2014/03/30.Sun

古風ですが。。 (緑印判養老乃瀧?文小皿)

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古風な造りだね、とのんちゃんは言った。
またまたお店の隅っこを漁っていて、ハックツした緑印判皿。。
見込に目跡が5つあるヤツです。
そして裏返すとまるで3分の1高台!?

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(10.5cm)

いつも見る、量産された印判皿と同じようでちょびっと違う。
どぉしてなのかなぁ・・・目跡も3分の1高台も、
技術が発展途上の時代のものだ。
銅版の印判手はあちこちで作られているけれど、
これはどこかの産地の最初のころの印判なのであろうか?

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前に載せたこの小皿と技術的におんなじ感じ♪
どういう訳か、毎度いちまいきり、はぐれたヤツを保護するのである。
そしてそしてどういう訳か、造りとは裏腹に、
絵柄は幻想的というか、シュールというか、不思議に飾られている。

この度出会ったお皿は、紅葉に彩られた滝らしき風景に
どぉ~んと瓢箪が登場して、これは「養老乃瀧」の図なのかしら、
などと思うのであるけれども、何故だか薔薇の蕾の枝まで描かれている。
琳派もびっくりな装飾っぷりである。

ちょこっとお茶した積もりで連れ帰るがらくた漁り、
やっぱりオトナの愉しいお遊びなのであった。
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2014/03/29.Sat

夜更かしの友 (型吹梅コップ)

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(径7cm × 高さ8.2cm)

疲れているのに中々眠れない、そういう時ってあるものだけれど、
布団の中で煮詰まっても仕方ないので、そんな時は夜更かしタイムと決め込む。
とりとめもないことを考えたり、ちいさなものたちを眺めたり。。
自分だけの密かな時間はたまの贅沢なのである。
(次の日多少眠くても、どうせその日一日のことであるし・・・。)
そういうときのお酒は三毛庵的には自家製梅酒のロックとか、
シングルモルトをショットでとか、強めのものをちょっぴりと、ちびりちびりと・・・。
梅酒ロックは持ち重りがして衒いのない梅コップがお気に入り。
ほーっとしながら見るとはなしに眺めていても、これ見よがしでないのが良いところ。
人気があるのもご尤もである。
(なので、近頃なかなかお手頃には見つからないのが難点であるが。)
硝子・・・味がつかないとか云うけれど、三毛庵的には無色透明の和ガラスの、
無色と言いつつ僅かに底光りするような色味の個性にいつも見惚れる。
前にお誕生日に買ってもらった綺麗な和ガラスを翳しながら、
ダイヤの輝きよりも遥かに魅せられるなぁ。。と思ったことであった。
(尤も、ご縁のない極上のダイヤなら別かもしれない。。)
今は三毛庵、氷も滅多に張らないところに住んでいるが、
氷や氷柱が陽にキラキラと輝いていたのに魅せられた記憶に近しいかもしれない。
・・・などとこころが彷徨っているうちに、軽い疲労とともに眠気が訪れる。

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(径4.5cm × 高さ5.2cm)

小さなプレスコップは対で出てきたのが嬉しいところ。
小さいくせに厚みがあるので、日本酒をすいっと飲むには向かなくて、
クセのあるシングルモルトを湿らせるように含むにはいいかもしれない。
すこし時代は下がるかな。

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2014/03/23.Sun

 オカズの花 (伊万里錦手小皿と月ヶ瀬梅渓)

のんちゃんからお土産に焼鯖寿司を賜った。
早速、お酒を持ってきて、お味見をする・・・んんまい♪

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ニギヤカな伊万里の錦手のお皿、野暮ったいほどの朱のお色が、
なんとも食欲をそそって、手に取って眺めていたら、
最後の二枚だし勉強するから買って頂戴、という。
あんがい、こういうのがオカズに合うのかもなぁ、と
つい、促されるまま連れ帰ったのだけれど・・・
一枚にちょっとした直しがあって、、、あ、しまった
少し計りがっくりきたのだけれど、こうして鯖寿司を載っけてみると、
この垢抜けなさが、やっぱり実に美味しそうなのである。

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盛期の古伊万里染付のような洗練からは程遠い体の描きっぷりであるが、

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なかなかにキュートな縁取りで、オカズを盛り立ててくれるんぢゃなかろうかと思ふ。

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次の晩には市でニィちゃんにてんこ盛りにしてもらった、ちりめん山椒を載っけてみた。
やっぱり美味しそうに見えるナァ♪ふ・し・ぎ。。

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(11.5cm)

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おまけ♪
↓月ヶ瀬梅渓へ行ってきた!!
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2014/03/21.Fri

見るひと (ウランガラス小鉢)

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陽射しが強まってくると、硝子のものを翳してみたくなる。

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おそらくは、もう昭和に入っているであろう、なんてことのないものだけれど
たまには色味の硝子もよいかと思ったりし、、、

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ひとつきりだったのを、同じ市の中でもうひとつ発見して連れ帰ろうと思ったら
そっちは意外やお高くて連れ帰ることができず、これだけになってしまった。
もうひとつのほうのお値段を聞いて、あ・・・ウランガラスだったのか、
とやっと気づいた次第。。

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(11.5cm)

お友達にいただいた、可愛いお菓子を入れて、ごちそうさま♪

さて、ここからは独り言だけれど、今週も多忙と言うか、
自分が勝手に切羽詰る性格なので、お先真っ暗になりながらの日々だった。
心の拠り所が欲しくなると、何故か眼が平明さを求めて彷徨う。
調和した、安定した形を見つめると、ほっとひと息つく。
先週の日曜日に電撃で連れ帰った現代の作家さんの小さな絵をずっと
横目で眺めながら、そんなふうに思っていた。
絵は永く付き合ってみないとほんとうのことは分からない、
なので現代の作家さんの名前を今云々したりはしないのであるけれど、
永い時間、視ることに耐えうるものだといいなと思う。
画家とひとくちに言っても、表現の仕方は人それそれ・・・
この人はものをよく見ることと、それを見る人に伝えることに
とても注意深く思慮深い人ではないかなと思った。
平明な画風だけれど、視覚的に強固であることにこだわっていると思う。
なので、日々の生活に忙殺される私に、小さく安堵の気持ちを分けてくれる。

さらにさらに独り言であるけれども、画廊から届いていた案内に
閉廊際に慌てて行ったのは、眼がきれいなものに乾いていたからだった。
自分がきれいだと思う気持ちを裏切ってしまったことがあって、
ちょっと自分を許せない気持ちでいた(ぐらいにしか書く勇気もない。。)
ので、もしかしたらきれいなものを見ることができるかも、と
出掛けて行ったのだった。
だから、真摯な作品を見れてよかったと思う。
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2014/03/20.Thu

もの想う春 (平戸染付向付・豆皿)

明日は春分、早い桜の開花の便りが聞こえ始めたけれど、
控えめに咲く梅の花も名残惜しい。

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(長径16.5cm)

平戸焼なのだそうで、愛らしい梅の枝に惹かれて離れの一客を連れ帰る。
(白っぽい素地が平戸らしいのだけれど、ちょっと青く写ってしまった。)
昔から、待ち遠しい春への想いを梅に託していたのだなぁ。。

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和菓子屋さんの店先はひと足早く春本番で、桜餅が並んでいた♪

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何で食べようかとあれこれ悩んで、以前買った水鳥の平戸?@に。
そろそろ水面も強くなった陽射しを受けてきらきら輝くころ。

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(長径8.5cm)

そういえば、こんなキズモノの豆皿もつい連れ帰ったけれど、
これも平戸かなぁ・・・。
ぼんやり冴えないような絵付けの様で、こうして見るとなんだか
気持ちがほわんとする様な、、、春。
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2014/03/16.Sun

すごくないけど (九谷赤絵鶴丸梅文皿)

3月の三寒四温はいつも体がコントロール不能になってしまう。
この上プチ鬱にならなければよいのだけれど、自然の摂理だと思って
自分を責めないことがカンジンである。
ちっちゃく凹むことがちょいちょいあったりして、気分も下げ下げであるが。

さて、そんな訳なのでちょびっと気分も上がる、赤絵の器など取り出してみた。
それも赤絵細描とかではなく、いかにも元気の出そうなイキのいいやつ。
ツルと梅のお目出度いカンジのやつである。
食器然としていて、まぁ別にトクベツな骨董でもないのだけれど、、、

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こういうイキのいい絵をせっせと描いた人がいるって、ちょっと嬉しい。

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こんな風に、飾らない田舎饅頭なんぞ載せると倖せなものである。


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用もないのに5枚並べる贅沢♪

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裏なんかもやけにおおらかだったりするんだけれど、すごくないけど
うれしいものってやっぱりあるなぁ、って思う。

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2014/03/08.Sat

絵になるとかならないとか (六角豆皿)

・・・人はよく「絵になる」とか「絵にならない」とか言うが、それは、
物を見て感動しても、自分にそれが描けるかどうか考えてみるのだと
いうこと、そのうちに追々自分の描けると思うものに自分の感動を
限定するようになるかもしれないということ、さらにまた、
職業的な画家ともなればなおさら、自分の得意なもの以外は
対象を真剣に見ようとも、探そうともしなくなり、逆に、
自分の身につけた技術と様式に合わせてしか物を見なくなるのでは
ないかということである。・・・(洲之内徹「気まぐれ美術館」より)

大袈裟に言うつもりはないのだけれど、なるほどなぁ・・・と思うのである。
トシを取ってくると経験値は上がるけれど、言い換えればそれは惰性でもある。
いつも真っ新な気持ちでいるのは難しい。

ふらふらと骨董市を彷徨いながら、なるたけフラットな眼で
いろんなものを視ようと思う。

・・・こんなものを見つける。

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何か分からないものに反応した自分を褒めてあげたいような、、、
いや、いつものようにちっちゃかわいいものに反応しただけか。。

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でも、何かわかんないものって愉しいなぁ♪いろいろ妄想できるもの。
土ものだけれど、どこのものかな?
何気ないようだけれど、実はけっこう凝った造りなので、
都の生まれかと思ったり、でもちょっと外しているのは
古曾部あたりかとも思ったり・・。(印などないけれど。)

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裏返すと釉薬が二種類、こんなちっちゃな高台を持ってつけたのかなぁ、
とのんちゃんはいう。

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(長径7cm)

すごいなぁ・・・ちびでもおろそかでない。
そんなことが分かるだけで、ちょっとした贈りものなのである。
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2014/03/03.Mon

桃の節句 (九谷色絵立涌文盃)

以前にも載せたことのある我が家のお雛様。失礼してパチリ。
Kちゃんこんな感じ。
何でも古いものを買ってみたかった頃、お人形にも手を出したのが
このお雛様。

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時代時代のお顔立ちってあるのだろうけれど、
ほんのり照らされるように輝くお顔立ちであったのでお越しいただいた。

もしかして前にも書いたかもしれないけれど、
中学生のとき、夜にお雛様のお囃子の音をきいたことがある。
夢じゃなくて、夜遅くにひとりでおべんきょうしていたときのことである。
まぁ、もちろんこういうのは世間では幻聴というものであろうけれど。
それから少しして、今度は夢でお雛様の行列を見た。
実家のお雛様は幼顔の小さなものだったけれど、そのお雛様は大人びていて
でもそれが自分の家のお雛様だ、って夢の中で分かったことを覚えている。
夢から覚めて、お雛様はどちらへ出掛けられたのだろうと思ったことだ。

20140301 008

さて、お雛様の話題になったので、ふるものもちょこっと
女の子仕様にしてみる。

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煎茶碗の離れ、少し若い九谷であるということである。
丸文と立涌文を組み合わせて、着物の文様のような、
あんまり見かけない感じ。
手毬の様で愛らしいので、桃の節句にいかがかと思い。。

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(径6.8cm)
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2014/03/02.Sun

春の献立 (三田青磁桃型小皿)

本日の晩御飯。

十穀米入豆御飯、春キャベツの味噌汁、うどの酢味噌和え、
うどの皮のきんぴら、菜の花とハムのオリーブオイル炒め、
平目とメバチマグロのお造り。
春になると、猛然と苦みのあるものが食べたくなるのはなんでかなぁ。
自分が食べたいものを並べられるのは作る人の特権である。

そういえば、鬱がひどかった時、よく淡々と食べたものを記録していた。
どうしてそんなことをしていたか、今はもうはっきりとは思い出せないけれど、
毎日が無為に過ぎて行く中で、感情に振り回されずに書けることは
食べたものの記録だった。
今だって、平日は淡々と仕事をしているだけで、毎日すごいことなどしている
訳ではなく、だから当時も何もしていないなどと焦る必要などなかったのだけれど、
食べることも億劫だったあの頃は、記録することで最小限、
食事をおろそかにせずに済み、そうして記録しては少しだけ安堵して
いたのかもしれない。

食べたいものがすぐに思い浮かぶのは、ありがたいことである。

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(写真がお粗末でスイマセン!)

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忙しい合間を縫って骨董市を覗くのも楽しみ。

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桃の節句を前にモモを発見!!(・・・桃の節句は桃の花だけど。)
不老長寿のシンボルだから、お皿にもなったんだね。

20140302 002
(9cm × 10cm)

三田青磁小皿は関西では定番アイテムだけれど、
なかなかお手頃にみつからないので、こんな風にバラで出てきたら
ついつい連れ帰ってしまうのである♪
色んな形や模様があるのも三田青磁の愉しいところ。
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2014/03/01.Sat

のろいので2月に逃げられる (九谷赤絵小槌文盃&洲之内徹展)

2月が逃げた、、、ささやかだけれど希望の溢れる三毛庵の好きな月。
淡路島に行ったり、このあいだは松山に行ったり、楽しいことは
たくさんしたけれど、28日ってあっという間だなぁ。。
そのあいだにソチもあったね。
真央ちゃんは、ずーっと、「アクセルを飛びたい」
「やろうとしているプログラム構成を全てきちんとやり切りたい」って
言っていたから、それが叶ってほんとうに良かった。
もちろん「叶った」んじゃなくて、彼女自身ができることをやり切って
自分の力で「叶えた」のだけれど。

さて三毛庵は1月に引き続き2月もご多忙なのであった。
自分ではどうにもならない部分については極力悩まないことを
心掛け、自分ができることをやり切ることにだけ、心を配っている。
マイペースな三毛庵であるので、仕事は結構のろい。
(ご多忙な理由の半分はそのせいじゃないかとは思っている・笑)
いつも周りの人の鮮やかな手さばきに目を奪われたりもしている。
でもまぁ、早くない人にはきっとまた何か別の個性があるのだと思いたい。
だってね、料理なんかも三毛庵はあんまり手早く出来ないんだけれど、
たまにばばばって作るとやっぱり美味しくなかったりするものね。

さて、画像は九谷赤絵の盃である。
裏銘は九谷であるけれども、赤の色から幕末ぐらいかな、
ということである。
ひとくちに赤絵の盃といっても、いくつか持ってみると
個性の違いがあって面白い。
持てる技量をいかんなく発揮して、見る人に「参りました」と
言わしめる、超絶技巧の明治の盃とか、
有名どころでは宮本屋窯などは、技巧も尽くされつつ遊びもあっったりとか。

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この盃はのんちゃんのではなく、三毛庵所有。
じっくり丁寧に引かれた、鷹揚な線がどことなく和むところがお気に入り。
(マイペース三毛庵に似ているのかもしれない。)

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(直径5.5cm)

見込には打出の小槌と稚龍というのもちょこっとカワイイ♪


2月22、23日は松山に展覧会を見に。
仙台に引き続き、「洲之内徹と現代画廊」展へ。

20140228 006

朝6時、道後温泉へ朝湯をいただきに。(小さく月が写っている。)

(つづきはこちら↓)
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