2014/11/07.Fri

珍獣さん (伊万里染付陽刻葡萄文徳利)

立冬、月が高くなってきた。
寒い地域に住んでいれば、やはり厳しい季節への入り口であろうけれど、
温暖といえるここでは、これからがいよいよ紅葉シーズン。
台風襲来もそろそろ終いで、三毛庵的にはゴキゲンな季節の始まりである。
考えてみれば、春の桜の季節もいつも気圧変化にやられているので、
1年を通じて、この季節こそ真に堪能したいものである。


さて、勝見充男さんが仰るような、「これさえあれば安心」徳利
そういうものを夢見たこともあった・・・ような気がする。
いや、今だってあればもちろん欲しいかな。
しかし哀しいかな三毛庵、お酒は好きでも呑兵衛とは言えないので
在るだけで酔えるような徳利ぢゃなくても十分美味しいのである。
吹硝子のなんでもないようなやつなど、気がおけなくてよろしい。
とはいえ、年中硝子だけっていうのもちとさみしい。。

ありそうでなかなかないのが、ずぼらな三毛庵向き、
お手入れカンタン磁器質なのに、お酒に寄り添う「余白」のあるヤツ。
(そういうものは土もので探せと言われそうだが。。)
しかもね、1合もあれば十分なちびっこさんが望ましい。
くらわんかのものなんぞ、或いはそういうものに入るかと思い、
のんちゃんとこちら@を捕獲したときはうししと思ったものである。

ありそうでないようで、なさそうであるんだなぁ・・・こういうのん。
民芸の世界でメジャーなものはなかなか手が届かないけれど、
ふるもののなかにも、へんてこなのんがいるのです。
へそ曲がりの三毛庵は、珍獣(といっても可愛くないとやだけど)がお好き。

20141019 002

なんだかむっくりして、一見面取りなのに相当ユルい。。
これが伊万里とはなぁ・・・こじゃれた伊万里のイメージが崩壊してる。
注いだときのお酒のキレもテキトーな感じだし(笑)。
だけど、このオーラのなさにほんとのところ、ほっこりするんよ。

20141019 004
(14cm)

轆轤じゃなくてなんと型物のハリボテさん、ちょこっと陽刻が嬉ちいのだ♪
串団子みたいな瓢形もぷぷって笑っちゃう感じ。
へぇ、こんなんもあるんやなぁ・・・とふしぎに思った珍獣さんである。
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