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2014/09/06.Sat

乾いた夜に (色絵兎水滴)

スーパーでレジに並ぶときは、目ざとく手早い人の列に並んだりする三毛庵であるが、
自分自身はいたってマイペースというか、なんでも素早くこなせない人である。
思うより先に手が動く人が羨ましかったりする。
そんな訳で、しなければいけないことがいっぱいになり、
気持ちもいっぱいいっぱいでこなす日が続くと、だんだんと干からびてくる、
燃費の悪い三毛庵である。
そんな時、夜更けにぼんやりとふるいものを手にしたり、
ぼぉっとお気に入りの素描を眺めたりして時を過ごしているうち、
どうやら渇きが収まって、何となく安心して眠りにつく。
(なので先日の「メス犬チビ」@もそんな夜の名残りである。)
8月は骨董市へ行けなかったのであるけれども、そんな乾いた夜に目に留めてしまい、
ネットでお買い物などしてしまうという、ふるものからは離れられない三毛庵なのであった。


さて、ふるもの全般、わりかし何でも買う三毛庵であるけれども、
やはり執心している分野というのがある・・・ようである。
そう思って買っている訳ではないのけれども、器の類いに対しては
結構オトコマエに振る舞っている気がする。
一方で、文房具とか装身具のようなものは、ちびっこは嫌いでないので
ちょこまか買うけれども、ポケットマネーでちょいと見つける喜びが
大きく、あまりフンパツしたという記憶がない。
(そういうちびっこコーナーにあるものも、もちろん大のお気に入りであるが。)

そんな中、「いたたたたぁ・・・」と涙を呑んでゲットしたのがこちら。

20140113 037

ちびっこな水滴である。(ちびっこの坪単価が高いのはお決まりである。)
不動の人気を誇る兎さんであるからして、仕方ないのであろう。
それでも・・・兎であっても、こんな風にちんまりして、
マツ毛ピンピンのキュートなお姿でなかったら、きっとイタい思いはせずに済んだに違いない(笑)。
とはいえ、乾いた夜にこんなちびっこにもひっそり癒されているからして、
うさぎ氏へのお給金ぐらい、はずんでもよかろう。

20140113 038
(5.3cm)

今年の名月は早いらしく8日だそうで、お月さんが出てくれるのか、
心配ではあるけれども、うさぎ氏にもお供えなどして差し上げようか。
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