2012/11/29.Thu

白旗上げて (古伊万里色絵花クルス丸文豆皿)

いつだったか友が遊びに来たときに、豆皿の入った引き出しを見せて
あきれられたことがあった。
ふるいものが好きでちっちゃいものが好きだと、気づいたら増えているのだよ、豆皿は。。
まぁ、歴戦の勲章ってとこですかね(笑)。
ということで、これでも普段はできるだけ我慢しているつもりなのであった。
だから人前でがぜん欲しくなるのは、困るのである。
だってそんなんあほ、いやだだっこ丸出しみたいぢゃないですか。
それを先日、恥と知りつつやってしまったのである。
それなりのお値段だったけれど、友らは「ちょっとぐらいしたって使うんだよねぇ。」と
見透かしている。
もちろんですよ。いやだって、お気に入りとは一緒に遊びたいですから。
敗北感を噛みしめながらも、ココロのなかでそう誓うのであった。

という訳で、さっそく渋皮煮を載せていただいてみる。

20121123 002

激しく可愛い。お皿が小さすぎて扱いにくいとはいうまい。
夜もチーズを載せてお酒の肴に♪

20121123 004

色味も絵付けも古風なお姿であるので、時代のある豆皿と合わせてみたけど
好い感じ。

沢山あるから、こうやって取り合わせも楽しめるもんね!・・・とか言ってみる、嗚呼。。

20121124008.jpg
(8.4cm/我が家のPCだと緑色がきれいに撮れているのかがよく分からない。)
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ものたち | Comments(2)
2012/11/27.Tue

沖縄ダッシュと (本錫ちろり)

先日のお盆をゲットしたとき、そこにはもう一つ気になるものが・・・。
さっそくお盆とセットで交渉したところ、ありがたく交渉成立!
おじさん、ありがとう♪

それは錫のちろりなのであった。

20121124001.jpg

ふだんお酒は冷やでいただくのであるが、これからの季節、たまには
燗もしてみようかと密かに画策の折、可愛いお値段のこれに遭遇したのであった。
ちろりがあれば、燗酒なんてちょちょいのちょいである。

20121124004.jpg

「錫半」の銘が入っている。巷にもピカピカのデッドストック品など結構あるようだ。
おじさん曰く、ところどころ当たって凹んだりしているけれど、とのことである。
(それでお値段が可愛いのであった。)
まぁ、当たってないほうがいいのだろうけど、ほどよい「使われ感」がよい感じ。
せっかくだからちろりもふる可愛いほうがいいもんね。
骨董というようなものでもないけれど、晩酌のお供に参じていただこう。

錫というのは熱伝導率がよいそうで、燗はもちろん、お酒を冷やすのにもいいそうだ。
お水をまろやかにする効果があるともいう。
というわけで、まずはしっかり冷やしたお酒を入れて、硝子の盃なんぞに
注ぎながらで、ご満悦の体なのであった。

おまけ・・・先日の沖縄プチ旅行
201211沖縄 010
のんびりできるオクマ・リゾートへ。

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2012/11/24.Sat

目が泳ぐ (木地隅入角盆)

このまえ、友と有名どころな骨董屋さんに行ったのだけれど、
「可愛いものって行くとこ行けばたくさんあるのね♪」と、目がハートマークな彼女。
そういえば、これまで彼女を巷の市しか誘ったことがなかったのであった。
「いや、骨董市でもろもろの山から自力で必死で探すのも、愉しみなのよ。」
と、苦し紛れに言い訳したけど、でもまぁそれはうそぢゃないですよ。
「もの」を買うのはもちろんうれしいけれど、探す過程も含めてのことなのですからね!

何かめぼしいものはないかなぁ・・・と、露店の台の上をいつものようにきょろきょろ。
「あれっ?」・・・目が留まったのは並べられた「もの」ではなくて、その「下」だった。
(露店では目をあちこちに泳がせねばならない。)
「おじさん、これも売り物???」と指差したのは小さなおなのであった。

010.jpg
(20.8cm × 29.3cm)

大将はこともなげにお値段を仰るのであったが、随分お安い・・・ような気がする。
上に載っていたものたちをよけて、手渡してくれたそのおは隅入の刳り抜きで、
枯れた味わいもなかなかではないか・・・。
「あ、割れがあるのかぁ。。」あまりに枯れてか、木目に沿って二、三本亀裂が走っていた。
それでお安かったのね。
「うーむ、これは枯れを通り越してやつれていると云うべきか?」
でもやっぱりよいお味ではなかろうか。重いものを載せて運ぶのじゃなければ大丈夫だろう。
ちょっと晩酌セットを並べるぐらい、ぜんぜん問題ナシである。

車の中で、コンビニでもらったお手拭きでせっせと磨くと、なかなかの美男子なのであった。

003.jpg

亀裂のところを裏から撮ってみた。
なんだかね、堅焼のおかきのようで、とっても美味しそうだったから♪
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2012/11/15.Thu

チケットを手に (吹きガラスリキュール杯)

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こんな小っちゃいもの何に使うんだろうなぁ・・・と思いながら、
ガラの中からついつい保護した昭和の吹きガラス。
脚や算玉の太さが違っていたり、口辺が歪んでいたりしているけれど、
決しておろそかではないので、見ていて何やらほっこりする。
(一緒に保護したものだけれど、何故かカットの模様が違っている。)
ふたつとない美しいものを求めるのも心躍ることではあるものの、
ちょこっとうれしいものを行きすがら拾うのも、やっぱり愉しい。
つくづく自分は「見る」のが好きな人なのだと思う。

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(高さ7.1cm)

さて、珍しくウィンドウショッピングなどする。
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2012/11/14.Wed

流れる景色に (プレスガラス小鉢)

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高山から、いわきの早蕨を連れ帰る。
いつ食べても、蕨粉の美味しさが真っ直ぐ届くお味。
飛騨高山は昔初めて行った頃は結構「陸の孤島」的にアクセスしにくい
ところだったけれど、今や高速道路もできて一大観光地である。
観光地にお金が落ちるのはよいことだけれど、例えば朝早くとか、
そうでないとなかなかその土地の素顔が分からなくなってきているのも事実。

相変わらずうろうろしながら帰途に就く。あちこち山の紅葉。
うろつき方がちょっとへんなもので、高山から白鳥へ行き、ちゃぽっと温泉に浸かる。
白鳥からは九頭竜を通り、大野を経由して鯖江のほうへ抜ける。
伏流水のきれいな大野はお酒造りも盛んなところで、今までスルーしていたのは
うかつであった。
・・・ということで南部酒造さんに行ってみると、残念ながらもう閉まっていた。
近くの酒屋を教えてもらい、「花垣 純米大吟醸」なるものを購入。
いつも日本酒を取り寄せて、とかはあまりしたことがなく、
こんな風にお出掛けがてら、その土地のものをお土産にするのが楽しみなのである。
(近頃は地元のお酒「秋鹿」を定番に、ときどき地方のお酒をいただくのがお気に入り。)

鯖江から今立を通ると「花筐公園」の看板。
この辺り一帯は継体天皇ゆかりの地。桜の景勝地のようで一度その時期に来てみたい。
「花筐」の名の通り、継体天皇が照日の前に残した淡墨桜も近くにあるという。
確かこの辺りから、やはり継体天皇お手植えの淡墨桜のある岐阜の根尾へと
抜けるルートがあった気がする。(普通の人は行かない古い細い道。)
そういえば、大野に出るまでの158号線沿いにいつも気になるスポットがあって、
「仏御前の滝」という。
平清盛公の愛した白拍子「仏御前」ゆかりなのだろうなと検索してみると、
ここで髪を洗ったという滝のようである。
因みに、行きしな通った明宝には「磨墨の里」なる道の駅があるけれど、
「磨墨」は宇治川の合戦で「池月」と先陣を争った名馬の名前で、
ドライブしながらそういう古い名前をみるだけで、いつもこころが躍る。
泉鏡花で有名な「夜叉が池」へのルートも、この岐阜・福井両県を通っていると
見かけるのだけれど、ここは登山しないと池にはたどり着けないので
行ったことはない。。
それにしても、市町村合併で歴史のある名前が失われたりするのは、どうしたものか。

晩御飯は、敦賀ヨーロッパ軒にて名物のソースかつ丼とパリ丼(メンチかつ)。
なんで、継体天皇の話からソースかつ丼の話になるんだ???
でもこのソースかつ丼も地元の人に長く愛されているお味。

それにしても、気づけば全く画像のない旅の記録だ(笑)。

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カニ解禁、ということで近所のスーパーで香箱を買ってみた。
このぐらいの量で事足りる我が家なのであった。
香箱を買ったのには訳があって・・・

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関東のお友達から、地ビールをいただいちゃったのである。
「常陸野ネストビール」・・・有名なんですね。
地元のものをいただくのってうれしいな♪
手をかけて作られているようで美味しく、いつもより飲み過ぎた次第。
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2012/11/11.Sun

お肴な日々 (古伊万里染付七宝繋ぎ文小皿)

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なんだか毎度のこと、お酒にチーズで芸がなくてスイマセン。。
一日の終わりにちょっとした作り置きを出してきたりというような、
そういう一続きの日々でありたいけれど、現実はいつも理想に届かない。
手のかかった美味しいお酒や、ふるい器に助けてもらうのみである。
先日ナントカ言ったけれど、古伊万里染付もちろん使ってマス♪

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(10.7cm)

トレードマークの五弁花がちょこんと真ん中に。
周囲には、こんな模様がぐるっと、、、迷いもなしに描くのだなぁ・・・。
手書きが尊いとは言わないけれど、自分ができないことはやっぱり尊い。

お皿がお肴な日々。
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ものたち | Comments(2)
2012/11/09.Fri

「風」なのです。 (みん平焼菱形豆皿)

ないと困るということはないけれど、あるとちょこっとうれしいみん平(淡路)焼。
お酒の友のチーズを載せたり、お茶の友のチョコを載せたり・・・。

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色味もかたちもバタ臭いのが身上で。
「臭い」というところがミソな訳で、あくまでも洋「風」なのです♪
古伊万里染付なんぞの豆皿で「和」を醸し出すのはちょい嘘くさい、ってなときに、
西洋もどきでほっと息抜き。

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わざわざ集めるほどのこともないけれど、ドライブがてらの拾いものとか、そういうもの。

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(8.6cm × 7.2cm)
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ものたち | Comments(0)
2012/11/06.Tue

物語りは続く。。 (錫霊獣文瓶床)

先日の煎茶篭、茶托のほかにも増やしたものがある。

20121101 013

この急須の下に敷いているいわゆる瓶床(瓶敷)である。
同じくちっちゃいもの好きなのんちゃんが、市をぶらぶらして見つけたものだ。
手に入れてから、そういえばあの篭に組んではどうかと思いつき、
引っ張り出して合わせてみると、内円が急須の底にぴったり合ったのだった。
(周りには、蝙蝠らしきものとか何やら怪しげな霊獣が飛んでいる。)
お道具というのは組もうと思って探すと見つからないものだけれど・・・。

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サイズや時代感がこの煎茶器セットには合っているのだけれど、
実はここに・・・と思った訳にはもうひとつあって、
それはのんちゃんがこれを気に入ったポイントでもある。。

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(径 6.5cm)

裏を返すと、こっそり「吾輩は猫である」的猫(たぶん・笑)がにやっと!!
何時か何処かの持ち主が、くすっと笑ってくれるとよいのにな。。
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ものたち | Comments(4)
2012/11/05.Mon

物語り。。 (煎茶篭)

パーツのように「もの」を拾い集めて、自分の分身を組み立てたい。
がらくた漁りにはそういう物語りを語りたい気持ちが詰まっているのかもしれない。
「伝世」という美しい伝説には及びはつかなくても、小さな声で密やかに語られる物語り。
でも結局のところそういうがらくたも、きっと何時か何処かで誰かが拾い上げて
そうしてそこにあるもので、私はそんなささやき声の物語を知らずに語り継いでいる
だけなのかもしれない。

ふるいものとの出会いはお煎茶からで、なので秦秀雄翁ご推奨の初期伊万里の
白磁の茶碗に万古の急須の煎茶器セットは憧れであった。
というか、今も憧れであるがこれはもはや数寄者アイテムであり、高根の花だ。
秦秀雄翁が見出して語った物語りは、「伝世」という伝説と化したのである。
がらくたから、あんななんでもないような美しいものを見出して、自分らしく
用いてみたいものだけれど、私の煎茶道具は実に「お道具」然として、
すでに「伝世」的なるものなのであった。

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思えばこれに一目惚れした辺りが、この道に足を取られたきっかけのような気がする。
茶篭の長径が18cmほど、白磁の香炉が3.7cmほどとちびっこで、
結局、今も昔も「ちまちま」が好きなんだなぁ・・・と思う。
秦秀雄的世界に憧れつつも、ちっちゃなお細工物にヨワいのが私なのかもしれない。。
これを組んだ人とお話ししてみたかったことである。
手に入れてから、この茶托@など、ちょびっとだけ私の物語りを付け加えて
密かに満足している。
立派な伝世品であれば、「あの人らしいものだね」と云われる、相応しい持ち主で
ありたいものだけれど・・・。

20121101 004
(急須 直径6cm)

万古の急須からは程遠いけれど、銀で蓮の実?をかたどった、
いかにもお道具チックな急須♪(蟹載ってます^^)
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2012/11/01.Thu

時間を閉じ込めて (再興九谷若杉窯色絵唐草文角皿)

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栗ご飯にしよう、と言っていたのに、買ってきた栗を渋皮煮にしてしまった。
(栗ご飯用の栗はまだ少し冷凍してあるから、と言い訳しつつ。。)
立派な丹波栗であるので、お菓子にしたらさぞかし見栄えがするだろうと、
好奇心が勝ってしまったのだった。
だんだんとアタマの固くなるお歳であるので、ちっちゃな好奇心も大切なのである。
普段お菓子なんぞ作ることはないのだが、ひたすらことこと炊くだけのような渋皮煮なら、
自分にも作れるんじゃないかと、思い立った次第である。

作りながら勘どころを探っていく作業は楽しくて、仕上がってみると、
もう1回やれば次はもっとコツが呑み込めてるハズだけどなぁ・・・などと考えている。
自分が興味を持ったことは、懲りるような失敗はしないものだ。

「ことこと炊くだけ」な渋皮煮は、満ち足りた時間の記憶をぎゅうっと詰め込まれて、
実に堂々としているのだった。(いや、実は暇だけぢゃなく手間もかかってますよ♪)

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(9cm四方)

お皿は再興九谷の若杉窯の色絵。吉田屋という人もいる。
(現に下のほうのお皿は最初期の吉田屋ということで手に入れた→@
世間的には勿論吉田屋というほうが通りがよいだろうけど、枝葉のことである。
吉田屋にならんとする姿を、微笑ましいようなこころもちでつい眺めている。

20121101 021

裏行きを見るとやはり若杉っぽいなと思う。

20121101 022

こちらには「吉田屋の青」っぽい色が。
(裏は流れているけど緑に唐草、高台内は黄色に角福。)

そういえば、この@「自称吉田屋」も若杉・吉田屋の過渡期を示す作行きで、
実際のところ若杉のような気もする。
どうも人にはボロいとしかみえないらしいのだが、なんと言われようが磁力がある。
決してボロくは思っていない。・・・ましてバッタとも思っていない。

こういうあたりが、ヨワ味だよなぁ・・・とはつくづく思う次第である。

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