2016/04/29.Fri

信ずるに足る (古伊万里広東形草花文猪口)

連休初日、骨董散歩にお出かけする。
期待もせずに冷やかし半分で行くところがミソである。
そのほうが、ちょっとしたものを見つけたときにうれしいものね。

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いわゆる広東形のそば猪口、手に取って間近で見ると
ぽってり生掛けで可愛いものであるがお値段も可愛く♪
お散歩記念、といったところである。

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使い途がなぁ・・・アテでも入れるのか?
などと思案しつつも、転がして愉しんだりする。
でもね、アレにぴったりだと思ったのん!

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じゃじゃーん、さっそく入れましたです、アイスクリーム♪
硝子ばかりじゃなく、たまにはやきものにアイスもよろしいかと。
中は結構小ぶりなので、アイスはちょびっとの三毛庵には丁度よい。
こういう雑器の類い、使い途が見つかるとちょっと親しく思う、
そういう感じ。

さて本日の骨董散歩、のんちゃんは額縁をゲットして、
さっそく我が家に散らばる紙ものを額装して誇らしげである。
三毛庵は額縁代よりキモチ上乗せして銅版画をゲット。
ネット上ではほとんど出てこない作家さんのようだけれど、
これ見よがしなところのないもので、このひとは信じられるような気がする。
調べて何かわかると愉しいけれどなぁ。。

さて、そろそろ飯の支度でもしまするか。
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2016/04/28.Thu

はじまる前 (再興九谷青手山水文盃)

連休前、まるで夏休み前のガキんちょのように浮かれる三毛庵である。
はじまる前がいちばん楽しいなー♪
燃費の悪いひとなので、ふだんでも仕事したらせめて5分は
家で絵を眺めたり、お皿をナデナデしないと萎んでしまうからね、
これからしばし、「何かできる」時間があるって思うだけで浮かれるのだ。
別に仕事してる間も「自分なりの時間」で、そこそこ満足はあるけれど、
でもやっぱり、働いた自分へのご褒美は必要だ!!
「自分へのご褒美」って死語っぽい、バブリーな匂いプンプンだが、
別に働いた分注込んで骨董買おうなどとは思っちゃない。
(「結果」としてそのような事態に陥ってることはままあるが。)
絵を眺めても、骨董をいじっても、ブログを書いてもいい時間が、
あるんだなぁ♪という、「可能性」がご褒美なのである。
若いころは、その可能性とやらに振り回されて苦しかったが、
今はもう、「明日はゆっくり絵を眺められる」という可能性だけでわくわくする。
そんなわけで、今日はブログを書くことにしたのである。
(ブログ書いて浮かれるとは、いかにも軽薄な気がしなくもないが、
しようがない、だらだら書くの好きなんだから。。)

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という訳で、浮かれすぎてましなことなど書けそうにないので、
のんちゃん所蔵品でお口直しを・・・。
なかなかアガリもよく、「平べったい形がよい」とはのんちゃんの弁。
遠山やおうち、帆掛け舟に網干・・・
この連休前の浮かれ気分で眺めるとキラキラな絵柄ですのう。。
松山っぽい花群青の使い方がかわゆす♪

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(径7.2cm)

鬱から回復したころ、旅行して見た日本海のあまりのキラキラにびっくりし、
これまたキラキラな浜辺を描いた古九谷の端皿にくらっとなったことを思い出したが、
このちびっこの九谷も、そういうこころもちがそのまま形となったものである。
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2016/04/26.Tue

越境の民 (型吹和ガラス小皿)

久々陽が落ちる前に帰宅。
サボったのではない、陽が長くなったのである。
(でもまぁ、さっさと帰ってはきましたけどね。。)
ずっとそこそこ遅かったので、コンビニ様のお世話になっていたが、
今日は平日としては久方ぶりにご飯を炊いた。嗚呼シアワセ♪

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早く帰ってくると、平日でもおやつタイムができるのがうれしい。
さっそく珈琲を淹れ、お友達からいただいたラスク(治一郎とありまする)を開封。
平素美味しいものを探索するゆとりのない三毛庵であるので、
ハナの利く、、いや舌の肥えたお友達からの差入れ=シャバの匂い
とばかりにくんくんするのであった。

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おぉっ、控えめなチョコ風味は珈琲のお伴にばっちりであるぞ♪
ラスクって平日の夜の遅めのおやつにもってこいだなぁ~。
ごちそうサマでした!!

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(径12cm)

日曜日は、越境してお友達と会い、美味しいランチをいただいた。
駅まで送ってくれるというのんちゃんが待ち構えていたこともあり、
約束の時間より早く出ることにする。
せっかく日ごろ昼間は近寄らない日本一の観光地に行くのであるからと、
いつも行きそびれる画廊へと向かったところお休みであった。。
ということで、運動不足解消とばかりにレストランまでぼちぼち歩く。
・・・でまぁ結局のところ、ふるもの商いのお店の前を経路にしてしまうのであるが。

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型吹きのふるいお色の硝子の小皿、竹で編んだみたいな和文様。
半端が二枚であったので、つい手に取って連れ帰ることに。
包んでもらっていると・・・「どちらからですか?」
でた!日本一の観光地の決め台詞!!
いやーいつもそれにお答えするの躊躇ってしまうんだよなぁ、
隣から越境してきましてん、なんてがっかりされるようなこと言わなあかんねんから。
ええ、さっき私の前にお買い上げしてた奥様は、
確かに日本一の大都市からの旅人とお見受けする方でした、ハイ。
でも・・・お願いだ~姿かたちで察してくれ、、三毛庵フツーのナリではないか。。
だから日本一の観光地はやなんだよ
動揺を隠せずにいたら、「硝子はご旅行だと特に気を付けないといけないもんで。」
・・・うーむこのおコトバは三毛庵の動揺に対するリカバリー???とさらに怪しんだが、
でもほんとうに気遣ってしっかり梱包してくれた。
(なのでお友達とのランチで見せびらかすことができなかったのであったが。)

そんなわけで、彼の地でふるものの店に行くときにはいつもどぎまぎする
三毛庵であるが、もう絶対に観光客向けのお店っぽいところでも、
何故か店員さんが大したいいお客でもない三毛庵を覚えていてくれたりする
ところもあったりして、骨董屋さんって不思議だなーとついつい思うのである。
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2016/04/23.Sat

鉄斎とスフィンクス (富岡鉄斎展&初期赤絵唐草文小皿)

鉄斎展へ行く。
予想通り、絵が好きそうな人しかいなくてホッとする。
「教養」とばかりにやってきて、絵なんかちっとも見ずに
しゃべってる人とかいっぱいだったらやだものね(笑)。
「万巻の書を読み、万里の道を徂き、以て画祖をなす」 とあった。
いっぱい勉強して、見て聞いてなきゃ、はじまらんよ、ってとこか。
鉄斎翁からみれば洟垂れ小僧にも入らない三毛庵でも、
ただぼんやり過ごして自分の目と耳を使ってこなかったら、
鉄斎の真価にはちっともたどりつけないだろうと思う。
吉野の桜、月ヶ瀬の梅渓、今も匂うような経験があるから、
鉄斎の画の偉大さを少しは感じることができるのだ。
トシは取るものである、経験を積んでこそわかる美しさというものもある。
それにしても、当時の日本や鉄斎翁のこころ、
今はもう失われてしまったものの輝けることである。

帰ってきてちょっとはマシなご飯を食べ、やっぱりからだはしんどいので
ごろごろしながら、版画を眺める。
『棺の上のスフィンクス』アルフォンス井上の蔵書票など。。
少女のスフィンクスが棺の上で本をめくっている。
(画像は探してみてくださいませ。。)
鉄斎とは真逆な風な世界であるが、眺めてこころが洗われる。
鉄斎の画など理解も出来なかったような頭でっかちの頃、
例えばホフマンの『黄金の壺』を読んでドイツロマン派に傾倒してみたり、
渋澤龍彦の美しい装丁の本に魅了されたり、本があればマンゾクだった。
この可愛らしいスフィンクスを見ていると、そのときの本の世界が
今も匂い立つようで、あのころ読んだ本の大半は忘れてしまったというのに、
鉄斎翁の言う通り、万巻の書は読むべきだなと思うのである。

というわけで、何の画像もないのは寂しいので・・

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(径10.6cm)

初期赤絵の小皿、、全く本文とは関係ない(笑)。
買わないで何か言うのはたやすいけれど、そんなのまやかしだ。
何か言いたければ買うことだ。
絵だって一緒、見るのはカンタン。でも経験するのはカンタンじゃない。

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買ってみて、手許でこうやって小皿を眺める、そういうものを
経験というのだもの。
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絵のこと | Comments(0)
2016/04/21.Thu

穀雨が過ぎ (伊万里色絵丸文小蓋物)

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売り主のほんの気まぐれで私の手許にやってきた小さな蓋物。
もとは段重だったのか、はじめからこういうものかは分からないけど。

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何か、こういうなんでもないものが拠り所だ。

地震が起きて、恐ろしくて大変な目に遭っているのは当地の方々なのに、
私はいろんなことが恐ろしい。
いつかまた人災が起きるのではないかということが恐ろしい。
そして自分の無知無関心が人災の引き金を引くということが恐ろしい。

普通の人がアイヒマンのように「命令に従う」だけの日々の積み重ねが、
5年前の人災を防ぐことができなかった一因ではなかったのか。
それは言い過ぎだと言うかもしれない、、
でも、人って例え自分のためにはしなくても、
家族のためにはよくないと思うことでもやめないものだ、自分を見ててそう思う。

同じ失敗は繰り返すな、大人の世界では口を酸っぱくして言われることだ。

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何か鬱屈して絵を眺めたりしていたら、この人に会いたくなって
古本を手に入れた。(定価の倍ほどかかった!1998年の本。)
絵を解説できる人はたくさんいるのかもしれないけれど、
絵がないと困る人への処方箋が書ける人はいないのだ。
洲之内徹、彼の大嫌いな(笑)故郷松山の季刊誌を愉しく読んだ。

昭和を壮絶に生きた彼は、この時代をどう言うだろう。
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2016/04/18.Mon

粗末にしてはならぬ (型ガラスカット燕子花文コップ)

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ほんとうは、この慎まやかに美しいコップで飲む炭酸水の美味しさとか、
ただそういう日常を、ゆっくりと書いていたいのだ。
そうやって日常を生きるのが、今の私にようやくできることだから。
だけど、ちょっとお天気か崩れたぐらいのことで、
自分のことだけでいっぱいになる自分に腹が立ち、
抗ってブログを書こうとしたりしてみても、ぐだぐだになる。

一日を、粗末にしてはならぬ、気持ちだけ空回り。

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こういうものを見て、きれいだなと思えるだけで救われるけれども。。
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2016/04/16.Sat

草迷宮 (布志名焼扇面豆皿ほか)

気に入ったものだけを買えたら素晴らしいだろうかと思う。
何を言ってるんだ、そうすればいいじゃないかと言われそうだ。
もちろん、そのときは気に入ったものを買っているつもりなのだが、
なんとなく後から余所余所しく感じたりするものもあるのだ。
一方で、安かったとか、そういう下司な理由で
なんとなく買ってしまって後ろめたく?お迎えしたのに
なぜかとても気に入ってしまう、とか
その時は気に入ったことに気づかないけれど気になって、
手に入れて正解だった、とかそういうこともある。
なのでせっかくの軍資金、100%当たりで使えればいいのになぁ、
なんて思うのである。
・・・でもまぁ、そうなったら詰まらないのかもね、
勝ち負けのないゲームのようなものだもの。
(AIが発達して、お気に入り発見システムができたらもうすることなんかない。)
では、軍資金を有効に使いたくば、好きな分野に絞ればいいのだろうが、
その時々、いろんなものに吸い寄せられる三毛庵には、
これまたむつかしいことである。
きっと、ふるものを集めて、自分の箱庭を作ってるんだろうなぁ、と思う。
自分でもどういうものが出来上がるのか永遠のナゾであるが、
秘密の花園に、小石を置いたり下草を植えたり、
そんなふうにせっせとがらくたを召喚するのである。

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大黒様の召喚である。
ちまちましたけなげな字で「出雲大社」とある、おそらく布志名焼だろう。

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(長径10.2cm)

どうということのないものだが、扇面なのがイカしている。
さっそく箱庭に配置する。

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こちらは青磁でちびな長皿でおまけに隅入と、くすぐられるものである。

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(長径8cm)

ちびこそ裏も抜かりがない。
これも箱庭のパーツとして十分な働きをするであろう、召喚。
(どれもちょこっと当たっているので三毛庵の庭に
迷い込むことになったものである。がらくたは愉しい。)

それにしてもこの箱庭、設計図もなく、鬱蒼と生い茂り
全体も見渡せない。
益々途に迷ってしまいそうだ。

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おまけ。
ういろうの地味・・・いや滋味溢れるお味♪
(桜味は仕舞いにして、何故か季節外れな栗!)
和菓子のほっこりしたお色の似合う珉平さん、重宝してまする。
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2016/04/10.Sun

本日お疲れ休みなり (九谷浅蔵五十吉小盃)

昨日はお出掛けしたので本日お疲れ休みの三毛庵である。
(遊びに行って疲れ休みとは贅沢であるが。。)
ものを愛する人とたくさんお話をしてきた心地よいお疲れなのである。

骨董をしていて楽しいのは、
ものが好きなひとと、ものを通じてお話しできることである。
マニアックな話を常人にしたところでまぁ呆れられるだけであるのだが、
詰まらない人の噂話などしてるより、ほんとうは余程有意義ではなかろうか。

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昭和の九谷焼の盃である。
浅蔵五十吉のもので、一見特に変わったところもないものである。

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お宝尽しの三毛庵好みの可愛い柄であるが、
だから連れ帰ったということではない。

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(径3.9cm)

何故ってちびっこだったから!!
(あまりこのような比較画像は可愛くないけれど、、)
ひょー作家ものにもこのようなおもちゃ系があるんだぁ♪
共箱・共布もついていて、遊びゴコロ満載なのであった。

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ちゃんと銘も入っていて、なんかうれしいなぁ。。
小さいけれど、標準サイズのものと比べてもなんら手抜きがない。
(流石にこのサイズで呑むのは足らないだろうが。)
こんなちびっこも作れますよ、という自負心、
ますます九谷の文化が好きになってしまう三毛庵であった。

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仮暮らしにちょっこら花を添えようと、連れ帰ってみた、
八重咲梅花カラマツ。
まぁ洋種の山野草といったところか。

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これもちっちゃくて精巧で、いたく可愛い♪
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2016/04/05.Tue

極楽のある日 (古伊万里染付山水文豆皿)

低気圧の通過の度にぺしゃんこになりそうになる春であるが、
それでも最近、そのまま鬱になることはずいぶん減った。
復職してから9回目の春。
6年無為な時間を過ごしたことを肯定するのは難しいけど、
それでも病気は、自分の意志の力では成し遂げられない
転換点をもたらしたのかもしれない。
自己というものを自分の意志だけでコントロールできると思っていた
傲慢さ(人にサイボーグと笑われるほどだった)を病気にたしなめられ、
自分のからだも自然の一部で、嵐が来れば
じっと忍耐強く通り過ぎるのを待つほかなく、だけど憂いても仕方なく、
できることは自分を認めてあげることだけなのだと学んだ。
(転んだまま起き上がれないかもしれないという
いいようのない不安のなか、自分を認めるのは難しいけど。)

今は、病気の前より自分は自分に近づいたと思う。

病気から回復したとき、目に見える世界の何もかもが美しかった。
(すこし残念なのは、今はもうあれほどの驚きは無くなってしまったこと。)
極楽浄土というのはこんなところにあったのか、と思ったほどである。
なのでそんな、とある一日を極楽として描いた不染鉄の画を見て、
私はいっぺんに絵が好きになった、いや前から好きではあったのだけど、
いっぺんに絵が自分の一部になったのだ。
(なので「絵好き」は転んで掴んだ、骨身に沁みた財産なのである。)

春の不調はそういうことを思い返す、いい折なのだろう。

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(径7cm)

不染鉄はそこそこのお値段だという場合、こんな皿一枚でもよいのだ。
こんな風景も三毛庵には極楽浄土に映るのである。

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筍の穂先をお刺身でいただく春の宵。。嗚呼口福♪
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2016/04/04.Mon

チビアート、そしてダンゴ (古伊万里染付吹墨糸巻型豆皿)

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なんだその汚れは、、とのんちゃんは言った。
へんなの、とは思ったのん。
この糸巻型の古伊万里はわりにあるものだけど、だいたいは紙刷印判である。
これってまさかの吹墨だったりするのだろうか?
お色も呉須というよりほぼ墨色で、見た感じ「失敗作」。
とはいえ江戸中期のものである、ふだん気軽には手に入れられない。
だからまぁつまるところ、お試し価格だったのだ、これ。。
思ったよりもお安いと、買ってみてどういうものかを実感できるチャンスである。
(欲にまみれているような気もしなくはないが、買ってみることは大事である。)

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(長径8cm)

さて、連れ帰ってみると、意外やなんだかよい。
手捻りみたいなむっちりしたお尻の造形、ヘタレな発色の吹墨、
灰白色の磁土と薄青緑を帯びた釉薬の質感、、
こういうのんって、雑多な市中ではただの「出来損ない」でも、
現代アートのギャラリーなんぞにぽつんと置いたら、
いたく前衛的であったりはせぬだろうか。
観念的なことがよく分からない三毛庵であるので、現代アートは
分からないものが多いのだが、こういうのんがアートだったら、
なんだか至極ナットクしそうな気がする。
(つまりは「もの」として唸らせられるものがある、というところが重要である。)

いったい、、お江戸のお方は何を思ってこれを作ったのですかねぇ。。
お家でチビアートを鑑賞する、の三毛庵であった。

おまけ。。

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美味しそうなお皿、、ぢゃなくて団子!!

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2016/04/03.Sun

三度のメシより (プレスガラス蔓草文小鉢)

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気付けばおやつ画像ばかりの三毛庵であるが、
そんなにおやつ食いではないし、炭水化物の量だって適量である。
むしろ渇れると肉系のものが食べたくなるほうで、タンパク質LOVEなのである。
仕事中もごはんのためにおやつは滅多摂取しない。
(三度のメシより骨董が好きそうに見えるが、やはりメシが好きである。)
なので・・・頻度が少ないぶん、糖類は真に食べたいものを食すのである、たぶんね。

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苺を盛らんと連れ帰ったプレスガラス、けっこう大正ぐらいあるだろう。
先日のプレス@もそうだけど、こういうひっそり可愛いヤツ、
おやつが俄然美味しくなるスグレモノとして、三毛庵は珍重する。
こういうものはあまり先人の目垢もついてなく、気が置けなくってよろしいし。
(などと書きながら、先人の目垢たっぷりの伝世品を
横目で眺めたりもしている、なんかややこしいヒトなのであるが。)

だけどほんとは、大事にした人あっての伝世品なのだよなぁ、これも。

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<以下備忘録>
年中行事、筍上納の儀、実家に筍を送る。
ついでにご自宅用サイズを連れ帰って筍ご飯。

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ほんとうはお気に入り飯茶碗を取り出して、筍ご飯をいただきたかったが
仮住まい中のダンボ漁りはまだ控えてます。。

骨董市も覗いて、春蘭を連れ帰る。

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特に変わったものではないけれど、素直な形でいいかなと思う。

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もう少しアップ。
車に積んでドライブしてたら、佳い香りが車内に漂う。
あんまりアロマ漂う系の洗剤とかは好まないけど、
蘭のような複雑でそこはかとない香りはずっと嗅いでいたくなる。

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こちらは数年前から野放しにしているやはり無銘の春蘭。
比べてみると、こっちは折り鶴みたいなとんがった花。
いずれにしても緑色のジミィな植物であるが、
マニアックでよいものであるな。

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2016/04/01.Fri

焙じ茶をすする (名物赤福茶碗)

品よおく煎茶をいただく碗は、古物の世界にはそこそこある。
見立てのものや、煎茶趣味流行時に専用に作られたものなど様々だ。
なのであればいいな♪と思うのは、むしろ焙じ茶をずずずっとすする、
鷹揚なものである。
もちろん蕎麦猪口なんかでもいいのはいいけど、碗なりの、
たっぷり入るヤツ、しかもふるもの好きのココロをくすぐるヤツ、
っていうのはそこそこない。

なので・・・催事の最終日にこれを見つけてココロが躍った!

IMG_1049.jpg
(おおきいほう、径約9cm/高さ約6.5cmのたっぷりサイズ)

じゃじゃーん!名物赤福餅のお茶碗であるぞ!!
(見てのとおりでありますが、、)
関西にはこれを好むお人もいらっしゃるようであるが、
まあマニアックなものである。
これがまた、轆轤の具合もキレがよく、赤ふくの文字も闊達で、
(備品として大量一気に作るせいであろうか?)
ほんとにお茶がおいしいのん。
聞くと地元の業者さん、何十年か毎に?払い下げられるものであるという。
なのでいろんな時代のものがあって、これは昭和のだそうである。

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実は三毛庵、すこし前にもこのお茶碗@に出会ったことがあり、
たいへんにお気に召したのだけれど、引っ越し沙汰で現在格納中なのである。
半年ぐらい、ありもので済ませられると思っていたのに、
あるのが分かっていて使えないのはジレンマなのであった。
そんな訳で催事最終日、残り福の赤福にぱくっと食いつく三毛庵であった。
(しかも前回のとは時代が違うようで、そういうトコロもまた嬉しい♪)

さてさて、焙じ茶にはお餅のような気取らないお菓子をと、
おみやげに賜った、好物なが餅をセッティング。

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じゃじゃーん、それも季節限定、桜餅バージョン!!パチパチ♪
どうしてのされただけ?でこんなに旨いんだ、なが餅氏。。
赤福の茶碗になが餅とは邪道であるが、激ウマなのであった、嗚呼。

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因みにご自宅用の小さい包みは、こんなトレーに入ってて一寸笑える。
(写真は通常バージョンと半分こにしたもの)

ふるもの好きのみなさま、どんな碗にて焙じ茶啜っていまするか?
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