2017/10/22.Sun

籠り思ふことなど (薄瑠璃小燭台) 

台風21号がフィリピン沖にいるときから、それはもう絶不調なる三毛庵である。
この頃は鬱になるとかはないけれど、起きていられなかったりの生活困難者になる。
傍目にはダメな奴、って感じなのだろうなー、と思うと切ない。。
(それでもお腹は減る、、今日も残り物の牛肉で肉うどんを作るぐらいにはいやしいのであった。)

それにしても勢力の強い台風なので、皆様本当に気をつけましょう。

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型物のキッチュな小さな燭台、でも薄瑠璃なのが面白くて
「こんなん、お値段付けるならいくらかなぁ。」と睨みつけていたら、
のんちゃんのお買い物のオマケに「やるわ」とあっさり我がものに。
まぁどぉってことなどないには違いないが、ひと夏棚の上に載っけて楽しんだ。
例えるなら、花見団子のように可愛いフォルムとお色。
団子だって決して高価なものではないけれど、でもあの意匠はナイスだと思ふ♪
ささやかでも何か、受け取るところがある。

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がらくたの市でものを買うのは愉しい。
勿論選ばれたものが並ぶお店もいいに決まっているのだが、
がらくたの山から自分だけのお気に入りを見つけるのは愉しいものなのだ。
誰が見ても「いい」というものも買う三毛庵であるが、
なんかそれだけでは成長はない感じがする。
目の柔軟性を鍛えるには、やはりがらくたの山に突入するべし!である。

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梨を買いに行く、お気に入りの新興梨である。
赤い梨の中では酸味があるのが好きなところ、日持ちがするのもポイントが高い。
酸味があるのは二十世紀梨の血が入っているからのようである。
お酒のちびボトルは気になっていた山根酒造場さんの日置桜。
超辛口だけ醸造アルコールが入っているようで、純米派の三毛庵に合うか
分からない(なんかピリピリして苦手なのが多く)けど、
本気の純米を作る酒屋さんなので楽しみである。

近ごろ三毛庵、欲しいなと思う絵があって思い悩むのであった。。
というか、実見すればあまり悩むことなどないのだが、
今のところそれがむつかしく。
まぁ買わなきゃいいのは百も承知だけれど、
でも買わなきゃわからないこともやっぱりあって。
(その辺りは買われない方に説明するのはむつかしく・・・。)
欲なのかというと、普通に想像できる「所有欲」などではない。
でも「知りたい」という欲ではあると思う。
それでもって何を「知りたい」のか、と問われればこれまた謎なのであるが。
ただ、自分が生きてゆくにあたって、この場を見て見ぬふりして
通り過ぎることができない、そういったものである。

そんな風にして通り過ぎることができなかった不染鉄、
奈良での展覧会ももう終盤であるが、
本当に評価されるときが訪れたようでうれしい。
三毛庵が何をしたということでもないけれど、
忘れられてはいけない画家を評価してもらうための1票を投じたのではある。
そういうことを考えると、絵を買うということは
自分が生きているあいだ、その絵のパトロンとなるということなのだと思う。
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2017/10/15.Sun

秋の色 (珉平色絵小段重)

寒くなる寒くなるといいながら、この辺りはそうでもなかったのだけれど、
昼頃から冷たい雨に変わってきてひんやりとしてくる。
10月も半ばになってようやく衣替えをする。
衣替えをするほど服を持っているわけでもないのだが、
なぜか箪笥の中にお皿が入っていたりするものだから、
肝心の服を入れる場所がなく、半分をベッドの下に入れ、
衣替えするのである。。

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珉平(淡陶っていうのかな)のちび段重ふたつ。
大きいほうは春に花見団子のお色にひと目ぼれしたもの。
ほどなくして東京の市でがらくたの山の中から、ちびっこのほうを見つけた。
がらくたであるので、お土産気分で手に入り、すっかり浮かれた三毛庵である。
小さいほうは、対照的に秋のお色である、どんぐりなぞ入れてみたいものだ。
まぁその程度の使いみちしか浮かばないが、
たまにお干菓子など摘まむときに、ここに入れてもいいやもしれぬ。

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お庭もすっかり秋のお色、ミスカンサス(ススキ)「パープルフォール」が
穂を揺らしている。
暖地でも寒くなったら名前の通り、紅葉するのであろうか。
街灯の光が差すので開花するか心配だったアメジストセージ
(サルビア・レウカンサ)もちゃんと咲いてくれた(処分苗)。

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大きくなりすぎて、通路に枝垂れてのんちゃんの顰蹙を買っている
ホトトギス。

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三毛庵的には秋の庭は多少荒れているぐらいがいいのだが、
やはりコントロールされていないと庭とは呼べないのであろうか。

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何しろ、横着してる間にマユハケオモトの鉢が雑草に占拠され、
せっかくの可愛い花が台無しなのである。。

この秋雨が済んだら、庭仕事のシーズン。
一年で大きくなったススキは株分けが必要だし、
競うようにはびこっている姫ツルソバと蛇苺も間引かねばなるまい。
何しろ植え過ぎなお庭である。。
といいつつ、今日はホームセンターの処分品のホスタを手に入れた。
今から地上部がなくなるものを、、とは思うが
秋は活着がいいし、来春芽出しから眺められる。
開花株にはない愉しみである。
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2017/10/14.Sat

しんぱいごとは、 (昭和のくまのぬいぐるみと地球瓶)

うっかりすると、すぐに「調子が悪い」とか「忙しい」とか書いてしまうブログであるが、
このトシならばまぁそんなものであろうし、
じゃあストレス溜めてるかっていうとそうでもなく、気分はお気楽である。
しんぱいごとといえば、定形外で送ってもらった荷物が
なかなか届かない、というような類のものであろうか。

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何気なく定形外を選んだら、連休を挟んだりしてなかなか届かなかったくまちゃんである。
日本国において郵便が届かないということはほぼあり得ないのであるが、
大変に心配した。
定形外にしたせいでくまちゃんが路頭に迷ったとなると責任重大である。
宅配にすればよかったのか?何でも宅配するのもいかがなものか?
などと気を揉んだが、くまちゃんは無事にやってきたのであった。

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和熊氏@とおなじ、日本のくまちゃんであるが、里帰りなのだという。
このようなくまちゃんが、たくさん海を渡ってゆく姿を想像する。。
ぎっしり詰まったくまちゃんなど見てみたいものである。

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大事なものは地球瓶に入れる三毛庵である。
和熊氏の丸い地球瓶は定員2名@ということにし、
小さめの縦長の地球瓶に入れて差し上げた。
(少々照明が悪くてすいません。。)

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大きいほうにはのんちゃんのブル氏@を入れておいた。
気づけば地球瓶も増殖しているが、ぬいぐるみ氏も、、。

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栗を買いに行ったときに、クッションも増やした三毛庵である。。
(気に入ると何でも殖えていくことである。)
ダンボを整理して作ったお籠りコーナー、
のんちゃんのうるさいテレビから逃れるのであるが、
実は隣の部屋のテレビの真裏で、お世辞にも静かとは言えない。。

三毛庵が忙しくしている間に、お籠りコーナーに
読書用ライトを設置してくれたのんちゃん、、
いやいやここにいるのはあなたのせいなんですけれどね!
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2017/10/08.Sun

ジャパニーズ・ヴィンテージ (大正頃の鏡と仏蘭西のカルタ)

本日秋晴れ、洗濯すらせずぼーっとしている。
昨日は栗を買いに行き、夜から遠出しようかと言っていたのだが、
三毛庵がっくりとお疲れが出たようで、電池切れにて終了。
晩ご飯もすき家のカレー南蛮牛丼を食した。
土井善晴さんの本に感動したりしつつも、疲れているときなど
ファストフードはありがたい存在である。
無理せず人の手を借りるときは借りるのがよい。
昨夜はお疲れのあまり、却って寝付けなくなり、
ホームベーカリーをセットしてから、インスタント味噌汁を作った。
お味噌汁でも飲んだら眠れそうな気がしたのだ。
(因みにホームベーカリーでのパン焼きはたいそう便利で、
10分もあれば翌朝おいしいパンが食べられるし、
材料をストックすればパンを切らす心配がない。
よいことでも続けられる習慣でないと難しいものね!)
インスタント味噌汁は、とろろ昆布に鰹節を少し入れ、
お味噌をお湯で溶いて、刻んで冷凍してあるネギを散らすだけ。
寝付けない時にはホットミルクがよいというのもあった気がするが、
ミルクをあまり飲まない三毛庵には、お味噌汁は効き目バツグンであった。

今は寝室の隅っこに先日作った、オールドのラグを敷いたお籠りコーナーに潜んでいる。
パソコンに、マグカップには白茶をたっぷり。

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お籠りコーナーから見える景色。
本棚の上、大正ぐらいのふるい鏡に、ふるい版画のトランプ、
ハートのキングとクィーン(たぶん18世紀仏蘭西)。
籠は仏蘭西のというが、作られたのもそうかは不明。
がらくたの市で拾い集めたフシギ空間である。

過日、のんちゃんのお客様があったとき、
「ヴィンテージな部屋ですね♪、この箪笥って何時ごろのものですか?」
「ん?ええっとこれは、、江戸時代、かな?」
(ヴィンテージというより、とうにアンティークなのであった。。)
おぉ、世の中はヴィンテージなお部屋が流行っていたのであるか。
そういわれれば、三毛庵宅はジャパニーズ・ヴィンテージ(ちょびっとミックス)、
ってな感じなのかな。
お気に召したものを巣に持ち帰っているうちにこのようになってしまったのであるが。。
時代も国籍もまちまちで、世のおしゃれさんが作る
スタイリッシュなヴィンテージ空間とは比べようもないけれど、
とはいえお気に入りの魔窟なのであった。

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1年前、ホームセンターの植木市で花付きを買って植えたホトトギス。
庭も一年経ったのだ、そう思うと感慨深い。

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こちらは花後の処分苗を植えておいた、秋明菊「ももいろブーケ」。
コンパクトで確かにブーケのように咲いて可愛い。
植えた場所が気に入ってくれたようだ。

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これはハマゴウか何かだったかな。
鉢から根が伸びて大きくなりすぎてちょっと困ってる。

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秋はやっぱり栗である♪
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2017/10/07.Sat

「一汁一菜でよいという提案」(土井善晴著)

少し計り、緊張を強いられていた仕事が山を越え、
疲れが出た昨夜は、残り物のおかずを摘んで済ませた。
ゆっくり寝て回復を、と思ったけれど疲れすぎていたのか目が覚める。

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思い立って夜中というのにごそごそと薄めのお味噌汁を作る。
残っていた茄子を切り、玉子を落とし、青ネギを散らす。
出汁に使った小さめに切った昆布と煮干しもそのままいただく。
お味噌と出汁の滋養が染み渡る心地。
お椀は山中温泉で旅の記念に買った山中塗。
溜塗にのんちゃんのは黒、三毛庵のは朱の見込みである。

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先日の片づけで久しぶりにご対面の徳利
瀬戸として買ったものだが、京焼の茶筌徳利にも似ている。
(ほんとうはもう少し黄味のある色なのだが、上手く撮れない。)

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雀が描いてあるところがお気に入りだが・・・

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案山子と鳴子が表にはあって、実りの季節のものであることが分かる。
この時期、里のほうへドライブに行くと
文字通り黄金色の田んぼが拡がり、豊かでありがたい気持ちになる。
三毛庵の仕事が果たして世のためになっているかは知らねども、
世の仕事が回りまわってお米の収穫に繋がっていることを望む。

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決して読書家とはいえない三毛庵であるが、近ごろ読んだ
料理家の土井善晴さんの「一汁一菜でよい提案」という本、
これがとてもこころに沁みた。
(手に取って触れた感じ、目に映る色や質感も美しい本だ。)
派手ではないけれど質の良い器に盛られたふだんの食事の写真、
お膳を整えるお盆なんかの写真があって、
いやしい三毛庵は「ふだんの食事の料理本かな?」と思ったのであるが。

巷にはハウツーものの本があふれていて、いやそれ以外にも
暮らしを整えることの本もあふれていて、
忙しい今の時代の人は、これではいけない、
そう思うことがいかに多いのだろうかと想像させられるのであるが、
そういう人たちの善くあろうとして却ってそれがストレスとなっている事実に、
この本は小さな提案をし、何も無理をする必要はないのだと言っている。
一膳の御飯と一杯のお味噌汁に香の物でよいのだと、
おいしくできる日もあればそうでない日もあって、それでよいのだと。
ハウツーものはあまり得意ではなく、暮らしの本を眺めるのは好きだけれど、
こういうものを使ったらよかった、あるいはものを減らせばここちよい、
というような情報にあまりに踊らされるのも楽しくない三毛庵であるが、
この本はそういうものではない。
土井さんという方は、食べるということを通して、生き方そのものを
常に問い続けている方なのだと思う。
この本には文化というのはどういうことかが易しく書かれている。
あるいは生きるための哲学である。
あるいは信仰にも似たものである。
どうも力不足でこの感銘をお伝えすることができないのであるが、
ちょっと色々のことに自信がなくなったり、
善く生きようとしていろんな強迫観念がついて回って不安になったり、
そういう人はこの本にほっとし、励まされるのではないかと思う。
まぁでも、人それぞれ本にも出会いがあるから、
ほかの人が今この本を必要としているかといえばわからない。
ただ三毛庵は、時折この本のページをめくって、
ところどころを読むだけで、今日も無事に過ごせたことをありがたく思い、
明日も善き日となることを祈るのである。
自分のため、人のためにケの食事を日々作ること、
普通の人にとって、それが生きることであり、祈ることなのだ。

・・・因みにキッチンにオールドのバルーチを敷いちゃった三毛庵は、
自分にとって「食事を作る」という大切な場だから
美しいバルーチを敷いて良かったな、この本を読んで、そう思ったのであった。
(もちろん時折洋服用のブラシでブラッシングして、大切にしている。)
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2017/10/01.Sun

中秋間近 (瀬戸?色絵掛花)

いつもテレビをつけながらお昼寝するのんちゃんがお留守であったので、
久しぶりにJ.S.バッハなど聴きながらお片づけをする。
まだすこしあったのです、1年経っても未開封の段ボールが。。
まあ、中身は腐らないものなので寝室の隅っこに放置していたのだが、
そこを片付けてお籠りスペースにしようかと。。
(何しろテレビ嫌いな三毛庵と、静かなのが嫌いなのんちゃん、
この点について言えば、全くもってそりが合わないのである。)
さて、「腐らないもの」とは勿論がらくたの数々である。
まぁよくこんなものまで、というようなものたちである。

掛花が出てきた、じつにキッチュである。
お庭のちびた花を入れたら愉しいかなと思われた。

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(姫ツルソバと小さい千日紅)
花を入れるものに花を描いてどぉするんだ、といいたかったが、
団扇と扇子という意匠がナイスであった。
もう暑さともさよならの10月で、団扇も扇子も仕舞いどきであるので
名残にと掛けることに。 

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難点はといえば、このような形であるのであまり
お花のすわりが宜しくなく、気づくとよろってなってたりするんだけれどね。

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三毛庵の無双釘には上手く掛からなかったので、クリップを工夫して引っ掛けた。
凄い掛花じゃなくっても、気軽に花を飾れるあたり、気分は上々である。 

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お昼ご飯は袋めんとオタフクのソースで塩焼きそば。
ネギと人参いっぱい!
(休日は親の仇のように野菜を食す三毛庵であった。) 
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