2015/11/05.Thu
一丁前なる (古伊万里染付宝尽文豆皿)

いろいろの重圧があり、このところこころ折れそうな三毛庵、
それでもやりくりがつき、寝込んでもいないのは多少打たれ強くなったのか。
ふるものたちに癒されるゆとりもいまいちないのが悔しいけれど。
とはいえ、ちびっこなのに一丁前な豆皿さんをちょっと取り出してみる。
なんかこう、このおろそかでなく、それでいてお茶目な感じにこころ癒される。
真っ当な豆皿というのはお値段も真っ当で、五枚はフンパツであった。
でもこうやってたくさんあるのは浮かれるなぁ。

よくもまぁ、一枚にこれだけの手をかけたもので。。
お江戸の人のエラいのは、手をかけながら程よく遊びのある絵付けができるところ。
雑だったり、緻密だったりというのは今の時代にあっても、
こういう遊びのあるものってないもので、三毛庵はこのようなさじ加減に
いたく癒されるのである。

裏、、表はきれいにしてあったのに、裏は汚れたままだった。
三毛庵は使うことが多いので洗ってしまうけれど、
前の持ち主はそぉっとしておいたようである。
何となくその気持ちを慮ってそのままにしていたけれど、
そろそろうちの子として洗おうかなぁ、と思っている。

文化の日、東京ステーションギャラリーにて開催された、
「交流するやきもの 九谷焼の系譜と展開」展の凱旋展を観に、
大聖寺、能美、小松の各会場に足を運んできた。
いやもう、素晴らしいの一言に尽きましたです。
ほんとはここでちゃんと解説したいのだけれど、今日はちょっと余力がない。
やっぱりすごいなぁ、と思うのは、各窯毎に優品がどっさりで、
そういうのが個人蔵で、地元のコレクターの地道な努力に依るということだ。
文化っていうのはこういうことを言うのだなとつくづく思うのである。
よいものを拝見しましたです。

ということで、へろへろな三毛庵は甘いもの画像にて本日終了とするのであった。
(お菓子は山陰の大風呂敷、梨蜜が美味しい♪)
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三毛庵さんの記事が大好きです。
私もお皿が好きすぎて、もう限界と毎日思っては、皿を見てしまいますが、骨董は全く素人で。
でも、三毛庵さんのお話が、愛らしくも勉強になり、ほっこり幸せな気持ちになります。
力の程よく抜けた文面に、と~~~っても癒されています。
どうぞご自愛なさってください。
いつも弱音を吐きまくりながらだらだらと綴っているのに
愉しんでいただけたならほんとうにうれしいです。
お皿にはこころ癒されますよね♪
では、kurumiさんもどうぞご自愛なさってください。
また気軽に遊びに来てくださいね!