2017/02/13.Mon

永いお別れ (英吉利のTin缶)

昨年、古くから親しくさせていただいていた道具屋さんが亡くなられた。
正確には可愛がってもらっていたというのか・・・。
上手く言うことができないのだが、歳もずいぶん離れていたが、気持ちが通じた。
気持ちというのは、ものをやりとりすることでしか伝えられないような、
微細なこころの襞のようなものだろうか。
もう一度お会いしたかったな、と思うけれど、この日が遠くないことを
どこかでわかっていたようにも思う。
終いとなった売り買いは、互いにそのことが分かっていたような売り買いだったのだ。
だから、寂しいけれど言い残したことはなかった。

IMG_1985.jpg

小さなTin缶のことを書こうとして、関係のないようなそのようなことを思い出したのは、
道具立て、といったことを思っていたからである。
その道具屋さんの道具立てに対する執念を、忘れることができない。
(・・・といっても、このようなカジュアルなお道具ではなく、お茶道具であったが。)

IMG_1984.jpg

Tin缶は、縁があって手に入れた、西洋のものを入れようと思い見つけた。
Tin缶に入れるようなものであるからして、ささやかなお道具であるのだが、
私にとって思い入れも強く、伝来も面白いものであった。
気軽なお道具立てに、と缶カンに入れてみた訳である。
お似合いかどうかは分からないが、大きさは丁度良い。

IMG_1983.jpg

がらくたにしろ、お茶道具にしろ、取り合わせるという「遊び」は愉しい。
愉しいけれど、これなら・・・と思うのはなかなかむつかしいものだ。
私も、このTin缶と秘密の中身がこれでよいのか、今も図りかねている。
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