2017/08/26.Sat

取り合わせの妙 (ちょい古の木の額縁(小)とプレスガラスコンポート)

お忙しかったり、台風が続々発生したりでお疲れの三毛庵、
ぐっすりお休みしたいところであるがお疲れ過ぎて眠れない。。
となると、まったりするのにも飢えているので、起きてぼーっとしたりする。

先日の額縁@と一緒に買った小さめの額縁、
その時は深く用途は考えなかったけれど、家で眺めていてちょうどよさげなのを思い出す。
今までありあわせの額縁に入れていて、もうちょっとなんとかならんかな、と思っていた。

IMG_2821.jpg

おぉ、ぴったし♪

IMG_2825.jpg

お気に入りの子猫。
西村宣造の寂しいような猫だから、愛らしい額縁に入れてあげたい。

IMG_2819.jpg

ちょっと映り込みが・・・詳細はこちら@ご覧ください。

IMG_2818.jpg

こんなふうにいちおう木でできているようで悪くない。
絵は絵でよいものだけれど、例えば額縁とか、
或いは軸装とか、トータルで絵の良さが引き立ったりするものだ。
少し古い軸装があって、修復しようかなとか思ったりするのもあるのだが、
なかなか先人のセンスを超える趣向など思いつくものでもないのである。
額装はまだしもいろいろお試しできるチャンスがあるけれど。。
自分で軸装を考えられるっているのは、センスだけの問題ではなく、
教養の問題であるように思う。

IMG_2824.jpg

一緒に写ったプレスガラスもお気に入り♪
こういうごりっとした時代感のあるプレス、もの好きのココロをくすぐる。
暮らしぶりがやさぐれているので、ふと目に留まるこういう光景に
いたく渇きがいやされる心地がする。

IMG_2807.jpg

そういえば、今年植えたヒオウギが咲いていて、
まぁ一日咲いては散ってゆくのであるが、切って花活けと思った。
でも花芽が一本で、ぬばたまも見たいなぁ、と切れずにいた。
今朝見たら2本目の花芽が上がっていて、こんどは切ろうかしらんと思案する。
このような古典的な花が疲れた庭に咲くさまは、客観的には
綺麗な庭でもないのだろうけど、心情的にとても惹かれるものがある。

朝ブルーベリーを収穫するのであるが、ブロンズフェンネルが育ちすぎて
奥のブルーベリーの収穫がしにくいなぁ・・と思っていた。
そうしたら気づけばフェンネルに揚羽蝶の幼虫の嵐であった!!
うーん当分収穫に行く勇気がない。
三毛庵幼虫類がとかく苦手で、それでもいろんなヤツをスコップで
掬っては国外退去にしているのであるが、
なんかキモい割には揚羽の幼虫はそっとしておきたい心情に駆られる。
(ヨトウムシとかイラガなんてもう許せないくせにね。)
山椒とか檸檬の木はそこそこ注意していたのに、フェンネルのことを忘れていて、
その上台風のせいで、見回りが甘かったのである。
もうフェンネル枯れる覚悟で揚羽になるの待とうかなぁ~なんて
思っているけれど、いやしい三毛庵は収穫できないブルーベリーが気になって仕方ない。
皆さま揚羽の幼虫は許せますか???

何を書いているのやら、になってきたので今度こそ寝るのである。
スポンサーサイト
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2017/08/20.Sun

「暮らす」時代 (スリップウェア鶏文皿)

先日のナゾの西洋のお皿@を手に入れた前後から、
ちょこちょこと西洋のものにご縁がある。
三毛庵おそらく和もの好きであるとは思うけれど、
そういう和もの好きから見て好もしく思えるような西洋のものたちである。
洋ものに関心ができて探したとかそういうのではなく、
このようなご縁というのは何故か芋蔓式にやってくるのである。

IMG_2812.jpg

「何か分かったらちゃんと報告してな。」と言われつつ連れ帰ったおである。
うーん、何かと問われればスリップウェアだよなぁ。。
そうは思ったけれど、スリップウェアの故郷、英吉利のものなのであろうか?
そうであるならば、時代は何世紀になるのであろうか?
昔、スリップウェア展も見に行き、図録も持っている三毛庵であるが、
どうも確証が持てない。

IMG_2811.jpg
(23.5cm)

鶏の文様は英吉利のスリップウェアにはよくあるようである。
釉薬のお色も、同じようなものがある。

IMG_2813.jpg

こういうとき、高台には重要なヒントが隠れていることが多いが、
そもそも三毛庵の持っている本にはの表は写っていても、
裏側までは写っていないのである。

IMG_2814.jpg

実はこれには針金で手作りした掛けがついていた。
「近美の評論家の書斎にあった」という触れ込みであった。
近美の評論家と言われて思い浮かぶのは、河北倫明氏である。
絵の好きな三毛庵にとって、その触れ込みだけでも十二分に魅力であったが、
河北氏がほんとうならば、民芸運動の時期とも重なるのではないかと思われ、
当時招来されたものではなかろうかなどとも妄想するのであるが・・・。

思いがけずアンティークと思しきスリップウェアを手に入れて、
まぁそれが、三毛庵らしくあの、さざ波みたいな文様ではなく絵文様である。
(さざ波みたいなやつなら、とうに誰かの手に渡っていたろう。)
とはいえトフトウェアみたいに豪華ではない、楚々としたトリさんであるところがよろしい。
暫く転がして横目で眺めていたけれど、なかなかに美味しそうで、
今度白くないパンなど盛ってみたいと思う次第である。

昨日は休日返上でお仕事、、そうなると沸々と何かしたい欲求に駆られ、
お昼休みは本屋さんで気分転換。

IMG_2815.jpg

暮しの手帖 別冊「家事じょうずの暮らし」、家事上手になろうと目論んだわけではない。
家事を暮らしそのものと捉えて愉しんでいる方のお家がたくさん載っていたので、
なんだかこのところ仕事に明け暮れていた三毛庵は、
お宅拝見♪でちょっこら気分を上げ、自分の暮らしも整えたいと思ったのだ。
三毛庵の場合、時短術とか断捨離とか読んだところで、
渇きが癒されるわけでもない。
ただ、「時間を取られる」という考え方に陥らずに家事をしたいと思うのだ。
いやしんぼうにとって、美味しいお茶とは愉しく淹れたお茶であることは自明の理である。

『「生活工芸」の時代』(三谷龍二+新潮社編)
もう3年も前に出版された本であった。。
自分が骨董などのものと暮らしている一方、
世の中も「暮らし」を大切にする時代になって、でもその中で、
なんというか悪い意味でそれがファッションみたいになっていたりもして、
こういう時代を識者の方はどのように捉えておられるのか、と手に取ってみた。
(近ごろは、ミニマリズムでさえ「消費」されているような気がする。。)
振り返って三毛庵はといえば、まぁ雑食でいろいろ食べるのである。
でも自分が気になったことをうやむやにしない暮らしは愉しいものである。
誰かに見せるために暮らしているわけじゃないのだから
やりたいようにやればいいのであるが、ほんとうに好きでしていることには、
結果的に一定の統一感といったようなものが生まれるのが不思議である。
>>続きを読む
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(2)
2017/08/16.Wed

納涼額縁 (ちょい古の額縁とアルフォンス・イノウエ『見えない力』)

気付けばもう2週間ほど経っていて、何をしていたかといえば、
まぁちょっとお疲れ休みであったような。。
というか、いつもなら太平洋高気圧万歳な8月が、
これまでのところ台風5号と12号で散々なのである。
自分が気象病であると理解したのはいつであったか、、
春秋にはいつも体調を崩すことには早々に気づいていたものの、
それが世で気象病と呼ばれていることに気づいたのは比較的最近である。
気圧変動に弱く、いつも低い血圧がさらに下がって大変に辛い。
うっかりすると自分でも怠けている様な気持ちになるので、余計に辛い。
台風の場合、勿論接近時もしんどいけれども、何よりも
発生前後とか、あるいは通過して離れていくときなどがいちばん堪える。
5号はとにかく発生からずーっと辛く、ようやく過ぎ去って楽になったはずが
やけにしんどく、どうしてかなと思っていたら12号が発生した。。
そんな訳で、背中痛がひどくて寝ていられなくなり、久々の更新なのであった。
・・・しょぼい愚痴ばっかりでスイマセン。

そんな三毛庵も、ほちぼち市へも繰り出している。
近ごろは、お手頃なもので遊ぶのが楽しいので、いわゆる「骨董」なるものには
なかなか手が届かない。古道具でちょっと遊べそうなものとかそんなもん。
どこかのデッドストックらしき額縁が売られていた。
定価で買うよりはお安いが、うれしくなるほどお買い得でもない。
とはいえ、多少古びがついてアジといえなくもなく、
額縁屋へ行く手間も省けるから買って損でもないか、と合理的に考える。

取り敢えず帰って、丁度シートで置いてあった銅版画を入れてみる、
おぉぴったし!!

IMG_2798.jpg

多少ダメージがあるのが、ちょっと時代を経た絵に見えてよろしい。
縁の飾りがなんだかホネっぽくで骸骨の絵が最初から入っていたようで満足♪

IMG_2800.jpg
(アルフォンス・イノウエ『見えない力』)

額と版画の取り合わせが気に入って、お盆にちょうどよいか!?と
まさかのに玄関に飾っていたら、やってきた友人が肝を冷やしていた。
みんな最後はホネになっちゃうんだけれどね!
終戦の日も過ぎて、京都では五山の送り火である。
いつの間にか夜には虫の声もするようになり、庭の草木も疲れたように生い茂っている。
だんだんと季節も滅びゆくようである。

ひと月あまりで、引越して一年になる。
一年前、最初に飾った絵を取り出して、飾ってみた。
永くて短いような一年であった。
>>続きを読む
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
2017/08/02.Wed

無名ということ (時代不明のマヨリカのお皿)

東京ステーションギャラリーで開かれている不染鉄の展覧会はなかなか好評のようだ。
故郷の東京ではほとんど忘れられた存在であったので、再評価が進むことを願う。
不染鉄のような画家を知るにつけ、(世間的な)大家になるためには
実力も必要だが、画壇に属することが前提であるということをつくづく思う。
言い方は悪いけれども、有名になれば売り絵を描くだけでも安泰なのだ。
画家に政治的なものは本来必要ないようにも思うけれど、
忘れられてしまえばどんなに佳い作品でも後世に残るとは限らない。
なので個人が有名無名に関わらず佳いと思うものを大切にするということが、
いつか後の世の人たちへの贈り物になるのだなぁ、と思う。
(まぁ、三毛庵などは佳いと思えても「有名」では手が届かない、という事情であるが。。)

IMG_2631.jpg

休日のお昼の定番、袋ソースをかけるだけパスタ。
でも、お気に入りのお皿で食べればご馳走なのである。

IMG_2787.jpg
(23.3cm)

不思議な黒いお皿は西洋のものであるが、何かは不明である。
というのも、売られていたパリの骨董屋も分からない、との由。
そのような場合、バッタもん、と考えるのが筋であるのかもしれないが、
気に入ってしまったのである。
なのでずーっと使ってみていいか悪いか考えるのであるが、
パスタが美味しいので自分の中ではお気に入りに分類されている。。

IMG_2781.jpg

色々研究の結果、様式的にはイタリアのマジョリカ(マヨリカ)であると思う。
でも時代はと言われると???である。
余りにもコンディションが綺麗すぎるし、高台径も大きいので、
まぁバッタでなければ近年のレプリカか?って思うのであるが。。
でもレプリカとしても上手な絵なんだよなぁ、、
縮こまらず伸び伸びと迷いのない線で、図柄の配置も現代であれば
理路整然とするものであるが、自由にいっぱいに描かれていて、
どういうものであれ、三毛庵はこれを描いた人をいたく尊敬してしまう。
それに黒地は珍しいけれど釉薬の色は古典的だし、
虹彩も出ていて、そういうところは時代感があるのがまた解せない。
小鹿?の図柄もつまりはジビエで、唐草のような装飾を含め
ルネッサンスな気分である。
なのでやっぱり、これ描いた人尊敬するなぁ、、と思うのである。

という訳で、青い色が気に入ってこれを買ったのだけれども・・・

IMG_2785.jpg
(19.8cm)

残っていたほかのものも買い足した!
これは一回り小さいお魚と貝の図。
(これもちゃんと食べ物の絵柄である。)

IMG_2783.jpg

IMG_2784.jpg

ほら、こんなにアップにしても線が硬くない。

IMG_2786.jpg
(23.3cm)

こちらは青い小鹿のお皿と同じ大きさの鴨と兎の図(やっぱりジビエ)。
のんちゃんのパスタ用である。

IMG_2782.jpg

兎も鴨もクラシカルである♪

IMG_2788.jpg

高台はこんな感じ、全く新しくはないけれど。。
まぁ、気に入ったのだったら何か分からなくてもいいのかもしれないけど、
でもやっぱり氏素性が分かればなぁ・・・。

このような、一見ムダな個人の購買行為の積み重ねが
不染鉄のように忘れられかけた存在の再評価に繋がることもあるのだと
言い聞かせてみたりはするのであるが、
とはいえ世に流通していないものをいいと思うのって勇気が要るな(笑)。


IMG_2778.jpg

おまけ、おやつに久しぶりになが餅!アイス珈琲で。
>>続きを読む
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
 | HOME |