2015/03/15.Sun

お水取りが済むと (藍九谷貝藻文小皿)

近所の路地を猫のようにうろついていると、何処からか良い香り。
気がつけば沈丁花が咲き始めている。
秋の金木犀の甘い香りも香しいけれど、春の沈丁花の澄んだ香りには心が浮き立つ。

とはいえ、お水取りも済み、三毛庵大の苦手な春の到来。
朝、夢がぐるぐると混乱していて、ぐったりしながら目が覚める。
なんだかしんどい・・・って思って朝食後に少しだけ、と横になると、
そのまま、眠いのか分からないまま意識がもうろうとする。
「仕事に行かなくっちゃ」と夢の中で焦っているのに動くことができなくて、
気持ちの弱さにものすごい罪悪感に駆られて益々もがく。
お休みにしよう、って決めてもずーっと悪夢を見ながら昏々と眠る。
ずーっとね、それは虚弱なのもあるけれど、精神の弱さだと思っていた。
実際は、春や秋の気圧配置になると、ものすごく血圧が下がるときがあって、
決まってそういうときに、こんな劣悪な感情と体調になると分かったけれど。
「あぁ、低血圧ね。」などと、気持ちが弱いから我慢できないだけ、
みたいな反応をされることも多いので、普段あんまり事情は言わない。。
でもね、急激に血圧が下がると、気持ちを強く持つことさえ難しいのだ。
「普段から血圧が低いから我慢できているけれど、悪い時の血圧は
体を起こしているのは正直難しいレベルだよ」と、先生にも言われた。
昇圧剤を飲んでみて、もっとしんどい状況にもなったので、
結局のところ、ネガティブになったときには、「これは血圧のせい」と
呪文のように言い聞かせて、自責の念を少しでも減らすのが目下最善の策である。

今日も午後と夕食後、ずーっとうつらうつらしていた。
今はその反動としんどさで眠れない。自律神経が乱れているのだろう。
幸いにして鬱状態までは落ち込んでいないので、
ふるものを眺めて少しだけ気持ちを穏やかにしようかなとごそごそ。。

P1190843.jpg

貝藻文の可愛い藍九谷。
凍える雪の日に目に留まり、オマケしてもらってゴキゲンになりながら、
春になったら載せたいな、と思っていた。

ちょうどそのころ、こちらの富士山の小皿@の研究に夢中で、
勝手に藍九谷認定をしたのだけれど、ずいぶん悩んだのがサイズだった。
藍九谷の三寸皿って、意外とないみたいだったからだ。
(変形の豆皿ならいろいろあるのだけれど。)
そんな訳で、これを見たとき「あ、藍九谷で三寸がある!!」と
ちょっと感動したのだけれど、聞くとやっぱりこういうのは珍しいそうで。
少し甘手でなんとか手の出るお値段だったので、うっとりしながら連れ帰った。

P1190842.jpg

素地はとても白くて、高台もきりっと高くて文句ナシ!
(富士山のお皿は少し青みがあって、高台も普通だったので、
藍九谷と言うべきかずいぶん迷った部分はあったのだけれど・・・。)

P1190841.jpg
(9.1cm)

夜中に怪しくこの澄んだ染付のお色にうっとりしながら、
あぁ、貝のぬたなぞ食したいものだなぁ・・・と食欲だけは
春活発なる三毛庵なのである。
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