2017/03/10.Fri

もの思ふ春 (雛道具色絵輪花豆皿)

朝の冷え込みはまだ厳しいけれど、日差しはずいぶんと強い。
忙しい朝の合間を縫って庭を見回っていると、植えておいたヤブコウジが
掘り起こされていた。
驚いて見るとその下にぽっかりと穴、そういえばそこにユリを植えていたのだった。
掻いたような穴で、カラスではない、猫だって地中のユリなど興味はなかろう。
百合根を嗅ぎつけたのはイタチだろうか?
(いちおう都市部なのだがイタチを見かける。
イタチは基本動物たんぱくを好むらしいが、植物性のものもたまに食するようである。)
咲かなかったユリを思うと残念だけれど、三毛庵の居ぬ間に
お庭を散策するものを想像するのはちょこっと愉しい。
イタチ殿?は三毛庵のお庭をお気に召したのであろうか。

さて、春であるからか何とはなしにこころがざわつき始める三毛庵である。
まだお仕事はできているので、撃沈には至っていない。
ガマガエルみたいに不調とにらめっこしだすと辛いので、
なんとか気をそらそうとしてみるのだが、どうなることやら。。

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春の市に咲いてた雛道具の桜・・・いや、ここは桃かな?
何か、女子に生まれたことを嬉しく思ふお道具である。
こういうものを見たら、男子は女子が羨ましかったりするのかな?
まぁ三毛庵は男子であってもものを集めている気はするが。。

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先日のちび段重@と並べてみたりして、ちょこっとこころが晴れる。
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2017/03/03.Fri

女子力↑ (珉平焼色絵小段重)

本日は女子の日、桃の節句雛祭であった。
お国は女性の活用とかいう前に、3月3日を祝日にしてほしいものだな~。
いくら5月5日を「こどもの日」などと言ってみたところで、
歴史的には男子の日ですからね!
雛祭りにはお友達を呼び、お雛様とご馳走をいただきたいであるぞ♪
世のお父様たちも愛娘のお祝いぐらい、家でしたいだろー。
(かくいう三毛庵も仕事に明け暮れた一日であった。。)

というわけで桃の節句にかこつけて、
女子のための骨董をせっせと手に入れた三毛庵、
味気ないこの日の終わりに、それらを並べて悦に入るのであった。

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このちっちゃい器に雛あられをいれて、お客様に出すのであるぞよ(妄想)。

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(径7.5 × 高さ9.5cm)

じゃじゃーん、積み上げるとちび段重!
しかもこのお色は花見団子のお色ではないか!実に旨そうなのである♪
これね、その上珉平なのですよん(淡陶というべきなのかな)。
もうそれだけで、舞い上がる三毛庵である。

可愛いなぁ、持っているだけで女子力アップ間違いなし!!
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2017/03/01.Wed

花咲く弥生 (色絵牡丹枝垂桜文替茶器)

弥生、三月、この頃になると前の庭にあった暖地性のさくらんぼの
花が咲いたものだ。
丈夫な木だと思っていたが、義父が亡くなった翌春咲き、そして枯れた。
結果的にほかの木々も翌年の取り壊しで失ったのであるが、
今でもあのさくらんぼはどうして枯れたのだろう、と思う。

あとひと月もすると、そこここで桜が満開になるのだなぁ、とぼんやり思う。
陽ざしはずいぶん強くなってきたけれど、朝夕の冷え込みは強く、
満開の桜を想像することができない。

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定番の牡丹に、もう片側は柳かな?と思ってみると枝垂桜のようである。

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枝垂桜のほうだけを見ると、根元に蘭の花が咲く可憐な風景である。

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(径6.7 × 高さ6.7cm)

百花王、牡丹のほうだけみると、なるほど豪勢である。

ベロ藍からして、明治ぐらいの伊万里(有田というべきか)と思われるが、
朱や翠色を効果的に配した、なかなかに賢いものである。
明治ものはベロ藍で品がない云々、というくだりをみかけることがあるが、
この替茶器などは、ベロ藍の艶やかさを引き立てるために
朱や翠を配したのではないかと思うほどで、固定観念は捨てるべきだなぁ、と思う。
骨董の知識がついてくると、その辺りが却って鈍くなってくるようで、
見慣れないものを見たときも、きれいだなぁ♪と素直に反応できるよう、
日ごろから心しておきたいものである。

それにしても、替茶器自体見かけないというのもあるけれど、
この絵付けのセンスには、すっかり舌を巻いてしまうのであった。

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裏には可愛らしい渦福が。
渦福とはいえやっぱり明治かな。

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蕾買いしたヘレボラス・クロアチカスが咲いた。
可愛らしい咲き方でひと安心。
でも昔から持っているクロアチカスとはずいぶん雰囲気が違うなぁ。。

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これはヘレボラス・ムルチフィダスだった、、はず。札がなくなってしまい。。

ぽつりぽつりと花咲く弥生である。
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2017/02/26.Sun

市にも春 (源内焼陰刻豆皿とジョウロ)

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市をぶらぶらして中村軒に寄り、麦代餅を買う。

もうすぐ雛祭りであるので、市には雛道具がたくさん並んでいた。
ちびこいもん好きの三毛庵もあれこれと物色する。

甘さ控えめの麦代餅にも、ちびこいのんがあって、
本日はそのミニ麦代餅のほうにした。
ミニだから載るかなぁ・・・と豆皿に載せたら溢れた!!
麦代餅にはきな粉が掛かっているので、大きいお皿に盛るのが正解のようである。。

まぁでも、この楕円のお皿を使ってみたかったのねぇ。
楕円のお皿といえば珉平焼のが有名であるが、
和菓子を載せるといたく可愛らしく、勝手がよいものである。
さて、このお皿は珉平ではなく、源内焼であるところがウリである。
珉平のバタ臭さ(って昭和の死語なんですね、姪にどーゆー意味?
って聞かれた!)もよいけれど、源内焼の土っぽさも捨てがたいなぁ。。

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同じお店で分けてもらったのだけれど、文様が違っていて
黄色いほうは桐文?(桐文の桐って岩桐草みたいだな。)

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緑色のほうは龍文。
なかなか和菓子が映える、うれしいものである。

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庭ではひそやかに春が始まっている。
仮住まい中は鉢で持ち越したヘレボラス(クリスマスローズ)を
地に下ろしたのだが、そろそろ開花である。
忘れずにやってくる春に感謝、である。

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とくにお洒落なお庭を目指しているわけでもないのであるが、
ぶらぶらしていたら素敵なジョウロを発見!!
古物で水を遣るのはテンション上がるなぁ♪とすでにあたまは妄想でいっぱい。
この日はのんちゃん曰く、鉢カバーになる?香炉とか、
明らかに小さな鉢を載せるのにうってつけの鉄の金具とか、
どういう訳かガーデングッズな日なのであった。
いいなぁ春って、ほんと。

<お庭の備忘録↓>
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2017/02/24.Fri

春はあけぼの (万古焼色絵貝文皿)

ひと雨毎に春がやってくる。
何かが始まる前の2月、僅か28日しかない贈りもののような季節である。
なんだか早くに目が覚めて了う。
春の気配で何とはなしに体調が不安定になり始めているのかもしれない。
いや、数日はしゃぎすぎて疲れているのかな。
窓辺に置いた、ムスカリの鉢植えからほんのりとよい香りがする。
あんまりムスカリの香りを気にしたことなかったな。

先日、不思議なお皿を手に入れて、ずっとああでもない、こうでもないと思案している。
見かけない西洋のファイアンスなのであるが、
見かけないのは自分がそんなに洋ものを見ないせいだろうか?
いろいろの入手の状況からして、他愛のないものであろうことは明白なのであるが、
何なのかが、さっぱりなのである。
いや、三毛庵の妄想によると、どこの国のどういう様式のものかはなんとなく
あたりがつくのであるが、時代がさっぱりわからない。
正確には、まぁそれほど古くもないものというのが妥当なんだろうけれど、
思いのほかこころを動かされたので、どうも腑に落ちないのである。
で、なんだかずっとこころがそわそわして、春の陽気も手伝って不安定なのである。

骨董をやっていて愉しいのは、何かを見て「きれいだなぁ」と思うこころの不思議である。
ましてや、それが何かを知らずにいるときほど、
「きれいだ」とこころを動かされることに驚くのである。
いったい、自分は何に驚いているのだろう?「きれい」とはどういうことなのだろう?
三毛庵は、そういうことを概念として捉えることがあまり得意とは言えないので、
例えばこのファイアンスがどういうものかを知ることで、
何かその答えに近づけるような気がして、一生懸命調べたりするのである。
例えばの話、それが江戸前期の古伊万里である、と分かったところで
こころを動かされた理由にはならない。
ならないけれども、当時の職人のことや時代のこと、
そのようなきれいなものが生まれる背景を想うことで、ほんの少しだけ
お皿の声を聴くことができるような気がするのである。

あぁ、日本のおうちにきて戸惑っているこのお皿は、
まるで迷子になって古より届いた便りのようで、
封を開いた三毛庵は、ラテン語でも見るようにフシギな面持ちなのである。

さて、そんな話とはまったく関係はないのだけれど
先日お菓子をいただいた。春を先取りしたお菓子である。

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春になったら使おう、と思っていたお皿に盛る。

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他愛のない万古のお皿であるが、貝文が何だか嬉しい。
今や貝類は身近な食材とは言い難いものであるが、
春は貝である♪

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(一辺:10.7cm)

見ているだけで、ソワソワするなぁ!

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庭のガランサス(スノードロップ)。
同じ球根草でも、日本水仙は三毛庵の中では冬の花であるが、
ガランサスは早春の花のイメージ。
一番小さい春である。
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