2015/08/30.Sun

お買い物のやりとりと (プレスガラス小皿&小筥)

「十分安くつけてるとおもうんやけどなァ。」
言われてしまいました・・えぇ、仰るとおりですとも!!
「お買いドクかな」と思いつつ、さらに交渉する三毛庵、嗚呼大阪の○○ちゃん!
その昔乙女だったころ、値切り文化のない星からやってきた三毛庵は、
のんちゃんが電気屋さんでお値段の交渉をするのを見てびびったものでした。
何しろ幼少期はけっこうな人見知りだったこともあり、できることなら
口をきかずに済むスーパーでお買い物をしたいと思っていたほど。。
関西の商店街のおっちゃんおばちゃんたちの勢いが恐怖でした
しかーし、骨董を買うようになってから、なんと図々しくなったのでせう。
(・・・というか、お値段とは売り手と買い手の思惑の合致するところのものである、
という、考えてみれば当たり前のことに思い至っただけなのだけれど。)
今日は三毛庵、、気持ちだけでもお勉強いただけたらうれしいなァ・・・
という気分だったのである。
あるじのほうも「ちぇっ、しゃあないなぁ。。」と応じてくれたので交渉は成立♪
月日が変われば、人とやりとりしてものを買うのが楽しい三毛庵なのであった。

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さて、図柄のほうは本日の交渉とはなんのゆかりもないプレス小皿
のんちゃんが先日連れ帰ったものであるが、9.1cmと普通のものよりサイズ小さ目。
ちびっこなのに造りも柄も古典的で、大正はじゅうぶん、もしかすると明治あるかも~
というありそうでないシブさがウリである。

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無色のプレスとは至って地味なものであるが、
硝子の素材感を味わえるところが三毛庵的には好きなものである。
地味ということと凡庸ということはちがうと信じたい。

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そんな三毛庵、本日はこのようなものを発見!!
サイズ感が分かりませんね、4cm × 6.5cmとこれもちびっこ♪

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印肉が入っていたそうで・・・。
当時何でも硝子で作ったんだなあ、なかなかに珍なるものである。
無色の硝子マニアの三毛庵としては、小さな和ガラスの筥、というだけで
興奮するのであるが、このようなものには誰も目もくれる様子はなく、
あぁ、こういうんのんってニッチなのね。。と嬉しいような残念なような気持ちになる。

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周囲は雷文、上に唐草文なのだけれど、雷文は表にプレスしてあるのに
唐草文は裏からプレスしてある、とのんちゃんが不思議がっていた。
照明がよくないので、あまりイイ感じには撮れていないが、
実物は鈍色がかったふるい硝子のお色で、マニア好みなお品である。
全くもって無駄なものであるが、見ているだけで浮かれるなぁ、うしし♪
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2015/08/27.Thu

井戸を掘れ (染付花クルス文豆角皿)

そろそろ秋の気圧配置かと思うこのごろである。
太平洋高気圧の威力が弱まると、なにか背後に取り憑かれたようになる
三毛庵なのであった。
(大げさなとお思いでしょうが、とにかく酸素が欲しい。。)
とはいえ、しばらくぶりにホット珈琲を淹れたり、
締め切ってエアコン、ではなく、窓を開け放って夜風を入れたり、
それからお風呂にもちょっとゆっくり浸かったり、と
夏を惜しみつつも、秋の到来を味わうのにももちろん余念がない。
(ほんとうのところ、ぐうたらしている場合ぢゃないのだけれど、
お昼寝とか、無駄っぽいことって実は大事だとおもうので、
ぐうたらもよしとする。)

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(一辺5.5cm)

こういうのは花クルスというのかな、どういう由緒の文様なのだろう。
「伊万里だとは思うけれど、確かめたほうがいい?」そう聞かれた。
三毛庵ものを手に入れるときはできるだけの情報を入手しようと、
つい「これは伊万里?」とか聞いてしまうのである。
別に伊万里がいいとか悪いとか、そういうのんではない。
ま、意中の人の氏素性を確かめんとするのと同じ心理かな。
相手を知ることによって、自分のこころを深く知ることができるような、
そういう気がするのん。
でも、なかなか、そのときそれにどうして惹かれたのかを
意識化するのはむつかしいものである。
結局のところ、ものを眺めては「不思議だなぁ」とぼんやりするのである。

IMG_0013.jpg

ばらでも売ってくれる、とは言ってくれたけれど、
結局自分がばらす張本人になる勇気はなく、
いっぱい並べて悦に入っている。
ときおり、こんなに買い散らかさず、もっとひとつのものを大事にするほうが
正しい姿勢か?などと考えてみたりもするけれど、
買わなければ「知る」ことなどできないので、
三毛庵は知ることに身銭を切るのは投資だと信じることにした。
井戸を掘らない者には分かりようもないことであるけれど。。

さて三毛庵、秋の訪れで至って調子が悪いのに、
毎日絵と本とにらめっこで必死である。
先日手に入れた絵をずーっと見張っている。
見張っていれば、絵はいつか自白するはず、という勢いである。
でも絵は何も語ってはくれず、
三毛庵には、「なぜ絵を買うのか」という永遠の謎が残るのである。

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2015/08/23.Sun

処暑と小さきもの (古伊万里染付松竹梅丸文豆皿ほか)

ふと気づけば更新途絶える今日この頃・・・季節は早や処暑である。
台風が来ているので蒸し暑いけれど、夜には少しだけ凌ぎ易くなり、
虫の声も聞こえる。
郊外に出れば稲穂が頭を垂れ始め、栗の青い毬も見え隠れするようになった。
台風が発生するとへたりこんでしまうので、やな季節、などと口走ったりするが、
ほんとうは、こんな夏でもなく秋でもないような季節が好きな三毛庵である。
先日手に入れた絵も初秋を描いたものであったので、この時分、飽かず眺めているのであった。

さて、近ごろ寿命を迎えつつあった三毛庵のデジカメ、
のんちゃんがお手頃なのを見つけてきてくれた。
・・・なのだが、三毛庵全くの機械オンチなもので、
どうすればイイ感じにブツ取りできるのか、まぁだピンと来ないのだなぁ。。
ということで、ちっちゃくて撮りにくいものをイロイロ撮ってみた。

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(直径なんと6cm♪)

前のカメラでは意外と染付を撮るのがむつかしかったのだけれど・・・。
お色味は比較的自然な気がするけれど、この極小絵付にピントを合わせて
可愛く撮る、っていうのがなかなか上手くいかない。(なんか陰になってしまった。)
か細い線で丸文の松竹梅と輪のところは唐草文を描いていて、
無駄に、、いえ、繊細に凝っているところが余りに可愛い♪と招来したもの。

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もちろん、裏もちまちましている。

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(5.5 × 8cm)

青磁も上手く撮れないアイテムのひとつ・・・
こちらはのんちゃんのお土産のちびっこな三田青磁
垣に朝顔の珍しくて可愛い文様なのだけれど、
元々陽刻が釉薬でぼやけてあまり鮮明ではないので、綺麗には撮れなかった。

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(5.3 × 9.5cm)

もひとつ青磁、たぶん大正ぐらいの鍋島系の青磁では、と踏んでいるのだけれど、
正体不明として手に入れたがらくたなお品。
何の形を模したのかよく分からないけれど、変形の豆皿ってちょこっとご馳走♪

三毛庵これでも決して豆皿コレクターなるつもりはないのだが、
こんなちびっこなものでもせっせと作るお人たちのいた時代を思うと
惚れ惚れとしてしまうのだなぁ、どうしてもね。

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2015/08/16.Sun

骨董生活 (波佐見色絵マグカップ)

骨董という病に取り憑かれていたころ、身の回りのものを何でもふるいものにしたい、
と密かに野望を抱いたものであった。
やはりそれは「病」の症状である、、良識ある?今は別にそうは思わない。
それは本末転倒だということに気付いたからだろうか。
骨董を好きになったのはここちよいものがそこに多かったからで、
それが骨董だから好きなのではない、ということをどこかで思い出したのだろう。
それでも今も、ふるいものの中に、ここちよいものを時折みつけるのであるが。

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これと同じマグカップを昔某所で見かけたとき、羨ましくて仕方がなかった。
その頃、病の真っただ中であったので、「和骨董のマグカップ」などという
夢のようなものがあることに、ただただうっとりとしたのであった。
三毛庵朝はマグカップで珈琲派なので、それがあればALL骨董生活が実現できるのである。
当時はすっごいお高くても買っちゃうかも~の勢いで妄想した。

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(口径8cm)

憑き物も落ちて、マグカップもいくつか気になった作家さんのものなどで満足したころ、
ひょいっとこれを見かけたのである。
(デッドストックということで、幕末のものとは思えぬきれいさであったが、
少し前に大量のデッドストックが見つかっているらしく、これもその一つかもしれない。)
ふるものの神さまはやはり気まぐれというかへそ曲がりである。
がっついているときには知らん顔なのは、、本人のためを思ってなのだろうか。
(昔のんちゃんとラリーを見に行ってソルベルグ様にサインをもらおうとし、
イケイケなお姉様たちにひるんでいたら、のんちゃんが「ああいう人たちには
サインはくれない。静かにお願いすればいいのだ。」というのでそうしたら、
本当に私にはサインをくれた。
ソルベルグ様もふるものの神さまも控えめを良しとするのであろうか。)

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という訳で、思いがけず朝「ふるもののマグカップで珈琲」という、
ちっちゃこい夢が叶った三毛庵である。
ちなみに画像はALL骨董ではない。
お盆なので、木のお皿は亡父の思い出のあるもの@を取り出してみた。
珈琲はアイスに。
ちょうどよくたっぷり目に入ってあんがい飲みやすく、休日の朝にここちよくいただける。
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2015/08/09.Sun

画を縁取る (染付扇面形風景図豆皿)

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急病だ帰省だとなんだかせわしなくって、近ごろあまり骨董市にも行けていない。
何が何でも買わねば気が済まぬ、というような病状はもはや脱しているので、
行っても隅っこ漁りが楽しかったりするようなものだけれど。。
そんな隅っこ漁りでのんちゃんがごそごそ取り出した豆皿さん、
帆掛け舟とか藁屋とか、三毛庵の好物な画題がたっぷりで
まぁ、なんてことなどないものだけれど、ちょこっとうししな気分である。

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(長径8.5cm)

すごいものが拾えた時はもちろんうししであるが、
すごくなくってもやっぱりうししで、骨董っていいなとつくづく思う。
だけどこのお皿は一丁前に扇面図になっていて、
ほのかに日本の文化のかほりが漂うあたりが、実は凄いことだと
密かに思っているのだけれど。
(上手く言えないけれど、扇面に画を描くっていうのは文化なのである。)
画だってね、今出来の皿ではこうは描けないものなのだ。
嫌な画ってね、いっぱいあるもん。(いちおう画にはうるさいつもり(笑))

さて、過日三毛庵久しぶりに骨董市へ立ち寄った。
しばらく小金を使ってないから、この際しばらく大人しくしとこうか、
などと詰らぬことを思ったせいか、ふるものの神さまは
またも「何ゆーてんねん、ぢゃあこんなんどやねん?」
とのたまわるのであった。

願わくば、小さくてよいのでこのお方の風景のスケッチが欲しいです♪
そういえば、ずーっと昔、そうお星さまにちっちゃくお願いしましたです。
うん、有名な画家だけれど、風景画が佳いとは
あまり皆様には知られていない。
(というか、たぶん三毛庵が偏っているのかな。)
そのお方の人物の素描があって、「あ」と思った。
たぶん素描があること自体がなかなか珍しいので眺めていると
おっちゃんが「もっとほかにもあるんやで。」
見せてもらうと・・・ひゃあ、お星さまにお願いした風景画があるではないか!!
「ぼろぼろの額やけどな、替えたら良くなるでぇ。」
うんうんおっちゃん、これがスバラシイのはモチロン分かるよぉ~
という訳で、餌にパクっとくいついた三毛庵であった。
(因みにこの絵にもちっちゃく藁屋が描いてある♪)

そんな訳で今日はのんちゃんと額縁を誂えに行って参りやした。
オンボロのスケッチなので、マットのお色に苦心したけれど、
額縁やマットのお洋服を着せてあげるのは、絵好きにとっては愉しい作業。
おっちゃんの言う通り、額縁を変えたら別嬪さんに♪

それにしても、絵も見せず、画家の名も明かさずでスイマセン。
どういう訳か、絵についてはいつも書きたいと思うのに、
なかなかここに出して書く勇気が湧かないのだ。
それぐらい三毛庵にとっての絵は極く個人的なことなのである。
でもいつの日か機が熟したらまとめたいとは思っている。
のんちゃんに「いったいそれをどこに飾るん?」と言われるのだけれど、
飾る場所などなくっても、それでも三毛庵、「絵」は大事なことなのです。
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2015/08/05.Wed

伏流水 (染付富士山文小香合)

暑いのでちょこっと涼み画像、神の子池♪摩周湖からの伏流水。
そういえば、子供の頃に摩周岳に登るという計画が持ち上がったなぁ。
あれはなんで消えちゃったのかな。

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お山のふもとの伏流水は清冽でよいスポットである。
羊蹄山の伏流水とか、阿蘇山ろくのあちこちにある伏流水とか、
旅の途中立ち寄ってゴキゲンになったところはいろいろ。
有名処では富士山ろくの忍野八海もなかなかよかった。

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というわけで、富士山グッズを取り出してみる。
(これは帆掛け舟が描いてあるので海からの眺めだろうけれど。)
ピンボケのしょぼい画像でスイマセン。
だってこれって一辺2.7cmほどでなかなか上手く撮れなかったのん。

P1200388.jpg

印肉が入っていたようだけれど、見立てのちび香合ということで。
ちびっこだと、ついついいやしくお道具箱に・・・と欲が出るのである。

北の国からの帰り途、飛行機の窓から小さいけれど立派な富士山が見えた。
お山というのは神々しいものである。

おまけの画像、お暇な方はどうぞ↓
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