2015/07/29.Wed

お宝の思ひで (染付宝尽文舟形皿)

過日、三毛庵はお気に入りのお宝をひとつ手放した。
三毛庵が今以上にひよっこであったころ、奮起して手に入れたもので、
今でもトクベツなもののひとつである。
それを手放したのは、金に目が眩んだ訳ではなく、請われたからである。
モチロン三毛庵、請われたぐらいで気軽に手放す剛毅なお人柄ではないのであるが。。

お宝を譲った相手は昔それを譲ってくれたその人で、
三毛庵を一人前に扱ってくれた最初のお人なのであった。
どういう訳かそれからずっと目をかけてくれて、
あれやこれやと珍しいものを分けていただく間柄が、
三毛庵の骨董生活においてずーっと続いているのである。
そんなお人が、あるトクベツな理由で、それを買い戻させてほしいと
仰るのである。
ケチい三毛庵といえど、やるときはやるのである。
お道具に「しっかり働いておいで。」そう言って送り出した。
もしかするとやせ我慢なのかもしれないけれど、
やせ我慢しても義理を果たしたいときってある。
だってね、三毛庵はその若かった頃、お道具をもらっただけではなく、
信用をもらったと思うのだ。
だからやっぱり、もらった「もの」じゃなく、もらった「こと」への
お返しがしたかったのだ。
やっとあのときの借りを返した三毛庵である。

あの宝物は、そういう思いのぎっしり詰まったものだから、
いなくなってしまうとぽっかりと空洞が空いた気分である。
代わりに、と言ってお道具代のほかにあれやこれやと
心尽くし?の品々をつけてくれたのが可笑しくて、
それらを眺めてはなんとなく和んでいる。

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画像はチープだけれどお宝尽くし♪

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たった一枚のはぐれ者、綺麗に洗ったら可愛くなった!
舟形なのもちっちゃく嬉しいポイントである。

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(長径15.2cm)

裏にもワンポイントのお宝。

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隅っこではちっさいおぢさんたちが碁を打っている。
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2015/07/23.Thu

ソードのクイーン (型吹ガラスペン立)

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箸立だったかペン立だったか、いずれにせよ古い型吹きの珍しいもの。
その用途故、内側に小さなホツレがあって、ほかのものとで安く分けていただいた。
三面の窓文様が「ふっくらした」松・竹・梅という、個人的にはツボなお品で、
ホツレもエクボに思えて、佳いお買い物をしたと勝手に思っている。
(ホツレOKでは真の硝子コレクターにはなれないのかもしれないけれど。。)

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(高さ:約9.5cm)

梅の面はこんな感じ♪(竹よゴメン、撮り忘れた!)

さて、ほっこり和む硝子もののあとで、コワ~いお話。
件名の「ソードのクイーン」をご存知の方はいらっしゃいますでせうか。
そう、タロットのコートカードの一枚なのである。
タロットカードの小アルカナは、
トランプのような4種のマークのそれぞれに、A~10の数字のカードと
コート(人物)カード、つまりトランプでいうジャック~キング・・・
タロットではペイジ・ナイト・クイーン・キングの4種で構成されている。
マークの中の一つ、ソード(剣)のクイーンはクールビューティーなのであるが、
Kちゃん曰く、「ソードのクイーンはね、何でも切っちゃうんだよ!」
(Kちゃんは三毛庵にとってはタロットさんの先輩である。)
タロットさんの一枚一枚にはおおよその一般的な解釈があるのだけれど、
その人にとってはこういうときに出る、みたいな固有の解釈もあったりするのである。
三毛庵はそもそも、お皿の気持ちが知りたいな~などとタロットさんを
めくってみたのであるが、三毛庵がお皿をいっぱいゲットしてうししなときには、
カップ(杯)の10という、虹の彼方にカップがいっぱい浮かぶカードが出たりする。
大アルカナを入れると78枚もあるカードから、これが出るんですのう。。

で、ソードのクイーン様に戻る。
Kちゃんは、散髪に行く時もソードのクイーンが出たりするというのだが、
秀逸なのはKちゃんのお知り合いが病院に行ったら、
それでお尻にできた○をソッコー切られちゃったという事件である
久々腹を抱えて笑った三毛庵であったが、
簡単なものは何でも切っちゃうソードのクイーン様なのであった。
(外科手術のときに出ると一般的に言われるカードは別にありますよん。)

さて、何かと忙しなくてお疲れになった三毛庵、
この連休はタロットさんと会話する間もなかったのだけれど、
おそらくは疲れがもとでちょっとした疾病にかかり病院へ・・・。
先生「これはすぐ切ったほうがいいですよ~」
・・・三毛庵、簡単な施術を受けましたです。(○ぢゃないですよ!)
発熱もしていたので家に帰り、よれよれになりながら
久しぶりにタロットさんに聞いてみた。
「これって熱下がったら仕事行ってもいいのかなぁ。」
タロットさん、
『ソードのクイーン(逆位置)』(いいわけないじゃん、切ったのに!)
恐るべし、ソードのクイーン様なのであった。。

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2015/07/13.Mon

家事分担考 (緑印判親子雀文小皿)


週末、お掃除だなんだと動いていたのでまたも画像がない三毛庵である。
お掃除は苦手である。。(何しろ鬱の時は全くできなくなったほどだ!)
そもそもブツが多すぎて定位置を決められない。
(のんちゃんは棚作ったろか、などと仰るが、
それは棚という「もの」が増えるだけのことである。)
それに私はヒトのものを情け容赦なく捨てることなどできない・・・。
なのでのんちゃんのものがひとつ転がっていても右往左往するのである。
(特に三毛庵の天敵はナゾのコードとか部品とか、そういうヤツらだ。)
という訳で、家事全般の中でお掃除とアイロンがけ(肩こるのやだ。)は
できればお手伝いいただきたい分野である。

だんなさまにしてもらいたい家事については、
よくゴミ捨てとか洗い物とか言われているように思う。
ごはん作ったんだから片付けぐらいしろ、というのが言い分なのであろう。
三毛庵は食洗機にお手伝いいただいていたこともある。
あれはけっこう便利だ。
でも今は壊れて使っていなくて、それに別に要らなくなった。
だってね~好きな器を使っていたら、洗うのも結構楽しいもん。
お皿をいじるのに癒される三毛庵であるので、
滅多には人にお任せはしないのである。
世の家事のキライなだんな衆は、食洗機を買ってあげるか、
嫁が大事にする器を買ってあげればいいのにね、と思ふ。
ま、その場合おこちゃまにしつけができていることが前提ではあるが。

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(11cm)

ちょいカワな印判は、いつのまにか増えてお掃除の敵である。。
でもこんなカワイイ印判ならおこちゃまなんぞも喜びそうだし、
今どきの食器よりかはよほどタフなので、
普段遣いに供して、毎日楽しく洗いものなどするのもご一考かと♪

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2015/07/09.Thu

夏草と中庸と (プレスガラス小皿&豆皿)

ここ数日、少し寝苦しくなってきていよいよ夏本番かなと思う。
蝉が鳴き始めるのももうすぐだろう。
だけど、ひと月後の夜には、寝苦しいなりに虫の声が聞こえたりするのだ。
生い茂ったイネ科の夏草が穂を出し始めるのもそう遠い先でもない。
そう思うと、仕事をしてご飯を食べて眠るだけの日常も、
一日一日が名残惜しいものである。

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(径10.7cm)

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(径11cm)

こんなひっそりとした、無色のプレス皿を見かけると、
またもついつい手が伸びる。
プレスの文様が可愛らしいのに、色硝子ではないところが
甘さ控えめ、お好みなのである。

中庸を良しとする三毛庵である。
和をもって貴しとなす、大和ごころなのである。
道路端の植え込みに、絶妙なるバランスで生い茂る
イネ科の雑草の群れにふとこころを奪われるのであるが、
(ああいう風に、植物が自然に調和しながら、適度に荒れた
お庭などお好みである。)
こういうプレス皿も、ナチュラルでほどほどなところがよろしい。

他愛ないようなものだけれど、好きだなと思えるものは佳い。

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(径7.5cm)

こちらはさらに愛らしい豆皿である。
こちら@のものと同じようなサイズ感であるが、なかなかお目にかかれない。
あまり気に留めるひとはいないのかもしれないけれど。。
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2015/07/05.Sun

エスケイプ (白磁輪花豆皿)

先週、トーキョーでこんなものを買ってみた。

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ちびこいお皿も、ぬらりとした白磁も好きな三毛庵であるので、
市の隅っこでこのようなものを発見すると、その日一日ちょこっと嬉しい。
上質なものを意を決して買うのももちろん愉しいことだけれど、
こういうものを拾い上げるのは、学校の帰りみちに道草を食うような、
密やかでこころ浮かれるとっておきのじかんである。

オトナになっても、ときを忘れて夢中になることがあるって、よろしい。
いや、もっといえば、始業時にひとりサボって海を眺めに行くような、
ちっちゃく我が道をゆく気分、そういう気分の遠征である。
(皆さん、エスケイプ(って死語?)はひとり派ですか?)

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捻子文の輪花に何故か四角く窪みがあるのがご馳走である。
(四角いチーズなぞ設置したくなる。)
エスケイプはひとり派の三毛庵であるので、
このようなツボも自分ひとりだけのツボであって構わないのであるが、
それでも同じように「やるなぁ、コイツ」などと仰る方がおられると、
なんとなく、あのひともひとりで海行ったりするのかな、
なんてちょびっと気になったりするのである。

P1200358.jpg
(径8.4cm)
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