2006/11/17.Fri

初代徳田八十吉展

11月11日(土)、石川県加賀地方へ行ってきました。
小松市で開かれている「初代徳田八十吉展」を見るためです。
同じく大聖寺で開かれている「出光美術館コレクション 古九谷展」も見てきました。
金曜の夜にいつものように布団を積んで出発です。
名神高速道路を京都東で降りて敦賀まで向かいます。
敦賀市内では、8号線沿いに夜たくさんの中華そばの屋台が出ます。
よく冬にスノーボードに行く途中寄るのですが、久しぶりにいただくことに。
いつもは「おかや」(ここは屋台から店舗になった)で食べることが多いのですが、
今回は「大福」というところに初めて入りました。
今さらなんですが、中華そばっておろしにんにくを入れると味がしまるんですね。
一口食べた時は「ちょっと甘いかな?」と思いましたが、にんにくを入れるといい感じでした。
敦賀からはまた地道を・・・こんなトンネル(下写真)があるんですよ~。
道幅が狭く、明かりも暗く、なんか違う世界に連れて行かれそうなトンネルです。
どうしてこんなのかというと、ここは旧北陸本線を道路にしたものなのです。
つまりこのトンネルは列車が通っていたんです。
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夜は山中温泉近くで車中泊をし、朝最初に行ったのは大聖寺にある「石川県九谷焼美術館」です。
ここは結構新しい美術館なのですが、九谷焼に関する企画展を定期的に行っており、
また落ち着ける建物で、なかなか感じのいい美術館です。
江戸時代前期に焼かれた古九谷の大半は九州・有田で焼かれた、というのが今の定説ですが、
古九谷という文化はやはり加賀百万石・前田家あってのものだと思います。
この美術館に来ると、今も古九谷や、古九谷を思慕して焼かれた吉田屋などの再興九谷を
大切にする加賀の文化に触れられるのが楽しいです。
今回は「出光美術館コレクション・古九谷展」を観てきました。
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・・・ということで、撮影禁止ではなかったようなのでちょっと撮ってきました。

古九谷・色絵独釣文八角皿/古九谷いろいろ/古九谷・青手丸文山水図台鉢
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吉田屋・暦草紙図平鉢/吉田屋・象図平鉢/吉田屋・竜宮図水指
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吉田屋・布袋図額鉢/吉田屋・海老図平鉢/吉田屋・瓜図平鉢
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さて、コンビニで朝食を買い、一番の目的の「初代徳田八十吉展」へ。
(コンビニで地元・丸八製茶場の茶葉を使った「加賀棒茶」を発見!)
小松市立博物館や初代の陶房だった小松市立錦窯展示館など、3館で開かれていました。
こちらは残念ながら撮影禁止でしたが、カタログを買ってきました。
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初代八十吉は、明治~昭和前期にかけて活躍した九谷焼の陶工で、
輸出向けの彩色金襴手や伊万里写しが全盛だった頃に、古九谷や吉田屋の作品に魅せられ、
赤・青・黄・緑・紫の五彩の釉薬の研究と絵付けの鍛錬に没頭したそうです。
前にも書いたのですが私は初代八十吉が好きなので、一度にたくさんの作品を見ることが出来て
とても満足しました。
カタログを見ても楽しいのですが、やはり絵付けの微妙な表現は現物のほうがずっと素敵です。
色絵のお皿というのは悪く言えばお絵かきなので、土もの(陶器)が好きな人が見ると
こういうのは器ではない、と感じるのかもしれませんが、私はどちらも好きです。
確かに料理が映えるか?という問題はありますが、色絵の文様や釉薬には文化があると
思いますし、絵付けの技術を愛でるのも楽しいかなと思うのです。
初代八十吉の絵付けを見ていると、古九谷や吉田屋の色や文様を自分のものにして、
新しい解釈を付け加えているように感じます。
「新しい」というのは、伝統が下地にあって成り立つと思うのです。
まあそんなことはいいのですが、初代八十吉好きののんちゃんと私は大満足でした。
ちなみにこちらの会場は大半が地元民らしい年配の方、たまにマニアっぽいおじさんが
いるぐらいでした。
初代八十吉のよさをもっと若い人にも知ってもらいたいな~、と思いました。

小松では近くに美味しそうな和菓子屋「松葉屋」を発見。
栗蒸羊羹「月よみ山路」を買って帰りました。結構有名みたいですね。
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お腹がすいた私たちは、途中で見かけた十割蕎麦屋「(つどい)」に入りました。
のんちゃんは温かい山菜蕎麦、私は冷たいおろし蕎麦を注文しました。
十割で麺も太めなのですが、ぼぞぼそせずとても美味しいお蕎麦でした。
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最後に海沿いに行き、橋立町の海鮮問屋さんに入りました。
ズワイガニが解禁になったばかりでしたが、ここで勧められたのはそのメス「香箱ガニ」です。
この時期美味しいのはメスのほうで、地元の人がよくたべるそうです。
からだはとても小さいのですが、カニの卵が内子と外子でついていて、これがまた美味。
ということで、試しに買ってみました。
小さいので1匹ならおつまみ、といったところですね。
全部上手に取り出してお皿に盛って、美味しいお酒と一緒にいただきました。
この日のお出掛けはこんな感じでした。
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Comment
車内泊はいくら布団があっても寒くはないのですか?(←素朴な質問その1)
このトンネルは一人では通ることができなさそうですね^^;。

>初代徳田八十吉氏
夫婦揃ってお気に入りの作家なんですね♪覚えておきます。絵付けのお皿って、基本的には飾るものなのかしら?(←素朴な質問その2)
そして今回もお蕎麦でしたね(笑)
う~ん!蟹が食べたくなってきました!(笑)
車内ではもう寒いでしょうから、風に気をつけてくださいね~~

いつもお出かけしていいな~~☆
私もいきたいです
サラリさんへ

車中泊、春秋の気候のいいときはけっこう気持ちよく眠れますよ。
真冬と真夏はちょっと無理ですけどね。
でもゲレンデで朝方ちょっと仮眠するぐらいはやってますが・笑。(エンジンは切って。)
絵付けのお皿はそうですね~、うちは菓子皿に使えそうなものとか、けっこう買います。
柄によってはお料理の合うものもあるとおもいます。

にゃんたろうさんへ

この週末もお出掛けしていました(笑。
秋は何かと見たいものが多くて大変です。
今年は何をしてもなかなか楽しいのがうれしいです。

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