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2019/05/11.Sat

妖しの花とばら祭り (色絵くらわんか手花文皿)

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植物が好きなせいか、こういうのんを見ると、
これって何を描いたのかなー、ってすぐに思うのだけど、なかなかのシュール。。

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よくぞおに描きましたな!って感じ。
でもこんな、ちょっと棘のあるよなデザイン感覚、イカしてると思うな。
斜に構えて澁澤龍彦読んでみたりな、背伸びしたころに出会ってみたかった。

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裏はこんな感じ、江戸後期は言っていいのかな~。
でもこれ6寸あって、ありそうで意外にない気がする。
縁に小さな直しがあるので、とってもお買い得だった。
まぁ、直しなんてヤダ、と思えばお買い得じゃないのだろうけど、
普段ちょこっとおかずを盛りたし・・・って手に取ったので、三毛庵的には問題なし。
色絵のおで、ふだんのおかずに合いそうなのんって、
なかなか貴重だと思うんだけどなー。

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ちょうど美味しい魚醤を手に入れたので、簡単な炒め物を作る。

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あれっ、盛り過ぎた!!(全くのおしゃれ感ナシ!)
でもグリーンの縁がいい雰囲気にしてくれる。

これにチーズなんぞ盛り合わせて、いい純米酒で一杯、といきたいものだ。

(庭の部・薔薇まみれ編↓)
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ものたち | Comments(0)
2019/04/17.Wed

鶉の春、蘭州暮色 (九谷庄三手色絵皿)

先日、高校時代の友人がやってきて、全力で関西の桜巡りをして帰った。
友人も、明日があるとは思わないことだ、と言っていた。
(そして、で、どうする?100まで生きたら?!とお互い笑った。)
三毛庵は今年の桜は何かのついでばかりだ。
だけどお庭でぼーっと芽吹いた草木をみるだけで、じゅうぶん泣けてくるのだ。
草も木も、ネットの画像よりもずっと確かなもののはずなのに、儚さに泣けてくる・・・
4月の庭はそれは美しいけれど、もう2月の庭など夢の彼方ではないか。
(私はデスクトップに勝手に送り付けられる風景の無神経さが大嫌い。)

そんなわけで、このところ、ブログに辿り着く前に爆睡し、
朝は明るくなれば庭に出る、全力の日々。

お皿漁りも、したくてしようがない、というようなビョーキはいまやないが、
それだけに、何気に目に入るものに泣けてしまうのが困りもの。
のんちゃんが、誰かが好きそうなのがここにあるで、とこれを差し出す。

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庄三手の少々笑っちゃいたくなるようなお皿である。
お茶目だが、工房作といえそうなほどに時代はあろう。

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なんかねぇ、これ描いた人の世界観に泣けてしまいそうだよ。
鶉かな?水仙咲くこの世の春を謳歌している。
(ネットの桜画像よりも鶉の春のほうが、ずっとリアルに感じる三毛庵。)

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なんだろうなー、お皿というのも西行の桜みたいなものなんだ、きっと。。

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裏も見てあげてくだされ、大絶賛!!

4月の庭のスピードにはもうついてゆけないくせに、花を買う。

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『蘭州暮色』、ゆめまぼろしのような透き通るお色にうっとり。
この姿を体現したような香りも麗しく、さらに欲張りな三毛庵のために蕾が4つ。
中国寒牡丹だそうで、つまりは二期咲もするというオトク感あふれるお品である。
寒牡丹というのは春は早咲きらしく、それは暖地では好ましい性質に思える。
いつも普通の牡丹の咲くころは暑すぎて、咲いた花が気の毒なのだ。
ということで、この有用性についてしばし検証したく思う。

庭記つづき↓
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ものたち | Comments(0)
2019/03/11.Mon

今日に (白万古掛花)

三日月を過ぎた春めいた月を見る。

庭で俯くクリスマスローズを飾ろうと思う。
水が上がりにくい花だから、咲いている一輪だけ、と小さい花を切った。
小さすぎて、水仙も小さなティタ・ティタを。

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今日は花を手向ける日だから、特盛のも切ることにする。
向日葵のように俯かないクリスマスローズ。

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Sさんに譲っていただいた、余りに愛らしい花入にはこれもいいのかもしれない。

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花も器も、何一つ向こうには持ってゆけないから、
咲いた花の記憶ぐらいは忘れまいと思うことが、生きているうちにできることである。

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コレクターの方からやってきたという花入
いつかちゃんとつぎの預かり手に継いでゆけますように。

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ものたち | Comments(0)
2019/02/10.Sun

連休中日 (ナゾの織部徳利とお雛様。)

今朝は晴れて、放射冷却なのかよく冷えた。
洗濯機を回してのんちゃんを誘い、近くのホームセンターをはしご。
日本水仙が好きなのだけど、去年ははじめ鉢に入れていたせいか、
今年は花を休んでしまったのね。
先日、芽出し球根があったので一つ買い、それでもう少しだけ買い足そうかなと。
昨日ぼーっと庭を眺めて、冬場だけは日が当たる隅っこに日本水仙がちょうどよいなと。。

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これはこの前買った芽出し球根のもの。
しばらく庭で咲かせて、満開になったので、切ってきた。球根太って欲しいしね。
寒い時期に合う、清らかな香りがする。

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水仙を二種挿す、というのは不自然と言えばそうなのだけど、
昔からある、品種不明のものが咲き始めたので一緒に。
庭ではやたら茫々になるので隅に追いやっているけど、
日本水仙とは違って、一種ではなく、何かに添えやすいようなタイプの花。

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庭で茫々でも、こんな品の佳い花なので、切ったほうが生きる感じ。

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ほんとは満開になる前に切ったほうが季節らしくてよいけれど、お庭でも見たかったしね。
原産は地中海沿岸で中国を経由して渡来したというけれど、
地中海や渡来ルートにも日本水仙は咲いているのだろうか?
花を植えていると、外来生物によるリスクということも思うけれど、
今はもう、すっかり「日本水仙」だものね、これは。(しかも球根には毒性もある。。)

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徳利はよろよろの輪線文の織部。きっと前にも載せているけど、よく水仙を入れる。
昔気軽なお値段で買ったもので、ちょっとどういうものかナゾだけど、とても好き。
お水を半分以上入れるとじわっと滲みるところがあるけどね(笑)。
 
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今年は早めに出してあげてよかった♪

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さて、今日は全力で庭仕事。つるばらとの闘いで傷だらけになる。
皮手袋をすると誘引した枝を結わえるのがやりにくいしなー。
ほんとはもっと吟味して誘引したいんだけど、週末ガーデナーなので納期優先。
なんだかんだ言ってホームセンターで余計な苗も買うので、その埋蔵も忙しい。

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サカタのガーデンプリムラがなんと処分品で50円♪
草っぽい庭なので、ピンク色は使い方に少し気を遣う。
湊晨侘助の近くにして、いっそピンクなコーナーとかにするとあまり気にならない。

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こっちのお色も処分苗だったけど、このときはもう少ししたような。
去年買って、野生のプリムラに近くて可愛いな、って思ったんだけど、
地植えで夏越ししたので気にっている品種、、処分苗なんて勿体ない!!

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その夏越ししたのは、、まだ蕾固し。
肥料もそこそこで密植するのでほんとに野生化している。。
とにかく暖地の庭では夏の温度と湿度に耐えられるかが重要で、
地植えでこんな風に殖えるプリムラってかなりありがたいんだけどなー。

さて、明日は庭に散乱した薔薇の枝やらを片付けまくるぞー!
(散らかしながら作業はしたくないけど、何しろ芽が動くまでの
時間との闘いなので、後でも済む作業は見捨てていくのである。)

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ものたち | Comments(0)
2018/11/26.Mon

花の全て (九谷庄三錦絵徳利)

野紺菊「夕映」がいつの間にか終わってしまい、
台風のせいで紅葉も綺麗とはいいがたく、もう庭には佳い花がない。
椿が咲き始めればよいのだけれど、まだ切れるほど育ってはいないし。

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花を飾っていた棚が寂しくなったので、旅先から連れ帰った徳利を置く。
特別に凝った手ではないので何となく眺めていたけど、ああこれ好きだな、って思ったもの。
九谷庄三であるが、本庄三なのか弟子筋なのかはちょっと自信はない。
プロじゃないのでえらそーには言えないが、写し物ではないだろう。

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この徳利の佳さは花が好きな人なら分かるかなぁ、って思うのだけれど。
ここには菊の全てが描かれている。
季節になって咲いた花、こと錦綾なす秋の花を見る、
儚くも鮮烈な一瞬を留めんとする、そういう筆に泣けて了うのである。
九谷庄三が黒を使ったはじめであるが、縁取りとか葉っぱの色とか、
この黒がなかったら、こんなにきゅんとはしないだろう。
こういう菊を描く人を三毛庵は信用する。

もうなんか、切なく去りゆく平成の秋なのであった。
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