2018/02/17.Sat

手紙をしたためて (ロイヤルドルトン「バニキンズ」マグカップ)

とほほ、お疲れ過ぎて眠れない。。
まぁ眠れないからって焦ったりしないですけどね。
(むしろ焦るのは起きれなくなるほうであるからして。)
気晴らしに起きてみるのであるが、こういうときは大抵ブログを書いている・・・。

ほんとうのところ、お返事を書きたいなぁ、、と溜め込んでいる
お手紙があったりして、早く書けばいいのはやまやまなのであるが、
ブログやメールは書けてもお手紙には慎重なのである。
こんな眠れない夜に書いてもろくなことはないし、
テレビのうるさい(笑)横では思うようには書けないし、
ましてやせわしない日々のスキマでは、なんだかそんな空気を
相手に郵送してしまいそうだし・・・。
礼を欠くのはよろしくないが、そういう暮らしをしているのがよろしくないのである。
あぁ、優雅に紅茶をすすりながら手紙をしたためたいことです。

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お部屋の片隅にあるマグカップが優雅なお手紙暮らしへと誘う。
そうだな、せっかくならお魚のインク壺とペンで書きたいな。
土曜の午後いっぱいを費やしてしたためるのであるぞ。

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どんぐりみたいな昔のバニキンズのマグ、たっぷり紅茶を淹れて
お手紙の時間のお供にするであるぞ。

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夢で書いたお手紙をうさぎの郵便屋さんが運んでくれる。
そろそろ布団に潜ったなら、シュールな夢を見れそうな。。


庭師がさぼっている合間にも、お庭は少しずつ変化する。

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「月照」が咲いた。聞きしに勝る別嬪さんである。
蕊の抱え方とか、これはもう気品という言葉しか思いつかない(ありふれた言い回しだが)。
この無駄をそぎ落とした、凛とした花は、まだ寒いこの時期によく似合っている。
同じ白椿でも「加茂本阿弥」はゆったりおおらかな花で、
歴史のある花はどこかに遊びがあるのが魅力であるが、こうしてみるとどちらも捨て難い。
そういえば今朝、ようやく去年植えた有楽も花を開いていた。
有楽なども最近の品種に比べれば完璧な花とは言えない気がするが、
でもそういう微妙な「揺れ」の部分に却って魅力があるように思う。
そういうところを言語化したり、数値化するのはむつかしいのであるけれども、
でも古来愛でられてきた花であるからして、宇宙の法則みたいなのがきっとあるのであろう。
椿一輪にこころ奪われても、その秘密に近づくのは至難の業なのだ。

「加茂本阿弥」が咲くころは、はりつめた空気も少し緩んでいるかと思う。

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2018/02/04.Sun

立春の告知(不染鉄の番組&画集、ミミズク文長皿)

立春の告知です。

【その1】日曜美術館・不染鉄
来たる2月25日、NHK Eテレ「日曜美術館」にて我が敬愛する日本画家、
不染鉄の特集が放映される予定です!
放送内容は昨年開催された不染鉄展(奈良県立での開催分かな?)と思われます。
東京ステーションギャラリーでの展覧会のときに、
アートシーンで少し放映されただけで、残念だなぁ・・・と思っていたので
特集が組まれて狂喜する三毛庵です。
(ザンネンなのはこれを見て興味を持たれた方が展覧会で実物を見れないということです。。)

【その2】求龍堂・不染鉄之画集 こちら→
涙です!ついに不染鉄がメジャーデビュー♪
あの、高級美術出版社???求龍堂からこの3月、画集が出版されるのです。
展覧会で立派な図録が出たところなのに書籍が出るというのは奇跡だ、と思いましたが、
図録ではなかなか紹介しきれない、細部まで撮影した画集なのだそうです。
不染鉄の画は現物でないとなかなか伝わらない、細部の表現・画力が魅力の一つなので、
展覧会に行けない人にもそれを味わってもらえる本、っていうのはよい企画だと思います。

あぁ、いよいよ不染鉄は三毛庵の手の届かないところにいっちゃうのかなぁ、、
とちょっぴり寂しさもありながら、いよいよ日本の宝物として認定され、
作品がますます後世に残っていくと思うと涙がちょちょ切れる、
出会いから10年の春なのでした。

さてふるものの記録をば。

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不染鉄の初期の作品、「月夜」にもミミズクがいたっけなぁ。
キュートなミミズク、市で捕獲♪

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贅沢だなぁ、と思うのん。
ほんのちょっと昔の、おそらく普通の人々が使っていたような暮らしのお皿、
だけどこんなに清々しい絵付けなのだもの。
さらっと描いた木の枝や葉っぱ、いいもんだな、って眺めて思う。

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愛嬌のあるミミズク氏も、佳いな。

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こっちのミミズク氏はおとぼけている。

これだけで、ごはん一膳はいけそうだ(笑)。
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2018/01/06.Sat

刷り込みのことなど (九谷焼青手芭蕉文豆皿)

小寒を過ぎ、時雨模様の一日、お庭が寂しいのでホームセンターに行く。
帰って小腹が空いたのでよつ葉のパンケーキを焼く。
パンケーキ・・・今はホットケーキとは言わないのかな?

子供のころ、まだ地方都市も十分に栄えていた時代、
デパートの上にある食堂でホットケーキを食べるのが贅沢だった。
当時はデパートに行くとなると、服装もきちんとして行ったものだ。
(今ではすっかりユルい三毛庵であるが。。)
まだ学校に上がる前のことであったので、美味しいホットケーキも
全部食べ切ることはできなかった。
すると母が残りを包んで持って帰ってくれたものだ。
持ち帰ったホットケーキを家で食べたという記憶がないのは、
デパートでの特別なおやつの記憶があまりに鮮烈だったからか、
あるいは残り物は母が食べてくれていたからか、どちらだろう。
今でもつい食べ残すことのないように、といやしく食べる三毛庵である。

ホットケーキにはもうひとつ思い出がある。
学生時代、三毛庵は妹と自炊をしていたのだけれど、
当時ふたりの贅沢なおやつといえば、ロッテのチョコパイか
ホテルニューオオタニのミックス粉を焼いたホットケーキであった。
ロッテのチョコパイは、じゃんけんで負けたほうが自転車でコンビニへ買いに行き、
勝ったほうがお茶を淹れる、という決まりだったように思う。
ホテルニューオオタニのミックス粉というのは確か今もあるはずだ。
永谷園が出していて、お茶漬けとホットケーキの関連性は疑うが、
とにかく当時のほかのミックス粉に比べて高級なぶん、美味しかったのである。

パンケーキ時代の幕開けは、ハワイである。
オアフ島のワイキキ辺りのホテルから、のんちゃんと友人と、
あれはレンタカーを借りに行く途中であったのだろうか、
とても美味しそうなパンケーキのお店をみつけ、朝からおやつにいただいた記憶がある。

あの時以来、いまだにパンケーキとホットケーキの違いが判らぬ三毛庵であるが、
粉を膨らませただけのものが今も「特別なおやつ」として君臨している。

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骨董を始めたころ、手始めに買ってみたのは九谷焼だったような気がする。
なぜかはあまり覚えていないが、市で手軽に手にすることができたし、
親も九谷焼を好んでいたような記憶があり、何か親しみがあったのかもしれない。
でもまぁ三つ子の魂というのか、今も九谷焼は好きなのである。
三毛庵はいやしいので、例えば渋い土ものもよいなぁ、と思ったりもするけれど、
キラキラ✨の九谷焼なんかも美味しくいただくのである。

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長径が7.5cmと豆皿サイズなので、
のんちゃんにそんなん何に使うん?と聞かれた。
「いや、ホットケーキのときのバター入れとかね。」などと考えてみたが、
いいのである、使えなくとも。小っちゃくて可愛いんだから♪

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ちびっこの割には芭蕉の葉脈とか背景のぽつぽつとかが
生き生きと描けていて、そう悪いものじゃないと思うのだけれど。

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明治頃、と言われそんなに時代があるのかは多少疑問の余地があるが、
フリモノがあって電気窯ではなさそうである。
まぁでも、時代というのはあんまり関係ないかな。
気に入って、そのお値段が自分の価値観に合えば買うというだけのことだ。

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よつ葉のパンケーキ♪

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お庭に植えたガーデンシクラメン。
ピンク色でシルバーリーフなので銅葉の西洋岩南天のそばに。。

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小さなプランターに入ったお買い得なビオラセット。
のんちゃんが中で一番こじゃれたお色のをゲット。
(骨董をやっていると、こういうとき目ざとくなる。)

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お買い得になっていたシクラメンから、のんちゃんがよい性質のんを選ぶ。
三毛庵の家は平素結構お寒いのでシクラメンは冬の定番品。

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実は三毛庵、もう一鉢買ってしまった。
のんちゃんが「こっちならそのお値段で2つ買えるよ」と、
先ほどのお買い得品を示したのであるが、
それを聞いた三毛庵、「そっか、2つ買っちゃえばいいんだぁ♪」
三毛庵も結局のところシクラメンは赤や白の古典的なのが好きである。
このようなピンクのフリフリなどは滅多に買わないぐらいだ。
でもこの株、お値段の割にすごく出来が良かったのん。
何しろ育種家の孫なもので、優秀な個体には目がないのである。

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シクラメンの花は、炎のように反り返るさまが美しいのであるが、
この品種は蕾が膨らんで、反り返る前の壺形がチャーミングである。
最近、「盛って」いるのも素直に愉しめるようになったのは、トシのせいか?

考えてみればシクラメンも子供のころの刷り込みだよなぁ。
いいトシになっても活きる刷り込みは親に感謝しなければ。。


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2018/01/01.Mon

一年の計は (ブリキの金魚の玩具)

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

冬晴れの元旦、水を欲しがる蕾の付いた椿の鉢に水遣り。
年末は大掃除という名の普段の掃除と、買い物にお節づくりと忙しい。
最後にキッチンの掃除を終え、年越し蕎麦を作って食し、
お風呂に入るともう年越し、というような塩梅である。
一転、年が明ければのんびり、である。
時間ができたらしようと思っていたこともあったはずだけれど、
何に使ってもよい、という時間にぐうたらブログを書くのは楽しい。
別に書くことなんかないのだけれどね。

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お正月なので可愛い玩具を載せることに。
金魚?ひとつ、5.5cmぐらいと小っちゃいものである。

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ブリキの塗料の美味しそうな色合いに惹かれて欲しくなったのだ。

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玩具など大人の人生において必要とは思われない気がするけれど、
綺麗だなと思ったものは、手元で眺めたい。
そうしていると、綺麗だな、と思うこころの感度が上がるよな気がする。
(だけどまぁ、それが何かに役に立つのかと問われれば、
結果において出費がかさむことばかりな気もするが。)
だけど、、美しいとおもうこころがなかったら、自分も人もこの世界も、
全てが尊いと信じることができないように思うのだ。

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一年の計はお雑煮にあり、とばかりに、
元旦のお雑煮は細心の注意を払って作るのだ。
美味しくなりますように、とこころのなかでは思うのであるが、
一番肝心なのは、そっと丁寧に作ることだ。
美味しいかどうかは結果なので問題ではなくて、
重要なのは、美味しくなるための手順を怠らないことである。

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このお正月はホームベーカリーでつくったお餅である。
おもちも作れる、とあったのでやってみっところ、
予想以上に粘りがあって、久しぶりにしたこともあってか
かなりザンネンな形の丸餅になった。。
でもお味は上々である。
2合で丸餅が12個ほど作れるので、ついた日のお昼に食し、
残りでお鏡とお雑煮用のお餅を用意した。
小家族でも美味しいお餅を食べられる、っていうのはよいな。
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2017/12/26.Tue

時を旅する (オキュパイド人形)

クリスマスも終わり、2017年もラストスパートである。
お仕事も結構な追い込みでへろっへろな三毛庵、嗚呼ふるものに癒されたい♪
別にふるものぢゃなくたってよかろうとは思う。
美味しいデザート然り、綺麗なお洋服然り・・・
でもふるものは、「時」という特別な空気を纏っていて、
それは少しの想像力があれば、例えば旅のように自分を遠くへ誘ってくれる。
三毛庵はお家に居ながらにして、旅をしているのである。

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シュールな色合いのロバ氏である。

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Occupied Japanのものだが、そのような刻印はなく、
ただforeignと書いてあるように読める。
70年ほど前のものは骨董以前というべきかもしれないけれど、
若い人にとっては新鮮であろうし、もう十分に時の香りを放っているように思う。
ささやかだけれど、手に入れて嬉しくて仕方がなかった。
こういう気持ちは、がらくたでも伝世の名品でも、優劣はつけられないものだ。

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のんちゃんがわんこを手に入れた。

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こちらは手描きのリモージュのもの。
ロバ氏のペイントも手描きだろうけれど、まぁリモージュのほうが上等に違いない。
でも可愛さにおいては決して引けを取らない。

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ほら、ロバの荷車にわんこを載せてみたけれど、
どちらも輝いている♪

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ロバ氏のお顔の造りが、いまどきののっぺりしたものじゃなく、
なんだか彫り出したように造形的で、こういうところは三毛庵の中でポイントが高いのである。

(↓庭の記録)
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