だけ見るとジャーマンアイリスみたいな形だけど、葉っぱが明らかに違う、
根元の葉っぱの表現は桜草とかにあるパターンだけど、茎の途中からも変な葉っぱ出てるし。。
今の園芸植物でいうとアルストロメリアとかに似ている気もするけど、
何しろ「江戸中期」ですからね!(まさか平成、メイドインチャイナではあるまい。)
ということで、お江戸の人がどのようなことでこれを描いたのか
気になってしょうがなく、お庭の花のお守りに、と連れ帰ったのであった。

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この「崖っぷち」の下も、何を描いたのか気になるう~。
今どきの北欧デザインよりさらに洒落ているような。。

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さて、ふだん新年の抱負とかあまり考えないような気がするのだけど、
今年はありますよ、ふたつ!
とにかく、きれいなもの、よいものをできるだけ見る。
もうひとつは、できるだけフツーに暮らす。

昨年は前半結構忙しかったけど、後半に暮らしを見直したりできて、まあよかったとは思う。
でも体調が結構大変なことになって、見たいと思った展覧会3つとも行けず。。
1つはメジャーなんでまた何かの機会もあろうけど、あとは無理かと思うと切ない。
自分が持っている絵も、出して見ようと思ったのに気持ちに余裕がなく出せないことも多々。
洲之内徹が亡くなる1年前に自分の持っている絵を見て、
この絵を見るのは最後かもしれない、って思ったという話を思い出した。
自分が持っている絵だからいつでも見れる、は間違いだと明確に分かったので、
フツーに暮らして見たいときに見たいものを見る、というようにしたい。
(と言っているこの1月、すでにこの目標の達成はむつかしいのだが。)

ということで、番宣です。
来たる1/19(土)、テレビ東京の『美の巨人たち』で
不染鉄の『山海図絵(伊豆の追憶)』が放映されます~!
めっちゃ楽しみ!テレビなら寝込んでも見れるかなー!!
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2018/08/13.Mon

能茶山考 (染付オモダカ文型打深皿)

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暑い日はそうめんやらうどんやらで済ませてしまうが、
ちょっとぐらい栄養も・・・と気休めの具材を投入する。
手に入れたばかりのゴキゲンなおに盛れば、至福の「うちお昼」である。

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(径20.5cm)

7寸あって深さもあって手取りも安心、そして2枚組というのが用途が広がる。
欠点といえば磁貫があるところで、結構焼けてはいるので不安感はないけれど、
あんまり汁がしみ込むようなものは注意が必要かもしれぬ。

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伸びやかな染付が分かりやすく三毛庵好みであるのだが、
骨董をしている人なら、少々疑問を持たれるのではないかと思う、、
「こんなおあったっけ?」と。
三毛庵もあれ?って思ったのね、古いと思うけどフシギなおだな、って。
なんだか今どきのセンスのよい作家さんが作ったような、「新しさ」がある。
時代の箱には「今里 弐」って書いてあったけど・・・。

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裏もなかなかキュートだけれど、伊万里にもありそうなのにビミョーに違う。
(ちなみに畳付きが真っ赤に焼けているところもこれの特色のようである。)

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ハイ、銘があったよ「茶山」って書いてる。
つまりこれは高知の焼き物、「能茶山焼」ということになるではないか!
土佐藩の御用窯であったが、この「角に茶山」は払い下げ後の幕末頃のものらしい。
(緋色が出ているのも能茶山焼の特徴であるらしい。)
でも三毛庵にとって衝撃的だったのは、能茶山焼がこのようなユニークなデザインセンスの
ものを作っていたということだ。
こういうものってネットではさっぱり出てこないのだけれど、周知の事実なのかな?
江戸後期には、伊万里のビジネスモデルに目をつけていろいろな窯が磁器を焼いているけれど、
例えば九谷の若杉窯の染付などを見ても、いままで(中央で?)言われがちだった、
「伊万里の模倣」というのはちょっと違うんじゃないかと思うものがたくさんある。
能茶山焼も御用窯時代は優品を焼いたというけれど、
この秀逸なデザインのおを見た三毛庵は、中央目線で書かれていることって
実はずいぶん違うんじゃないかなぁ、って思った。
江戸時代の文化っていうのは今よりもっと豊かなものだったと思うのだ。

それでね、三毛庵的にびっくりしたのは、、

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じゃあ、このお皿@あのお皿@も能茶山焼ではないのか、ということである。
銘がなく、でも伊万里ではないと言われ、じゃあどこならこんなセンスのものを作れたのか、
ということがずっとずっと疑問だったのだが、これが答え?(もしかして新発見か!(笑))
見比べると大きいお皿が焼が甘いせいか質感は違うのだけれど、
これって同じ人のセンスを感じたりはしませぬか?(図柄が三方に広がるところとか。)
型打ちを採用しているところ、分厚い高台の造り、緋色も小皿の一部には出ていて、
どうしてもそういう風に思えるのん。
あー久しぶりに妄想を膨らませてゴキゲンな三毛庵。

前回、小皿の窯についての疑問を書いたばかりであったけれど、
あまり余計なことを考えずにいるときって、こういう符号があったりするのが不思議である。
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2018/07/03.Tue

『南海之図』に寄せる (染付蓬莱山図楕円皿)

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花も咲き始めていた大苗を植えたので、一週間でオクラと万願寺とうがらしが成り始める。
採れたては艶やかで勿体ないほど綺麗。
苗も今のところさほど虫害もなく健康で、週末ガーデナーにはもってこいである。

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オーバルの染付のおは週末のみっけもん。
見た途端、おぉーっ、シュール!!
不染鉄の『南海之図』を思い出し、不染鉄ファンの三毛庵パクっと食いつくのである。
日月らしきものも描かれていて、おそらくは蓬莱山とか、そういう吉祥文様だろう。

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不染鉄の『南海之図』は心象風景でもあり、宗教画でもあると思う。
こちらのおは、ぷぷっと笑ってしまうよなお茶目な絵付ではあるけれども、
中々秀逸であると思う。
蓬莱山をこんなに力強く描くなんてこと、今の人にはできないものね。

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裏返すと分かるけれども、新しくはないけれどそんなに時代のあるものでもない。
せいぜいいっても明治ぐらいまでの瀬戸なのか伊万里系なのか・・・。
江戸期のものはやはりものとしてのクオリティが高く、美しいものが多いけれど、
もう今は時代よりも個々のものとして魅力があれば評価される時代である。
地震のあとにも懲りずこういうものを手に入れる三毛庵なのだが、
でもそうやって誰かが拾い上げることで、うつくしいものは後の世に遺るのであるからして。

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オーバルのおって、使っても愉しい。
茹でたオクラとトマト(こちらはスーパーのものだが)を切って入れただけだけど、
家で食べるごはんはこれだけでご馳走なのである。

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そろそろベリー類が採れ始めている。
地植え2年目のブルーベリーの実はかなり充実してきた。
今年ホームセンターで実付きの苗を買った分は鉢植えで、鈴なりだけれど
さすがに実はあまり大きくない。
2年目にしてついに収穫が始まったブラックベリーは「トリプルクラウン」という
トゲなし大実で美味しいということで取り寄せたものである。
多少種はあるものの、食味はたしかによろしい。
今年はかき氷器を買ったので、削ってフルーツソースをかけて
庭のベリーをごろごろ投入、お手軽デザートの完成である!
家電類は場所を食うので慎重に買う三毛庵であるが、ホームベーカリーと
電動かき氷器は買ってよかったなと思う。
逆に炊飯器はハリオの土鍋で事足りているので、
すごい高級な品種とかいろいろ出ているけれど、今のところ興味がわかない。

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こちらはたねやの夏ミカン&シークァーサーあんみつ、
高級であるがたいへんに美味しくいただいた。

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もうそろそろ花も終わりであるが、黄色のオリエンタルリリーも2年目の開花。
たぶん『コンカドール』じゃないかなーっておもうけど、お買い得球根セットに入っていた。
園芸品種だけど、品があって佳い花だと思う。

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オグラセンノウが草むらで咲いて、先日の大風でイトススキやアガパンサスと
入り混じっている。
この甘いピンク色は園芸種の植物にもなかなかない色で、緑に混じって
ぽつぽつと咲く様子がとてもお気に入りの三毛庵である。
ふだんあんまりピンク系のお色って使わないんだけど。
うっすら映る青いお花はアガパンサスで、昔ホームセンターで求めた
品種不明のものなんだけど、アガパンサスにしてはコンパクトで草姿もたおやか、
花付きもよくて気に入っていた。
仮住まいのあいだもどうにか持ち越したのだけれど、今年ようやく本調子になってうれしい。

夏のお庭はダイナミックに咲くものはさほどなく、まぁ草茫々、って感じだがそれもまた佳し。
あとはのんちゃんが植えた朝顔が育ってくれるのが楽しみである。

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