2015/01/30.Fri

土から生まれた (楽山・青備前小香炉)

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ガヲーン!!と吠えていたのでいっちょう連れ帰って、、みた。

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(本体の直径:5.7cm/獅子の全長:1.5cm)

ちびこくて、実寸ではヘラでちょちょいとしただけの細工なのに、
何故かとってもイキがよく見えた獅子さんであったが、
アップで撮るとやっぱりしっかり踏ん張っている♪

香炉の轆轤もぎゅうっと力強くて、むむっタダものではない!と
つい見惚れちゃったのねぇ。。
まるでアラジンの魔法のランプのようで、ナデナデしたら
中からちび獅子殿が登場して、「ご主人さま、願い事はなんでしょう?」
とてっぺんで吠えているみたい。
こぉんなヤツに聞かれたら、
「どうか、これからもよいものと出会えますように。」などと願ってしまいそうである。

二代の楽山だよ、とのことである。
青備前の楽山とは藤原楽山のことであるようだが、
撮り忘れた印は初代のものに似ているけれど。
(二代は検索してもへらで描いている銘しか出てこないのでよく分からず。)
こういうものを見ると、作った人がどんなにか
この土を大事に思っていたか、それがじんわり伝わってくる。
共箱も失われては、作家ものではいけないのであろうが、
部屋の隅っこにちっちゃな魔法のランプがあるのは、
どうしてなかなかうれしいものである。
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2015/01/27.Tue

ブランドもん (古伊万里染付花唐草文豆皿)

よもやここにこぉんなものをUpするとは思わなかったことである。
花唐草の古伊万里さん♪
ひと昔まえがお高すぎて、積極的に興味を持ったことがなかった。
萩唐草のお茶碗@を手に入れて、唐草への偏見が薄れたのか、
近ごろこういうものも素直に見ようかなと少しココロを入替えたことである。

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「で、そのお高そうな豆皿いくらしますのん♪」
見るからに花唐など売ってそうにない主に聞くと、
「これなぁ、ニューがあんねん。。」と何やらお返事になっていないようなお返事。
「・・・んで、、ニューでおいくら?」
「○×△」
「えーーーそんなんするんか」
「いちおう花唐でっせ」
「花唐ねぇ・・・ま、しゃあないか」
幕下関西人の三毛庵といって値切って値切れぬわけではないのだけれど、
重ねてお値段つけさせたのは三毛庵のほうなので、
この度はちゃんと言い値で頂戴した。
(皆さん、毎度値切るだけが関西人ぢゃありませぬよ!!)

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(8.2cm)

やっぱり「腐っても鯛」いや「ニューでも花唐」なんかなぁ。。
とはいえ、完品のお値段ならたぶん興味は持てなかったかな。
(三毛庵「自分がやったんじゃない」ニューは、使用に支障がなければあまり気にしない。)

さて、古伊万里の王道たる花唐草であるので、
帰ってさっそく豆皿の本をあれこれ眺めて研究をした、、、
研究をしたところ、唐草はいろいろあれど、三毛庵所蔵の本には
意外や花唐の豆皿さんは載っていなかったのであった。
ううむ、ありふれたブランドかと思いきや侮れない。

でもやっぱり・・・
ちょこっと不釣り合いなお洋服を着ている気分が少々な三毛庵である。
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2015/01/25.Sun

ものだけじゃなく (染付小煎茶碗)

金曜から土曜にかけて行き倒れた。。
真冬は絶好調の三毛庵であるが、台風並みの低気圧にやられたようだ。
すっかり呆けた週末であったが、今朝になって機嫌よく市に繰り出したゲンキン者である。
(いちおう、低気圧が過ぎ去ったせいにはしているのであるが。)
でも、朝の空気を吸って、好きなものを物色するのが体に悪かろうはずもない。
それに今日はなんだか不思議な一日で、お店の人にいっぱい親切にしてもらっちゃった。
ものを介してのおつきあいであるけれども、意外とやりとりされるのはものだけではない。

さて、今日は控えめに更新、ということで連れ帰ったちっちゃなものを・・・。
こういうのんって、雛道具か何かなのかなぁ・・・。
ちっちゃいのにね、あんまりコマゴマと描き込んであるので連れ帰らずにはいられなくて。
おもちゃと言うにはよく出来ていて、こういうものに手を抜かない仕事ぶりに、
病み上がり?な三毛庵はいたく癒されるのであった。

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ま、たったそれだけのことだけれど、何だかいい夢見れそうだよ。

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(径3.5cm)

オマケ、秋鹿の超辛口を開封。小腹が減ったのでイカメシと・・・。

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2015/01/22.Thu

猫殿の・・・(高麗青磁狂言袴風碗)

三毛庵和物好きである。
というか、気づけば和物がわらわらと集まってくるのであるが。
もちろん日本国に住んでいれば当然のことであろうけれど、
和物の少し幼く、自然に親しい姿にこころ惹かれる。

そんな三毛庵のこころ惹かれた高麗もの(李朝初期というべきか)、
やっぱりおっとり幼くて、気づけば「保護」をしていたのであった。
こんもりと、両掌でそぉっと包み込みたくなるお姿。。

20141019 011
(長径10cm/李朝初期頃のあがりの悪い高麗青磁・・・たぶん(笑))

名付ければ、狂言袴風猫飯碗・・・とでも言おうか。
丸っこく安定した姿に、思わずこれに鼻を突っ込んで
かつぶしのかかったおまんまにありつく猫の姿が浮かんでしまう♪

勿論猫殿に譲るわけにはいかないので、さっそくこれで
葛湯なんぞをいただいて、ゴキゲンなる三毛庵であった。
あんまりうれしくはないトリアシがあって、直しを入れるか否か、
なかなか悩ましいのであるけれども、このままカップスープもOKである。

三毛庵的妄想では、これがちっちゃな茶箱に組まれて、
猫殿の茶事にしずしずと登場するのであるが・・・。
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2015/01/19.Mon

三倍返す日 (古伊万里氷裂に撫子文猪口)

久々土曜はとほほのお仕事であった。
日曜日にはすっきりこっきりリフレッシュせんがため、必死で働きましたとも。。
恐ろしいもので、一日余分に働くと三倍ぐらいの反動がやってくる。
本日月曜日はへろっへろで、せっかくの土曜日のアドバンテージを目減りさせてしまった気がする。
もっと恐るべし反動は、日曜日にすっかりはじけたことである。
間違いなく働いた分の三倍ぐらいふるものに食いついていた三毛庵であった
ま、その辺りはまた追々に・・・。

というわけで、明日より鋭意労働すべく、本日は早々に撤退
ごろごろしたいのと同じぐらい、自分の好きなをしたい・・・葛藤である。

日曜日は、頑張ったご褒美に「膳」さんのもり蕎麦をいただいた。
ここはとうとう、もり蕎麦だけをいただくお店になってしまったという、
潔いお店である。
(少し前までは、とろろやおろし、鴨汁があったのであるが、
無駄なものはどんどんそぎ落としてしまわれた。)
全神経をもり蕎麦に集中していただける、貴重なるお店である。

蕎麦と言えば、ずーっと気になっている蕎麦猪口がある。
三毛庵大のお蕎麦好きであるが、ふだん猪口にはあまり無理をしない。
(というかまぁ、コレクターには勝てないのであるが。)
でも見るのは好きである。
同じ規格のものがずらっと並んでいる中で、なんだかこれは
すこしヘンだなとか、個性を比べるのが面白いから。
そんな訳でほいほい猪口を見に行って、あ・・・と思った。

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これだけなんだか光を吸収して、そこだけ薄ぼんやりと光っているような。。
その途端、もう有無を言わさず連れ帰ろう、と決めていた。

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(径7.3cm/高さ5.5cm)

薄く薄く挽いていて、柔らかそうなのに堅くって、
伊万里だとはいうけれど、乳白を帯びた不思議色。
初期の猪口と言われるものは、こういうものではない筈だけれど、
まるで生まれたて、はじまりの猪口みたい♪
飲み口も上々なので、梅酒ロックや炭酸水など、
お気に入りのお飲み物をひとりこっそりいただいた。
いただきながら思うのは、、やっぱりこれ、不思議だなぁ。
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2015/01/18.Sun

何選ぶ (古伊万里染付氷裂に菊花文小猪口)

オリジナリティーのあるふるもの集め、欲をいえばそうなのであるが、
先人の眼を超えることはなかなかむつかしい。
いつまでたっても、お釈迦様の掌の中を飛んでいるようだ。
目先の新しさを謳ってみても、気づけばいずれ古びていたりする。
骨董が、古いものほど斬新であるように、
時間が経つほど新しい眼というのが理想であるのだけれど。。

別冊太陽の『青山二郎の眼』を先日久しぶりに眺めていて、
古唐津の盃「虫歯」とか、絵唐津茶碗「たんぽぽ」、
黒織部茶碗「夕だすき」など、羨ましいなぁ・・・と思いつつ、
こういうものをとうの昔にこうして取り上げているのだからなぁ、
とため息が漏れた。
恐ろしい世界である。
実は三毛庵、この本の中で特に好きなのが、夫人との
ビラ・ビアンカでの生活スタイルを載せている辺りだ。
旅の途中の骨董屋で手に入れたという、古伊万里などの雑器の数々、
蕎麦猪口とか、飯茶碗、急須に豆皿等々・・・
そういうものほど、ジィちゃん好みがきっぱり表れていて、
ため息が感嘆に変る。
伊万里ごときとひとは言うかもしれないけれど、そういうものこそ
何を選んで、何を選ばないか、オリジナリティーを問われるような気がする。
なので正直言って古伊万里は怖いと思う。
三毛庵もいつかあんな強い個性を醸し出したいものであるが・・・。

という訳で、実は古伊万里選びにはちょびっと肝を冷やしている三毛庵、
それでもときどきぱくっと食いついてしまうのだよなぁ。。

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これを選んだ店主の眼を超えられないだろうけれど、それでもお越しいただいたもの。

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伊万里染付を使いこなすのは難しいのだけれど。。
カッコよく呑んでみたいものである。

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(径5cm)

ちびっこの猪口なので、旅のお供にキメてみたい。
(昔求めた赤絵の猪口と・・・。)
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2015/01/14.Wed

関西的カジュアル (九谷赤絵宝尽文盃)

さくっと飲んでさくっと寝る・・・そんな日々、皆様どんな盃をご使用でせうか。
三毛庵的には硝子の盃率が高いのであるが、
それがどうして染付盃ではないのかと言われるとむつかしい。
粋な染付をカジュアルに使うのは、上級クラスの着こなしであるような気がする。

同じ磁器でも、色絵となるとあんがい敷居が低いというか、
気軽に取り入れられる気がするのは、桃山文化圏・関西に住まうせいだろうか。
(染付が難しくて色絵が易しいというのはなんだか逆な気もするが、
事実そうなのである。)
という訳で、あっさりめの赤絵の盃、
硝子のもののように気軽に使えて目下お気に入りなのである。

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こんなとき、文様が幾何学的なものではつまらない。
このやうな「お宝尽くし」など、こっくりしたものがお肴である。

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印判染付のお皿とか・・・

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(径:5.7cm)

ブルー&ホワイトなお皿とか・・・
あまり気取らずに飲みたいときに、ちょこっと愉しい組み合わせ。
こういうので飲んでいると、
「もっと面白い取り合わせってないかなぁ♪」とますます想像が拡がるのであった。

オマケ:ちょこっと寒さにあたってきた♪
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2015/01/10.Sat

冬の硝子 (和ガラス豆ランプ)

硝子のものは、やはり夏の古物であろうか。
三毛庵などは、近頃冬も硝子の酒器など愛用しているが。
でもこれなんか、お籠りの季節に似合うものである。

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壊れそうに華奢な、、

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豆ランプ。
こんな夢みたいな姿で、本当に実用だったのかな。

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(高さ:約11cm)

コレクターズアイテムなので、今まであまりご縁が無かったけれど、
淡い水色に惑わされて、ひとつだけ…と連れ帰った。
こんな風にちっちゃくなって、洋燈の灯りを見上げてみたいな。

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2015/01/06.Tue

古物初め (藍九谷染付富士文小皿)

古物初め、危うくボウズの三毛庵であった。

買わねばならぬ・・・てなことはないハズであるが、
年初にいいお買い物ができないのはやはりつまんないのであるからして。。
撤退の間際に、のんちゃんがハッケンしたこちらの小皿、、

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おぉ、目出度く富士山ではないですか~♪
焼菓子のカヌレみたいな可愛い富士山、美味しそうですっ!!

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高台がへたった窯キズらしきのあるのと2枚で交渉成立。
すこし甘手だけれど、しっとりしたいい磁肌の染付

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(8.8cm)

以前求めた右上の↑豆皿の富士山@も良いけれど、
こちらはもっと上手な造りだなぁ・・・とは思ったものの、
そのときは、、思い至らなかった。

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でもちょっと、この松並木とか上手すぎるよな。。
上質な呉須のお色で、ダミも濃淡塗り分けているし。。

連れ帰ってじっくり眺めてよくよく考え、そしてどきんとした。
あぁこれって・・・、ちびっこの藍九谷ではないですか!!
しっとりした釉薬、手に違和感を覚えたのは、高級品のか・ほ・り♪
うひょ~元禄以前かぁ(これは妄想ではない、きっと(笑))
古けりゃいい訳ではないけれど、かれこれ三百数十年のお品とは。

ヘンだな、と思ったのは裏銘が「青」だったこと。
(正確には、三毛庵は初めて見た二重角青であった。)
ちなみに青は長吉谷窯などで使われた銘なのであるが、
時代の下がるものにも一部あるそうである。
そういえば藍九谷の中皿には富士山文ってあったなあ・・・。
富士山文は江戸後期にも多いので、江戸前期とは思いつかなかったな。
藍九谷の小皿って、変形皿のようなものは時折見るけれど、
こういうフツーの三寸は意外や記憶にない。
チビながらになかなかの曲者である。

そんなこんなで、新年早々またまた楽しく研究できて
うししの三毛庵なのであった。

↓ご参考:写り悪いけれど裏銘はこちら。
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2015/01/04.Sun

去年妄想 (九谷青手菊花文角皿)

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年末年始は何処へも行けなかったので、昨日はドライブ&日帰り温泉。
こんなのんびりした休暇もよいもので。。

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今日は干支のお饅頭をいただく。(ちゃんと毛並みもあった!!)
もうひとつはお正月だから、松かな・・・たぶん。

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クラシカルな雰囲気が気になって求めた九谷は、昨年最後のお買いもの。
群青がないけれど、青(緑)・黄・紫で青手と言っていいのかな。
明治のもの、ということだったけれど、なかなかにしっかりした造り。

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(1辺 11.5cm)

裏を返すと周りを抜いた角福と、周囲は葉唐草というのかな?こういうの。
吉田屋の裏文によく使われているけれど、吉田屋のはもっと伸びやかだ。
この小皿は全体にじっくりと描かれている感じ。
この唐草は宮本屋にも引き継がれており、周りを抜いた角福も、
宮本屋の大きめのものなどではたまに見かける。
ということで、これはそういう系統に繋がるものではないかなぁ、
などと暮れにひとり妄想したりもしたのだが。。
宮本屋窯は明治期に九谷本窯となっているので、その辺り???
そもそも九谷本窯は青手を作ったりもしたのだろうか?
明治期の青手って言われても、
何をもって真とするのかさっぱり分からないのだよなぁ。。
実はびっくり宮本屋の青手ってことなんてないのか?
などといっぱい妄想できる、なかなかに楽しいお買いものなのであった。
あーそれにしても、まだまだ修行が足らんなぁ。。

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こんなふうにね、軽めのガラスの酒器と合わせてみたかったん♪
ちょっとバタ臭い風で面白いのではないかと思うのだけれど。
だめですかねぇ。。
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2015/01/02.Fri

お正月に思うこと (色漆蒔絵玩具文櫛笄)

年越の夜は、蛤の潮汁をいただいた。
生きている蛤を、水から炊いてお出汁を取ると、
人は殺生をして生きるのだという実感が湧く。
だから食事は美味しく作っていただくのが礼儀である。

忘年会の折に、明日はお節の準備と言うと、
今やお節を作るのは少数派であるらしい。
確かに、家族が少なければいろんなものを作るのは不合理というものだ。
(三毛庵のところは3家族寄るので、作るほうが合理的なのである。)
「えらいねぇ」と言われたが、平素の食事がやさぐれているから、
年に一度、正月ぐらいはきちんと料理をしたいし、きちんとしたものをいただきたいのだ。
(三毛庵は毎日お昼のお弁当は買っているので、とても「えらい」はずもない。)
お出汁を取って、必要な時間をかけて調理をして、
そういうことを日々できないから、年に一度襟を正すのである。
自分で作るということは、どこで誰からどういう材料を買うかも大切である。
お正月なのだから、できるだけおかしなものを人様に食べさせたくはないし、
例え年に一度でも、きちんとしたものを作ったり、扱ったりしている人に
お金が回ったほうがよい。
贅沢な素材を使う必要はないけれど、真っ当なお値段のものは買ってよし、なのである。
和食は文化遺産と言うけれど、「文化」は特定の料理人が担うようなものでもない。

という訳で、元旦に一年の計を立てるような三毛庵ではないのだが、
寄ってくる人のあるうちは、いるときはお節づくりはしたいと思うのである。
・・・お正月というのは、子供の頃は大そう待ち遠しく楽しいものであったけれど、
こうして考えると大人には大人のお正月の愉しみがあるのだなぁ。。

さて、暮れの三毛庵、こんなものを捕獲した。

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三毛庵どちらかというと器が好きで、ふるものでも装身具はあまり持っていないのだが・・・。
玩具柄の可愛さについフラフラと・・・。

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笄の端っこはちゃんと立体的に描かれていて・・・。

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そうなのだ、犬張子様も鎮座しているのである。

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櫛の表にも犬張子様。
犬張子にヨワい三毛庵は、暮れの市で通り過ぎることができなかった。
いいなぁ・・・と思ったのは実は柄だけではなく、蒔絵の色漆遣いである。
朱や緑の色漆はもちろん、全体が美味しそうなベージュの白漆なのがかなり嬉しい。
蒔絵も金銀を上手く配置して、ちょびっと青貝まで散りばめてある。
JAPAN(漆)文化を手元で眺められる、嬉しいちびっこなのである。

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(外函の幅 19.7cm)

富士山のマークには
「MANSHIN SHOTEN /BAKUROCHO TOKYO」とある。
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2015/01/01.Thu

祈りを籠める (珉平焼若松文豆皿)

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2015年、一年つつがなく過ごせますように・・・。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

珉平焼の若松文の豆皿(8.5cm)にて、ご挨拶♪
「勉強できないから、代わりに・・・」と、のんちゃんお買い上げ品の
オマケとして頂戴した。
甘手だけれど、すくすく育つ若松は新年を迎えるのに相応しい。
珉平にしては落ち着いた色合、ささっとした筆遣いもまた佳し。

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こちらは忙殺された年末の、ほっと一息コーヒータイム。
麗しいお宝尽くしのカンカン!の富貴寄せはいただきもの。
ちょこっと写っているカップ&ソーサーはこちらの珉平焼@
のんちゃんから離れを賜って、大変飲み口もよく、
すっかりお気に入りになったので、執念で元のセットを探し当てた。
なので今や、コーヒータイムの定番なのである。

さて、こちらは2015年の備忘録↓
>>続きを読む
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