2016/05/15.Sun

エアコンの温度 (ダンス文ガラスコップ)

快晴につき、布団をどっさりと干し、洗濯機にじゃんじゃん働いてもらい、
ゆったりブログなど書く日曜日の午前である。

昨日土曜日は通院の日であったのでお出かけし、
絵を見たいものだなぁ、と思って午後は画廊に寄る。
などというとなんだかかっちょいい感じであるが、
絵好きな人たちの吹き溜まりのような画廊なので、
ぺいぺいの三毛庵はいつもネズミみたいにこそこそっと行くのである。
美術館でも行けば、千円ほどの出費で絵が見れるのであるが、
そんな立派なものを見たいわけでもなく、
それに買えるかもしれない絵を見るのと、
ただ指をくわえているほかない絵を見るのは別のことなのだ。
そのくせ、欲しいものがあったら困るなぁ、、などとと思いながら
出かけるのであるが。

さて、山のように立て掛けてある絵の中から(そういう怪しいところです)、
あれこれ引っ張り出していると、えっ、何?と一気に血の引くような・・・。
何か見てはいけないものを見てしまった感じ。
そして、あぁこれとは一緒に暮らさない訳にはいかない、
という切羽詰まった感情。
この「切羽詰まった」感は、やきもののときとは何故かすこし違う。
特に三毛庵、デッサン・スケッチの類いを好むのであるが、
どうしてこんな、ぺらぺらの紙切れいちまいに、と自分でも困惑する。

そういえば昔、長谷川利行のことなどこれっぽっちも知らなかった頃、
本で向田邦子さんの利行を見て、あぁこの画家も、
向田さんもたいへんだ、って思った記憶がある。
どうも、、絵というのはにっちもさっちもゆかないもののようである。
(買ったのは、当然利行ではございません、、当たり前か(笑)。
でもクンクンすると利行と同じ匂いを発しています。)

IMG_1149.jpg

さて、気温はぐんぐん上がり、ガラスコップの楽しい季節である。
まだ、ガマンして引っ越しダンボの封印は解いていないのに、
結局堪え切れずにコップを連れ帰る。(ダンボ開けたほうがマシである。)
こちらはのんちゃんが購入。
今とそれほど違わないガラス質、デコっぽいダンス?の文様からして、
戦前ぐらいのものであろうか?

IMG_1150.jpg

このマーク、三毛庵は既視感を覚えるのであるが、何であろう。

Kちゃんは、三毛庵がふるもの好きなのはよく知っているが、
ふと思いついたのか、「骨董好きなんですか?」とのんちゃんに聞いた。
確かにふたりで骨董好きっていうのも不思議っちゃあ不思議だ。
(当初はのんちゃん三毛庵の骨董宣言をいかがわしく思ったようだし。)
何て言うのか?と三毛庵も興味津々耳をそばだてていると、
「炭酸飲むんでも、百均のコップより、もうちょっとだけ出せば
こんなんが買えて、こっちで飲むほうがずっと美味しい。」とのたまわった。
おぉっ、百均大魔王からそのようなお言葉を頂戴するとは!!
(注:のんちゃんは百均へは行きますが食器は買いません。)
でもよかったなぁ、と思う。
このあたりの価値観が余りにズレていると、エアコンに期待する温度が
違いすぎる場合のように、暮らすうえで支障をきたすかもしれないものね。
(ちなみに、連れ帰ったボロ紙のような絵も転がして眺めていると、
のんちゃんはちゃんと飾る場所を作ってくれるのである。)

IMG_1171.jpg

実家に帰っていたとき、本屋をうろうろした。
(暇つぶしというような、本屋通いをした日々を思い出すというような。)
あ、いつの間にかこんな本出てたんだ、と牧山桂子さんの本を買う。
これを見て料理しようとか殊勝なことは思わず、
単に美味しそうなご飯の図が好きなだけの三毛庵なのだが、
(同様に、これを見て白洲正子さんと同じ食器が欲しいというふうにも思わない)
牧山桂子さんの文章は、平易でユーモラスで、芯があって好きなのだ。
中で「うつわについて」で和食が無形文化遺産となったことに触れ、
食器もその一部として高く評価されていると信じます、とあった。
おぉ、桂子さんもそう仰っているではないか!!
日々ごはんをいただく器をもっと大事するのが文化ってもんだ~、
と大きく頷く三毛庵(+のんちゃん)であった。
関連記事
スポンサーサイト
 ◆にほんブログ村に参加しています!お気に召しましたらポチッとお願いします♪
 にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ    
ものたち | Comments(0)
Comment

管理者のみに表示