2015/05/13.Wed

ちっちゃくお願いしてみる (型吹ガラス鎬コップ)

ふるものの神さまは、いつも気まぐれである。

ある日の三毛庵、鎬のコップを見かけた。
ふるものの神さまはのたまわった。
「どや三毛庵ええやろ、こんなん欲しいやろ。」
三毛庵は答えた。
「神さま、これはスバラシイですが、少々三毛庵には度が過ぎます。
もしも気安いものがございましたらそのときは頂戴いたしまする。」
「贅沢よのう、三毛庵・・・そんなんあるわけないやろ。」
「ではでは潔く諦めることにいたします。」

そんなことを口走ったのもすっかり忘れ去ったころ、
ふるものの神さまは気まぐれにも三毛庵の望みを叶える気になったのである。

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「ほうれほれほれ、お前が欲しいのはこんなんかえ。」
うひゃっ、鎬のコップ・・・しかも三毛庵好みなお値打ち品♪
「神さまこれです、三毛庵が頂戴したかったのは!!」
「全く注文が多いのう、、ま、今回は出血大サービス、
もうちっと勉強したろか。」
「ひょえ~神さまよろしいのですか、ありがたき倖せです!!」

ということで、思いがけずに鎬ちゃんがやってきた。
三毛庵のふるものの神さまは、あんまりしつこくしても嫌がるのに、
ちっちゃくお願いしてお任せしておくと、
時折そうやって思い出しては幸運を運んでくれる。

結局のところ、
ものというのは来たいときにしかやって来ないものなのだ、きっと。

P1200196.jpg
(高さ9cm)
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