2014/12/30.Tue

あれやこれや (古伊万里色絵立花文皿)

今年は、義父を亡くした。
全くもって自由な人だったこともあり、ジョーシキ人の三毛庵はよく、
あれやこれやにココロの中でぶち切れてみたり、憎々しく思ったりもしたものだ。
だけど義父は、家族のこと、三毛庵のこともいつも気にかけてくれていた。
なので家族にも悔いが残らぬよう、綺麗に仕舞い支度をして逝った。
それでも、あのときああするんじゃなかった、と、
不思議なことにもう何年何年も前になるようなことが、
自分の心に小さく刺さっているのにふと気づく。
そうして、亡くなってみると、「あれやこれや」のほうは小さなことだと気づかされる。
よい思い出にしたいという自己都合かもしれないけれど、
それでも、後に残るのはいつも楽しそうにしていた義父なのである。

そんなことを思うと、日々何をすべきかは自然分かろうというものだが、
生きている三毛庵は、相変わらずどうしようもなく道に迷っている。
今こうしたほうがいいだろう、そう思うことが目の前にあっても
自分を守ることに精一杯で、結局同じ轍を踏んでいる。
後悔をしているというのなら、「今」後悔しない努力をすべきなのに。。
煩悩多き三毛庵である。

さて皆様、本年もここに遊びに来てくださいまして、ありがとうございました。
来年も皆様にとって、よき年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
本年の締めとして、花を添えたいと思います。

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のんちゃんに見つけてもらった立花の図。
この釉剥ぎのタイプで七寸は初めて見たのでちょこっと嬉しい。

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ニギヤカっていうか、キラキラ綺麗な虹の釉薬。
伸びやかな色絵はありそうでなく、眺めて見飽きない。
こういうのんって使えるものであろうか・・・とお試ししてみた!

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(約21cm)

真ん中におかずを盛ると、意外やあっさり目の赤絵、
食べ終わると虹の色絵で、ちょこっとうれしかった♪
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2014/12/29.Mon

小掃除 (安藤七宝松文煙草入)

年の瀬を、皆様いかがお過ごしでせう。
三毛庵今日は風邪の引き始めで、半日をへたれて過ごしましたです。
本当は今日は冷蔵庫&台所掃除のつもりであったが・・・。
幸いにして、この年末は長めのお休みであるので、
せめて台所ぐらいはなんとかしたいものである。。

昨日は居室の掃除を・・・大掃除ではなく、他所様でいえば普段の掃除(笑)。
あぁ、すっきりしたお部屋で優雅に過ごしたい、
・・・ってもちろん思います、ハイ。お掃除してるとストレス感じるものね。
片付け本とかが売れるのはよく分かる、、でも、分かるけどいいのである、別に。
あほみたいにふるものを買う三毛庵であるが、その代わりほかのものは
できるだけ買わないよう心掛けている。
(それにしても買いすぎだろ~という声が聞こえてきそうだが、
少なければ良くて多いのは悪い、という短絡的な発想には異を唱えたい。)
綺麗に片付いた上質なお部屋、、いいのは分かるけれど、
三毛庵は、何の感動も味わえない、枯れ果てた日々を過ごしたことがあるので、
今は一番したいことを大事にしたい。
ものと遊ぶことが今大事なので、その上小奇麗な部屋を、
とまでは望む余裕がないのである。
(モチロン、小奇麗な部屋でものと遊べたら、それに勝ることはないのであるが。)
片付け本が売れるのは、もちろん片づけた後のもっと素晴らしい生活を
目指してのことであろうけれど、それすらしている間のない三毛庵なのであった。
したいことがあるのっていいな♪迷いが少なくなる。

さて、安藤七宝のお箱である。
こんなものがあるのかぁ、と思っていると煙草入れとの由。
きのこみたいな可愛い松を連れ帰ったのであるが、
これを見つけたことで、以前のこちら@について衝撃の事実が発覚!!
三毛庵は灰皿でチーズを食っていたらしい・・・ぎょぎょっ。

でも向田邦子さんだって皿をお客の灰皿にしていた様子だし、
・・・まっいいか。

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つるりとした七宝のお色が秋色である。
秋色の服が恐ろしく似合わない三毛庵であるが、
小物ぐらいは秋色を愉しみたい。
こんなお色味、みたことあるなぁ・・・と思っていたら、

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(10.5cm × 8.3cm)

こちらのオールドノリタケ豆皿@がお誂えなのであった!!

うーん、年内あと一度ぐらい更新したいけど、どうかなぁ。。
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2014/12/24.Wed

幸せのきいろ (再興九谷松山窯山水楼閣文小皿)

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大阪名物アヒルちゃん(ラバーダック)。デカいです♪
幸せのきいろ。

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黄色といえば・・・うぐいす餡@じゃない、きんつばはこちらのお皿に。
こっくりとした黄色が、日本のおやつの晴れ舞台。

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再興九谷の松山窯でいいんじゃないかなぁ・・・きっと。
描き込みもどっしりしていて、佳い佳い♪
しゅっとした骨董も素敵だけれど、それだけでは物足りない三毛庵。
こっくりした色絵、こういうものを使いこなせたらなぁ、と思う。

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シンプルにいただくときのコーディネイトはこんな感じ(笑)。

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堺銘菓・芥子餅も載せてみる。
いろんなお菓子をどっしり受け止めてくれる。

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こんなふうな、お茶のじかん、とっておき。
(先日見つけた、名物赤福餅の湯飲み茶碗ともばっちり!!)
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2014/12/22.Mon

乾杯 (和ガラス金赤手付杯)

冬至。
厳しい寒さ、皆様ご自愛ください。

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低く伸びる日差しには金赤の硝子を・・・。
澄んだ音色が聞こえるような。

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陽春、この碧い硝子@を見つけたときに、一緒に並んでいた金赤。
欲張っても・・・と思ったけれど、秋の催事にも同じように並んでいた。
(みそっかすのお値段過ぎて、誰にも連れ帰ってもらえなかったのだろうか。。)
大正、あるいは明治まで遡るのかもしれない。

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あんまり拙いので、こんな風に姿もまちまち。

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(直径6cm/高さ7.5cm前後)

何度見ても不思議なのは、1客だけすこし様子が違うこと。
これだけは、なんとなく和硝子に思えない(脚の付き方も一寸違う)。
しゃんとしていて、外国のクランベリーグラスなのかな?
どうして今こうして5客になっているのか、あれこれ想像を巡らしてみる。
三毛庵は、おっとりしたいかにも和硝子なのがお好みかな♪

春に見送ったときは、ちょっと用途が思い浮かばなかったのだけれど、
これにはきっと、「あれ」が合う!
閃いたのは、発砲日本酒(モチロン純米)♪
さっそく、美味しそうなヤツを手に入れて、お試していた三毛庵であったが。。
偶然お友達からもいただいたのは、うれしいサプライズ!!

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(のんちゃん土産のおつまみと一緒にパチリ。)

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ちょっとしたご褒美なるお酒と、金赤と・・・乾杯。
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2014/12/18.Thu

野放しだけど放っておけない(再興九谷若杉窯色絵唐草文香炉)

年の瀬を気持ちよく迎えたし、と焦りはたらく三毛庵である。
おうちのほうもいよいよ片付けないとな~。
大掃除できるとは到底思えないが、さすがに人並みのお部屋で年を越したい。。

気がつけば一年野放し、ぼんやり眺めた香炉であった。

20131201 020

あんまり何も言うことはない。
もうちょっと、こういう愛情を表現できればともおもうのだけれど・・・。
言い古されていないものが、ここにはあるような。

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(長径11cm/高さ9cm)

若杉窯というのは不思議な窯だ。
言ってみればお堅いイメージの藩窯であるのだが、
時折心にぐっと迫るものがある(少なくとも三毛庵は、だが)。
暴れていたり、しとやかだったり、愛らしかったり・・・
そしてもちろんつまらなかったり、、印象はいろいろだ。
だけど放っておけない。おかしなものだ。
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2014/12/14.Sun

忘年おやつ (再興九谷赤絵獅子文小皿)

ソッコー寝よう!!と意気込んだ時に限ってなんだか眠れない。。
なので本日の記録をば。

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のんちゃんは忘年会、お土産を賜った。

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うぐいす豆のきんつばである♪
何で食べよ~とそわそわしていたら、うぐいす色には赤絵?とのんちゃん。
そういえば、後生大事に取っておいたのんちゃんの赤絵があったっけ♪
・・・と取り出したるはこちらである。

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うしし、ちゃんときんつばを置く位置が四角く指定してある(笑)。
菊池信義氏の本にあった赤絵と同手なのである(獅子の鬣とか実はちょっと違う。)
古酒屋孫次の赤絵で通っているようだけれど、そこは定かではない。
角福の九谷だけれど移入素地で瀬戸っぽい堅いもの。
いちおう孫次の流れのものではあるかなとは思うのではあるが。。
なんにしても佳い赤絵

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(9.7cm)

漆の色を連想させる赤絵は日本的で(赤絵には宋赤絵とかもあるけれど)、
伝統的かつ革新的な文化で、それを擁する北陸の懐の深さにはいつも感嘆してしまう。
来春北陸新幹線が開通したら、彼の地をうらやむ人はたくさんいるのではなかろうか。

↓備忘録(三毛庵も忘年会)
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2014/12/13.Sat

捧げもの (九谷色絵百花手盃)

冬至も近づくと、朝はいよいよ遅く、夜はずんずん深くなってゆく。
太陽の復活をひたすらに祈るべし。
のほほんと、春はやがてやってくるなどと当てにしてはいけない。

さて、お籠りの季節には人の手で造られた花たちを捧げよう。
小さな百花手。(のんちゃん蔵をさっそくに拝借。)

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冬がなかったら、こんなに花は美しくは咲かない。
(冬がなかったら、決してお酒も美味しくはならない。)

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どうかまた、花の咲く季節が廻りますように。

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どうかまだ、和する世界が続きますように。

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(直径6.5cm・九谷鏑木造)
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2014/12/10.Wed

波間に (古伊万里染付波千鳥文合子)

波がざっぱぁ~ん!!
チドリがぽよよん♪
・・・てなカンジもわわわっと描けるのが染付のよいところ。
繊細な染付もそりゃもちろん素敵だけれど、ユルめのダミ良し!

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こぉんなちびこい合子は何に使ったものであろう。
さてさて、何に使おうか♪(蓋ものは持っているだけでこころが躍る。)

どっかで見たような、、このユルさ加減・・・とは思ったけれど、

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(約5cm)

そぉだった、このお皿@だったのね。
並べると可愛さ倍増、ますます気分も盛り上がる三毛庵である。
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2014/12/07.Sun

「大雪」の満月と (京焼染付小急須)


昨日はタイヤを変えたので、ちょこっとお試し雪見ドライブ。
今シーズンは早くも積雪だけれど、どんな冬になるのかなぁ。。

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今日は「大雪」。暦通りの寒波到来だったのである。
次は冬至だけあって夜明けも遅く、今朝方は西に沈む満月などを眺める。

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早起きのめっけもん、ちびこい急須。
「ナントカ造」って達筆なる銘があるのだけれど、判読できませぬ。

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(直径約5.5cm)

きっと京焼だよなぁ・・・ちびながらに文人趣味の典雅な香り♪
こういう「趣味」チックなものは、やっぱりお道具セットが似つかわしい。

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という訳で、いつもの三毛庵煎茶箱@に入れてみたら、、、
おぉこれもピッタリではないか!!
うしし、のんちゃんの急須奪ったままだったけど、
これでやきものの替急須も出来ちゃった♪
(三毛庵、このぐらいの大きさの匂いを嗅ぎつけるのがお得意なのであった。)

寒さ厳しき明け方に湯を沸かし、沈みゆく満月など眺めつつ典雅に喫茶する、
の図をさっそくに妄想する三毛庵なのであった。
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2014/12/06.Sat

駄菓子をほおばる (七宝繋ぎ文備前煎餅皿)

何だか早くに目覚めてしまい、布団の中でだらだらしていたのだけれど、
二度寝ができず、残念な三毛庵である。(惰眠は友だ。)
夜が明けるのも遅くなったんだなぁ。。
という訳で、ひとりの時間、朝からふるものをナデナデなどしてみる。

関西の骨董市では、地方窯(という表現が正しいのか知らぬが)のものを、
ひとつ・ふたつ・・・と拾い集めるのも楽しみの一つである。
三田焼・珉平焼などは、青磁や色絵で甘いものをちょっとほおばる気分♪
これらにはほかにも共通項がある。
型ものの愉しみを味わえる、ということだ。
10cm足らずの小皿に、いろんな陽刻や陰刻があって、
どれを見ても粘土細工が楽しそう!!なのである。

そんな型ものの中で、小っちゃく嬉しい備前の煎餅皿。
これこそ正真正銘の粘土細工なのであるが、素朴なだけに
なんだか駄菓子みたいで、コドモ心を誘われる。

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なかに、こぉんな細かい型もあるんだね♪
七宝繋ぎ文、とでもいうのかな~、一面の文様。

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(8.5cm)

以前見かけて、よいなぁ・・・とは思ったけれど手が届かなかった。
この度は、あっけないほど簡単に手に入って拍子抜け。
おぢさんに出血大サービスもしてもらい、のんちゃんと
「今日は来た甲斐あったなぁ♪」とコウフンしたほどである。
(ふたりはガソリン代とか駐車場代の必要経費は100%無視しているのであるが。)

こぉんなちょこっとな拾いものが愉しいふるもの漁りなのである。
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2014/12/03.Wed

盃って。。 (阿蘭陀双魚文盃)

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阿蘭陀、デルフト、、実に耳に心地よい響きである。
時折無性に欲しくなる時があるんだよなぁ。
こんな輪線とぐるぐる、粋過ぎなくって愛嬌もあっていいな。

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カードも使える某所で発見した時は、燦然とガラスケースの中。
だけど、ときめいたぶんだけ、ずいぶんお値打ちに思えた。
阿蘭陀でも少し(17世紀とかよりは)時代が下がるので・・・というのが
どうやらその理由らしいのだが、別に「時代」を買う訳じゃないからな~。
新物ならともかくも、三毛庵はこの「輪線ぐるぐる」さんが佳いのだし・・・。

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直しも綺麗であんまり嫌ぢゃないし・・・
見込みにはなんとなんと目刺しみたいな双魚さんが!!
お酒を満たしたら、お魚がゆらゆらするなんて、かなりときめくぞ♪

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(直径約6cm × 高さ約4.2cm)

裏もかわゆす。(こんなんで時代が分かるんかな。)
算段をしていたら、盃はオトコの骨董遊びだとばかりに
いぶかしげに見られたので、ついつい言い訳を・・・
「これはねっ、プレゼントなんですっ!!」(自分へのね(笑))
全く、主がスーツ着ているお店ほど、オンナが盃を買うのを怪しむよ。。
どうせちょびっとしか呑めない三毛庵であるけれども、
ちょびっとならばこそ、オシャレもしたいのである、盃にね!!

20131130 015

こんなよい縮緬のお服も着て、枯れた正目のお箱に入って・・・
さぞかし大切にされてたんやなぁ、と思うので、
拙宅にお越しいただき(カード払でね!)、感謝の次第である。
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