2015/03/30.Mon

春に浮かれる (印判膾皿)


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印判のなます皿というのはありふれたものであるけれども、
どっしりとした磁土の質感には、いつも心惹かれる三毛庵である。
なんというかな~フツーのおかずをフツーに受け止めてくれる、
安心感というようなものがある。
垢抜けなさもバンザイ!って感じである。
だからといって、お気楽にほいほい連れ帰るのもいかがかと思うのだが、
ちょっと小ぶりだな(こちら@よりは少し大きいけれど)とか、
底に厚みがあって持ち重りがするな、とか、ビミョーなこだわりポイントが
見つかると、連れ帰っていっぺん使ってみたいな~と、
好奇心を抑えられなくなるのである。

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(12.7cm)

ありふれた印判膾皿の高台、でも三毛庵的には今出来の
ブランド食器より魅惑的なのである(笑)。

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こんなところにお宝文があったりするのも、小っちゃくうれしいポイント!
という訳で早く使ってみたいのに、週末忙しくてなかなか活用できないのが
もどかしいことであった。

さて、用事があって、アンティークフェアも参戦したのは最終日曜日。
さすがに安カワイイものはもうないだろうしと、気合を入れることもなく、
物見遊山気分でお出掛けた。
だけどそういう時ほど意外によい出会いがあるのはよくあることで。
これが残っているなんて、とゴキゲンになる。
(あの、山のような人々がたっくさんお買い上げたものの中に
どんなええもんがあったかは今さら知る由もないけれど、
三毛庵的には「よしよしお前、見つからなかったか♪」とお目出度い。)
先日思いがけず気安く手に入れたものと繋がりのあるもので、
こういうのんも意外とよくあることだなぁ、と思った。
もちろんこの度は気安い訳ではなく、それなりにフンパツしたけれど、
それでも三毛庵的には夢のようなお買いものであったと思っている。
などと、ずいぶんゴキゲンな書きっぷりでありながら、
ブツを開示しないのは卑怯であるぞ、とそしられそうであるけれども、
今しばらくはひとりでうししと楽しみますよん。
それに所詮、「夢のよう」なのは三毛庵ひとりのことだしね。
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2015/03/26.Thu

白ごはんと缶つまと (プレスガラス花文皿)

はぁ、ご多忙で古物との触れ合いが減ると萎びてくる三毛庵である。
就寝前にちょこっとナデナデしたりして英気を養ってみるのであるが。。
やっとひと段落した本日は、ふるものへの愛を語れると思ったのに、
先週末ほいほい出歩いていたので、またも画像がないし。
可愛い硝子さんも手に入れたのになぁ・・・。

この硝子も、ほんとはもっとじっくり眺めて満足して、
それでもって可愛く撮ってから・・・って思っていたのだけど、
ご多忙で萎びたし、あまりにお気に召したので我慢できずアップすることに(笑)。
(なので毎度ながら画像がしょぼいのはお許しを。。)

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(16.7cm)

なんてことはないものだけれども、良い意味で期待を裏切られたプレス
こーゆーカンジの小は見たことあるかなぁ・・・とは思ったのだけれど、
このおちゃんは五寸よりあるのです。
大きいのは初めて見るなぁ、お安いし・・・と思ったのでためらいましたです。
「初めて見る」とか「安い」っていうキーワードで買うのは邪道だよなぁ、ってね。
のんちゃんに何を迷うことがあるのだ?風に思われつつ、
ぐずぐずと連れ帰ったものであるけれども、なんでこんなに可愛いって
そのとき気づかなかったのかな(笑)。
ちょっと見フツーっぽいのだけれど、ぽってりと持ち重りがして、
両掌に載せて眺めていると、三毛庵いたく倖せなこころもちがしまする。
そう、これは白ごはんのような存在なのである。
そして白ごはんを美味しそうに撮るのがむつかしいように、
ちゃんを空き時間でちょちょっと撮るのはむつかしいのでありました。

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ほれほれ、大きさもあるのでお肴の晴れ舞台にもぴったりですぞ。
(最近のんちゃんが見つけた個包装のSPAMを載っけてみる。)
フツーっぽいので、何でも受け止めてくれるではないですか♪

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またも親バカな三毛庵、きっと世の方々にはこのおちゃんの魅力は
伝わりきらないだろうなぁ・・・と残念に思うのであるが、
でもまぁ、皆様がよいと言うのなら、そんなにお安くは手に入らないものね。
誰もがよいというより、ちょこっとの人がよいというぐらいのほうが
三毛庵的にはありがたい気がする。
(さすがに誰もがよいと言わないとなると小心者なので自信を失うが。。)

菱形にNT14の刻印あり♪これも野々村藤助なのかなぁ・・・。
だからね、けっこう古いプレスだと思ふ。

到来の缶つま・オイルサーディン、これに載せたら映えるだろーな、
そう妄想するだけで、お皿ちゃんありがとう♪
そっとこころでそうつぶやく三毛庵である。

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2015/03/22.Sun

「のんびり貝」 (古伊万里貝文豆皿)

桜も開花するぽかぽか好いお天気の週末だったけれど、
宵の口にざぁーっと雨・・・やっぱりなぁ。
今朝から頭痛がするなぁ、と思いつつそれを無視して遊んでいたのん。
越畑でお蕎麦を食べて、Kさんで硝子など見せていただいて、
大満足の帰り途、頭痛が無視できない雰囲気になってきて、
これはこれはと薬を飲んで助かりましたです!!
苦手な春であるけれども、都合よく好きなことだけは決行する三毛庵なのです。

さて皆様、このようなものを市で見かけたら、ぱぱっと何の柄か分かりますでしょうか。

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これはね、貝なのです、貝!
山水とか岩石とか、いろんな怪しいものに見えるかもですが、
春の浜辺で惰眠を貪っている貝たちなのですよぉ!
常日頃からこのようなものへの妄想逞しい三毛庵であるので、
人様にはなんと見えようとも、ダンゼン貝!!
ということでしかと掴んでみたのだけれど、ちょこっと悩むお値段で。。
高台にほつれがあったので、頑張ってお勉強いただいたのだけれど、
一寸セコかったかしらん。。
この日はちょいほつれがあるけれど好きだなぁ・・・というパターンが多くて、
「好き」という純粋な気持ちと「キズばっかりよくないかなぁ」という
セコいオトナの根性が入り乱れて、男前に買えなかったです。
でも帰ってきて、あぁやっぱりこれって好きだわ、としんみりして、
値切ってごめんなさい、とひとり反省したのでした。
(でもオトナなので、また次には忘れていそうだけれど(笑))

で、貝の話に戻って・・・ちょんちょんと小さくみっつ飛んでいるのは
だからチドリとか、そういうのんだと思う、
とのんちゃんに主張しておりました。

ともかく、うららかな春の日に貝の柄っていうのはすこぶるうれしい♪
三岸好太郎の「のんびり貝」の世界みたい。貝・貝・貝!!

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(径7.3cm)

裏もね、とろっと生掛けに折れ松葉とかって、ツボなカンジなのん。
あぁ、かわゆす♪

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(越畑のお蕎麦屋さんのゆべし作り。)

おまけ:先日の小鹿田でもうひとつ買ってみたものが・・・。

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(高さ22cm/坂本浩二・拓磨窯)

あまり大きなものは買わない三毛庵ですが、
よく焼けて健康的なボディが気になって、連れ帰ったもの。
えべっさんの笹が飾ってあったので、備品かなぁ・・・とそぉっと見ると
値札が貼ってありました(笑)。
ここの窯はヴォリューム感のあるものがかなり魅力的でした。
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2015/03/19.Thu

・・・っぽい民芸 (スリップウェア茶入)

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あるようでなさげなものに目が留まり、連れ帰ってみた。
またも猫に小判な三毛庵である・・・茶入使わないっ(笑)。
だけど、お茶をする人の目には留まらなかったようなので、いいことにしよ。
ミルクチョコ色の土(本来もう少し明るい色の様子)はどこのものかなぁ。。

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(径5.5 × 高さ6cm)

ちびスリップウェアな姿がバーナード・リーチ「風」なので、山陰辺り、
例えば布志名焼とか、そういうものかなぁ・・・などと思ったけれど、
土見て産地が分かるほど、三毛庵通ではありませぬ。
リーチに近く、そこそこ時代はあるかも、なぁんて妄想もしてみるが。
民芸の作家ではリーチが好きなのである。
なぜって、それは可愛いから♪
リーチには日本人のこころが分かるのかしらん、といつも思う。

という訳で、「風」なものにほいほい手を出す三毛庵であるが、
これだって、丹波布なんぞで民芸チックに仕覆を着せたら、
結構可愛くなるんじゃないかなぁ、とまたも親馬鹿に思っているのだが。。

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オマケのおやつ画像、気取らないおやつにはプレス皿よし♪
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2015/03/17.Tue

追伸・群青 (初期赤絵花蝶文小皿)

上質とは言えないグレイがかったボディであるので、
もっとキレイな画像にしてあげたかったけれど、、、
いかんせん時節柄、いろいろとままならない三毛庵。。
いたしかたなく、テキトーに撮った画像でのご紹介である。

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こんなふうな画が、ちょこっとのお小遣いで手に入るなんて、
なんてHAPPYなのだろうとにんまりする。
粗末ながら、うららかな春の気分満ち溢れるお姿に、
やっぱお値段ぢゃないんだなぁ・・・とひとりほくそ笑む♪

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(11cm)

後ろ姿は意外に古風な様子。
「ゲンロクぐらいあるんよ。」ということであったが。
明らかに江戸中後期ぐらいのくらわんか手は分かるとしても、
初期赤絵と呼ばれるものが、何処から何処までがそうなのか、
いつもよく分からない。
だからといって、ものそのものの魅力が減じるわけではないけれどね。

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このテのお色は、古九谷に通ずる釉薬で、
まあ、お値段は全然違うのだけれど、なかなかにゆかしいお色である。

さて、ここからはその釉薬についての、三毛庵大妄想である。
↓(暇つぶしされたき方はお読みくだされ♪)
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2015/03/15.Sun

お水取りが済むと (藍九谷貝藻文小皿)

近所の路地を猫のようにうろついていると、何処からか良い香り。
気がつけば沈丁花が咲き始めている。
秋の金木犀の甘い香りも香しいけれど、春の沈丁花の澄んだ香りには心が浮き立つ。

とはいえ、お水取りも済み、三毛庵大の苦手な春の到来。
朝、夢がぐるぐると混乱していて、ぐったりしながら目が覚める。
なんだかしんどい・・・って思って朝食後に少しだけ、と横になると、
そのまま、眠いのか分からないまま意識がもうろうとする。
「仕事に行かなくっちゃ」と夢の中で焦っているのに動くことができなくて、
気持ちの弱さにものすごい罪悪感に駆られて益々もがく。
お休みにしよう、って決めてもずーっと悪夢を見ながら昏々と眠る。
ずーっとね、それは虚弱なのもあるけれど、精神の弱さだと思っていた。
実際は、春や秋の気圧配置になると、ものすごく血圧が下がるときがあって、
決まってそういうときに、こんな劣悪な感情と体調になると分かったけれど。
「あぁ、低血圧ね。」などと、気持ちが弱いから我慢できないだけ、
みたいな反応をされることも多いので、普段あんまり事情は言わない。。
でもね、急激に血圧が下がると、気持ちを強く持つことさえ難しいのだ。
「普段から血圧が低いから我慢できているけれど、悪い時の血圧は
体を起こしているのは正直難しいレベルだよ」と、先生にも言われた。
昇圧剤を飲んでみて、もっとしんどい状況にもなったので、
結局のところ、ネガティブになったときには、「これは血圧のせい」と
呪文のように言い聞かせて、自責の念を少しでも減らすのが目下最善の策である。

今日も午後と夕食後、ずーっとうつらうつらしていた。
今はその反動としんどさで眠れない。自律神経が乱れているのだろう。
幸いにして鬱状態までは落ち込んでいないので、
ふるものを眺めて少しだけ気持ちを穏やかにしようかなとごそごそ。。

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貝藻文の可愛い藍九谷。
凍える雪の日に目に留まり、オマケしてもらってゴキゲンになりながら、
春になったら載せたいな、と思っていた。

ちょうどそのころ、こちらの富士山の小皿@の研究に夢中で、
勝手に藍九谷認定をしたのだけれど、ずいぶん悩んだのがサイズだった。
藍九谷の三寸皿って、意外とないみたいだったからだ。
(変形の豆皿ならいろいろあるのだけれど。)
そんな訳で、これを見たとき「あ、藍九谷で三寸がある!!」と
ちょっと感動したのだけれど、聞くとやっぱりこういうのは珍しいそうで。
少し甘手でなんとか手の出るお値段だったので、うっとりしながら連れ帰った。

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素地はとても白くて、高台もきりっと高くて文句ナシ!
(富士山のお皿は少し青みがあって、高台も普通だったので、
藍九谷と言うべきかずいぶん迷った部分はあったのだけれど・・・。)

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(9.1cm)

夜中に怪しくこの澄んだ染付のお色にうっとりしながら、
あぁ、貝のぬたなぞ食したいものだなぁ・・・と食欲だけは
春活発なる三毛庵なのである。
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2015/03/11.Wed

ひとが作るもの (銀鳥文透かし茶巾筒)

昔から、テレビはさほど見ないほうではあったのだけれど、
テレビってこんなにつまらなかったっけ?・・・と思う今日この頃。。
だからって、誇れるほど有意義になど過ごせていないというのに。

3月11日、いっそ何も書かずに済ませようかと思う日。
仕事をし、家族と暮らし、食べて眠る、それが今自分ができること。
だけど、普通に暮らすことを望む中にも気づけば間違いが混じる。
天災と人災は分けて考えないといけない。

日々に戻る。
小鹿田では、昔ながらの技法での器づくりを見て愉しみ、
日田では恐ろしいほどの人の群れに平和っぷりを堪能したが、
実際のところ、お雛祭りよりも「天領」なる冠を抱く日田の
骨董屋さんに興味津々の三毛庵なのであった。

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(長さ:6.4cm)

あまり時間のない中、ぱくっと食いついたのがこちら。
なかなか地味ぃなものではありまするが、銀(たぶん・笑)を巻いた茶巾筒。
コマゴマしたものにも人の好みは表れるものだけれど、
三毛庵、お茶のお作法など一切心得ないくせに、
いつも茶箱道具には食いついている。
(女子なんだから、装身具なんぞがいいような気もするのだが・・・。)

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よく見ると、ちびっこな鳥が上に行ったり下に行ったり透かしてある。
一羽一羽たがねでチョンチョン打ってあり、お茶目なのである。
素直にひとの作るものにうっとりし、「仕事」というものに敬意を表するひとときである。
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2015/03/09.Mon

大分やきものの里 (小鹿田焼飛鉋盃)

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旅の土産の盃をお肴に。。

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ふるものも一緒、ちょこっと一杯の夜。

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こんなところに行ってきたん♪小鹿田焼の里!!
今まで近くは通っていたのに、ここには何故か寄っていなかったのね。
(唐臼が陶土を砕いている様子。)

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(径6.3cm/黒木富雄・昌伸窯)

一子相伝の窯元が十軒、固く伝統を守って作陶している。
なのでこのような飛び鉋など、どこも同じような技法で作っているのだけれど、
一軒ずつ覗いていくと、それぞれに個性があって、
お好みの窯元を探すのも楽しい。
のんちゃんがお気に召したここの窯のものは、形がふっくら♪
小さいのにおろそかでないのが嬉しい。

<旅の記録>
3/7(土)
・小鹿田焼の里でやきものを買う
・日田でお雛様を見て、ちょこっと骨董買い(いずれまた・・・)

3/8(日)
・由布院ぶらぶら
・別府ぶらぶら

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由布院で買った桜餅を帰って食す。

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先日のナゾの曲物@の上、三毛庵家の小さな五人囃子が鎮座中。

↓旅の備忘録はこちら♪
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2015/03/06.Fri

嘘と本当のあいだ (昭和小氷コップ)

ニセモノとホンモノというのは何処で分かれるのだろう。
何を言っているんだと言われそうだけれど、
本歌と言われるものより後に作られたものはすべて贋物、
あるいは単なるレプリカでしかないのだろうか。

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小さな氷コップ、本歌ではないことはすぐに見て取れた。
こんなサイズはないだろうし、硝子の質感も今出来で造作も違う。
(それにしても本歌よりあまりにヘタクソ過ぎる。)
聞くと「だけどこれでも3,40年は経ってるんだよぉ」との由。
(根拠までは聞かなかったが。。)
こういうものはレプリカというのであろうか。
ちいさな「けもの」風なところに、三毛庵は個性を見出したのであるが。

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本歌の氷コップの美しさはもちろん分かっているつもりであるが、
ライオンはライオンなりに、ネコはネコなりに輝けるけものである、
という風に考えてみてはいけないのであろうか。。

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とまぁ、いろいろと言い訳を書いてみたけれど、
結局のところ、気になっちゃったのね~♪
これにチョコをのっけて珈琲のお供に、って妄想したのん。

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(長径8.7cm)

ほれ、こーゆー感じ・・・。
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2015/03/03.Tue

しゅっとしてない (九谷庄三手色絵中皿)

この裏行きだけでもう、三毛庵は惚れ惚れとしてしまうのであった。

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全体はこんな感じ・・・ううっ、よだれが出そうだ!!

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そしてね、これのオモテはお決まりなのです!
じゃじゃーん、キンランした九谷は庄三手の中皿!!
シュッとした新感覚の骨董を好む方にはあまりピンと来ないかもしれないけれど、
九谷庄三は九谷焼中興の祖であるぞ。
明治九谷といえば、九谷庄三(しょうざ)である。

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といっても、九谷庄三本人作、というのは滅多にはあるものでなく、
「九谷庄三」の銘はほぼ、「そういう様式ですよ」というお印なのである。

で、これはというと「九谷庄三」いや「九谷」すら描かれていない。
・・・なんだけど、これは「九谷庄三」本人とほぼ同時代か、
もしくは直系の弟子ぐらいの時代の工房作でいいんじゃないかなぁ、と思っている。
(何を根拠に、と言われそうだけれど。)

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だけどねー、これまで見た庄三手は、「庄三」銘はなくても「九谷」銘はあった。
これはね、なぜかそれが素地に彫ったか捺したかしたものを釉薬を抜いてある。
このタイプは初めて見たんだよなぁ。。
「裏があんまり可愛いから、描かなかったのかな。」とあほな意見を三毛庵が言うと、
「素地は別の窯で焼いたのに絵付けしたんじゃないかな。」とのんちゃん。
うーん、全くもって合理的なご意見!!
びっくりなところで、びっくりなお値段で分けていただいたので、
三毛庵の妄想もいよいよ極致に達したか?とも思ったけれど、
ナゾの印を除くと、どうみてもこれは「いい」んだよなぁ。。
(ちなみに三毛庵所有の庄三手の「九谷」銘の膾皿はこんなん@

おぢさんが「せっかくだから使ってね!」って手渡してくれたけれど、
縁の金彩もほとんど擦れがなくって、今窯から出たみたいに綺麗♪
(と言ったら、「昨日出来たんぢゃないか。」といぢ悪いお返事。)
こんなキンランしたお皿、どうやって使うのん?とお思いでしょう。
しゅっとしてない昭和な三毛庵家では、ハレの舞台に使うんですよ♪

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「ほぉら、太巻きのハレ舞台!」確信して、スーパーで買ってきた。
(桃の節句を前に、自分で巻いたらさぞかし美味しかろうと思ったけれど、
ザンネンながら余力がなかったの。。)
ザ・ご馳走!に見えませぬか~♪

P1190952.jpg
(径22.2cm)

スーパーで、ジューシーな関西好みの出汁巻も売られていて、
これもサイコー美味しくなるよぉ~、と並べてみた!!
良いなぁ・・・これで渋めの漆器などと食卓を合わせたら素敵だろうなぁ♪
(なかなかトータルコーディネートまではたどり着けないのが、
三毛庵家、残念なところである。)
こういう「しゅっとしてない」感じ、佳いと思いませぬか~?

興味を持たれた方は、こちらの絵付けどアップをご覧くださいませ↓
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2015/03/01.Sun

雨、弥生(伊万里染付花見図飯茶碗)

三月、弥生、雨で始まる。
庭では暖地性のさくらんぼが咲き始めた。
もうすぐ桃の節句だけれど、桃が咲くのは陰暦の頃。
ひと雨ごとに、桃や桜のつぼみも大きくなるだろう。

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のんちゃんとぶらぶらしていて、こんな文様が目に飛び込んだ。
プーさんのはちみつ壺みたいな愛らしい文様だけれど、
確かこれって「雨文様」ではなかったかしら?
ごはんを飾ると美味しそうだなぁ、と手に取ってみると・・・。

P1190942.jpg

こんな文様のお茶碗だった。
最初は、、正直よく分からんかった。
なんかクリオネみたいのんがいるなぁ、って。
でもこう↑見ると、分かりませんか?
これねぇ、きっと「お花見の図」なの。
雲とか流水に水車?みたいな文様に混じって、
(らしからぬ)桜の大木が、わぁ~っと枝を拡げている。
どうやらクリオネみたいのんは、桜の枝を手折って担いでいる人のよう。
(余りにお茶目過ぎて、理解するのに妄想力を総動員したけれど。)
なんだかねぇ、分かると微笑ましくて泣けてきそうだ。
これを描いた人、お花見大好きだったのかなぁ。。
雨が降り、桜が咲いて、お花見をするのを心待ちにしていたのかなぁ、って。

おそるおそるお値段を聞いてみたら、時代もそれほどでもないのか、
あっけないようなことで、
あぁ、またお茶碗の神さまが私に連れ帰れと仰るのね、
気づけばそう自分に言い聞かせているのであった。

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さて、帰って台所をごそごそすると、残り物の牛蒡を発見!
久しぶりに五目ごはんが食べたいなぁ、と作ってみた♪
少し小さめのお茶碗だったけれど、この日はおやつのホットケーキで
あんまりお腹が空いてなかったので、ちょうどいい具合に。

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(径10.5cm)

春にはこれでもかと食す、豆ごはんももちろんお試し。
もうひと月もすれば、筍ごはんが食べられるなぁ、
近ごろ飯茶碗マニアの三毛庵、
お茶碗眺めては筍を食す日を心待ちにしているのである。
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