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2019/05/24.Fri

宣造さんに薔薇を (西村宣造の銅版画)

先日の大雨の後、朝早く見回りをすると、花首の折れたばらが、、
マダム・ピエール・ユラー、今年植えたアーリー・ハイブリッド・ティーだ。
細枝に大きな花が俯き加減に咲くところがクラシカルで、
たっぷりある花弁もじっくりちゃんと開き切って、いつまでも綺麗に咲いている、
考えるとオトクな薔薇だが、そんなオトク感など微塵も感じさせない様な、
典雅な薔薇なのである。

こんなに花びらでいっぱいになってもか細い枝で優雅に咲くのね~、
と感激していたが、流石に雨に打たれて一枝折れていたのでいただくことにした。

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折れたところを庇ってくれる、首の細い掻揚の瓶に。。
一枝で佳い香りが充満する。

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まだちゃんと額装をしていないのだけど、西村宣造の昔の版画を飾ってみる。
近所の額縁屋さんで素敵な額縁を見つけたのだけれど、
肝心の中身が決まらずにいた。
西村宣造の粋な版画が後からやってきて、こんな感じにしたかったかなと思う。
宣造さん、粋だな~。

薔薇はどちらかと言えば野趣のある庭向きのものがよいのだが、
薔薇という「文化」には関心があって、なので今年はアーリーモダンもひとつ、
と思ってこの花を求めたのだ。

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咲き始めはハイブリッド・ティーらしい花形で。

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か細い枝にも蕾がついて、俯き加減で開き始め、

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重たげに、でも止むことなく開いてゆくのである。

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こんな風に中心部が珠のようであったり(バラ色のキャベツ!)、

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最後にはこぼれんばかりのロゼット咲となる、そしていつまでも咲き、
いつまでも香っている。
こんなに花弁が多くては、蜂も蝶も近づけまいと思うのだが、
一体だれに対して香っているのだろう。

薔薇を育てられる世であることを倖せにおもう時。
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ものたち | Comments(0)
2019/05/21.Tue

梅雨の前に (伊万里龍文染付飯茶碗)

まとまった雨が来るようだったので、週末は忙しく花ガラ摘み。
早くに咲いたガリカローズの花びらが散らばっている様子も好きだけど、
そろそろ綺麗にしないとね、梅雨が近い。

うすいえんどうも収穫することにする。
遅すぎる頃につるばらのすきまに植えて放置したので、
笑っちゃうほどの収量で、「一合ぐらいは炊けるだろう」と
のんちゃんと言っていた豆ごはん(小エビ入)へと変身を遂げる。

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笑っちゃう収量でも採れたてのお味は最高!
はっきり言って、外食いらないぐらい美味しいぞ(自画自賛)。

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無駄にお茶碗の多い三毛庵であるが、外食したつもりで買えばよいのです。
そしてあとはいかにすれば美味しいご飯が炊けるのか、研究あるのみ。

蓋にはさらっとドラゴン。

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開けると・・・

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うさぎビーム!なんじゃこりゃ?

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なかなか笑えるお茶碗であるが、実は結構使いよい。
あっさりした染付は食が進むし、重からず軽からずで程よくしっかりした作り。
蓋も持ちやすくて、何気に使っていて安心感がある。
佳いお茶碗でいただく米の飯、これこそが「和食文化」っていうのではなかろうか♪
(因みにちょろっと映っているお澄ましは「ワカメの姿煮」である。
なんか豆ごはんを炊くのに集中する余り、気づくと切るのを忘れて投入していた!!)

お庭が花盛りで、いつもゆっくり見よう!って思ってベンチに腰掛けたりするのに、
視線の先の虫食い跡や花ガラや、いろんなものに気を取られて気づけば作業にシフトしてしまう。。
この日は・・・

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あ!たぬきシステムにトカゲ氏が!!

・・・ってトカゲとかカナヘビとか、これは実は、ふだんの光景なのであるが。。

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ぎゃー、たかられている!!ひえ~。
たぬきシステム様は寛大なのである。
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2019/05/16.Thu

ドルシュキー夫人 (小鹿田焼大徳利)

奄美地方が梅雨に入り、天気図にも梅雨前線が張り出し始める。
昨日は今年はじめて庭で蚊取り線香を炊く。
季節がまたひとつ進むのかな、少し調子を崩した、、(分かりやすいな)。

どちらが先かと言えば、おそらく薔薇を植えたのが少し早かったのだろう。
大ぶりのこの瓶(徳利?)が届いたとき、こうしたいなと、自然に浮かんだ。

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大ぶりでゆったりと開き、真白なフラウ・カール・ドルシュキー。
こぼれるほど薔薇が咲きほこらなくてもいいのだけど、
家に帰ればあの薔薇が咲いている、そう思えるような薔薇だと思った。

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大苗を植えたのが少し遅いぐらいだったので、
今年はそれなりに咲いてくれれば十分だったが、
思ったよりもずっと佳い花が、けっこうたくさん咲いてくれて、
下のほうで咲いた端っこを頂戴することができた。

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大正はあるであろう、古い小鹿田焼もドルシュキーのように大らかで、
だからこういう風に入れたいと自然に思ったのだろう。
フラウ・カール・ドルシュキーは20世紀初め、1901年の作出だから、
この二つには、何か、同じ時代の香りがあるのかもしれない。
懐古とか、そういうことではなくて、こういう花ややきものが生まれる、
そのような文化について、今よりずっと、眩しい時代があったのだと思い至るのである。

それにしても、、佳い小鹿田が手に入って嬉しかったが、
年に一度、こうしてドルシュキーを入れられる、
それだけでも十二分に倖せな三毛庵である。

そして庭部。

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見ると幸せな気持ちになれる、ミセス・ジョン・レイン。
エントランス用なので、棘が少ない・繰り返し咲・香りがよい・きっと誰もが好き、
そういう合理的な理由を第一に選んだ品種。
でも、そんな腹黒い意図なんか気づかれないほど、ビューティフル!

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見たらこっちまで薔薇色に染まりそう♪
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2019/05/11.Sat

妖しの花とばら祭り (色絵くらわんか手花文皿)

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植物が好きなせいか、こういうのんを見ると、
これって何を描いたのかなー、ってすぐに思うのだけど、なかなかのシュール。。

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よくぞおに描きましたな!って感じ。
でもこんな、ちょっと棘のあるよなデザイン感覚、イカしてると思うな。
斜に構えて澁澤龍彦読んでみたりな、背伸びしたころに出会ってみたかった。

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裏はこんな感じ、江戸後期は言っていいのかな~。
でもこれ6寸あって、ありそうで意外にない気がする。
縁に小さな直しがあるので、とってもお買い得だった。
まぁ、直しなんてヤダ、と思えばお買い得じゃないのだろうけど、
普段ちょこっとおかずを盛りたし・・・って手に取ったので、三毛庵的には問題なし。
色絵のおで、ふだんのおかずに合いそうなのんって、
なかなか貴重だと思うんだけどなー。

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ちょうど美味しい魚醤を手に入れたので、簡単な炒め物を作る。

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あれっ、盛り過ぎた!!(全くのおしゃれ感ナシ!)
でもグリーンの縁がいい雰囲気にしてくれる。

これにチーズなんぞ盛り合わせて、いい純米酒で一杯、といきたいものだ。

(庭の部・薔薇まみれ編↓)
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2019/05/06.Mon

庭のご褒美 (古道具の小さな椅子)

連休後半はお天気も良く、気温が上がり、夏日になった。
庭の手入れをしながら、暑くなると木陰に逃げては涼む。
ふと、小さな椅子があればちょっと連れてきてここで一息つけるなぁ、
って思ったのん。
涼みながら、見える範囲でどこか改良するところがないかなど、
次の構想を練るのであるが、ぼーっと突っ立って考えるのはなんか寂しい。。
田舎のお年寄りが道端に椅子を出して腰掛けるように、
三毛庵も木陰で椅子に座りたいぞ。

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そうすると、あるんだな、何故か。。(笑)。
狭い通路でも置ける小ぶりのヤツ♪
背もたれを掴んで連れてくれば、どこでも休憩スペースに。
今年はずっと庭をお手入れし続けたので、
ふるものの神さまとお庭の神さまがご褒美にくださったに違いない!!

特に凝ったものではないけれど、小ぶりだけどしっかりして、
庭に合う黒と茶の色合いで、いい具合に二脚あったりして、
こんな都合の良い話があるんだなー(笑)。

という訳で、今日は作業場と化していたテラスを整理し、
庭椅子をスタンバイさせたのであった。

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ロサ・バンクシアエ・ノルマリスがだいぶ咲いてきた。
南面の塀伝いに植えているので、三毛庵から見ると北向きの日陰になるが、
一応こちらに向けても咲いてくれる。
日陰に合うライトグリーンの葉っぱ。

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大鉢植えのガリカローズ「シャルル・ド・ミル」はたわわに咲き始める。
冬にそこそこ剪定しても容易に咲くが、3年目になって凄く良くなった気がする。

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返り咲き性のあるモスローズ「サレ」も開花。
こちらは葉っぱが少し明るい色で、それがピンク色によく合っている。

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今年フェンス沿いに植えたブールソール、「アマディス」。
大半フェンスの外を向いていたのだが、ようやく振り向いてくれた!
四季咲き性を追い求めなければ、庭で面白い薔薇ってたくさんある。
花もすぐに散ってしまうのであるが、庭ではいつまでも咲いているのが
よいかというと、一概にはそうもいえず、
葉っぱや枝ぶりなどが面白いと植わっているだけで十分で、
なので季節に花が咲いて、季節が過ぎれば散ってゆけばよいのである。

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ハイブリッド・ルゴサの「シュネーコッペ(スノーペイブメント)」も開花。
淡いライラック、という不思議な色と育てやすいルゴサ、というのが最大の魅力。
遅くに植えたせいか、芽出しも遅くて気を揉んだけれど、
意外に開花は早かった。繰り返し咲するそうなので、それもちょっと楽しみ。
(やっぱり沢山咲くのは魅力なんだ!)
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