2016/10/13.Thu

今宵の月 (朽木盆)

十三夜、今宵薄曇り。夜半ぐらいにでもちょっとお月見をしたいけれど。
カーテンを開け、お供えをする。

IMG_1552.jpg

早生のみかんはちょっと違うかなぁ・・・と思いつつ、
6寸ほどの小さな朽木に、栗と一緒に。
(お花は先日衝動買いした岩シャジンを・・・。)
ほんとうのところ、とても調子が悪くって、
今宵後の月であることさえ忘れていたのだ。
でも、お供えやらお飾りやら、決まりごとをしていたら
いくばくか気持ちも落ち着くように思う。
気候に左右されない人がうらやましいと言えばうらやましいけれど、
多様であることは悪いことではない。
こんなに気候に振り回されても、春はお花見を、
秋はお月見をする、そういう風土で良かったと思う。

IMG_1554.jpg

朽木のおは十三夜に似合うかな、と久しぶりに取り出した。
(自分の技術的問題かもしれないが、
漆器というのはあまりいい感じに撮れない。
実物のしっとりと癒されるような風合いが出ない気がする。)

IMG_1550.jpg

どうにかお飾りもできるぐらいには片付いたので、
久しぶりにお香でも焚いてみようかと思う。

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2015/09/27.Sun

名月に (溜塗小折敷)

名月は鱗雲に時々見え隠れしながら、中秋の空を過っていく。

お昼ご飯、熱々のカレーうどんをすすりながら、
お月見団子を買おうということになったのだが、急なことで思うような先がなく・・・。
近所で買ったのにはひと箱で三つ入っていた。

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ということで、お供えにひとつ、
残りをのんちゃんと、三田青磁の残念ものの吹き寄せに盛って。

小さな折敷、市で残りものを漁って連れ帰る。
多少傷みがあるからかなぁ、塗りのものはこういうのはダメなのかな。
でもちょこっとお菓子やお酒を載せて遊ぶには十二分に愉しい♪

IMG_0129.jpg

ま、見るからにお値段の張るようなものでもないのであるが、
文人趣味というのか、素人芸風なのが、気軽なお茶やお酒に合う気がする。
(西日で撮ったら赤くなってしまったけれど、お色味は最初のものが近いかな。)

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小さい方(ふたつは重ねられる)。
なんとなく、そう悪くないと思っているのだが、撮影がテキトーすぎて、
そういうところがこれでは伝わってこない。。

折敷でも、根来などといえば、最早贅沢でしかないのであるので、
秋にはこのようなものなど実は風雅であったりするのである、きっと(笑)。

IMG_0128.jpg

並べて撮っていてやっと気づいた三毛庵、、
これって二枚でひとつの画だったのね♪
大きい方:一辺18cm、小さい方:一辺17cmのちびっこさん。
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ものたち | Comments(0)
2015/09/08.Tue

秋津 (青貝豆煎茶盆)

ブログとは日記な訳だから、何を書こうが自由なものだが、
読まれることを前提に公開しているのだから、役に立つとは言えずとも、
みなさまのほんの息抜きぐらいにはなればよいなと思う。
日ごろいろいろな方のブログでちょっと一息つかせていただいている身としては
切にそう願うのであるが、そのためには真摯に書かねばなるまい。
虚構であっても真摯に、だ。
しかし三毛庵、このごろ意図して書かないでいることなどあり、
自分のこころを占めているようなことを避けているのはなんとなく嘘があると思う。
じぶんの暮らしのおへそを避けて「もの」だけのことを書くのは難しい。
・・・まぁ、この宙ぶらりんはもうしばらく続くのだろうなぁ。

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こんなふうに撮ると全くもってサイズ感が分からないけれども、
つまりはこれはちびっこのおである。
三毛庵にとっては「うひょ~」なものであるが、まぁニッチなものだ。
でもこんなに小さくて可愛いものをだれがどうして思い立って作った
(あるいは作らせた)のかな。
そう思い巡らす時間を買ったと思えば、無料でお仕着せのドラマ
(が悪いとはいわないが)を小一時間見るよりも、
三毛庵には元が取れた感があるのである。

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ちびっこなので青貝の蝶々もたどたどしい形、幼くて佳いなぁと思ったのを
なかなか見たように写すことができない。

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蜻蛉がいるのはやっぱり日本のものなのかな。
昔、家の近くにほんの小さな、湿地といえば大げさな、
原っぱの窪みが湿りがちな、そういうところがあった。
秋になるとなんというか、入れ食い状態に赤とんぼがいて、
滅多には捕まえられない銀ヤンマとは違って有難みもなく捕まえていた。
(今思えば無残である。)
近所の高校生に「蝶々捕まえてるの?」と声をかけられた三毛庵は、
「どう見ても蜻蛉だろーが、バカにすんな!」と憎々しく思った
100%可愛げのない子供であった。
(子供とはそういう残酷な生き物だといまだに信じているのだが。)
もう一つ忘れられない思い出は、まだ若い三毛庵とのんちゃんが
ふらっと早朝柴山潟へ行ったときのこと。
立ち枯れた葦のあいだをふらふら歩いた記憶があって、
見るとどの草にも赤とんぼがじっと止まっている、無数に無数にだ。
まるで葦と一緒に枯れ果てたような、しんとした死の光景のようだった。
そうこうしているうち、朝日が強く輝きだして、
そうしてある瞬間、とんぼは一斉に飛び立ったのだ。
今思えば、朝日で夜露が乾いたのだろうけれど、
思いがけずに見たことのない光景を目にして、ただただ立ち尽くした。
それは、秋の深まった頃に柴山潟へ行けば今も出会える光景かもしれない。
一方、幼いころの小さな湿地は今は失われた光景である。
もう、鮮明には思い出すことができない。

IMG_0042.jpg
(10.5 × 16.5cm)

は、三毛庵のちっちゃな煎茶道具@の晴れ舞台に・・・。
遊べるのっていいね。
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2012/12/02.Sun

漆の国の (朱塗り折敷)

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二枚重ねの折敷である。
お茶の時間やお酒の時間、おや折敷に小皿や盃、碗を並べる愉しみ。
大手を振って好きなものを細々と陳列できるまたとないチャンス。
という訳で、蚤の市で小銭じゃらじゃら、これを連れ帰ってきた。
多少傷みがあるとはいえ、小銭で買えるその訳は・・・

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ちびっこで半端ものだからなのである。(大きいほうの一辺15.3cm)
豆皿と盃がやっと載る折り紙みたいなおままごとサイズ♪
提重に組まれていたものの離れなんだろうな。

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それでも漆の国のものなのだね。
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2012/11/24.Sat

目が泳ぐ (木地隅入角盆)

このまえ、友と有名どころな骨董屋さんに行ったのだけれど、
「可愛いものって行くとこ行けばたくさんあるのね♪」と、目がハートマークな彼女。
そういえば、これまで彼女を巷の市しか誘ったことがなかったのであった。
「いや、骨董市でもろもろの山から自力で必死で探すのも、愉しみなのよ。」
と、苦し紛れに言い訳したけど、でもまぁそれはうそぢゃないですよ。
「もの」を買うのはもちろんうれしいけれど、探す過程も含めてのことなのですからね!

何かめぼしいものはないかなぁ・・・と、露店の台の上をいつものようにきょろきょろ。
「あれっ?」・・・目が留まったのは並べられた「もの」ではなくて、その「下」だった。
(露店では目をあちこちに泳がせねばならない。)
「おじさん、これも売り物???」と指差したのは小さなおなのであった。

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(20.8cm × 29.3cm)

大将はこともなげにお値段を仰るのであったが、随分お安い・・・ような気がする。
上に載っていたものたちをよけて、手渡してくれたそのおは隅入の刳り抜きで、
枯れた味わいもなかなかではないか・・・。
「あ、割れがあるのかぁ。。」あまりに枯れてか、木目に沿って二、三本亀裂が走っていた。
それでお安かったのね。
「うーむ、これは枯れを通り越してやつれていると云うべきか?」
でもやっぱりよいお味ではなかろうか。重いものを載せて運ぶのじゃなければ大丈夫だろう。
ちょっと晩酌セットを並べるぐらい、ぜんぜん問題ナシである。

車の中で、コンビニでもらったお手拭きでせっせと磨くと、なかなかの美男子なのであった。

003.jpg

亀裂のところを裏から撮ってみた。
なんだかね、堅焼のおかきのようで、とっても美味しそうだったから♪
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