2014/02/17.Mon

ブレない (古伊万里染付富士山文豆皿)

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手描きがいいとは思わないけれど、こんなふうに違った表情の
富士山を眺められるのは、手描きならではの魅力である。
唯一無二の山、富士山のいろいろをひと目で見渡す不思議。
日本一の山を豆皿に収めようというのも不思議なことだけれど♪

豆皿の富士山を愛したのは料治熊太氏で、これによく似た
円形のお皿を大切にされていた。
これはあれの兄弟分かな、と思うと一寸嬉しい。
豆皿というのは人の好みがよく反映されるものだと思うけれど、
料治氏のものはどれも飾らなくて大らかだ。
ああいうふうに、ぶれずにものを見ることが出来たらいいなと思う。

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こんなふうにつややかにアガリのよい富士山とか・・・。

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(長径7cm前後)

生掛けらしく、ちょっとくすんだ表情の富士山とか・・・。
(これは帆掛け舟の位置が逆なのです♪)
ばらまいておいて何とはなしに見比べる贅沢。
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2014/02/11.Tue

相性のことなど (瀬戸鉄釉色絵獅子文皿)

できることなら、骨董をさらりと取り入れたいものである。
実際、どういうものがさらりとセンスがいいのか、ある程度分かっている
つもりなのだけれど、センス良し=欲しい・・・ぢゃないんだよなぁ。
そこがこの世界の奥深いところである。
三毛庵の場合、どうも骨董は自分のセンスを磨く場ではないようである。

フシギなるおを買った。おぢさん曰く「珍しいんだよ。」
ん~確かにみたことはない。。しかし、なかなかに泥臭い(笑)
(手に入れた時はさらに泥臭かったが。。)
普段あまり活用することのないサイズであるし、素通りするところである。
ただちょっとね、見慣れない技法であるので興味が湧いて手に取った。

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で、手に取って眺めていたらなんだか気になって、、、
そういうときは可能であれば買ってみる、深掘りすることを怠らない三毛庵である。
でも買う時に、これは使い途がなぁ・・・とぼやいたら、
おぢさんは「飾ったら映えるよぉ」と仰る。
いや、確かなものには違いないが、いかにも「骨董」なんですけど。。

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ほぉら、色絵の獅子っていかにも骨董ぢゃないですか
とはいえ、飾るほかに用途が思い浮かばず、なんとなく気になったものは
身近に転がして眺めてみるに限るので飾りましたとも!!

なんですかねぇ・・・意外や微笑ましく見えるのです、だんだんと。
センスにおいては、このあいだ見かけた白丹波の大のほうが
ずっと自慢できると思うのだが、獅子くんは実に三毛庵向きなのであった。
何が・・という説明はむつかしいのだけれど、
持ってみてなんとなく相性の良いものってあるんだなぁ・・・。
(買う前にそれが分かれば苦労もないのだが。。)
という訳で、昭和な家に獅子くんはいかがなものかといぶかしみつつ、
おぢさんの仰る通り、「飾って」いるのである。

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裏はこうなっている・・・幕末ぐらい?の瀬戸の鉄釉の絵

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(24.5cm)

使い勝手はなさげであるが、せっかくなのでミカンも盛ってみた!
(ますます何のために作られたおかわかんないなぁ・・・と思う。)
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2014/02/09.Sun

おかずの風景 (色絵松竹梅文小皿)

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本日の晩御飯、絶品炭焼穴子丼~♪あぁ・・・香ばしい匂いがしそう。
淡路島で、確か前に偶然買った焼穴子が激ウマだったことを思い出し、
立ち寄って買ってきた。(知らなかったけれど有名なんだね。)
タレはつけてもらうのを忘れたので、穴子の頭を出汁にして作ってみた!
こういう余計なことをしなくても美味しいものって、よいなぁ。。
(ちょちょいのちょいの御飯の支度で済んでしまうしね。)
しみじみと美味しかったです。

思い立ってのドライブ・・・なんと淡路島にも積雪が!
このあいだの鯛くんの話@のように、今日はやっぱり陽光溢れる地だったけれど。
日帰り温泉付きランチ・・・ん、ランチ付き日帰り温泉?どっちかな。

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淡路牛のハンバーグ、ってなものをいただいたのだが、
崩れてしまうほど柔らかくてジューシー♪(食べてばかりでスイマセン!)

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帰りみち、明石海峡大橋を渡りながら、ン年前に初めて来たときは
フェリーだったのになぁ・・・などと思い出した。
遊び疲れて、フェリーの中でうとうとしながら海峡を渡ったっけ。。
懐かしい思い出。

さて、ふるもの画像もちょこっと。。

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なんともアバウトなお皿だなぁ・・・と手に取ったら。。

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なんともアバウトな松竹梅が描かれていて、笑っちゃうのであった。
なんてことはないんだけどね、こういう色絵のお皿が
普段のおかずの取り皿にと食卓に載っていたら、ちょこっと嬉しいかなと思う。
(今日穴子丼の横にお漬物をのっけて登場させればよかったなぁ。)

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(10.4cm)

実はこれ、顔馴染みの骨董屋さんがオマケでつけてくれたもの。
他のものを物色しながら、ふと手に取って
そんなおかずの風景を思い浮かべていたら、よかったら・・と。
あぁ私ってきっとすっごく分かりやすい人なんだろうなぁ(笑)。
なかなか気に入っていて、感謝なのである。
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2014/02/08.Sat

ハチミツ (丹波流し釉蓋付壺)

へっ、この雨の中、そのデカいのを抱えるんですかい?ってな
のんちゃんの視線を尻目に連れ帰ったのは・・・
じゃじゃじゃ~ん!!
『プーさんの壺-和熊仕様-色:チョコレート』ですっ♪
ハチミツは入っておりません

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骨董のことには詳しくないKちゃんに、これのことをあれこれと
説明しながら、うーん上手く伝わったかなぁ。。と思っていると、
「それって、プーさんの壺みたいなヤツ?」とKちゃん。
おぉ~っ、それそれ!それだよ!!
三毛庵、普段あまりご縁のないこのようなものに手を出してみたのは、
考えてみればこのごろんと太った姿がとってもシアワセそうだったから。
ちょっと抱えてみたいなぁ・・・と思ったのは、
まさにくまのプーさんの心境なのであった。
(のんちゃんにはウメボシを入れると言い訳したけれど。)

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もちろん、これが古民芸ファンの好む丹波の壺であることは
分かっていたけれど、思いがけず興味が湧いてううむと悩んだ。
こういうときは買ってみるべし、であるが、
一歩踏み出す勇気の出るお値段であることが重要である、、
てなことを、ツボを抱えてううむと悩んでいるメイワクな客を相手に、
しょうがないなぁ・・とオマケをしてくれた♪

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(幅約17cm/高さ約18cm)

蓋には根引きの松、、かな?
今も生きる柳宗悦の民芸運動にも時折り触れる三毛庵であるが、
巷の市でこうやって思いがけず健康的な姿に見惚れると、
もうずっと昔にそうやってこういうものを見出した人の眼の凄さに
改めて驚くのである。
民芸「運動」とか民芸の「思想」とかいうとややこしくなるけれど、
真っ新な眼に、ぱっと飛び込んだこの壺のカワイさに
また一寸、世界が拡がる三毛庵なのであった。
シアワセな気分で蓋を開けるのに、ハチミツの代わりに
おやつでも入れようかな♪


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2014/02/03.Mon

「白洲正子 ひたすら確かなものが見たい」を読む (グラヴュールリキュール杯)

軽いお湿りの後、か細い月がぼんやりと温む節分の夜。
お水取りまではまだまだ寒が戻るだろうけれど、それにしても暖かい。
こうなると、心此処に在らず・・・っていうふうになってくるんだよなぁ。。
風流ではなく、寒暖の差にいつも気分変調をきたす三毛庵である。
そういうとき、「あぁ、一寸ものを買うのを控えよか」などという
一般ジョーシキとやらが頭をもたげ、しゅんとなるのである。

だけどもね、どういうわけかそんなときほどものがついてまわるのです。
まるで「そういう邪念は払って、ちゃんとものを見なさい」と言うように。
(・・・なんて書くと、あほちゃうかと言われるだろうけど。)
本心を欺こうとする自分をもののほうが見透かしているのかな。。

週末に、挾本佳代さんの「白洲正子 ひたすら確かなものが見たい」を読む。
私自身は読みっぱなしな人なので、読んだものを体系立てて解釈するのは
あまり得意ではない・・・なので、白洲正子の著作をきちんと理解している人が
整理・解釈したものを読めるのは嬉しい。
この本が言わんとしていることをここで今更言う気はないのだけれど、
ああそうか、と私自身腑に落ちたことをふたつ拾い読み。
(この本の論旨という訳ではありませぬので念のため)

・・・「若いものは老いる。新しいものは古くなる。形あるものは滅びる」
(「骨董との付き合い」411頁)。
この自然の掟にしたがい、「もののあはれ」の思想が日常生活の中から
生まれてきたと、白洲正子はいう。まさに骨董は、この「もののあはれ」が
写し出されたものである。・・・

・・・白洲と河合隼雄との対談では、物と心と型について、つぎのような
やりとりがある。
河合
「日本人は、物と心を分けていないんです、日本の伝統では。
例えば、もったいないっていうのは、物を大切にしているだけじゃなく、
心を大切にしているわけです。ごはん一粒でも大事ですよ、という言い方で
心のことを教える。それから日本の伝統的な、それこそ作法なんか考えたら
分かると思いますが、型から整えていったりしますよね。
型が整えば心がついてくるっていう、これは日本の考え方なんです。・・・

私はどうしてこうも、次々とふるいものを手にせずにはいられないのかと
怖くなったものだけれど、それはこころがものに支配されることへの恐怖だった。
だけど、そう言われて気づくのは、実際は「もの」という型を通じて
もっと心のことを知りたいと願っているのではないかということだ。
抽象概念などで何かを分かることは私には難しくて、
ものという手掛かりが必要なのだということだ。
(物と心を分けて考えて、心の心配をするなんて全く無意味なことだった。。)

そうして、私よりもずっと永らえてきて、これからも永らえるであろう
ふるいものたちさえも不変ということはなく、実は儚いのだということ、
まるで季節の移り変わりのように、移ろう「もの」と「自分」のあいだを
確かめているのだということをようやく思った。
やっぱり、ものの言うとおり、自分を欺いてはいけない。

・・・タワゴトだけでは申し訳ないのでぷちっと画像をば。。
明日からはまた冬らしいけれど、今宵はほわんと暖かいので硝子など。

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下右は前から持っている和ガラスなのだけれど、これは和ガラスなのか
ちょっと分からず・・・

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2014/02/01.Sat

ちっちゃく嬉しい (印判染付帆掛舟文小皿)

天神さんをぶらぶらして、印判皿を連れ帰る。
印判皿は、使いよい大きさに揃って頑丈この上ないので、
日常使いにとついつい手が伸びる。

例えば珍しい柄を集めるとか、いろんな楽しみ方ができるのだけれど、
ふるいものを市で買う楽しみや、暮らしを共にする楽しみを
気軽に味わうことができるのが、印判の魅力のひとつかなと思う。

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へぇ・・こんな柄もあるんだ♪ちっちゃな発見、、なのである。。
帆掛け舟の柄は、好きな近代日本画なんかによく登場するので、
個人的にツボなのです。
それがシブめの藍色ですきっとデザインされていて、
是非ともオカズを載っけてみたい、とときめいてしまうのであった。

20140126 020

なんて書いてあるのかな?
よく見ると潮の流れのように仮名が散らされていて、
フシギな柄なのである。

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(13.1cm)

ちっちゃく嬉しかったので、ひとまず苺を盛ってみるのであった。
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