2014/04/30.Wed

お利口さん (珉平焼C&S)

世間はGWである。
三毛庵家はお互いちょいちょい仕事があったりして、格段の予定もない。
人混みはニガテなので、まっいいか、てなものであるのだが、
でもやっぱり、ロングバケーションはちと羨ましい。

とほほの休日お仕事の三毛庵、のんちゃんからお土産を賜った。

20140429 002

波が描いてあるので千鳥であろうかとも思うのだが、
印象はカラスである(笑)。

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こぉんなカワイイ松なのである。
一見磁器みたいだけれども乳白なのは、これは陶器だから。。
これね、珉平焼のC&Sなのだって・・・輸出用だったそうな。
釉薬のかかっていないところは細やかな珉平の土で、
目跡もあって、で、珍しく「珉平焼」とサインがある。
いまのものとあまり変わらない体なので、うっかり見過ごしそうだけれども
こういうなんでもないデザインって、優れて日本的なるものである。
(早速珈琲をいただいたが、上質の使い心地なのであった。)

これがさらにポイント高し!なのは・・・

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(カップの直径7.3cm/ソーサーの直径12.3cm)

きゃっ、藁屋風景が!!
しかもキノコみたいに可也のかわゆさですぞ~。
こぉんなヤツ@も持っている、藁屋好き三毛庵になんとラブリーな贈りもの♪
このようなものがあるとはなぁ

他にはないフシギなバタ臭さがありながら、しかと和骨董なる珉平は、
「こんなんあったらちょこっとうれしいな」的ツボを外さない、
いつもお利口なやきものなのである。

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2014/04/29.Tue

これさえあれば!? (白磁徳利)

これさえあれば大安心な徳利、欲しいものであった。
もしかして、これがそうではないかな、、と思ったものがあった。
フンパツする根性も算段もあったのだけれど、どうしてかやり過ごした。
なんでかな、もしかすると違う世界を見れたかもしれないチャンスを
自分で潰すってことなど、あんまりないんだけれど・・・。
自分の情熱の足りなさを猛省したものであるが、実はそうなることに
なっていたのかもしれない。
未だに何故そうなったのかはよくわからないのだけれど、
結局は「選んだこと」なのだ。

さて、近ごろは硝子の盃でさらっと飲んで、さくっと寝るを良しとする
三毛庵であるので、徳利もそれに見合ったものなどよろしいかと思う。
夏場が近づくこの頃は、洗い易くて目にも優しい磁器のものなどあればと
思う次第なのであるが。
ストイックな現代ものなども悪くはないのだけれど、三毛庵的には
手慣れた仕事でありながらも緩やかさもある家内制手工業的ふるものが
お好みで、主張はしなくともそれとなく傍にいてくれる、
そういうものを探すとはなく探していたのであった。
(そういう心の振れ方で、「抱いて死ねる徳利」をやりすごしたのかもしれない。)

旅先で、お土産品の一角にささやかなるふるものが置いてあった。
骨董未満ということだろう。

つるりとした、それでも現代の割れやすい磁器とは異なる、
カチンカチンの白磁であった。
こういう白磁をシンプルに使いこなす、ストイックな暮らしぶりなら
お似合いだろうけれども、何しろ惚れっぽい三毛庵であるので、
一寸面はゆいのであるが、あ・・・と食いついた。

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こういうのんがあれば、いつでもどこでも硝子の盃の
お供をしてくれるのではなかろうか。
いや、九谷の赤絵細描やら色絵の個性の強い奴らも受け止めてくれるかも♪
(夏場清潔なつるっつるの磁器であることだし。)

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畳付きを見るとなかなかのタフガイであるのもうれしい。

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(高さ13.5cm)

あんまりね、これ見よがしにしゅっとした白磁にはなんだか
近寄りがたかったりするのだけれども、
実用に徹しつつものほほんとしたナデ肩で、見飽きない。
「1本あればいいんちゃうん?」というのんちゃんの声を尻目に
2本連れ帰ったのは、並べた様子が静物画のように綺麗だったから。
(まぁ、お好きな人にしてみれば、可也のお値打ち品であったのだけれども。。)

近ごろますます、人様は知らねども三毛庵的には何でもないようで
チョット違うんデス、的ふるものにこころを奪われる日々なのである。
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2014/04/22.Tue

向きのもの (古伊万里葉唐草文猪口)

骨董屋さんに行くとよく困ってしまうことがある。
「何か探しているものがあるの?」と聞かれることで、
「えーっと・・・なんでも」などと、マヌケな返答をしてしまう。
聞いた骨董屋さんも、きっとがっかりしたことだろう。
「どういうものが好きなの?」これならもう少しはましな答えができる。
「やきもの・・・特に日本の」とか「和ガラスかな」とか
「使えるもの、小さめの」とか・・・その時々思い浮かぶことを言う。

ほんとうのことを言うと、「その時々気になるものが好き」なのだけれど・・・。
せっかく骨董屋さんに行ったのだから、もっと楽しく会話したいものであるが、
特定のコレクションをしている訳ではない三毛庵は、希望を伝えるのが
むつかしいのである。
そうなのだけれど、『こういう感じのもの』が好き、っていうものは歴然とあって、
なんとか言語化しようと努力もしてみるのだが、なかなか上手くはゆかない。
そのお店に好みのものがあれば、これのこういうところが好き、
などと具体例で示してみたりもするのであるが。。

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猪口を見れば「蕎麦猪口集めてるの?」とか「古伊万里好きなの?」などと
聞かれる訳であるが、それだけで狼狽えてしまう。
(今思えば、テキトーに返事をすればよいことに気づくのであるが。。)
「いえ、集めてないです」とか「好きなのもそうでないのも」とか
つい、とりつく島もないよーなお返事をしそうになっている。。

そのような三毛庵であるが、このところ何故か「五弁花」づいている。
伊万里の猪口などでお馴染みの五弁花文、である。
(これがついているヤツ、あんがい三毛庵にはなかったのである。)
先日、一生懸命これが描かれた小さなものを見つけ、いじらしいなぁ・・・と
今更ながら古伊万里の魅力と云うものを知ったわけである。

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蕎麦猪口もこういうのが好き!というゼッタイの法則もなく、
キリっとしたもの、ユルいもの、その時々、それぞれの個性に惹かれる。
この猪口は、古伊万里にしてはじっくりとした線で描かれていて、
眺めてその直向きのような面持ちにちょこっと癒されている。
200年以上も昔にこれを描いたひとに、ちょこっとお礼の気持ちを
お伝えしたいものである、などと思ふ。

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(直径7.5cm/高さ5.8cm)

こういうのん、葉唐草っていうのだね。
描いてくれてアリガトウ♪
(それにしても、、やっぱり「こんなんが好き」の表現はむつかしい。。)
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2014/04/20.Sun

憧れの筒!? (プレスガラス貝殻文覗き猪口)

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これ何だろ?・・・首をかしげるナゾのものが沢山あるのも骨董市の愉しみ。
すとんと素っ気ない硝子の筒が転がっていて、何かの容器かなぁ・・・と
手に取ってみると、どうやら蓋ははじめからなかったみたい。。
あれ?これって・・・もしやプレスガラス版「覗き猪口」???

へぇ~っとまじまじ見ると、ありゃりゃこぉんな可愛い柄ではないか!

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私の好きな三岸好太郎の絵のように、色んな貝殻が散らばっているのです♪
やきものの覗き猪口を模したのなら、草花とかそんな文様になりそうな
ものなのに、フシギだなぁ。。
(これがまた、あんがい古くてブラックライトに反応するのだ。)

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それでもってね、窓が三面切ってあるんだけれど・・・

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(5.2cm × 6cm T.N(野々村藤助)No51の刻印)

どの面も貝殻がちょこっとずつ違うのです^^
うれしいなぁ・・・沖縄の海岸で貝殻拾いする時みたい♪
三毛庵無色の硝子もプレスも好きだけど、貝殻loveなのであった。

三面写してどうちゃうねん!って突っ込まれそう。。
まぁほかの人から見れば他愛のないことなのだろうけれど、
こういう人様はどうあれ、自分的には「ちょこっとウレシイ」を発見できるのも、
骨董市の醍醐味だなぁ。。と思ふのである。
今宵はこのプレスの筒盃(笑)で一杯、なのである。
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2014/04/15.Tue

未練たらたら (ノリタケスプーン & 金物菊竹文小箱)

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いや、欲しかった骨董を買えなかった話とか、
そういう未練なら面白いのだけれど、
朝のヨーグルトに使っていたスプーンが1本無くなって、
しょんぼりなのである。
(スプーンなどというもの、家の中で紛失しよう筈もないのだが、
事実出てこないのである。)
一番上のスプーンがそれで、特になんということもないものだけれど、
10年以上前に新潟の燕三条からきていた金物市で、
一生懸命選んで2本買ったものである。
当時は鬱闘病中で、食生活も少しでもましにしようと、
朝のパンにバナナとキウイとヨーグルトを足すことにした。
それで毎日気持ちよくいただけるようにと、使い勝手の良さげな
スプーンを選んだのだけれど、実際ほんとうに使い易かった。
大きさも重さのバランスも、手に沿う形も、
それから優れて日本的な控えめなデザインも、
あまりに「なんでもない」ので普段は意識すらしないのだけれど、
なくなってみるとこれが結構な痛手なのであった。
そんな訳で、ステンレスのなんでもないこのスプーンの片割れを
今も時々探しているのだけれど。。

下のスプーン2本は、ノリタケの少し古いもの。
代わりに今使っていて、日本的な優しい形とか適度なrとか、
なかなか悪くはないのだけれど、まだまだ試行錯誤といったところ。

スプーンを無くしたなどという、お話にもならない話だけでは
申し訳ないので金物ついでの画像をば。。

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おそらくメッキがされていたのが剥がれかかって、
適度な古びになっている。

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(長径6cm)

ジャンクなものだろうけど、骨董市でコマゴマ並んだ中に
見かけると、ちょこっと可愛い伝統柄である。
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2014/04/12.Sat

オトコマエ (プレスガラス豆皿 & ミニチュアゴブレット)

とほほの不眠、である。
疲れていても余力のある時は別によいのだけれど、
今週は毎年恒例、「春の体調不良ウィーク」であったので、できれば寝たい。。
(それとも、倒れ込んで寝倒したから眠れないだけなのか?)
手足はぽかぽかしているのに、背中が寒くて眠れない。
パジャマの上にガウンを羽織っても寒い。
秘蔵の葛湯を作って飲んでも寒い。
ぞくぞくする訳でもないのだけれど、とにかく背中がうすら寒い。
あぁ、もしかして・・・こういうやな感じ、
昔全く合わない抗鬱剤を飲んでた時の、どうにもならない気分に似ているかも。。
もしかして、原因はあれ・・・昇圧剤ではなかろうか。
今週あまりに動けなくなり、困り果てて
近所のお医者に無理から出してもらってみたのだけれど、
以前主治医には「お勧めできない」と言われた処方であった。。
いつも主治医の言うことには100%従順な三毛庵であるが、
絶体絶命のピンチについ手を出したのが失敗であった。
うーむ、三毛庵が絶大な信頼を寄せるセンセイですら、
この魔の週間を乗り越える策がないのであるからして、
やっぱり浅知恵はあかんよなぁ。。
(2,3日ぐらい死んだフリしとけ、、、的主治医の見解が
実は正解なんだろうけれど、世の中そうもいかないのが困りものである。)
ま、薬はそのうち切れるし、眠くなれば昼間でも寝るでしょう、うん。

下らないことを書いてしまった。。

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画像奥のグラヴュールの杯をみつけてごそごそしていたら、
古い硝子ならもっとあるよ、といって見せてくれたのは、
たくさんの、ちっちゃいプレスガラスたち・・・
うわ!どうしよ!!とすっかり興奮、目が泳ぐ三毛庵。

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(高さ6.2cm)

舞い上がる三毛庵を他所に、のんちゃんが可愛いゴブレット?をキープ。
へぇ・・・こんなんあるんだぁ♪

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(径8.5cm)

さらに、「これは?」とのんちゃんが差し出したプレスのお皿、、
眼がハートマークになる三毛庵。
ややっ、このサイズはもはや豆皿・・・おチビなのにフリフリだぁ~。

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や、おチビは失礼、えーっとこれは・・・・プレスのお皿界の「姫」!!
いや、もうゼッタイ連れ帰るよ!とここぞと計り、
男前にフンパツする三毛庵なのであった。

値段を聞くより先に欲しいものって、きっとあっていいよね~♪
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2014/04/09.Wed

吹き寄せ (ミニチュア煎茶道具類)

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市を眺めていると、いろんな人がいろんなものを買っている。
三毛庵、あちこちうろつきのんちゃんとこのようなものをみつけてきた。
茶碗を入れるとおぼしき箱は5×5×8.3cm(外径)、
茶合は長さ8.5cmとどちらも小さなもので、、需要からいうと
ニッチなものである。しかし売る人もいれば買う人もいるものである。

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で、こぉんなふうになるのであった。
ちっちゃなこぼしは雛道具、錫の茶托か菓子皿らしきものと一緒に
これらもこの日みつけたもの。
(こぼし 径6.5cm/茶托? 径4.5cm)
あっちこっちうろついて集めたものが、こんな風にコラボするとにっこにこである。
ちなみに箱に収まった極小の茶碗(径4.2cm)は・・・

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先日の煎茶籠に付属していたもので、清朝当たりの民窯のもの、
素朴なところが味で気に入っているのだけれど、籠の付属物とは
ちょっと調和がとれていなくて、それであの煎茶碗@と交代してもらった。
可哀相なことをしたのだが、ひとまずお箱に収まって、
こんなふうにチビ友がやってきて、なんだかイイ感じなのである。
こんな日の市は思いがけずうれしいものである。
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2014/04/08.Tue

土日ごはん (備前?擂鉢)

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日曜の朝、まだ土も乾いていない、朝掘りの筍・・・。
土のものには土の器が似合うので、茹でて処理してしまう前に記念撮影♪

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土くれみたいな擂鉢は、どっしりと手ごわくて、
おちゃらけな三毛庵の生活ではなかなか使いこなせないけれど、
年に一度の筍の晴れ舞台には申し分ないのでいつも取り出す。
ほんとうは、普段からじゃが芋などをごろごろ住まわせてみたいのだけれど。

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筍を下処理した日の晩御飯は、付け根の固い部分を千切りにした筍御飯と
姫皮の若竹汁・・・柔らかいところは次に取っておく。
この端っこを使った御飯が実は美味しいのだけれど、この日は若竹汁が
ちょっと塩分不足だったかな・・・つい控えめにしてしまうけど、
やっぱり美味しい塩分濃度っていうものはある。

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土曜日は晩御飯を丹波篠山で・・・山の芋を使った名物牛とろ丼。
自家製のお漬物が大きな皿にどぉんと出てくるのもうれしい。

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お菓子は桜餅、先日の古風な印判に。
緑印判はお菓子の邪魔をしないので、お菓子の供に申し分なく。

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それから、烏骨鶏の卵なるものを買ってみた。
・・・にしてはお安かったので、純正な烏骨鶏かはナゾであるが。

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割ってみると、白身に比して黄身が大きい(割れちゃった)。

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日曜日のお昼御飯、ちょうどお米を切らしたので、美味しそうなのを
買ってきて、珍しく昼からご飯を炊いた。
何故なら卵かけごはんにするからなのである。
グルメではない三毛庵なので、フツーの卵かけごはんと違うのであろうか、
と思いつつ食べたけれど、後口がふんわりとシアワセな、、、気がした。
(スーパーの普通の卵も十分美味しいと思うけれど、
たまにおごそかにいただくこういう卵かけごはんもいいんじゃないかと思う。)
残った烏骨鶏は、晩酌の時に半熟卵にしていただいた。

つらつら書いてみると、お米三昧な週末であった。
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2014/04/05.Sat

都の春 (京焼染付桜花文小煎茶碗)

なんだったかな・・・検索すると出てくるのは便利というべきか。
そうそう、「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」である。
山で見る桜の歌は西行かもしれないけれど、市中で今を盛りに咲く桜を見ると、
なんだったかな・・・あの歌、と思い出すのはこれである。
陽春。

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冬が来る前に市でみつけた小さな煎茶碗、今を盛りの桜花が描かれていて、
裏側は柳かな・・・それとも笹?、ならばと思い出したのも同じ歌であった。
ではこれは、都の焼物だよなぁ・・・と裏を返すと、亀の印に亭の字、
よぉーっく考えて、もしや和気亀亭かと思ったのだけれど。

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見ると案外凝った造りである。(おじさんに勉強してもらったのは非道であったか。。)
見つけた時はココロが躍った。
というのも、小さな煎茶碗があればなぁ・・・
とまさにそのとき思っていたからである。
雛道具並みのサイズであるが、これがぴったり合いそうな、
そういう煎茶籠のセットに当時ときめいていたのだ。
もちろんそれには既にそれなりの碗もついていたのだが、
お店の人も、茶碗を変えたらもっといい、と言っていたし、
私も見てそう思った。
そんな訳で、あぁきっとこういうものがそうなのかも、
と思った次第なのであった。

20140331 009

という訳で、見つけていたく感動したものの、
肝心の煎茶籠一式など手許になく、相変わらず妄想激しい三毛庵であった。
一方で、これまで好物は、着実に「現実」へと変えてきている、
やるときはやる三毛庵でもあった。
この春ついに、目出度く煎茶籠様をお迎えすることと相成ったのである。
引き出しからそおっとこの茶碗を取り出してみた。
小さな茶托にのせてみると、、おぉ姿もサイズもぴったりではないか!!
いや、煎茶籠をお迎えするときに合わせてみるのが筋であろうが、
実際のところは、お迎えの決心をしていたわけでは無かったもので。。
いやはや自らの野望を満たす本能のすさまじさに驚いたことである。
・・・
実は、、茶籠も茶碗も自らの意志で勝手に住まいを
選んでいるんじゃなかろうかと、ふと思ったりもするのである。
だって、そう思いたいぐらい、気づけばそうなっている、
そういう三毛庵なのである。

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(直径4.5cm、高台径1.8cm前後・・・なので茶托も極小)
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2014/04/03.Thu

及ばずながら (緑印判甕割文小皿)

20140330 009

上に置いてあった小間物のあいだから、ちっちゃな顔が見えた。
あ、唐子!と思ったが、よくみるとむしろちっさいおぢさん、である。
(しかもなんだかジャージ姿みたいだし。。)
巨大な甕があるところがミソである。
つまりこれは、柿右衛門で有名な文様、「甕割文」のつもりなのであろう。
ということは、これは伊万里系の印判だろうか。

20140330 008


先日の印判@と比べると、もう少し工業製品っぽいのであるが、
それでもちょっと灰が降ったりしていて、あぁ薪窯で焼かれたのだ、
などと、欠点も愉しく眺める。
ご愛嬌な文様だったけれど、ザンネンながらこれも一枚きりだった。
同じ皿とはいえ、柿右衛門の足元にも及ばないようながらくたであるが、
隅っこに配置された巨大な甕と戦う?おぢさん・・・いや唐子が、
なんとも微笑ましのである。
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2014/04/02.Wed

チビ考 (切子リキュール杯)

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春爛漫、ひと段落の三毛庵である。

チビなグラスを頂戴してきた。
小さいものでも手作りするしかなかった時代のものであろうから、
吹いたりカットしたりは当然なのかもしれないけれど、
それでもやっぱり手間を惜しまない真っ当な仕事ぶりである。
とはいえこういうものはまだ値がつかないのか、
ごく可愛いお値段で分けてもらった。
売る方も割の合わない商売であることだ、、、
ものへの愛情があってこそだなぁ♪(比べて買う方はお気楽である。)

20140330 011
(高さ 8.5cm)

何を飲むのに作られたのであろうか・・・
杯サイズよりビミョーに小さいと、「もう一回り大きければ」
などと不満をたれる三毛庵であるが、
さらに小さくなってくると「最早オモチャ」とスイッチが切り替わる。
そうなると小さければ小さいほど可愛い、などと価値観の逆転が生じるのである。
これは養命酒ぐらいは飲めそうなサイズであるが、
三毛庵的には「小さくて可愛い」に目出度く分類されたのであった♪

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(おチビなグラスを無駄に並べる贅沢♪)

昭和の硝子は、明治・大正のものと比べると硝子そのもののお味は薄いけれど、
すんなりとして、何気なく楚々とした切子が添えてあって、
声高じゃないところがよいなと思う。
時代時代の良さがあると思う。

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