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2020/07/11.Sat

初蝉 (美濃椿手徳利)

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降り止まない豪雨、梅雨明け間近であろうけど、不安が続く。
ひととき雨が収まって庭に出てみると初蝉の声。
晴天に聞くと暑さ倍増の蝉の声であるが、もうすぐ明ける、今はそう聞こえる。
処分品をノコンギクの隙間に植えた女郎花が咲いていた。
季節はこれから盛夏であるが、夏至も過ぎて昼は少しずつ短くなり、
七草も咲き始めて、密かに秋へと向かう気配さえする。

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ほんとうは、秋も深まった頃に一杯、、と取り出すつもりでいたけれど、
これには矢張り椿かな、椿手だけに!と眺めているうち、
夏に花を入れるとどうなるのかな、と急に気になりだす。
フツーこれに夏の花は入れんのやろーけど、ドシロートだからなんでもやるのだ。
花の少ない時期、というのもあるけれど、ヤマアジサイの咲きガラが気になって、
結構お似合いかな、、とふと思った。
三毛庵的にはけっこう気に入っているんだけど、普通に見たら
夏なのに名残の花みたいで、まぁ違うんだろうな。

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これは『七変化』の咲きガラで、咲きガラになっても『藍姫』と見分けがつかないのであるが、
世にいう「秋色アジサイ」を通り越した、寂びた花。

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間近で見るとこんな具合。。

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徳利は裏もよい景色、久尻窯江戸後期の手とのことである。
後期の美濃の窯についてはあまり分からないけれど、こんなんいいな。
徳利のふっくらさ加減や、手取りの良さ、今このセンスを超えるのは難しいぞ。
しばらく楽しんで、と思ったのもつかの間、早々にパチリ。

だけど矢張り、、これは一人入れる花、人と会う日の花じゃないと思う。

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2020/07/05.Sun

古のこころ (プレスガラス小鉢)

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いただきもののデザートを夜おやつに。
こんなときに、小ざっぱりした無色のプレスなんか、飾らなくていい。

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すこしごりっとしたようなところが、今では得がたいものである。

ふるいものを買うことでいくらか賢くなったといえるのは、
何にいくら払うかは自分が決めることができるし、
ものの値段は売り手と買い手の間で成り立つのだ、という、
人の歴史においては当たり前であったけれど、現代においては
ちょこっと忘れ去られていたことが、よくわかったことだろうか。
定価があるというのはとても安定する、よいシステムだけれど、
お金を払うことに無責任になる側面があると思う。

1円でも安く買おうという日ごろの努力をバカにはできないけれど、
世の中というのは、自分が何に対価を払うかということが
積み重なってできてゆくものである。
無くなっては困る近所のスーパーではちゃんと買い物をする、
そういうのが選挙の一票と同じにだいじなのである。
今回コロナになって、重要なこととそうでないこと、
そういうのが一層鮮明になったようにも思う。
日本なぞ、もう少し自国で作って自国で消費したらよいのにな、
って個人的には思っているけれど。

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庭が茫々になり、ヤマユリは咲いたというのに、雨に打たれて
地べただったり、お庭の外を向いたりである。
先日の大風で乱れつつも、『祇園守』が咲く。
花の少なくなる季節にありがたいし、やはり佳い品種だと思う。
ホームセンターで珍しい色味の八重の槿を見て、わぁ・・って思うけど、
狭い庭で、と思うと日本の伝統、ミニマリズムは重要だ。
『祇園守』は、これがあれば安心の境地なのである。

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実は先日からの花を入れ替えただけのまかない仕様である。
次は一重切にてさくっと入れたいな。
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2020/06/30.Tue

桜桃 (プレスガラス魚々子文小鉢)

近ごろ、仕事を終えて、ご飯も食べるともう眠たくて、ごろごろしている。
なので朝早めに目が覚めると、とても、おトクな気がする。
明け方は、ふるものたちもしんとして、ずっと前からそこにいたように静か。
いつか滅びゆくものたちのなかに、これまた滅びゆく自分がいるのであるが、
あまりに静かで、ふと、時間などないような感覚に襲われる。

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さくらんぼの季節である。
これは近隣ではほぼ採れないので、年に一度のお取り寄せの贅沢である。
今ごろのは山形であるが、7月の後半ごろには北海道のものもお楽しみで、
余市辺りに行く折には、ニッカの余市工場とさくらんぼが定番コースであった。
まだマッサンの放映前で、余市工場は閑散としていて、リタハウスで紅茶を飲めたほどである。
そこで口にした原酒があまりに美味しく、酒飲みでもないのに
原酒の仕込みに一口拠出して、十年後にできたお酒を受け取るという、
十年浪漫倶楽部に入ったほどである。
今は原酒不足でこのような企画はないらしいけど、
また日本人主体の消費に落ち着けば、そういうこともあるかもしれない。

さくらんぼを入れたガラスのボウルは、おこらくちょい古程度のものであるが、
旅のお土産にのんちゃんが連れ帰ったもの。
魚々子のプレスといった感じだが、形も意外やこんもりして、
がらくたなりにちょっとうれしい感じがするものだ。
冷抹茶などいけるかも、と本気で思ったりしてね。

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美味しいケーキもいただいたので、こちらはほんとの切子のお皿に。
これは以前@も載せているが、ほんとにもう、期待を裏切らないものである。

あー今日はいやしさ満載だな。
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ものたち | Comments(0)
2020/06/28.Sun

rainy day

昨日は知人と久しぶりに会話を楽しんだせいか、疲れてぐっすり眠り、朝は早くに目覚めた。
梅雨らしく雨が降っていて、今日は慌てて洗濯も不要、のんびりしようかな、などと思う。
氏神さまに半年の厄を落としにお参りしようかな。
コロナ禍の中、気づけば半年が過ぎたけれど、自分なりに過ごせたであろうか。

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ステンドグラスのランプは、それほど古いものではないが、
色とりどりのダイヤ形のデザインが気に入って持ち帰ったもの。
雨降りのせいか、カーテンを開けても室内はさほど明るくもなく、
かと言って朝早くから電気を煌々とつけるのもなんだか興覚めで、
そんなときにこういう明かりを愉しんだりする。
(横の怪しいガラストレイにはメダカの卵が入っている。)

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お気に入りのイジュも満開を過ぎ、庭はいよいよ鬱蒼としてきて、
もうあんまり切るものもないのだけど、
お気に入りのススキ「パープルフォール」が穂を上げ始めて、夏草の季節。
このころからお月見の季節まで、ずっときれいな穂の風情を楽しめる。

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のんちゃんお目覚めにつき、いただいた神戸の美味しいパンを朝食に。
こういうとき、やっぱり瀬戸の土ものなど、ほっこりする。
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ものたち | Comments(0)
2020/06/23.Tue

菜果 (絵唐津片身替梅文鉢)

今年も梅を漬ける。
いつものスーパーの梅は、例年になく粒が揃わずしばし悩んだが、
今年はそういうものだと思うに至り、漬けてようやく梅酢が上がり出した頃。
コロナで春の手入れが厳しかったのか、それとも選果作業が厳しいのか。
粒の大小はその時の気分で味わうとして、柔らかく漬かるとよいのであるが。

在宅が多いので、普段よりぬか床も扱いよい。
水なすはきゅうりと比べ時間もかかるが極上の御馳走。

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例年はそんなには出回らないし、あってもお高い水なすが、今年はいつも買える。
美味しく戴いていると、ニュースで農家さんが大変なのだと言っていた。
高級料亭や旅館など、自粛で需要が減ってしまっているのだという。
そういえばこの春は、輸入のバナナは高かったがイチゴは少し安かったな。
三毛庵ごときの需要なぞたかが知れるが、それでもみんなが美味しいと買えばよいね。

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ぬか漬けの器は絵唐津の片身替、一応古唐津か?と睨んでみたが、
ぽつんとあったのを割とフツーに手に入れたものです。。
片身替なんて見たことないし、あまり造りに厳しさもなく、おっとりしてるんで、
時代下がりぐらいで勘弁してな、って思うけど、個人的には気に入ってる。
(だってこんなぬか漬け食べるんは、自粛というにはあまりに贅沢。)

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でも自然に入ったようなニューの時代の金直しは、今じゃできない極上仕上げ。
(猫の足跡みたいな梅文もナイスさん)

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どこでどうしてうちに来たのやら。

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高台もフツーに唐津、まぁやけにまったりしてますが、美味しそうに焼けてます!

以前仮ぐらしの折、自由に器を使えぬ不自由を味わったが、
自粛ライフは使いたい放題のストレスフリーなのであった。

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自粛が明け、夏至も過ぎたが、あいだは意外に乾く梅雨の中休みもあったりで、
贅沢に!キッチンに敷いたラグを干してきれいにブラッシング。
(ほんとうのウールって、そんなに汚れたりはしない。)

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去年より、我が家の梅雨を飾る花、イジュ。沖縄で咲くの、見たいなー。

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日陰を飾るのはオーレアの柏葉紫陽花。

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この時期ドクダミ(植えてないから雑草)とヒペリカムは切り放題。
ずっと飾りっぱなしの枯れかけの花。
(落しは栄養ドリンクの茶色い瓶がぴったりのユルい籠と。)
まぁ、そんな感じ。
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