2014/09/28.Sun

豊かなる日々 (古伊万里赤絵飯茶碗)

大陸からの乾いた空気が心地よい季節、
9月は我が家は二十世紀梨の季節で、毎日せっせと剥いてはいただいている。
本格的な秋はこれからだけれど、柘榴などがそこらのお家で
たわわに実っているのを見かけると、豊かな気持ちがするものである。

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赤絵が沁みるような、麗しい飯茶碗と出会った。
柘榴の文様である。
ハレの日、それも静かに捧げ物をするようなハレの日などに
召し上がりたいような、とっておきなる気分のある飯茶碗である。
(お米の国のひとであるからして、御飯にも晴れ着を着せて差し上げたい。)

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くるりと返すと、愛らしい椿の文様でこれまたきゅんとなる。
ちゃあんと春秋いただけるようになっているんだね。
そういえば、この椿柄の飯茶碗、尾久彰三さんの本で見かけて
あぁ、いいなぁ♪って思ったのとおんなじなのであった。
古赤絵、って言っていたけれど、古伊万里なのに柔らかい感じのする磁土。
ところどころにきっぱり引かれた輪線も、やっぱり麗しい。

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ご馳走なのが、蓋裏と見込にこんな風にくるりと朱が引いてあること。
二重円に何か、密やかなるお祈りが込められているようで、
ただのご飯を盛る器と言えど、厳かで、そして豊かな心持ちになるのである。
あぁ、お米の国の人っていいな♪

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(直径:11.3cm)

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