2006/01/11.Wed

ペルソナを捨てない

私は休職後、ある程度落ち着いてからは時々会社の所属していた部署に行っている。
そうしてみて気づいたのは、明らかにそこでは自分のテンションが変わる、ということだ。
前向きで一生懸命で、人当たりも良い(でも一寸気も強い)エネルギッシュな私になる。
以前は毎日12時間以上、そうやってエネルギーを放出し続けていたわけだ。
そうして家に帰ると、妻として夫に接し、嫁として義父母に接した。
今、会社員としての自分を降りてみると、素の自分がどんなに悲鳴を上げていたかに気づく。

ユング心理学に『ペルソナ』という用語がある。
元々古代ギリシャにおける役者の「仮面」をさす言葉で、故にうわべ、といったような
ネガティブなイメージにも取れるが、正しくは「その人の社会的側面、役割」というようなことだろう。
このペルソナが、私の場合、あまりに肥大しすぎていたのかもしれない。
会社では良い部下、良い上司を演じ、家では良い妻、良い嫁を演じ、
鬱積した気分の手当てをしなかった。
だから「素の私」は、こんなふうに反撃に出たのかもしれない。

でも私は、人間は「社会的動物」であり、「関係性」の中で生きているのだと思う。
役を降りることは簡単だが、関係性を断った自我だけの自分に果たして意味などあるのだろうか。
ペルソナを捨てず、自分も裏切らない、そんな生き方を模索している。
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