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2019/04/30.Tue

籠の春 (花籠と源内焼水盤?)

お庭はあっという間に翠の渦と化して、薔薇の季節が来るまでは
しばしぼーっと眺めよう、と思う。
前の庭に付いていた種を鉢に埋め込んで引っ越した白山吹が
ようやく今年は咲いてくれたのだが、散るのもあっという間の季節なのだ。
新緑を挿そうと、久しぶりの籠である。
確か去年の遅くに手に入れて、何とはなしに籠の季節が過ぎていたのだ。

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ざんぐりと編んであるので、どうにか自立している体であるが、
庭で端っこを頂戴したような花にはよく似合うんじゃないかと思うのだ。

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だららんと過ごしている三毛庵とのんちゃんの気分には丁度好い。
だけどこういうのんって、ありそうで都合よくはないものなので、
見つけたときはちょっとシアワセ。

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水盤のようなものは源内焼との由であるが、三毛庵は詳しくはないので知らんけど。

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のんちゃんにそれは何にするん?と聞かれたが、
こうやってぼーっとながめても涼やかでよろしいのではなかろうか、と。

ここまで書いたのはもう5日も前で、連休はさぞかし時間があるであろう、
と思いきや、意外と忙しくしている。
気づけば今日は陛下が退位され、平成が終わる日である。
大きな災害もあって、いろいろな思いをされている方も多いかと思う。
それでも、少なくとも日本は自ら戦争をしなかった時代である。
そのことは、多くの先人の努力の賜物であったことを忘れないようにしたい。
次の時代は、人災と呼ばれるものが少しでも少なくなるような時代になって欲しい。
被害に遭われた方とご家族がすこしでも救われる世の中に、
それから誤って加害の側に回ってしまうことが少しでも減る世の中になって欲しいと願う。
(加害の側を責めるのは簡単なことだけれど、少なくとも当事者ではない者について言えば、
それは思考停止だと思う。
どうすればそういうことが少しでも減るのかを考えるのが、周りの人間の務めではないかと思う。)

この春は、三毛庵の住む辺りは気温の上昇が穏やかで、
時々雨も降ってくれて庭の植物には負担が少ない。
昨夜も雨だったが、先日の雨上がりに撮った画像など少し。。

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薔薇の柔らかな若葉に水滴がついて綺麗だった。

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去年植えたシロモジ。

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うちのカエデはずっとコハウチワカエデだと思っていた。
何故なら、そう発注したから!
でも花が紅いのは「コ」のつかない、ハウチワカエデのようである。
結果的に気に入っているので、それならそれでいいのだけれどね。

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「蕾買い」した『ラ・フランス』がずっと咲いていて、香りもよく、
咲き方がふっくらしていて、何とも言えずこころに響くものがある。
椿の有楽などを見ていつも思うのだが、完全な整形花ではなく、
僅かあるかなきかの遊びがあって、しんから惹かれる。
古花というのは、そういう人を引き付けて止まない魅力があるもので、
アーリーハイブリッド・ティーにもそういうところがあるのかもしれない。

追加、もう少し咲き進んだ画像。その時々佳い。

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2019/04/21.Sun

PinkとRose (九谷色絵翡翠文小皿)

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おやつをいただく。

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ちっちゃいのである、、径3cm強。
エコではないのは若干のマイナスポイントであるが、
ほんのちょっと甘味が欲しいなぁ、というときに和む。
プッチンではなく、きゅっとつまむと綺麗に出てくる仕様なのである。

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こちらも和む。

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カワセミであろうか。ナマナマしくお魚をくわえているのである。
鳥の中でもカワセミ文、というのはあまりない気がするので珍しいのかもしれない。
お皿の真ん中にでーん、と書いてあるというのもなかなかだ。
でも三毛庵的には一緒に描かれたナデシコ文がツボなのである。
こんなに大きく描かれたナデシコというのも、あんがい少ないのではないだろうか。

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なんかね、キッチュな絵付けではあるのだけど、ナデシコっぽいんだよなぁ。。
ナデシコという花は、こんな感じだ。Pink!

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裏♪

例によってホームセンターに行くのである。
そうそう欲しいものもないだろうと思うのであるが、あるんだな、これが、、
今年の冬は薔薇をいろいろ植え足した。といっても殆どが一季咲の薔薇である。
初めの冬にオールドローズを植えて、管理のしやすさや姿の美しさ、
季節感というものが庭に合うことを実感し、もう少し増やしたいなと思ったのだ。
庭の一部になりそうな品種をいろいろ植えながら、
一方で、ハイブリッド・ティーという育種家の夢の結晶のような四季咲き性の群にも惹かれた。
『ラ・フランス』は最初のハイブリッド・ティー、以前から育ててみたかった品種ではあったのだが、、

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現物を見て、すぐに欲しくなってしまった。
裏表の色が異なる花が愛らしいのは分かっていたつもりであったが、
この花色にはこの葉色!というようなドンピシャのライトグリーンである。
しかも葉っぱの形も誂えたような可愛らしさだ。
ハイブリッド・ティーも最近は切り花需要に合わせてか首の垂れないごついのばかりになって、
そんなんでイングリッシュローズのようにガーデンローズが復権を果たしたのだけれど、
それでもやっぱり今の薔薇は、全体には市場の需要に合わせた育種であるように思う。
三毛庵も手がかからない、病気や虫に強い薔薇がありがたい、とは思うので、
あまりえらそーなことは言えないけれど、多少の気難しさはあってでも、
この花色にはこの葉色しかなく、この花形にはこの葉形しかない、と思えるような
ぎゅっと美意識の詰まった薔薇が欲しいものである。
そういう意味では、オールドローズというのは骨董と一緒で、
歴史の美意識に耐えてきた品種群であると思う。

『ラ・フランス』を見て、Kちゃんを思い出した。
Kちゃんはロザリアンではないけれど、このようなローズとグリーンの組み合わせが好きだ。
色の組み合わせというようなものは、その人にとって何か意味深いものがあるのだろうか。
Kちゃんでなくとも、このような薔薇を見ると、これは倖せの色であると思うだろう。
薔薇には、例えば茶花の椿のように何か特別なところがあって、
三毛庵も薔薇が咲くと、いつまでも薔薇の咲く世でありますように、と秘かに祈る。


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芽出しの頃は、いつもハウチワカエデやアオダモにこころ奪われるのであるが、
気づくとヤマボウシや夏椿もつややかな葉っぱを伸ばしている。
(これらの冬芽は小さく、芽出しが地味なものでつい撮りそびれるのだけれど。)
ヤマボウシは今年も開花は休むようである。
順調に根付いて、きっと今は成長に忙しいせいだろう。
来年は花を見せて欲しいな。

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夏椿も健康な芽を伸ばしている。
去年はコガネムシが大襲来して、葉っぱをかじられ、そして晩夏に葉を落とした。
そろそろ紅葉の季節まで葉がもってほしんだけどな。

木を植えると、辛抱強くなるものである。
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2019/04/17.Wed

鶉の春、蘭州暮色 (九谷庄三手色絵皿)

先日、高校時代の友人がやってきて、全力で関西の桜巡りをして帰った。
友人も、明日があるとは思わないことだ、と言っていた。
(そして、で、どうする?100まで生きたら?!とお互い笑った。)
三毛庵は今年の桜は何かのついでばかりだ。
だけどお庭でぼーっと芽吹いた草木をみるだけで、じゅうぶん泣けてくるのだ。
草も木も、ネットの画像よりもずっと確かなもののはずなのに、儚さに泣けてくる・・・
4月の庭はそれは美しいけれど、もう2月の庭など夢の彼方ではないか。
(私はデスクトップに勝手に送り付けられる風景の無神経さが大嫌い。)

そんなわけで、このところ、ブログに辿り着く前に爆睡し、
朝は明るくなれば庭に出る、全力の日々。

お皿漁りも、したくてしようがない、というようなビョーキはいまやないが、
それだけに、何気に目に入るものに泣けてしまうのが困りもの。
のんちゃんが、誰かが好きそうなのがここにあるで、とこれを差し出す。

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庄三手の少々笑っちゃいたくなるようなお皿である。
お茶目だが、工房作といえそうなほどに時代はあろう。

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なんかねぇ、これ描いた人の世界観に泣けてしまいそうだよ。
鶉かな?水仙咲くこの世の春を謳歌している。
(ネットの桜画像よりも鶉の春のほうが、ずっとリアルに感じる三毛庵。)

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なんだろうなー、お皿というのも西行の桜みたいなものなんだ、きっと。。

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裏も見てあげてくだされ、大絶賛!!

4月の庭のスピードにはもうついてゆけないくせに、花を買う。

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『蘭州暮色』、ゆめまぼろしのような透き通るお色にうっとり。
この姿を体現したような香りも麗しく、さらに欲張りな三毛庵のために蕾が4つ。
中国寒牡丹だそうで、つまりは二期咲もするというオトク感あふれるお品である。
寒牡丹というのは春は早咲きらしく、それは暖地では好ましい性質に思える。
いつも普通の牡丹の咲くころは暑すぎて、咲いた花が気の毒なのだ。
ということで、この有用性についてしばし検証したく思う。

庭記つづき↓
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2019/04/01.Mon

タリアの頃 (伊万里染付竹に雀文向付)

新元号も発表となり、春も本番である。
花冷えで意外や寒いのであるけれども、光は強く、こころ浮き立つ。
美しいいろをした染付向付、そんな季節に目に留まる。

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今朝は美味しい苺があったので、どっさり盛ってヨーグルト掛けに。
苺色に市松が映える。

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小鉢というにはゆとりのある大きさが、使いよさげで目に留まった。

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竹が描かれているのでおそらく雀だろう、小鳥も春っぽい。

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じっさい、勝手がよくて、わけぎと霜降りの帆立のぬたのような、
少しばかりお上品なおかずなどをちょびっと盛ってもよし、
(鯛には椿と桜草の伊万里を、と思ったせいで、染付ばかりなヘンな食卓になったが。。)

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大根のサラダなど、どっさり盛り付けてもよし。
浮かれていろいろ試す三毛庵である。

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いろいろの黄水仙の後、白のタリアが咲くと春本番。
(画像は春らしいけど、酷い北西風が吹いていたのだが。)

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処分品球根をうれしがって買ったはいいけど、場所に困ってそこらに植えた。
早咲きの八重のチューリップが思いのほかちびっこに咲いてくれていい感じ。

↓またまた庭ばかり。
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