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2020/02/08.Sat

陰影礼賛 (昭和のテーブルランプ)

そういえば、ちょっとのことでバッテリー切れを起こすのは子供のころからで、
病弱というほどの大病などしてはいないが、寝込むことはよくあったのだ。
熱が下がって意欲は湧いても体力が足らず、仕方なしにベッドでできることをする。
あぁ、三つ子の魂だなぁ、今もそのまんまだ。
目を悪くすると怒られつつ、デスクライトをつけて本を読む。
ふと見まわすと、ライトの明かりを中心に部屋のいろいろの陰影が私を取り囲んでいる。
あのとき世界と私は調和した。
ただ、そのことをしんから思い出すことは、今はほとんど不可能だ。
時折僅かにその入り口の気配がするけれども。

IMG_6107.jpg

そんなわけで、このようなものを市で見つけて浮かれる三毛庵。
あぁ、あのころよりずっと昔の陰影。
このような陰影をぼんやり眺めて彷徨う時間、私を作った遠い時間。

IMG_6109.jpg

ライトグリーンの布のシェードにダークグリーンの轆轤引きの木の台座。
緑とは魔法の色。

IMG_6111.jpg

真っ暗な部屋で子球だけつけても、それはそれは魅入られるのだ。

あのころの魔法を何かに役立てることもできないまま時が過ぎて、
願わくば、ほんの僅か、その入り口の香りに誘われる大人でありたいと思うけれど。


IMG_6110.jpg

おまけ、早春の苺を味わう贅沢。
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