2015/10/14.Wed

ゲイジュツの秋 (三田青磁陽刻蝙蝠文香合)

「恋とはするものはなくて、落ちるもの。」と何かで読んだ、なるほど。
骨董趣味も似たようなものだ。陥らずに済むなら、それでよいのである。
今は「狐憑き」は脱したつもりの三毛庵であるが、
絵なんかは、まだ時にひと目惚れなどする(惚れっぽいのだ)。
勿論興味の持てないものもゴマンとあるのだけれど、
時折、これは生きていく上で必要ではないか?というものが現れる。
中には、一緒に暮らして熱が冷めるものもあるけれど、
そういうことは買わないと分からないし、恋愛から冷めても、
例えば家族というようなもののように、もっと違う愛情の芽生えるものもある。
絵について言えば、実際、自分が生きてきた中で出会えてよかったな、
と言えるような、そういう私的な関わりを感じるものもある。
絵にどう向き合うかということを途方にくれながら考えたとき、
処方箋となるような美術書など在る筈もなく、辿り着いたのが洲之内徹だった。
止むに止まれず買う人の言葉でないと、狐憑きには届かないのである。。
そんなことをふと思う、ゲイジュツの秋なのであった。
(そう、またも欲しいものが現れた、物欲の秋。)

IMG_0103.jpg

画像は本文とはちっとも関係のない、三田青磁香合
のんちゃんが見つけて、素敵だけれどどこの香合かな、と思うと三田との由。
三田はもっとどろっとしたイメージがあって、結びつかなかったのだけれど、
欽古堂亀助などが関わった頃の三田青磁とは本来こういうものなのだそうだ。
(それからあんまり調べたりできていないので、真偽のほどはお任せしますが。)
何にせよふっくらして陽刻の美しい香合であったので頂戴した。

IMG_0101.jpg

吉祥文の蝙蝠の柄がちょっと嬉しい。
現代的には蝙蝠のどこが・・・となりそうだが、蝙蝠は目出度いのである。
やっぱり、虫を食べてくれるところですかね。
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