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2018/12/10.Mon

落葉(常滑朱泥急須)

最初に骨董を漁り出したのが煎茶道具であったせいか、
今も急須など見かけるとついつい手に取ってしまう。
初めて買った古道具の急須@も常滑だったな、そういえば。

とはいえ、煎茶道具は人気であるし、そうは気軽には見つからない。
秦翁ご推奨、万古の秦山の急須など、今では高嶺の花であるし。

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口の辺りに小さなアタリはあるけれども、スカッとした姿。
これはもう、煎茶が美味しいに違いないけれども、
なくてもことはたりるだけに、少し勉強してもらえたら買おうかな、と思った。
売主との交渉も市の愉しみというのもあるけれど、
幾らだったら欲しいかな、と自分の物差しを取り出してあれこれ悩むのも愉しみ。
結果として佳い買い物だったけれど、その日は買い気の薄い三毛庵であったので、
快く勉強してもらえて手に入ったのは、きっとご縁というものだろう。

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見て惚れ惚れするなぁ、この仕事ぶり。

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この篆刻もね。放ってはおけなかったなー、やっぱり。
(今どきの変に着色された朱泥の急須、ああいうのは陶土の無駄遣いというものだ。)
思った通り、大変美味しくお茶が入りまする。
ところで近ごろペットボトルのお茶で、抹茶入りの煎茶?っていうのが多いけれど、
あれの意味がいまいち分らんのは自分だけなのか?って疑問に思う。
個人的には抹茶を入れるより、いい茶葉だけで煎茶にしてほしいのだが・・・。
(ま、ペット茶を常用してないから余計なお世話であるが。)

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こんな銘があるのだけど、勉強不足でよくわからず。。
ナントカ山、っていうのかな?ちょっと調べないといけないなー。
これでお茶を淹れると、豊かな気持ちになるよ。

そういえば、、三毛庵のところに縁あって秦秀雄旧蔵品というものがやってきた。
できるだけ、旧蔵品だから、では買うまいとは思う。
買えない、、っていうのもあるけれど、秦翁のように「自分の軸」を持つということが、
氏を尊敬している、ということなのだと思うので、買うまいとは思う。
(尊敬している人であるので、ホントのところ爪の垢でも欲しいけれど!)
それでもねー、通り過ぎることのできないものであったのだ。
あー、氏はとうの昔にこれを取り上げたのだ、と思うと
いつもあっちこっちを彷徨う自分を不甲斐なく思うけれども。。

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もう今はほとんど落葉したけれど、コハウチワカエデの紅葉。
台風やら先日までの高温やらで、綺麗とは言えないはずだけど、
枯れた色の所々が紅く染まっているのがやっぱり綺麗で、
まぁ育ての親の欲目には違いないが、京都の人だかりで紅葉見るより
こっちがいいかな、と思うのであった。


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2017/04/07.Fri

朝に夕に (柘植山水文茶合)

毎日結構なお疲れというか、恒例の春の体調不良なのであるが、
メダカの子が孵るので忙しい。
これまでに76匹孵った!!
なんで数えているかというと、卵を孵す器から、孵った子メダカを
金魚鉢(という名の地球瓶2号)に移していくので、そのときに数えるのだ。
大きくするのはもっと大変そうだけれど、ひとまず孵化は成功なようでほっと一息。
こういうとき、ゆっくり構えられない性分なので、卵の入った器を覗いたり、
子メダカの様子を見たり、お花にお水を遣って、金魚に餌をやり、
合間にお茶を飲む、といった日々なのである。

ゆっくりお茶を飲むときの愉しみにと、すこしフンパツして茶合を手に入れた。

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(8.2cm)

三毛庵好みの「ザ・山水」であるが、可愛いお家に人も居るのだ!
これはサイズが小さいのがウリで、茶箱に入るなーとか思っているけど、
ひとりふたりのお茶をちょろっと淹れるとき、
うやうやしく茶葉を計るのにほどよいのである。
柘植の木というのもナイスである。
お洒落さんではない三毛庵は柘植の櫛など持っていないが、
いやしんぼうであるので、柘植の茶合を持つのである。

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(8.4cm)

こちらは、毎朝職場に持っていくお茶を淹れるときに使っているもの。
手軽に手に入れたものだけれど、これも小さくて使いよく、朝が愉しいものである。

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この通り、よく似た大きさなのでひとつで足りるような気もするが、
美味しいお茶のためならば、やっぱりお道具も愉しみたいものである。
道具というのは一緒に暮らして人を助けてくれるものだから、
(道具を持たずして人と言えるのであろうか?)
愛着というものは必要だ。

朝に夕に、愛でながらお茶を飲む。
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2017/03/01.Wed

花咲く弥生 (色絵牡丹枝垂桜文替茶器)

弥生、三月、この頃になると前の庭にあった暖地性のさくらんぼの
花が咲いたものだ。
丈夫な木だと思っていたが、義父が亡くなった翌春咲き、そして枯れた。
結果的にほかの木々も翌年の取り壊しで失ったのであるが、
今でもあのさくらんぼはどうして枯れたのだろう、と思う。

あとひと月もすると、そこここで桜が満開になるのだなぁ、とぼんやり思う。
陽ざしはずいぶん強くなってきたけれど、朝夕の冷え込みは強く、
満開の桜を想像することができない。

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定番の牡丹に、もう片側は柳かな?と思ってみると枝垂桜のようである。

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枝垂桜のほうだけを見ると、根元に蘭の花が咲く可憐な風景である。

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(径6.7 × 高さ6.7cm)

百花王、牡丹のほうだけみると、なるほど豪勢である。

ベロ藍からして、明治ぐらいの伊万里(有田というべきか)と思われるが、
朱や翠色を効果的に配した、なかなかに賢いものである。
明治ものはベロ藍で品がない云々、というくだりをみかけることがあるが、
この替茶器などは、ベロ藍の艶やかさを引き立てるために
朱や翠を配したのではないかと思うほどで、固定観念は捨てるべきだなぁ、と思う。
骨董の知識がついてくると、その辺りが却って鈍くなってくるようで、
見慣れないものを見たときも、きれいだなぁ♪と素直に反応できるよう、
日ごろから心しておきたいものである。

それにしても、替茶器自体見かけないというのもあるけれど、
この絵付けのセンスには、すっかり舌を巻いてしまうのであった。

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裏には可愛らしい渦福が。
渦福とはいえやっぱり明治かな。

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蕾買いしたヘレボラス・クロアチカスが咲いた。
可愛らしい咲き方でひと安心。
でも昔から持っているクロアチカスとはずいぶん雰囲気が違うなぁ。。

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これはヘレボラス・ムルチフィダスだった、、はず。札がなくなってしまい。。

ぽつりぽつりと花咲く弥生である。
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2017/02/05.Sun

「ロ」なごはん (呉須赤絵写茶碗)

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昨日、炭火の焼穴子と蛸がやってきた!
さっそく晩御飯は炊き立てご飯で穴子丼なのである♪

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思い立って、呉須赤絵写のお茶碗に盛る。
抹茶碗として売られていたが、茶碗なのか向付なのかはナゾである。
箱もなく、どこの誰のものかも不明であったが、
タフな焼け具合に下手っぽい絵付け、抹茶にしてもごはんにしても、
いたく和めそうだなと思ふ。

呉須赤絵写で丼とは、なにやら星岡茶寮的であるぞ。

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で、これ・・・は違う!
(ワサビを入れたこれは市でみつけたちびっこなやきものである、かわゆす。)

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これね、作家ものだろうけどそこそこ古いんぢゃないかなぁ。。
本歌の呉須赤絵の自由さはそのままで、ちょこっと日本的に可愛くした感じ。
作家ものにありがちな、縮こまったようなところはなく。
言ってみれば魯山人っぽい、粋な本歌取りであると三毛庵は思うのである。
(何だったら、魯山人か?って言ってもいいんだけど(笑)、
ザンネン乍ら「ロ」などという銘はない、、当たり前か!)

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赤絵は自由でヘタ過ぎず、ウマ過ぎず。
これってけっこうむつかしいことだと思ふ。

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(径12.5cm)

碗相も磁器なのに味わいがあり、手取りもほどよい。

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まぁいろいろ言ってもしょうがないが、これでいただいた
穴子丼はいたく美味しかったので、もとは取れたというべきだろう。
だけどこれって、作為があってこういうすがたなのだと思うけど、
使うにあたってそういうところは微塵も感じさせない。
好い茶碗があるなぁ、、という感じなのである。

それって稀有なことぢゃないかなぁ、三毛庵はひとり感心するのである。

(↓庭の記録)
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2016/11/03.Thu

霜月の (象牙小茶杓)

催事でみつけてうれしかったもののひとつ。

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なぁんだ、茶杓か、と思われるかもしれないけれど、
なかなかないことなのである、茶箱サイズのんって。
(いや、まぁ然るべきところで然るべきご予算を投じればあるのかもしれんが。)
こういうニッチなものって、偶然見かけたときというのは嬉しいものなのだ。
もともとこのサイズだったのかはよくわからないけれど、不自然さはない。

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以前の猫飯碗@にわっぱを見つけたので茶箱になるかなぁ、と。
さすがにわっぱでは、この茶杓もナナメにしか入らなかったが。。

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替茶器とか、何かイメージがある訳ではない、なんとなくの寄せ集め(笑)。
執念深く集めたりするのは苦手なので、その時々、「集まった」吹寄せである。
まぁそのほうが結果的に個性が出るような気もするが。。

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丸いわっぱ組だから、平棗もよいかなぁ、と入れてみる。
(いつか仕覆を作ってあげよう、と思ってはいる、、一応。)

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猫飯殿に合わせるにはちっとゴージャスか?
まぁ、まだ茶箱以前の組み合わせっぷりだけれど、
別に完成しようと思わなければ、こうやっていろんなパーツを組み合わせて
遊ぶだけでも十二分に元を取っている三毛庵なのである。

<備忘録>
のんちゃんはオールド・ギャッベの上で居眠り中、結構お気に召しているようだ。
ギャッベを選ぶときは、慎重に敷く場所の広さを考えて、
それでもって十二分に転寝ができる大きさと厚みのものであり、あわよくば
冬には1.5畳のホカホカカーペットにもおすがりできるものをと、選んだ。
そういうサイズ感のものがデザイン的にも一番お好みで見つかったのは幸いである♪

今日は庭に下草類を植える。
先日雑木を植えたほかは、ブルーベリーなんかがあるぐらいで、
低木類をどうするかはこれからなのに、先に下草を植えるというナゾ。。
まぁなんとなく、ここには何か低木を植えるかなぁ、、と想像して
スペースを空けながらの高度な作業である(笑)。
今結構お気に入りのクロモジ(これは植木屋さんに
アオハダの代わりにおススメいただいた。)の根締めに斑入りのヤブコウジ、
先日鉢でいっぱいになっていた春蘭も植えておいた。
夏椿の足元はまだ考えあぐねていて、取り合えずヒューケラ2種と
ときわ姫いちご、ヤマボウシにはまだグレゴマを這わせたぐらい。
コハウチワカエデの周囲に、掘り起こしたヒガンバナと日本水仙、
手前に取り敢えずのベロニカ・ハミングバードとブラック・ビオラ、
あと、ススキの小さいのんが欲しかったが、なかったので、
斑入りカリヤスなるものを日当たりに植えた。
あとは足元に斑入りのセダムとかシルバータイムとか、、
前の庭から生き延びていた姫蔓ソバに蛇苺などをお試しで。
(まぁだいたい、この中で暑さにも持ちこたえるヤツが定番品となる。)

鉢植えはあまり増やさんとこ、と思っているのに、
一才性のレモンにのんちゃんがさっそく執心、
それから可愛いもみじ葉ゼラニウムも、、ゼラニウムって
子供の時からあの匂いがなぁ、、って思ってたけれど、
でも懐かしくて、よくわからないけれど魅力のある植物である。
これも耐寒性が弱いので鉢植えに。
そのゼラニウムの仲間の蚊取草も処分価格で連れ帰り鉢植えに。

そういえば、蚊取草を買ったホームセンターは時々マニアックなものが
置かれているのだが、そういうものが意外や売れ残って
処分品になっていたりしてちょっとうれしかったりする。
(なんせ常日頃ふるものを買っていると、
定価品を買うのがなんだかおもしろくないのである。)

庭は冬場にある程度は骨格を作って、夏にアナベルや
ヤマアジサイを足す感じかなぁーと考えているのだが、
まだ今度の庭はどういう植物がお好みなのか手探りなので、
これからしばらく足したり引いたりするのだろう。

文化というものそうたいそうなものではなく、こうしてちょこっと
草花を植えたり、お茶を掬う匙を整えたりする、
そんなこころもちかなぁ、とじんわり思ふ。
(ぼちぼち庭の記録も画像に残していかなくっちゃ♪)
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