2015/07/29.Wed

お宝の思ひで (染付宝尽文舟形皿)

過日、三毛庵はお気に入りのお宝をひとつ手放した。
三毛庵が今以上にひよっこであったころ、奮起して手に入れたもので、
今でもトクベツなもののひとつである。
それを手放したのは、金に目が眩んだ訳ではなく、請われたからである。
モチロン三毛庵、請われたぐらいで気軽に手放す剛毅なお人柄ではないのであるが。。

お宝を譲った相手は昔それを譲ってくれたその人で、
三毛庵を一人前に扱ってくれた最初のお人なのであった。
どういう訳かそれからずっと目をかけてくれて、
あれやこれやと珍しいものを分けていただく間柄が、
三毛庵の骨董生活においてずーっと続いているのである。
そんなお人が、あるトクベツな理由で、それを買い戻させてほしいと
仰るのである。
ケチい三毛庵といえど、やるときはやるのである。
お道具に「しっかり働いておいで。」そう言って送り出した。
もしかするとやせ我慢なのかもしれないけれど、
やせ我慢しても義理を果たしたいときってある。
だってね、三毛庵はその若かった頃、お道具をもらっただけではなく、
信用をもらったと思うのだ。
だからやっぱり、もらった「もの」じゃなく、もらった「こと」への
お返しがしたかったのだ。
やっとあのときの借りを返した三毛庵である。

あの宝物は、そういう思いのぎっしり詰まったものだから、
いなくなってしまうとぽっかりと空洞が空いた気分である。
代わりに、と言ってお道具代のほかにあれやこれやと
心尽くし?の品々をつけてくれたのが可笑しくて、
それらを眺めてはなんとなく和んでいる。

P1200364.jpg

画像はチープだけれどお宝尽くし♪

P1200363.jpg

たった一枚のはぐれ者、綺麗に洗ったら可愛くなった!
舟形なのもちっちゃく嬉しいポイントである。

P1200365.jpg
(長径15.2cm)

裏にもワンポイントのお宝。

P1200366.jpg

隅っこではちっさいおぢさんたちが碁を打っている。
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