2015/03/03.Tue

しゅっとしてない (九谷庄三手色絵中皿)

この裏行きだけでもう、三毛庵は惚れ惚れとしてしまうのであった。

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全体はこんな感じ・・・ううっ、よだれが出そうだ!!

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そしてね、これのオモテはお決まりなのです!
じゃじゃーん、キンランした九谷は庄三手の中皿!!
シュッとした新感覚の骨董を好む方にはあまりピンと来ないかもしれないけれど、
九谷庄三は九谷焼中興の祖であるぞ。
明治九谷といえば、九谷庄三(しょうざ)である。

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といっても、九谷庄三本人作、というのは滅多にはあるものでなく、
「九谷庄三」の銘はほぼ、「そういう様式ですよ」というお印なのである。

で、これはというと「九谷庄三」いや「九谷」すら描かれていない。
・・・なんだけど、これは「九谷庄三」本人とほぼ同時代か、
もしくは直系の弟子ぐらいの時代の工房作でいいんじゃないかなぁ、と思っている。
(何を根拠に、と言われそうだけれど。)

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だけどねー、これまで見た庄三手は、「庄三」銘はなくても「九谷」銘はあった。
これはね、なぜかそれが素地に彫ったか捺したかしたものを釉薬を抜いてある。
このタイプは初めて見たんだよなぁ。。
「裏があんまり可愛いから、描かなかったのかな。」とあほな意見を三毛庵が言うと、
「素地は別の窯で焼いたのに絵付けしたんじゃないかな。」とのんちゃん。
うーん、全くもって合理的なご意見!!
びっくりなところで、びっくりなお値段で分けていただいたので、
三毛庵の妄想もいよいよ極致に達したか?とも思ったけれど、
ナゾの印を除くと、どうみてもこれは「いい」んだよなぁ。。
(ちなみに三毛庵所有の庄三手の「九谷」銘の膾皿はこんなん@

おぢさんが「せっかくだから使ってね!」って手渡してくれたけれど、
縁の金彩もほとんど擦れがなくって、今窯から出たみたいに綺麗♪
(と言ったら、「昨日出来たんぢゃないか。」といぢ悪いお返事。)
こんなキンランしたお皿、どうやって使うのん?とお思いでしょう。
しゅっとしてない昭和な三毛庵家では、ハレの舞台に使うんですよ♪

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「ほぉら、太巻きのハレ舞台!」確信して、スーパーで買ってきた。
(桃の節句を前に、自分で巻いたらさぞかし美味しかろうと思ったけれど、
ザンネンながら余力がなかったの。。)
ザ・ご馳走!に見えませぬか~♪

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(径22.2cm)

スーパーで、ジューシーな関西好みの出汁巻も売られていて、
これもサイコー美味しくなるよぉ~、と並べてみた!!
良いなぁ・・・これで渋めの漆器などと食卓を合わせたら素敵だろうなぁ♪
(なかなかトータルコーディネートまではたどり着けないのが、
三毛庵家、残念なところである。)
こういう「しゅっとしてない」感じ、佳いと思いませぬか~?

興味を持たれた方は、こちらの絵付けどアップをご覧くださいませ↓
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九谷によくあるしゃしゃっと描がれた人物画、本来はもっとこういう生き生きしたもの。

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こういう窓絵の技法は庄三の特徴。(角が折れているのが洒落ている。)

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山水以外に花鳥画もお決まり!鳥さん可愛ゆす♪
明治の人の技術と心意気には見るほどに惚れ惚れとするのであった。
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