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2010/07/13.Tue

染め付ける(古伊万里染付牡丹文六角隅入小皿)

blog 5972

blog 5967 (長径 11cm)

染付」ということばが好きです。
釉薬の下にさらさらと絵付けされた藍色、その軽やかさははまさに「染付」ということばでしか
表現できません。
日本の染付といえば伊万里・・・筆触の美しい初期伊万里、藍色の深みを表現した藍九谷、
ダミの繊細さに惹かれる藍柿右衛門・・・時代毎に素晴らしい染付を生んできました。
そのような名品でなくても、古伊万里染付は美しくて丈夫、使い勝手のよいデザインの食器です。
私も中期や後期の伊万里の優秀さにはいつも脱帽します。

さて、それはそれとして、この小皿はいつも純粋に「美しい染付のモノ」として私の手元にあります。
初期伊万里のような特別な存在ではないけれど、意匠化しながらも伸びやかに
筆を走らせて描いた牡丹の自由な絵付けに、私はいつも染付とはこういうものではないか、
と考えるのです。
このお皿は食器ではなく、ただ染付のためだけにあるような気すらしてしまいます。
そうっと両手で抱えると、まるで染付の花びらを手にしているようです。

お皿のボディは肉厚の型打ち成型で、あまりみたことのない高台をしているので、
伊万里ではないという人もいるのですが、一応伊万里系統のもののようです。
(素地が少し純粋な伊万里とは違っているそうです。)
地方の骨董市で蔵出しの業者さんが持っているのを見つけ、なんだかよく分からない
ものながら、とても欲しくなって交渉したことを思い出します。
くらわんかがお好きな人ならこういうへんなものに興味を持たれるかも知れませんね。

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