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2020/06/15.Mon

水無月 (三田色絵萩文皿)

自粛とお籠りな日々、多少不便に思うこともなくはないが、
トータルでいえば通勤がない分、軟弱な私としては体がラクであるし、
日々の申し訳程度の家事にしても、以前よりかは目配りできて
ありがたい日々と言える。
先のことを思えば大変な世に突入しているというのは間違いないが、
思い煩うだけの余力もないので、庭の季節が移ろうのをただ見ている。

戸外の骨董市まで閉鎖されてしまったのは、ちょっと寂しかったかな。
市でのやりとりはやっぱり楽しいものね。
骨董を買いたいという欲求が溜まることもないのだが、
市に集うひとたちは、みなさんどうしているのかな、って時折思う。

世には当たり前の暮らしというのはないものだということを痛感した。

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毎日それなりに忙しかった(←単にいつもはお昼お弁当を買っていたのが自炊になっただけだが)
こともあり、あまりものは買っていない、、ということで、のんちゃんから拝借。
三田でいいと思うのだが、あまり見かけないものである。

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面白いのは、歌らしきものが描かれていることである。
~萩の尾、ってあるようにも思うが、読解はできていない。
描いてある植物も萩のような感じがするしね。(季節外れですね。。)

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まぁ、それだけのことはあるが、草花の好きな三毛庵にはちょこっとうれしい。
(ちなみに萩もできれば植えたいけれど、大きくなってしまうので今のところはやめている。)

ほんとうはもっとしっかり記録したいんだけどな、ブログも。
でも時々過渡期のような時期があって、自分の中でINPUTは増えるのに
OUTPUTはされないという日々があるのだわ。
惰性で生きているわけじゃないので、こういう期間もあるのだろう、きっと。

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梅雨入り前後ぐらいに咲く、越中シモツケ。
環境が合ったのか、ゆっくりだけど殖えて、毎年少しは切ることもでき、お気に入り。
(ホタルブクロもドクダミも前回の再利用なのはご愛敬。)

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ふわふわっと咲く花も可愛いけれど、咲く前の粒々のつぼみもいと可愛。

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小さな株でも庭でも印象的に咲く。

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「瀬戸の月」というヤマアジサイ。確かコガクウツギとの属間雑種であったような。

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北窯・松田共司さんのおにありもの野菜の昼パスタを投入。
登り窯の中でいびつになったものだけれど、その勢いが食欲をそそる(笑)。

BSで真央ちゃんの番組をしているのを見ているのだけれど、
この人はほんとにサムライだなーと思う。
ソチの迫真の演技、ああいうのは上手ければできる、というようなものじゃない。
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ものたち | Comments(2)
2020/04/24.Fri

冷え込んだ朝 (淡路焼波千鳥文コップ)

今朝も結構冷え込んでいるが、空気は澄み渡っている。
全世界的に経済活動が滞っているせいなのかな。。
明日が来るかわからないということ、、コロナ以前とコロナ以後で変わったわけではない。
あまりにも自然の摂理について忘れていたということなのか。
そのことを思い出した今だから、たくさんの不安はあっても、今をしっかり生きなくっちゃね。
(けど、食べてゆけずに追いつめられるようなことはあってほしくない。。)

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湊焼、王地山焼・・・と関西のお国焼がつづいたので、その繋がりで淡路焼。
珉平焼ですね。
カラフルな釉薬のものなど、洋食器にも合わせられるからか、近年人気が高いようだ。
このようなコップ型もあるんだなー。
ミルクなんか入れて飲んだら美味しそうだけど、私あんまりミルク飲めないん。
今はそうでもないけど、おなかをこわすので給食では持ち帰っていた記憶。
でもチャイなんぞ入れて飲んでみたいなー。

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おやつにワッフル。近くのスーパーで買ってきた。
こうしておやつを食べられるのもありがたいことである。

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イカリソウの仲間、エピメディウム・スルファレウム・・・舌を噛みそうな名前。
新しい葉っぱが伸びてきて、なんとも魅力的。

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3月の下旬に葉っぱの新芽に先駆けて花芽が伸びて小さな花がたくさん咲く。
このころは去年の葉っぱが寒さで紅葉していてそれも風情がある。
(斑入りの葉っぱはヤブコウジ)

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小さいけれど、黄色い花もかわゆす。
うちの庭は植えたらほとんどお世話もしない(時間がなくてできないの。。)ので、
できるだけ植物に見合った場所に植えるのであるが、
それでも勢いの弱いものは淘汰されてしまったりである。
この花もうちのグラウンドカバーのヘビイチゴとヒメツルソバに紛れているのだが、
案外強い植物らしく、今年はそこそこ咲いてちょっとうれしい感じ。
(これも得意のおつとめ品!で、なので咲くと余計にうれしいのである。)
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ものたち | Comments(0)
2020/04/03.Fri

「美意識」を鍛えろ! (こびとのお皿)

自分のなかで、うつくしいと感じる絵、佳い絵とはどのようなものであるかを
暫く考えていて、なので時折ヒントになりそうな本を手に取ってみる。

この度は、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?-経営におけるアートとサイエンス-』
(山口周著、光文社新書)なるものを読んでみた。2年ほど前の出版だ。
実をいうとまぁ、ついにビジネスにアートを持ち込んだか、というゴシップ記事でも
読むような、ひやかしであったのであるが、なかなか分かりやすく面白く、ためになる本だった。
ビジネス書ではなく、生き方の書といえばよいであろうか。(と三毛庵は思うのであるが。。)
個人的にはお子さんをもつ親御さんに読んでいただければな、と思う。
と書くと、まるで子供に芸術の英才教育をしろ、と言っていると勘違いされても困るのだが、
ユダヤ人虐殺をただ命令に従って実行しただけだと言ったアイヒマンに関して、
「悪とはシステムを無批判に受け入れること」という、哲学者ハンナ・アーレントの言葉が紹介されていた。
そして、「悪」とは陳腐なもの」なのだそうである、戦慄。。
そのような「悪」に陥らないためには、自分の軸をしっかり持つことが重要で、
「美意識」を鍛えるということは、その一つの面である、というようなことである。

疫病が蔓延し、次には経済の崩壊、あるいは紛争へと進みかねない時代の中、
美意識などに関わっていられるか、という状況にも見えるが、
金次第の時代ももう終わりで、信じられる確固としたものだけが自分を支えてゆくことになる
というのがほんとうなのかもしれない。

それで、私にとっての絵は・・・というと、暗い足元を照らしてくれる、小さな灯りであると思ふ。
佳い絵は、佳い本を読むのと同じく、私にとってのせんせいなのである。

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戦前と思しき、こびとのお皿、どこぞのキャラクターのパクリであろうか(笑)。

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パクリは「悪」であろうか?今の時代に照らし合わせれば、そうなのかもしれないが。。
でもこの姿にはオリジナリティーがあるように思う。
「美」というのは、「正義」というのともちょっと違うと思う、説明はむつかしいが、、
「正義」を振りかざした「悪」なんて、陳腐なほどにたくさんあるしね。

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四月の水仙はやっぱり『タリア』。
美しいということに説明は要らぬ由。
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絵のこと | Comments(0)
2020/02/02.Sun

過ごしかたについて (古伊万里色絵瓢箪文豆皿)

自分のブログを読み返すと、だいたい調子が悪いとか書いてあって、
格好悪いブログだなー、と苦笑するのだけど、ま、日記なんだからこんなものかとも思う。
だいたい私、絶好調なら庭なりなんなりやっていて、
余力はないけど何かしたい!っていうときにブログ書いているからなー。
つまり今は、そう、余力はないのだ。。

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知り合いのお店にこれがあって、小さいのに細やかに描かれていることに
感心してじっとみていた。
たぶん気分はこんな感じで寄ってみていた、と思ふ。

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二つずつ成ってるのは瓢箪かな?私ちょっとへちまとの識別できないや、
などと思っていたら、実はいただいてしまったの。
ほいほいもらっちゃいけないけれど、でもありがたくいただくことも大事なときもある。
ものじゃなく、気持ちをくださったのだと分かっているときなど。

今日のような日は、手許で眺めて、そんなことを思い出したりする。

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庭には仕事が満載なのに、今日できたのは水仙を切ったこと(笑)。
今年は切るほどには咲いてくれなかったけど、球根が太りますようにと切った。
次にできそうなこととして、掛け軸を変えようと思いつく。
立春間近というのにやっと冬景色の図。
でも、切ってきた水仙の清新な香気とよく調和する。

するべきことってきっといっぱいあるだろうけど、私いろんなことを一度にできないので、
その時々の体力と優先度でひとつづつ出来れば満足することにしている。
優先度などもたぶん世間様とはズレてるんだろうけど、
そんなこと思っても不幸なだけですからね。

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去年処分品から可愛いのを選び、大きめの鉢に植えたプリムラが咲いた。
上手く夏越しして株がもこもこに育って、株分けすればよかったかもしれないけれど、
でも夏を越した株はひときわ可愛い!

(庭の記録↓)
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ものたち | Comments(0)
2020/01/11.Sat

花に願う (九谷色絵水仙文皿)

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新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

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庭の日本水仙がようやく蕾を伸ばし、寒に咲くクリスマスローズ、
ヘレボルス・ニゲル(去年の処分品)が咲き始め、どうにか冬らしくなってきたものの、
いったい日本の四季はどうなってしまうのだろう。

去年見つけて大事にとっておいた日本水仙のおを取り出す。
冬の越前や淡路島の水仙の群落は有名で、三毛庵も若いころ、
のんちゃんと淡路島に遊びに行ったことを思い出す。
九谷焼のこのおも、越前に近く、また茶道の盛んな地のやきものに相応しい。
これが好きなのは、ちゃんと花を描いているから。
本物らしく写実されている、というようなことではなく、これを描いた人は
自分の中に「花」とは何かをちゃんと持った人だという、そう信ずるに足る、何かがこれにあるからだ。
そういう三毛庵は「花」とは何か、上手く説明などできないけれど、
説明できないから、一生懸命花を入れてみたりするのだ。
そのような気持ちが、このおから伝わって、誰の作かも分からないまま手許に置いている。

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だけど、これだけの腕のある人が無名のはずはなかろうと、ずっと考えていて、
知人のところで、作行きが近しいように思うものを見つけた。
それは二代武腰泰山のものであった。
今度見てもらおうとは思っているのだが、九谷銘で若書きなんてあるのだろうか。


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別に作家が分からずとも、このおが好きなことには変わりはないのだが、
願わくば、次世代に遺ってほしい、そう思うので、ちゃんと調べて書いておきたいものである。

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そのときにいくつか同じ作行きのものを譲っていただいたのであるが、
こちらは夏のお、芙蓉の仲間であろう。
草姿が柔らかくて、三毛庵には花トロロアオイみたいに見えるけどね。

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こういうものを見つけると、まだまだ学ぶことって多いなぁ、って嬉しくなる。

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こっちはこんな九谷銘。

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こちらは、初代徳田八十吉の半端のお。のんちゃんから拝借。

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柘榴が品よく描かれていて、やっぱり此の頃の人にはまだ、
吉祥文に対する文化の連続性が保たれていたのだと思う。
今の人にはなかなか描けない画。初代八十吉は文人だなぁ、とやっぱり思う。

さて、年が明けて自分の抱負はないけれど、
陛下が願われる通り、三毛庵も世界の人々の平和を願います。
もはや戦前というような世の中だけに、切に願います。
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