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2019/01/30.Wed

関係性とやら (輪花染付竹に菊文小皿)

あーもう1月も終わっちゃうな。
三毛庵にとって例年1,2月は比較的マシな生活を送れる月なのだが、
今月はなんだかタイヘンだった。。気象病とは別の要因なのかもしれぬ。
とりあえず、脳ミソと、消化器と、足は元気なので、一般的にこれは健康っていうのかなぁ。。
まぁ、そろそろ余生と思って暮らすことにしてるので、
ちょっとずつポンコツになるのは致し方ないところであるが。

今月も自分なりには全力を尽くしたのであるが、まだ庭仕事が終わっていない。
このあいだ、目の前の木にメジロが止まって、あぁ鳥の季節が始まる、
って思ったのん、、鳥のおじゃまにもなるので、庭仕事終えときたかったな。。

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ほんとのところ、梅文とか載せたい季節であるが、竹と菊!
晩秋に手に入れて、いままで上げられなかったという、、。

少し時代が若いからか、ほかの人が目に留める様子はなかったのだけれど、
ちょっと使ってみたいなー、って思ったのん。
以心伝心というのでせうか、そういうものってひょん、ってやってくる。
一寸おおものを買ったのでやめるつもりでいたら、おおものに免じて
勉強するから持って行って、って。
(きっと欲しそうな顔してたんだと思うとお恥ずかしい限りだが。)

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輪花なのも気が利いているけど、釉薬の具合がぬらりとしていて
絵付けもなんていうのかなぁ、小ざっぱりとしつつも手抜きなし、って感じで、
こんなん描く人とお知り合いになりたい、って思うんよ。
うんそう、そういう関係性が生まれる「もの」はいつもよかったな、って思う。
それでそういう「もの」を気を利かせて譲ってくださった方との楽しい記憶も
一緒について、それってすごくお買い得な気がする。

大きさから、取り皿にいいかなって思ったものだけど、
その日ふと思い立って、載せてみたミニエクレア!

IMG_3861.jpg

ひゃあ、感動的に美味しそう!!
近所のスーパーの、いつもよりは少し上等なやつですけどね、
でも並んで食べるスイーツより、美味しいですぞ、きっと。

大げさかもしれないけど、こういう感じにおやつの似合うお皿って
あんまりないの、だいたいはおかず向けっていうのかなー。
なのでここも嬉しかったポイントで。

いつもね、こういう出会いがあると考えるのね。
このうれしさには何か理由があって、
それには統計的な何かがあるのではなかろうか、と。
そういうところから「美学」のようなものが生まれるのかもしれぬが。。
でも自分がアホだからか知らんけど、
「これには親しみを覚える」というのは分かっても、それがなぜかが分からない。
それだけに、例えば数年後にはAIが自分の好みを拾い出すことになっているとしたら
自分よりも自分を知られるということに戦慄を覚えるし、
もうふるもの買っても楽しくなくなるだろうな、って思う。
という訳で、AIには好みを悟られたくないし、自分の好みも常にアップデートしたい、
そう本気で思っている三毛庵なのである。
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ものたち | Comments(0)
2019/01/25.Fri

藪柑子の冠を (戦前ぐらいの記念のコップ)

目が覚めていてもなかなか起きることができない残念な日々が続いていたけれど、
今朝はどうやら起きて、出かける前に洗濯したり、できないでいた細々したことをしたり、、。
ふるいもののこと、庭のこと、ちょっとした暮らしのことなど、
たくさん書きたいことがあるんだけどなー、いつもそこまで辿り着けない。

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冬になると、ジャングルと化していたお庭は嘘のように空っぽになる。
木も枝ぶりやら冬芽やらを見せてくれて、この季節だけは三毛庵も庭の王として彼らを支配する。
領地を歩くと、ヤブコウジが青々と蹲っている。小さな常世。
庭の木のどれかに住み着いていいと言われたら、小さくなってヤブコウジの下なんかいいかもな。
(ヤブコウジはお正月が明けて処分品になったもの、リース仕立てのお正月飾りを
フンパツしたのをばらしたものといろいろだ。)
斑入りのとかも素敵だけど、緑のもよくって、一株は寒さに色づいていた。
こういうそこはかとない紅葉もいいと思うんだけどな。
この株はよく茂って、実もついたので優秀かも♪

家でも見たいなーって思ってちょびっと頂いてくる。
けちい三毛庵は最後に挿して増殖を目論むのであるぞ。

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このコップを見つけたとき、何かに使いたいなーって思ったのだけど、
このヤブコウジに感動的に似合って満足。
近ごろ誰にも理解されそうにないのに、個人的にはやけにきゅんとする
このようなマリアージュを発見することが多く(笑)、ぼーっと眺め入ったりする。

このコップ、「タケル商会?ヤマトタケルを祀ったのか?」って思ったんだけど、
調べてみると小樽商業高校の同窓会?が「ソンショウカイ」なのだそうで。
(秘密結社めいた?かっちょいいマークは樽商の校章のようです。)

小樽商業は大正初め、100年以上の歴史のある名門校で、
このコップは統制陶器ちっくなので戦前ぐらい、、25周年とかそのぐらい?
卒業記念とかなのかな?
小林多喜二が卒業生なんだ。
去年、統合になっているようで、卒業生は寂しいことと思う。
コップもさみしいだろうから、常緑のヤブコウジの冠はしばらくそのままで。

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ほら、こんな綺麗なもの、滅多にないと思うんだけどな。

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椿「月照」が咲いた。
去年もそんなこと言った気がするけど、この椿の端正さは冬が似合うな、春の椿じゃない。
凍れる月。

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冬のがらんどうのお庭が好きで、これはいただいたドウダンツツジ。
ちいさな木の枝ぶりもやっぱり木で、当たり前だけど、、
ホームセンターで今年はこの気分、って買った(たまには定価で!)ビオラと
ガーデンシクラメンがすごく似合って(これもすっごい主観だけど)、
大切なドウダンツツジの冬景色を益々惚れ惚れと眺めてしまう。
下手に配色とか考えるより、素直にいいと思ったものを並べるのが佳し。
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ものたち | Comments(0)
2019/01/19.Sat

理屈っぽい日 (伊万里染付線描文鉢)

お正月からずっと考えていたことがあり、
先日、植木をいただいた話を書いたこともあり、
やっぱり書いておこうと思った。
躊躇ったのはこういうことは誰かを批判していると感じる方もいらっしゃるかもしれないし、
果たして書くことがよい選択なのか、判断が難しかったから。
でも、自分のブログなので書くことにした。

お正月早々複雑な思いをしたのは、あの、一億円プレゼントのニュースだった。
ただ、どういうことなのかというのが、自分でも上手く整理ができなかった。
前澤社長と、当然私は面識などないのでどのような方かは存じ上げない。
でも、ご自身の信念で絵を買われる、というのはそれが高くても安くても
尊敬すべきことだと思っている。
(メディアが金額のことばかりを言うので、心外だろうと思う。)
一億円についてもメディアは騒ぐのであるが、私が感じた違和感について
口にした方はほとんどいらっしゃらなかった。
(近しいのは、ダウンタウンの松本さんだけであったような。)
個人で一億円出すことは、どんなお金持ちであっても大変なことだ。
私が一万円、いや千円だって、そうは出せない。
(それだけでも絵でも骨董でも買えるもの。)
それをたくさんの方の夢のために使った。
そのこと自体を安易に批判するのは、的外れのような気がする。

では、何故かと問われると、私は祖母に人からいわれなく金銭を受け取ってはいけない、
そう教えられたからだ。
子供のころ、駄菓子屋へ行き、持ち合わせのなかった私に友達が
10円だから、とお金をくれたことについて、帰って大変に叱られた。
だから、知り合いでも何でもない人からお金をもらうことはできないのだ。
例えば、宝くじは自分で買って当てるものだ。(賭け事でもそうだ。)
PayPayはキャッシュバックという、利用者の特典だ。
ZOZOの利用者への感謝なら、ZOZOの利用者に還元する、というのは分かる。
夢を応援したい、ということであれば、
そのように明確に伝えて公募し、スポンサーとなる、寄付をするということはできなかったのか。
結果として同じ?そうだろうか。プロセスが違えば意味は異なる(理屈っぽくて申し訳ないが。。)。
親戚のおじさんにもらうお年玉と他人にもらうお年玉って同じ?
影響力のある方には、そういう点も考えて欲しいというのが正直な思い。

このことについての考え方自体は個人で色々でいいのだと思う。
だけど、今のメディアの騒ぎ方を見ていると、理由なくお金をもらうこと、
それから夢を叶えるためにお金をもらうことは
既に「常識」になっていて、それが常識ではない私には見ていて辛い。
前澤社長は「誰も損をしていない」と仰ったが、これは損得の問題ではない。
いや私は「常識」を広められて広義には損をしたと感じている。
(本当は皆がお金に大騒ぎするのに単にうんざりしたのかもしれないが。。)

私もまぁ、100万円当たったらこんなことしたいなーとか思うことがある。
もらえるとなったら怖いなー、私は意志が弱いので、なんか人生曲がっていきそうだわ。
道に100円落ちていたら拾わない自信ないし。。

今の世の中、親は皆共働きで忙しく、子供にお金について教える場もないかもしれない。
だから、このことについて、もっと世の中でいろんな議論があってもいいんじゃないかなー、
って思うのだけど。。

自分の気持ちをちゃんと書いておこうと思ったけど、書いたのがよかったかどうか。。
この母方の祖母は64歳で入院中に病死した。
入院中とはいえ急死で、医療過誤的なことがあったのでは、というような話を
子供ながら耳にした記憶。母が泣いていた記憶。
事実であったかは知らないが、母はそのことをどのように受け止めたのだろう。

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さて、このは、以前Kさんから求めたお皿@に似ていたのでいいなと思って手にした。
どうしようかと思ってみていると、一辺にものが当たったのかニューが走っていて、
思わず「あら、残念」と口走ってしまった。
知り合いの骨董屋さんのものだったのだが、それに気づいて
「ニューあったの知らんかった、良かったらもらってくれる?」と言われた。
ニューでも十分使えるんやし、売れるから勿体ない、とは言ったのだけど、
ほんとに良かったら、と包んでくれたので、結局いただいた。
なぁんだ、私けっこうもらってるやん、とは思ったけど、
このも先日の苗木もやっぱり意味が違うようにおもう。
私は私が信頼している人たちから、気持ちをもらったのだと思っている。
なのでいつか、その気持ちには応えたい、お返しできることがあれば、と思っている。

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理屈っぽい一日になってしまったので、お口直しをどうぞ。
(大寒前なのに桜餅♪)
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2019/01/10.Thu

崖っぷち正月と最後に番宣(古伊万里染付花文皿)

もはやこれを言ってもよいのか不明なのであるが、、
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


年末は過去最強ぐらいに年越しの準備が終わらず、
危うくお風呂の中で年を越すところだった。。
そのあと洗濯機を回したので、これは明らかに正月に突入していて、
のんちゃんに「正月に洗濯か。」と指摘されたのであるが、
昨年のマイブーム、お風呂の残り湯で粉せっけんを溶かして洗濯する、
というのがどうしてもやめられないのであった。

年明けて、いつものように親族でおせちを食べたりして楽しく過ごしたのであるが、
年末からずーっと、夜自分の時間にゆっくり年賀状を・・・と思い続けて
毎晩バッテリーがなくなるの繰り返し、という不思議な毎日でお正月が終わった。。
新年早々言い訳から始まるのもなんだかであるが、
年賀状をくださった皆様、ゆっくりちゃんと書こうと思ったのですが、
却ってちゃんと書けなくなってしまい、本当にごめんなさい。

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ということで、『ザ・崖っぷちの花』を新年に♪
知り合いの骨董屋さんから譲っていただいたのであるが、
みんなで「この崖っぷちの花、なんだろうねー。」と言い合ったのであるが・・・

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どうせなら「高嶺の花」って言わんかえ!(笑)。
このようなちゃんとした古伊万里はふだん買わないほうなのだけれど、
花の種類には詳しい骨董屋さんの奥さまも三毛庵も、ちょっとこれが何か
わかんなかったのねー。
花だけ見るとジャーマンアイリスみたいな形だけど、葉っぱが明らかに違う、
根元の葉っぱの表現は桜草とかにあるパターンだけど、茎の途中からも変な葉っぱ出てるし。。
今の園芸植物でいうとアルストロメリアとかに似ている気もするけど、
何しろ「江戸中期」ですからね!(まさか平成、メイドインチャイナではあるまい。)
ということで、お江戸の人がどのようなことでこれを描いたのか
気になってしょうがなく、お庭の花のお守りに、と連れ帰ったのであった。

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この「崖っぷち」の下も、何を描いたのか気になるう~。
今どきの北欧デザインよりさらに洒落ているような。。

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さて、ふだん新年の抱負とかあまり考えないような気がするのだけど、
今年はありますよ、ふたつ!
とにかく、きれいなもの、よいものをできるだけ見る。
もうひとつは、できるだけフツーに暮らす。

昨年は前半結構忙しかったけど、後半に暮らしを見直したりできて、まあよかったとは思う。
でも体調が結構大変なことになって、見たいと思った展覧会3つとも行けず。。
1つはメジャーなんでまた何かの機会もあろうけど、あとは無理かと思うと切ない。
自分が持っている絵も、出して見ようと思ったのに気持ちに余裕がなく出せないことも多々。
洲之内徹が亡くなる1年前に自分の持っている絵を見て、
この絵を見るのは最後かもしれない、って思ったという話を思い出した。
自分が持っている絵だからいつでも見れる、は間違いだと明確に分かったので、
フツーに暮らして見たいときに見たいものを見る、というようにしたい。
(と言っているこの1月、すでにこの目標の達成はむつかしいのだが。)

ということで、番宣です。
来たる1/19(土)、テレビ東京の『美の巨人たち』で
不染鉄の『山海図絵(伊豆の追憶)』が放映されます~!
めっちゃ楽しみ!テレビなら寝込んでも見れるかなー!!
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